2014年9月6日土曜日

江差4(2014.9.6)

さあ帰ろう、と、思っても一日では帰れない。朝市でハラス定食の朝食を取る。ハラス定食は1242円。地元の割には高くない?と言いつつもハラス定食は美味しかった。青森でメカブ蕎麦、秋田で市民市場の回転寿司、夕食は村上の宿(扇屋旅館)で秋田で買った大館花善の鳥飯を食べた。今回、鳥飯を二回も食べることが出来て幸せだった。最近、こんな食事が気に入っている。

◆行動記録
 6:53 函館発
10:00 青森
      メカブ蕎麦(430円)
14:00 秋田
      市民市場回転鮨(1500円)
      駅前スーパー(鯖缶、おにぎり1200円)
      鳥飯880円
20:00頃扇屋旅館(素泊り5000円)

【帰りの秋田大潟村付近。一面の稲穂が美しい】

2014年9月5日金曜日

江差3(2014.9.5)

二日間JRに乗り続けたけど、まだ江差には着かない。木古内から江差まではJR江差線に乗るのが正しい行き方なんだけど、江差線は今年の5月に廃線になってしまった。最後の列車の運行には全国のテッチャンが集まってたいそうな賑わいだったと、昨夜の蕎麦屋の親父が言っていた。JRのローカル線が次々と無くなっていくのは寂しいものだ。それにしたがって18切符で行ける範囲が狭まってくるのも嘆かわしい。

と、言うわけで木古内からはバスに乗る。バスは旧江差線にからみつつ、やっと江差バスターミナルに着いた。はるばる来たぜ江差・・・。そのバスターミナルは街中にあると思いきや、畑の真ん中にあった。片側は海。江差の町は何処にあるのか?どの方向にあるのかも分からない。なんとなく方向を定め適当に歩きだす。歩くに従い遠くに町並みが見えてくる。とりあえず歩く方向は間違ってなかったようだ。

街に入ると、江差追分を鳴らしながら走るゴミ収集車とすれ違う。出発してからやっと本場の江差で聞いた江差追分はゴミ収集車であった。この江差追分は中学生の頃初めて聞いたけど、以来、メロディーがなかなか頭に入らない。聞けば分かるんだけど、口ずさむことが出来ない。難しい唄だ。

今回、追分会館で毎日開催されている追分道場へ行き、じっくり江差追分に浸ってみようと思っている。さて口ずさむことが出来るようになるかどうか・・・?でも、最近、記憶力が減退している。新しい歌も覚えることが難しい。多分、無理だろうなー・・・。

その後、江差の町を歩き回り、追分会館の追分道場でじっくり話を聞き、実演も見て、昼食はにしん蕎麦。バスに乗って函館へ戻った。とても充実した一日だった。函館の東横インにチェックイン後、市電に乗って湯の川温泉の公衆浴場。大量に流れ出る高温の湯に浸かって幸せだった。風呂上り、湯の川温泉の海岸で風に吹かれる。遠く函館山とホテルの間に夕陽が沈む。振り返れば地元のジイチャンが昆布を拾っていた。

◆行動記録
 6:14 木古内発
      バスの運ちゃん親切
      廃線の横を小さなバスが走る
      雨が上がり緑が深い
 7:40 江差バスターミナル(1120円)
      ゴミ収集車が江差追分
 8:30 江差追分会館
      横山家 300円
      開陽丸
      かもめ島
10:30 江差追分会館(500円)
11:30 ニシン蕎麦(970円)
12:18 江差バス発
14:20 函館(1880円)
15:00 東横イン(5400円)
15:30 発
16:00 湯の川温泉根崎湯
      (入浴料440円)
      夕食:大門横丁(4080円)

【木古内から江差へ向かうバス。乗客は私一人】

【廃線になった江差線】

【かもめ島が見える】

【江差横山家】

【かもめ島を背景にかもめが遊ぶ】

【復元された開陽丸、この地域は戊辰戦争の遺構が多い】

【かもめ島から江差港を見下ろす】

【かもめ島灯台】

【かもめ島外側】

【追分道場の先生。とても勉強になった。でも、歌えない。】

【毎日開催】

【追分会館】

【湯の川温泉の海岸。函館山の脇に夕陽が沈む】

【けっこう立派な昆布が拾える】

【函館の屋台街・大門横丁、観光客多数】

2014年9月4日木曜日

江差2(2014.9.4)

昨日はのんびり列車の旅とは程遠い混雑だった。しかし、村上から北上する羽越線はのんびりローカル線の旅。窓から見える日本海がキラキラ光る。 進行方向左の海はこの時間太陽を背に美しい。羽越線は海岸線に近く、私にとって大好きな路線だ。あまりの気持ち良さに村上で買った〆張鶴四合瓶を開け、海を眺めつつチビチビやる。その結果、さらに気分は良くなった。

秋田では、乗換え時間は短かったけど、どうしても買いたかった大館花善の鳥飯をゲット。久々の鳥飯はしみじみ美味かった。秋田を過ぎると車内も寒くなってきた。ザックから長袖のシャツを着た。

津軽の蟹田から北海道の木古内までJRは鈍行が無い。そのためその区間だけ18切符でも特急に乗れる。なんとなく得した気分でチョイと嬉しい。初めて越える青函トンネルだけど、トンネルはただただ暗いだけでなんの感慨も無く北海道に上陸。やっぱりトンネルより橋のほうが面白いね。トンネルを抜けると空気が変わった、やっぱり北海道だ。

◆行動記録
 6:30 扇屋出発
 7:33 村上発
11:41 秋田発
      鳥飯 880円
16:24 蟹田(スーパー白鳥乗換え)
17:30 木古内
      夕食(天ぷら、ビール、蕎麦 2200円)
      デザート1200円
      寿旅館(素泊り2500円)
      建築関係の客多し

【普通列車で4号瓶の日本酒を飲むのはけっこう気を使う。でも〆張鶴は旨い】

【鳥海山が見える】

【この鳥飯なら毎日でも食べれるかも・・・?】

2014年9月3日水曜日

江差1(2014.9.3)

毎年夏になると青春18切符で遠征するのが恒例となっている。しかし、今年はなぜか意欲が涌かない。徐々に行動するモチベーションが下がっているみたい。「こんなことではイカン」と自らの気持ちを奮い立たせ早朝のJR中央線を北上。目的地は北海道江差。本場の江差追分をじっくり聞くのが今回の目的。江差追分を聞くために4泊5日の旅に出るなんぞ、まったく酔狂な行動だ。

平日のJR車内は18切符の高齢者が多かった。9月に入り18切符の利用期限が10日を切った。向かいに座ったオッチャンも18切符で名古屋から塩尻経由で飯田線を一筆書きとのこと。要するに飯田線に乗ることが最大の目的のようで、私と酔狂度はあまり変わらないみたいだね。

◆行動記録
 6:00 自宅発
 6:35 春日井発
11:45 冠着駅周辺は良い
12:30 長野(弁当食べるも良くなかった)
18:00 新潟
      電車混む、新発田でも空かない
19:20 村上
      扇屋旅館(素泊り5000円)
      リフォームして素晴らしく変貌

【長野を過ぎると黒姫山が見える】

【信濃川を渡る】

【久々の村上扇屋旅館は綺麗になっていた】

【部屋から中庭が見える。コジャレタ雰囲気に変わっていた】

2014年8月21日木曜日

姫川温泉(2014.8.21)

今年の夏はまったく天候が不順だ。日本中どこへ行っても、何が起こるか予測不能。昨日は広島で大土砂災害。したがって山に入る気分になれない。だったら温泉へでも行くか?と出撃はしたものの、どの方面も「大気不安定」の予測が踊る。

どこへ行っても集中豪雨のリスクは高い。最初は蓮華温泉へでも行ってみるか?と白馬方面に車を走らせる。しかし、蓮華温泉には平岩で国道を降りてから20キロの林道走行が必要。それほどにして行く理由も無いねー・・・。

その時、この近くの「白馬大仏」の記憶が突然降りてきた。今から20年近く前、この近くを走る時、必ず目にした異様に白い大仏さんは今どうなったのか?最近、まったく目にしない。「その大仏の状況を調査することを今回の目的にしよう」との突然の目的設定。

近くの、道の駅の売店のオニイチャンに白い大仏に関して聞いてみた。すると旧道の横に今でも健在とのこと。険しい国道がトンネル中心の道に付け変わったことにより人の目に触れなくなったことが判明した。

平岩から旧道に入り姫川温泉のホテル国富方面に車を走らせると、進行方向前方に白い大仏発見。相変らず周囲の景観から浮き上がった真っ白な姿は健在だった。でも、近づいてみれば、長年の風雨にさらされ、しみじみ渋く、それはそれで、なかなか味わい深いお姿だった。

その帰り、姫川温泉に寄って見た。姫川温泉は白馬大仏同様、しみじみ渋い温泉だった。昔、けっこう賑わっていた温泉街、今はは営業しているのか?聞いてみないと分からないほどの渋さだった。

そんな中で、新しい日帰り入浴施設発見。名前は「瘡の湯」。そこがなかなか良かった。私好みの高温の湯だ。水、湯ともバルブ操作自由。シンプルだけど大量の湯があるのは温泉としては一番のアドバンテージだ。あちこちさ迷いつつ、こんな温泉に出会うのは嬉しいものだ。入浴料金600円。風呂上りに休憩所でオバチャンがいれてくれたお茶を飲みつつ話を聞くのも、楽しかった。最近、こんな雰囲気はなかなか無いねー・・・。(2014.8.21)

【大町のチョイ先の松川にある下条農園。今年初のリンゴが出ている】

【白馬大仏遠景。なかなか目立つ。】

【白馬大仏近景。チョイと寂しい。】

【姫川温泉。渋い。】

【姫川温泉の湯量は多い。使われてない湯が滝となっている。】

【姫川温泉「瘡の湯」、今年1月オープン。】

【この日の泊まりは親不知の道の駅。夕陽は綺麗だったけど、蒸し暑かった。】

2014年8月3日日曜日

白山周遊2(2014.8.3)

昨夜の車中泊は超快適だった。車の後部座席窓の外に網戸用網をマグネットで外に取り付け、窓全開で熟睡。涼しい風に包まれて気分良好。岩間温泉登山者用駐車場は眺望良好、快適トイレ、温泉付の優良物件だ。

気分良く、すがきや味噌煮込みうどんの朝食を済ませ、岩間噴泉塔方面へ向かおうと思ったら、緊急事態発生。噴泉塔方面の岩間道が通行禁止となっている。いつの雨か分からないけど、林道が崩壊しているらしい。なんとかなるかも、とも思ったけど、崩壊地点の写真まで表示され、入り口のゲートも厳重に封鎖されている。

結局、噴泉塔は諦めることにした。天気もハッキリしないし、2~3時間程度のハイキングの行き先をしばし検討。スーパー林道経由の三方岩山でお茶を濁すことにする。朝一番のスーパー林道は気分の良いドライブだ。三方岩山からは白山の眺望が素晴らしかった。特に大汝から長倉山経由一里野温泉の加賀禅定道の稜線が良く見える。いつの日か歩いてみたいものだ。(2014.8.3)

◆行動記録
 5:00 起床
 6:15 行動開始
 7:00 スーパー林道入口(256キロ)
 7:30 三方岩山駐車場
 8:20 三方岩山頂
 9:30 駐車場発
10:00 白川村(286キロ)
11:00 荘川蕎麦屋
12:00 せせらぎ街道
      昼寝
14:40 加子母(441キロ)

【岩間温泉登山者用駐車場、無料、トイレ快適なれど水が流れず、備え付けられたバケツで水を流す。】

【岩間道通行不能、楽々新道は通行可能、岩間噴泉塔断念】

【三方岩山から白山を望む】

【三方岩山山頂の眼下にスーパー林道が走る】


2014年8月2日土曜日

白山周遊1(2014.8.2)

台風が近づいている。天候が読めない。当初、白山へ登ることを予定していたが、お手軽コースの岩間噴泉塔へ向かってみた。岩間温泉は白山の北側、一里野温泉から深い谷の側壁に付けられた林道を走らねばならない。ガードレールも無い谷沿いの道はかなり険しく、ちょっと敬遠してたけど、終点の山崎旅館のホームページではかなり整備も行き届いている気配。

今日は岩間温泉の登山者用駐車場で車中泊の予定なので、時間はたっぷりある。途中、白峰の集落や、鶴来の白山ひめ神社(漢字出ず)に寄ってみた。今までは山へ山へと先を急ぐ行動だったけど、麓の徘徊もなかなか楽しい。

特に白峰の「白山ろく民俗資料館」はこの地域の古民家が数軒移設されなかなか見ごたえのある施設だった。世界遺産白川村の合掌集落に勝るとも劣らない施設だと個人的には感じるけど、観光客の姿はない。それがまた良い。その囲炉裏端でこの地域の古いおやつ「カマシのイリコ」のサービスもあった。ムギコガシに似た雑穀を炒った粉を熱湯で練った素朴な食べ物だ。風の吹き抜ける古民家の座敷で食べる「カマシ」はしみじみ素朴な甘さだったけど、この地域の厳しい暮らしを感じることもできた。

その後、白山ひめ神社へチョイと寄り、岩間温泉着は午後3時前。途中の気になっていた林道は以前に比べ路面の舗装も行き届き走りやすかったけど、相変わらず谷は深い。対向車を気にしつつ走ったけど、幸い対向車は来なかった。

山崎旅館の温泉は無色透明の重みのある良い湯だ。高温の湯が満ちている。ただ、この時期の温泉は入浴後、汗がなかなか引かない。まだ明るさの残る旅館の休憩処は風が抜けない。もう少し、強力な扇風機が欲しいと感じた。(2014.8.2)

◆行動記録
 7:20 加子母発(起点)
 8:40 郡上八幡(66キロ)
 9:50 道の駅・九頭竜(116キロ)
11:30 白峰(177キロ)
      西林寺・白山本地堂(400円)
13:00 発
13:45 鶴来白山ひめ神社(213キロ)
14:15 発
15:00 岩間温泉(246キロ)
      山崎旅館入浴(700円)

【明治の廃仏毀釈を逃れた仏像が展示してある。明治の廃仏毀釈と昭和の太平洋戦争の空襲が無ければ、面白いものがたくさん残っていただろうに、、、】

【白山ろく民俗資料館の移設された農家「長坂家」。周囲も上手く再現されている】

【白山ろく民俗資料館「杉原家」、巨大だ。】

【鶴来・白山ひめ神社】

【ひめ神社の参道は素晴らしい】

【白山ひめ神社の裏手は獅子吼高原、パラグライダー多数】

【岩間温泉山崎旅館露天風呂。混浴だけど着用する専用タオルが準備されている。男性用-青、女性用-赤、分かりやすい。】