2022年12月21日水曜日

久能山(2022.12.21-22)

 旅に出たい。18切符は2枚ある。全国旅行支援も12月27日まで生きているらしい。しかし天候が不順だ。裏日本側大雪。太平洋側も雨の予想も。10年前の私なら天候のことなど考えることもなく行動してたんだけど、最近は用心深い私です。

そんな時、久能山が突然降りてきた。そうだ静岡に行こう。静岡なら天候には問題ない。さらに熱海の東横インに全国旅行支援プランの部屋が空いていた。


静岡駅の観光案内所で情報収集。久能山に行くには下から1000段以上の石段を登る正式ルートと隣の日本平からロープウエイで行く裏口ルートがあるらしい。最初は石段コースで考えていたけど、ロープウエイ乗場行きのバスがやってきたのでアッサリ変更。日本平からロープウエイで久能山へ向かった。


初めて訪れた久能山東照宮だけどなかなか歴史を感じさせる建物だった。その本殿の背後にある徳川家康のお墓はなかなか渋い石塔だった。


■行動記録

12/21火曜

7:59金山発 区間急行、蒲郡、豊橋、浜松、静岡11:04,、バス日本平行き、北口11番乗り場、11:23、590円、日本平ロープウエイ1130円、拝観料500円

日本平に戻り日本平発13:30、


12/22水曜

9:26熱海発、10:08平塚着、シウマイ弁当購入、10:39平塚発、11:10熱海着、11:14熱海発、静岡鯛飯購入、焼津ミナミマグロ定食ビール、焼津発13:55


【日本平から富士が綺麗だ】

【日本平には展望デッキが完備】

【ロープウエイから見ると日本平の南側は険しい崖だ】

【久能山東照宮】

【東照宮の本殿は派手だ】

【対照的に渋い家康のお墓】


【二日目は雨で東海道線の伝統的弁当を収集。早めの帰宅後、自宅で夕食】



2022年12月15日木曜日

山陰5帰還(12.15)

 2022年12月15日(木)

四日かけてたどり着いた湯田温泉から帰るつもりになれば一日で帰れる。山陽本線、東海道本線を乗り継げば夜9時半ごろには勝川に帰り着くはずだ。山陰のみぞれ交じりの暗い空とは異なり、瀬戸内海を眺めながらうららかな陽光を浴びつつ、一杯飲みつつ、うたたねしつつ「飲み鉄本線日本旅」を楽しんだ。


しかし、好事摩多し。姫路に近づいたとき「加古川で人身事故」との車内アナウンス。けっきょく姫路から新幹線に乗らざるを得なかった。これにより5760円の臨時出費。ツライ。


◆行動記録

湯田温泉発7:27、新山口発8:28、岩国着10:20、アンデルセンでパン購入、岩国発10:58、糸崎着13:11、糸崎発13:32 糸崎から相生までは18切符の難所。乗り換え無しに行けるのは有りがたいが、水曜運休に注意が必要だ、相生着16:16、相生発16:18、事故のため英賀保で停止、姫路から新幹線で帰還、姫路発17:29、新大阪着18:12、発18:18、名古屋着19:25 (ジパング5760円)


【JR湯田温泉駅。朝早く湯田温泉から行動開始】

【瀬戸内海は穏やかだ】

【JR岩国駅。新しく綺麗になった】

2022年12月14日水曜日

山陰4津和野(12.14)

 2022年12月14日(水)

津和野に着いたとき横殴りの雪と言うかみぞれと言うか不思議な空模様。さらに駅周辺には人がいない。観光案内所も閉まっている。当然、気分も上がらない。どこへ行くべきか、何をするべきか、いったい俺は何をしたいのか、、、、。


とりあえず駅の待合室で発見したウオーキングマップに導かれて津和野の核心部と思われる方向に歩き出す。少し歩くと伝統的観光的建造物群的町並みに入った。一般の観光客の私としては人は居なくても観光的場所に身を置くことで何となく落ち着いてくる。観光地として売り出している津和野の町は町全体が綺麗に保たれている。町並みも統一感に覆われてそれはそれで美しいけど、住むとなるとメンドクサイ事もあるんだろうなあ、、、。


人のいない観光地もあまり面白くないし、寒いのでトットと温泉に浸かるべく湯田温泉に向かった。JR湯田温泉駅には足湯があった。そこで勉強している学生がいる。しかし観光客の姿はなく、観光案内所もない。駅前の地図で方向を定めホテルに向かう。ホテルにはかけ流しの温泉があるはずだ。


ホテルは駅から少し離れたところにあった。その周辺が湯田温泉の中心らしい。そこには中原中也記念館があった。中原中也に特に興味があった訳ではないけれど行くところも無いので入ってみた。名前だけは知っていた中原中也だけど、じっくり見るとなかなか興味深い。昭和初期の社会の雰囲気もなんとなく感じられて面白かった。


◆行動記録

7:38益田発、津和野着8:18、太鼓谷稲荷、養老館、街歩き、源氏巻き購入1050円、湯田温泉14:00頃、中原中也記念館、ホテルニュータナカチェックイン(全国旅行支援5852円)、スーパー買い出し


【太鼓谷稲荷】

【太鼓谷稲荷参道の伏見稲荷的千本鳥居】

【太鼓谷稲荷から津和野の街を見下ろす】

【津和野の街には人いない。水路には鯉はいる。】

【藩校養老館】

【鷺舞の像。津和野の八坂神社の祭礼で奉納される】

【青野山、特徴のある姿で津和野の街からよく見える】

【JR津和野駅、山口線にはSLが走るらしい】

【湯田温泉の源泉らしい】

【中原中也記念館】


2022年12月13日火曜日

山陰3有福温泉(12.13)

 2022年12月13日(火)

有福温泉は以前から名前だけは知っていた。今回の旅はその名前だけは知っていた有福温泉訪れる事が最大の目的だった。なぜ有福温泉が目的なのかは理由がないけど、何となく気になっていたとしか言いようがない。


鳥取、浜田と二泊してたどり着いた有福温泉は予想した通りの良い温泉だった。予想した通りのサビレ感、予想した通りのヒナビタ感(もといシナビタ感)。予想した通りのレトロ感。風呂上がりの休憩所には、昔は華やかだったんだろうなあと思わせる写真多数。平日の午前中の事もあって、訪れる人も少なくノンビリ、ジックリ湯に使って満足満足。


JRで温泉に行く場合、最後のアクセスが問題だ。最近はほとんどの人が自家用車利用なので、バスなどが廃止されている場合が多い。今回の有福温泉へ行くバスはなんとか生き残っていたので往きは浜田からバスに乗った。帰りは江津へ出た。江津は数年前廃止されたJR三江線の始発駅なので大きな駅だと思っていたけど甘かった。駅前にはほとんど人がいない。観光案内所は定休日。コンビニも飲食店もその他商店もほとんど見当たらない。空は曇り風も吹いてきた。寂しい。


やっと見つけたカフェでコーヒー430円、そのカフェで情報収集。分かった事は駅周辺には商店無し。たまたま出会ったおっちゃんから近くの酒屋が開いていたとの情報。結果、何とかワンカップ二杯ゲット。さら駅前の小さな土産物店で揚げたてコロッケを発見して2個ゲット。何とか精神的に落ち着いた。その後、11:53発の益田行きに乗ったけどその列車は手前の浜田で1時間の停車。次から次へと予想外の出来事に見舞われる岩見の旅だ。


◆行動記録

浜田発7:05バス 970円 有福温泉着7:36御殿湯400円、有福温泉発10:05 バス730円、江津駅11時チョイ前着、江津発11:53、益田泊ホテルルートイン益田(全国旅行支援4522円)


【JR浜田駅】

【有福温泉入口】

【有福温泉御前湯、明るい内湯の真ん中に浴槽。その真ん中に道後温泉風の岩造りの湯口から大量の湯が供給されている。シンプルだけど理想的な湯治温泉だ。】

【御前湯の裏に歴史を感じさせる薬師堂がある】

【JR益田駅】

【グラントワ、岩見神楽関連施設。岩見神楽について興味があったけどこの日は休館】

【医光寺】

【医光寺・雪舟の庭】

【夕食は益田の寿司屋。刺身、上寿司、ビール、地酒で3500円、内3000円はクーポン。ウレシイ。】

【益田にはまだまだ多数のスナックが健在。】

2022年12月12日月曜日

山陰2米子城(12.12)

 2022年12月12日・月曜日

鳥取から米子に向かう列車は以外と混んでいる。平日なので学生が多い。私はローカル線を旅しつつ、行き交う人を観察するのが好きだ。特に若いオネエチャンの溌剌とした姿は良い。そして皆、美男美女だ。その理由が分かった。みなマスクをしている。人間の美醜は口元で決まるようだ。特に物事を良い方に解釈する傾向のある私にとってほとんどのオネエチャンが美人に見える。幸せだ。今回のコロナ騒動でそれらに気がついた若者達は、コロナ収束後マスクが手放せなくなるような気がするけど、人の区別は付きにくくなるなあ、、、、。


米子で2時間半程度の時間が出来た。皆生温泉、米子城に行きたかったけど両方行くのは時間的に無理。米子城に行ってみた。城に向かって歩いていると小高い山の上にシッカリした石垣発見。その姿は竹田城に負けないほどのインパクトがある。その石垣の上からの展望も素晴らしかった。その後、駅に戻り昼食。入った店が素晴らしかった。魚のあらだき、アジフライ、豚角煮、味噌汁、ご飯の定食700円。ビール大瓶500円。しかも全て美味しかった。小さな幸せだけど嬉しかった。


米子発も列車はけっこう混んでいた。しかし出雲を過ぎると静かになる。進行方向右手に日本海が見えてくる。天気も回復してきた。海が青い。この山陰の辺鄙な海が美しく見えたのが嬉しかった。


◆行動記録

7:26鳥取発、10:04米子着、待ち時間160分米子発12:46、浜田着16:28、浜田泊、ホテルルートイン浜田駅前(4049円全国旅行支援)


【鳥取駅から行動開始】

【米子城入口】

【こんな感じの山道を登る】

【本丸の石垣の下】

【気分の良い本丸跡】

【本丸跡から米子の街を見下ろす。遠くに大山】

【下山途中に四国遍路発見。第六十六番雲辺寺】
【町から見上げる米子城本丸石垣】

【アジフライが美味かった】

【今回の旅で一番気に入った米子駅の「ぎんから」】


2022年12月11日日曜日

山陰1智頭(12.11)

 2022年12月11日・日曜日

当初の予定では姫路から作用、津山経由で智頭で乗り換えて鳥取に向かう予定だったけど、作用で時間待ちをしている時、智頭急行が通っている事に気がついた。。智頭急行は山陽線に乗っている時しばしば目にしていた。駅のオネエチャンに聞いてみれば、津山経由で行くよりも智頭急行で直接行く方が早いとのお言葉。智頭急行にも興味があったので、950円の出費だけど智頭急行で直接向かってみた。それによって智頭で1時間以上の時間ができた。


車窓から中国山地のチンマリした山、川、集落の景観を楽しみつつ、ちょっとしたトンネルを抜けると川の流れが反対になった。それに合わせて時雨気味の天候になった。山陰的な雰囲気十分。ほとんど乗客もいないローカル線の旅がやっと始まった。姫路で買ったシウマイ弁当を食べる。崎陽軒とのコラボ弁当らしく経木の弁当箱がうれしい。


智頭に着いた。観光案内所で情報収集。時雨の中を合羽、ザックカバーの完全武装で1時間徘徊。智頭は出雲街道(?)の古い宿場らしく落ち着いた良い街だ。観光にも力を入れているようで見所も多くて1時間では時間が足りなかった。


◆行動記録

金山6:55、米原8:18、姫路、えきそば420円、シウマイ弁当1000円、11:25発、佐用13:32発の智頭急行で智頭に向かう950円、社内でシウマイ弁当食べる。車窓からは中国山地のチンマリした景観。智頭で1時間以上の時間待ち、鳥取着17:29東横イン鳥取駅南口、全国旅行支援(3660円)旅行支援クーポン3000円、元湯450円、屋台寿司2500円味は?


【智頭の消防屯所(無料)、ここの二階から石谷家が見える】

【智頭・石谷家、時間がなくて内部は見ず】

【智頭の街並み、渋い。】

【智頭の町を流れる千代川、町に山と川が有るのは良いね】

【姫路のシウマイ弁当(1000円)、やっぱり本家の方が・・・。】

【最近の駅には時刻表が無い。スマホのない人には時刻表を確認する術無し】

2022年12月10日土曜日

峯ヶ塚古墳(2022.12.10)

 チョイと前、世界遺産に認定された百舌鳥古市古墳群の中にある峯ヶ塚古墳に行ってきた。仁徳天皇、応神天皇などの有名どころの古墳の中にあって峯ヶ塚古墳は小さくて地味な存在だ。しかし、宮内庁管理下の巨大古墳群とは異なり発掘可能な古墳なのでそれなりに貴重な存在だ。


地元の羽曳野市が中心となって調査が進められていた。そんな古墳から大発見のニュース。巨大な木製埴輪発見のニュース。その現地説明会があるというので出かけてみたわけだ。


明るい初冬の日射しの中ホンマモンの発掘現場に横たわるホンマモンの埋蔵文化財を見るのはインパクトがあった。担当者の説明付きで無料。わざわざ出向く意味は十分にある。


その後、時間があったので富田林寺内町をブラブラ歩き、とても気分の良い一日だった。今、冷静に考えると、あんな小さな(といっても100m程度)前方後円墳からこんな貴重な埋蔵品が出土するのなら、宮内庁管理下巨大古墳からは何が出るだろう?。掘ることが可能なら日本の古代史を解き明かす素晴らしいものが出るのではないか?。これを機会に宮内庁管理下巨大古墳の調査をぜひ進めてもらいたいと思っている。


皇室の神秘的な権威を守ることより、正しい歴史認識を得る方が大切ではないのかなあ、、、。


【三メートル以上の木製埴輪、実際はどう使われたか分からないらしい。】

【見学者から質問が飛ぶような良い説明会だった。】

【一日だけの説明会なので参加者多数。】

【富田林の寺内町。静かだ。】

【近鉄富田林駅。ここから金剛山行のバスが出る】