2019年11月4日月曜日

北信濃から一筆書(2019.11.4-6)

【1日目・11/4(月)道の駅・千曲川車中泊】
今年の10月は日本全国大荒れ。長野周辺の千曲川も氾濫して大変なことになっている。長野からアップルラインを通って行く志賀高原や飯山方面は私にとって最も好きな地域の一つだ。特に緩やかに流れる千曲川が美しい。そんな地域が大変なことになっている、災害から半月以上たっているけどボランティアの人手も足りない様だ。だったらボランティアに出かけてみるか?と出撃した。

久々の車中泊の態勢を整え、作業用ゴム手袋、長靴を用意して南長野運動公園の災害ボランティアセンターを目指す。途中で見た千曲川の河原は茶色いゴミが木々にまとわりつき、さながら茶色の「モリゾー」が林立した感じ。中にはリンゴの赤い実を多数抱えたモリゾーが悲しい。

とりあえず災害ボランティアセンターで情報収集。被害は北部アップルライン周辺に集中しているらしい。とりあえずこの日は情報収集を行い、野沢温泉で一風呂浴びて道の駅・千曲川で車中泊。

と、寝る前までは考えていた。しかし結論から言うとボランティア活動は行わず、その後の二日間は北信濃から上越方面の紅葉見物に切り替えてしまった。理由は「道の駅・千曲川の一夜があまりにも寒く、気合が失せた」「あまりにも天気が良く」「あまりにも紅葉が美しかった」ということだ。まったく自分勝手で申し訳ないけど、ボランティアの気持ちとホームセンターで買った作業用ゴム手袋は次回まで取っておこう。

◆行動記録
7:00 出発
10:20 木曽福島(118キロ)
11:00 給油(157キロ)
17:00 野沢温泉(305キロ)

【グーグルマップで長野運動公園を目指したら聖高原越えのルートが示された。初めてのルートだけど私の好きな感じの道だ。最近、私好みのルートが示されることが多い。AI活用で私の好みが把握されているのかな?】

【野沢温泉では駐車場に苦労したけど、横落の湯の下に無料駐車場があった。スキーシーズンは有料だけど・・・。】

【横落駐車場からは妙高が見える。その右の白い山は火打かな・・・。】


【2日目・11/5(火)道の駅・草津運動公園車中泊】
スペインから帰って以来、時差ボケ気味だったけど、前日しっかり行動(運転)したおかげで時差ボケ解消。爽やかな目覚めだ。どこへ行こうか迷ったけど、とりあえず八海山を目指す。天気が良かったらロープウエイ利用で山頂を目指す計画だ。八海山ロープウエイに着いた時、山頂は雲に覆われていた。でも紅葉は真っ盛り。特にブナ系の黄色が美しい。日本全国、秋晴れの天気予報だけど新潟方面のみ曇りがちらしい。冬型の気圧配置の走りのようだ。

南に下がれば天気も良くなると考えて谷川岳方面に転進。時間的には山頂は無理なので、せめて一ノ倉沢の紅葉でも見たいと考えた。初めて訪れた一ノ倉沢だけど、さすがに全国に名前をとどろかせるだけの凄い岸壁だ。天気は快晴。青空に前夜降った稜線の雪が美しい。期待した紅葉は少し遅く、「一週間前が最盛期だった」と地元のガイドが言っていた。しみじみ紅葉見物は難しい。

その後、湯沢から国道17号線で三国峠を越えて草津温泉に戻ったけど、この三国街道周辺の紅葉が一番美しかった。見慣れた飛騨方面に比べて黄色が目立つ紅葉だけど、この地域は人工林が少なく全山黄色の木々に覆われている。急ぐ車は関越自動車道を通るらしく、この下道を通る車は紅葉見物が多いらしい。あおられることもなくノンビリドライブを楽しめた。

◆行動記録
7:00 道の駅千曲川
8:30 野沢温泉発
10:50 八海山発(399キロ)
12:45 給油(468キロ)
    三国峠
13:45 谷川岳ロープウェイ着
   (駐車場500円)
   (電気バス500円)
15:30 発
17:45 草津運動公園(580キロ)


【八海山ロープウエイ周辺は紅葉真っ盛り。団体バスツアーも賑やかだった。しかし、山頂付近は雲の中。】


【三国街道の峠付近の紅葉が今回は一番だった。道の駅・みつまたから撮影】


【さすが一ノ倉沢、すごい、でも写真は逆光で上手く撮れない、クヤシイ】

【天神平ロープウエイ乗場の駐車場に車を止めそこから3.5キロで一ノ倉沢。歩くと登りなので片道1時間ほど。たまたま電動バスがあったので乗ることができた。定員8名の8番目。ラッキーだった。それによりガイドの説明付きで所要時間15分。料金はガイド料として500円】


【ロープウエー乗場周辺の紅葉。順光だけどそんなに上手く撮れない。クヤシイ。】


【3日目・11/6(水)帰還】
野沢、草津と無料公衆浴場二連泊の贅沢湯治も済ませ、後は帰るだけ。志賀高原を越えてきた道を戻るか?浅間山、八ヶ岳の南を回り一筆書きで帰るか?迷ったけど、一筆書きルートの方が紅葉は良さそうだ。

思った通り、八ヶ岳の東側の野辺山から瑞牆山当たりの紅葉は素晴らしかった。特に八ヶ岳の南東側に広がる高原は広々して気持ちが良い。

三日間の旅だったけど好天に恵まれて紅葉も美しかった。しかし、ガラケイで取る写真はイマイチだ。ちゃんとしたデジカメに変えることも考えるけど荷物が増えるしなあ・・・。悩ましい。

◆行動記録
5:30 起床
   朝食(コーヒー、ラーメン)
  白旗の湯(駐車場200円)
7:45 草津温泉発
   鬼押ハイウェイ(370円280円)
8:30 鬼押出し(613キロ)
9:50 佐久ふれあい広場(646キロ)
11:30 廻り目平(708キロ)
   ゲートあり、紅葉遅終盤カンバ系の葉は落ちている
12:30 瑞牆山自然公園(739キロ)
13:00 発

14:30 北杜:給油(765キロ)
15:40 杖突峠(811キロ)
16:40 権兵衛トンネル通行止め
   伊那IC-春日井IC(3000円)
19:30 帰宅(996キロ)

【白幡の湯で朝湯を楽しみ行動開始。前夜、チョイと覗いたけど混雑していた。そのため風呂は諦め翌朝再挑戦。混雑もなく快適な朝湯だった。】

【鬼押しハイウエイから望む浅間山。写真右側のゴツゴツが鬼押し出し】

【野辺山当たりの高原から望む八ヶ岳。大きなトラクターが走り回る】

【季節外れの緑の絨毯。聞けば麦だとのこと。これから雪の季節のこの麦は肥料として土にすき込むらしい。緑肥と言うらしい。】

【瑞牆山自然公園キャンプ場から瑞牆山を望む。良さそうなキャンプ場だ。】