2012年2月26日日曜日

三保の松原

この旅は3泊4日。その3泊とも車中泊。さらにその3泊とも深夜に食事をしてしまった。この前夜も祇園の助六を食ってしまった。まったく懲りてない。

 昨夜、車を止めたとき、駐車しているのは私の車のほかは1台だけ。しかし、早朝、車の音で目が覚める。ラジオをつけたらNHKのラジオ体操。懐かしい。窓の曇りをチョイと拭き外を見れば、駐車場は満車となっていた。三保の松原は日の出の名所かも知れない。富士山も見えるし。

 しかし、天気はすぐれない。間違いなく日の出は見れない。とりあえずコーヒーを沸かし目を覚まし、羽衣の松周辺の早朝散歩。三保の松原はなかなか立派な松林だ。海岸の砂浜も美しい。昨日の沼津からの海岸線も松林が美しかった。この先の遠州灘方面も松林が続いているはずだ。今日はそんな海岸線をのんびり帰る予定だ。

 久能山の南を抜け、用宗、大崩海岸、焼津、相良海岸、御前崎、中田島砂丘と太平洋を左に見てのドライブ。中田島砂丘では折りしも浜松まつりの凧揚げを見た。現場で見る大凧上げはなかなか面白かった。(2012.2.26/日)

● 主な支出
・ 810円 三色丼(焼津港、与作鮨)

 【三保の松原・羽衣の松駐車場】

 【羽衣の松への入口】

 【羽衣の松・新しく任命された松】

 【松林の向こうに海】

 【用宗漁港】

 【大崩海岸】

 【焼津漁港・与作鮨】

 【焼津漁港には釣り人が・・・。】

 【相良海岸ではワカメが取れる】
【でも、組合員以外は採取禁止】
【漂着ワカメを拾うだけでも厳しいねえ】

 【掛川・横須賀城跡】
【この城跡がどのような意味があるのか?不明だけど】

【中田島砂丘近くの広場で凧揚げ見学】
【なかなかの迫力だ】
【私もやってみたかった】

2012年2月25日土曜日

湯ヶ島温泉

朝起きたら雨だった。夜中に助六食べたけど朝になると腹は減る。「体調いいぞ」と気分を良くし、朝飯定食を食べに行く。昨日は「干物・シラス定食」だったけど今朝は「アジ干物定食」を注文してみた。いろいろ悩みつつメニューを選択するものの、昨日との違いは「シラス」の代わりに「温泉卵」と「イカの塩辛」がついているところだ。と言うことは、「シラス」=「温泉卵」+「イカの塩辛」ということらしい。アジの干物の大きさは同じだ。

 そのアジの干物のサイズは考えられないほど小さい。渓流釣りのアマゴで言えば完全な放流サイズ。身長(尻尾の先まで入れて)12センチ、横幅9センチといったところか。そのアジが旨かった。脂も乗っているし、食べるところも多い。不思議だ。

 二日続けての朝食定食。この日は土曜日で客が多い。その8割ぐらいは団塊世代以上。最近とみにこの世代が目立つ。私もその一人だけど・・・。みなさん時間が出来て積極的に外に出始めているようだ。朝食定食会場も畳敷きの大広間だけど、座敷用の椅子も用意され、足の悪い人対応も考えられている。高齢になって足が不調になるのは、なんとなく女性に多いと思っていたけど、その日は男性が二人椅子を使っていた。年のころ60歳ぐらい、まだ若いけれど、皆さん体に問題を抱えているようだ。私も最近体力の衰えを感じている。

 二日続けて伊東温泉泊だったので、今日、明日と二日かけて帰ることにし、今日はどこぞ適当なところで車中泊の計画。とりあえず、ネットで見つけた天城湯ヶ島温泉の「世古の湯」という共同浴場に向かってみる。

 国道414号沿いの天城会館湯ヶ島温泉観光案内所でウオーキングマップをゲット。そこには無料の駐車場もある。車を置いて街を歩いてみた。温泉は国道から狩野川側に下ったところにある。立派な宿もあるけど、廃墟のようになっている宿も多数ある。最近、どこの温泉街でも良く見る光景だ。

 木造の構造物なら自然に朽ち果てていく気配もそんなに悪くないのだが、放置されたコンクリートの建物はいただけない。なんでこうなってしまったのか?日本の経済成長とはなんだったのか?バブル崩壊、その後の不況、デフレ、少子高齢化、、、など思いつつ、これからも日本は経済成長しなければならないのか?などと高邁なことを考えつつ歩く。でも最後は、「年金さえちゃんともらえて、インフレにもならず、なんとか楽しく暮らしたい」との自分勝手な気分に落ち着く。申し訳ない。

 日本の将来、自分の将来を考えつつ、湯ヶ島温泉を徘徊し、「世古の湯」発見。道端に「世古の湯入口」の小さな看板。狩野川に向かって急な階段を下ったところに「世古の湯」は有った。共同浴場管理協力金100円を入口横の鍵付きポストに入れ扉を開く。

 脱衣場には先客多数。千葉から着たバイクツーリングの連中らしい。こんな辺鄙な共同浴場に私も含めて、遠方から人が集まる。これもネットが有るからかもね。既存のメディアからはこんな情報得られない。

 バイク連中が帰った後は地元のオッチャンと二人だけ。のんびり温泉を楽しんだ。世古の湯は透明な温泉だけど適温で良い湯だ。黒い湯花が浮いている。

 湯上りに途中で購入した祇園の鯛めしの昼食。昼寝したあと、沼津まで出てその後は出来る限り海岸線をトロトロ走り最終的には三保の松原・羽衣の松駐車場。そこで本日の行動停止。羽衣の松駐車場には夜間使用可能なトイレもあって、快適な車中泊ポイントだった。

 沼津から羽衣の松までの海岸線沿いの道も旧東海道に近いルートでなかなか趣き深い。現役時代、新幹線、東名高速で行き来していたエリアを時速40キロ~50キロで走ってみると、今まで見えなかったものが見えるようになり、なかなか面白い。これからもこんな旅を続けたい。(2012.2.25/土)『車中泊11』

● 主な支出
・ 500円 朝めし定食
・ 250円 ビール
・ 680円 祇園・助六
・ 720円 鯛めし
・ 500円 マグロ刺身セット(沼津スーパー)
・ 3000円 車載用食料・酒買出し(沼津スーパー)

 【湯ヶ島・天城会館】
【観光案内所・無料駐車場あり】

 【街の中にも無料駐車場有】

 【すぐ近くに厳しい駐車場もある】
【無断駐車・罰金1万円】
【もう少し優しい表現は無いものか・・・】

 【湯ヶ島温泉の遊歩道】
【国道からは気がつかないけど歩くべきだ】

 【共同浴場「世古の湯」入口発見】

 【世古橋から見た世古の湯】

 【祇園本店を通りかかったので買ってしまった】
【助六と鯛めし】

 【祇園の鯛めし、ホタテから揚げ付き】


【沼津の千本松原海岸】

2012年2月24日金曜日

伊東温泉連泊

深夜の爆食にもかかわらず、7時半起床。道の駅内の朝めし定食を食べに行く。最近、食が細くなってきた私としては珍しいことだ。旅に出ての興奮状態「トラベリング・ハイ」なのか。こんな言葉は無いけどね。

 朝めし定食の時、ついでにモーニングビール。食後、再度シュラフに潜り込みうつらうつら。こんな暮らしで良いのかなー、と思いつつもひと眠り。本格的起床は10時頃。天気も良い。箱根方面へでも行ってみるか。

 とりあえず、宮ノ下・太閤湯をカーナビにセット。何も考えずカーナビの指示のまま車を走らせる。前回、箱根に来たのは40年近く前。職場の慰安旅行で宴会だけが記憶に残る。箱根の景色に関しての記憶をたどれば50年近く前、私が小学生だったころ親に連れられて来た記憶がある。まだまだ終戦の気配が漂い、毎日の暮らしも裕福ではなかったような時代だった。そんな時代の箱根への旅、子供心にも浮き立つような気分だった。

 それから何十年、なんとなく首都圏に近い観光地のイメージで足が遠のいていた。でも、カーナビに導かれての伊豆スカイラインの景観はなかなか見事だった。これもオフシーズンのご利益かもね。太閤湯も良い湯だった。湯温は熱い。番台のオバチャンが「うめて良いよ」と言ってくれたけど、できる限り頑張ってみる。私は自他共に認める「熱い湯好き」。最初は私一人。しばらくして若いお兄ちゃんが入ってくる。

 この熱い湯にどのように対応するのか、面白いのでちょっとだけ観察することにした。くだんのおにいちゃん、最初、両足を突っ込み、しゃがもうとするがあまりの熱さに洗い場に飛び出た。その後、洗面器で湯をすくって体にかけている。ひょっとしたら、先住民の私に遠慮して水をうめられないのかもしれない。

 面白いので、もう少し観察。なかなか行儀の良い青年だ。水の蛇口をちょっとだけ開いた。でも熱い。浴槽内は熱い湯の好きな私も熱くて長くは入れない。

 「熱いねえ。なんなら隣の蛇口もあけたら」と声をかけてみる。振り返った青年の顔に安堵の表情。さらに「源泉の蛇口を絞ったらどうだろう」と更なる提案。それやこれやで話が弾む。彼は自転車で数日間の旅の途中に立ち寄ったとか。これから箱根を越えて名古屋方面へ向かうとの事。なかなか好感の持てる青年だった。

 彼が蛇口大解放に躊躇したのは、ひょっとしたら私が地元の頑固ジジイと勘違いしたのかも・・・。もしそうなら、申し訳なかったなー・・・。

 その後、小田原、真鶴、熱海と海沿いに伊東に戻った。途中、熱海のチョイ先の多賀という所で食べそびれた遅めの昼食。その後、伊東温泉の戻り、弁天の湯に入り、夕食をとろうとするも時間的にも食欲なし。マリンタウン内のレストランでちょっとだけ飲み、車に帰り、そのまま、「いいちこ」のお湯割りを飲んで寝てしまった。

 すると、またもや深夜空腹で目が覚めた。こんなこともあろうかと購入してあった伊東名物、祇園の助六をまたもや深夜に食べてしまった。うーん、もうイカン、こんな生活。でも祇園の助六は美味しいなー。(2012.2.24/金)『車中泊10』

● 主な支出
・ 500円 朝めし定食
・ 250円 ビール
・ 410円 伊豆スカイライン
・ 400円 太閤湯
・ 150円 真鶴ブルーライン
・ 650円 小平うどん
・ 450円 ビール
・ 650円 祇園助六
・ 250円 弁天湯
・ 1500円 ばんばん食堂 夕食

 【道の駅・マリンタウン】
【外見はディズニーランド風なるも内部は日本的】
【海側のベランダからはヨットハーバーが見える】

 【マリンタウン内温泉施設の朝めし定食】
【この小さなアジ干物が美味しいんだわ】

 【宮ノ下・太閤湯の綺麗な内湯】
【湯は熱い】

 【太閤湯入口、4台分ほどの駐車スペースあり】

 【熱海のチョイ南の多賀にある小平うどん】
【ネギと豚バラのつけめん】
【美味しかった】

 【多賀長浜海浜公園】
【24時間利用可能トイレ完備】
【背後には食事処も多数】
【車中泊には最適、でも海水浴シーズンは混むらしい】

 【伊東・弁天の湯】
【街の中の共同浴場で探すのに苦労した】

【マリンタウン内のばんばん食堂での夕食】
【伊豆はやっぱり魚が良いね】

2012年2月23日木曜日

伊東温泉へ

先月の土肥温泉に続き、今年二度目の伊豆方面。今回は東伊豆・伊東温泉を目指すことにした。何処へ行くのか?何処に泊まるのか?何も決めないまま適当に出発。まっこと「車中泊」は気が楽だ。

 我が愛車、今は製造中止のサンバー・ハイルーフ・ワンボックスは横風に弱い。さらにスタッドレスタイヤ装着で走行性はすこぶる悪い。特に高速道路は神経に障る。そんな訳で基本的には下道の制限速度遵守走行。でも特に急ぐ旅でもない。速度を落とせば見えてくる景色もある。スローライフ、スローフード、スロードライブ、スロー、、、という訳だ。

 当然、起床もスロー、出発もスロー。家を出たのは午後1時半。「こりゃ、なんでもスローすぎる」というわけで、時間がかかりそうな名古屋通過は高速を使うことにして、東名高速を音羽蒲郡まで神経を使いつつ高速走行。

 途中、今後の「車中泊」候補地を調査しつつ、「道の駅・潮見坂」「道の駅・掛川」に寄り道しつつ、伊東温泉の道の駅・マリンタウン着は夜8時半。とりあえず共同浴場を探すものの、なかなか見つからない。ほとんど諦めかけたとき、道の駅・マリンタウンの前の国道135号沿いに「汐留の湯」の看板発見。うーん俺の動体視力もまだまだ捨てたものでないなあ。

 マリンタウンに車を置き、徒歩10分、午後9時、汐留の湯に飛び込む。入浴料金250円。伊東温泉は予想通りの熱めの湯に溢れていてとても気持ち良かった。7時間かけて来た甲斐があったと自分で納得。でも、この納得は一般の方々には分からないかもね。

 風呂からあがり、隣のラーメン屋で餃子とビール。車に戻って寝袋に潜り込んだ途端に爆睡。さすがに疲れていたようだ。その代わり深夜3時ごろ空腹で目が覚めた。こうなると我慢できない、寝られない。コンロにコッヘルをセットし持参の「寿がきや・みそ煮込みうどん」製作に励む。持参のネギのみじん切りを大量に放り込んで味噌煮込み完成。深夜の車の中で人目を避けて食べる味噌煮込みは癖になるほど旨かった。

 あまりの旨さに、歯止めがかからず、もう一袋。「昔ながらのとんこつラーメン」も追加で製作。当然、大量のネギ投入。これも又、旨い。でもこんな食事、体に悪いのだろうなあ・・・。(2012.2.23/木)『車中泊9』

● 主な支出
・ 高速(春日井-音羽蒲郡):950円
・ 汐留の湯 250円
・ 餃子   520円
・ ビール  620円

 【道の駅・潮見坂】
【地元の食材充実、展望良好、浜にも降りられる】
【次回、車中泊してみたい】

 【地元の食材充実、肉関係・ハム、ベーコン多い】

 【伊東温泉・汐留の湯】
【高温、多量の湯。満足度は高い】

【脱衣場はレトロだ】

2012年2月12日日曜日

花白温泉

NHK「ふだん着の温泉」のホームページを見ていたら、岐阜県の温泉の中に「花白温泉」を発見した。「下呂温泉」「新穂高温泉」「割石温泉」と並んでの岐阜県4ヶ所めのランクインだ。下呂、新穂高、割石は私の好きな温泉だが、花白温泉は知らなかった。「これは行かねばならぬ」というわけで、寒波も落ち着いた日曜日に出かけてみた。でも、今年の冬は寒さがこたえる。

恵那から明智鉄道に沿って車を走らせる。車の窓越しの明るい日差しを楽しみつつ、のんびりドライブ。最近、厳しい山行とはとんと縁が無い。軟弱な生活をチョイと反省しつつも、今後もなんとなく、こんな生活が続くのだろうなー・・・。

花白温泉は明智鉄道のホームと一体化。けっこう新しい施設だ。「ふだん着の温泉」情報によれば閉鎖直前の温泉を地元の有志が再開したとか。浴室には3~4人程度で一杯になる浴槽が二つ。一つは温泉、もう一つは普通の水を沸かしたもの。温泉も温度が低いので沸かしているらしい。当然、水ではなくて温泉方の浴槽に首まで浸かり、となりのオッチャンに話を聞く。

オッチャン曰く、「ここの湯は非常に暖まるので、夏場など、湯上りに冷ますのが大変」、さらに「ゴルフで肘を痛めたので、その治療に浸かっている」とか・・・。

私も最近痛む膝の回復を信じ、じっくり浸かった。当然、湯上りは体が火照り、シャツ一枚で車に戻り、缶ビールを一気飲み。その後必然的に、お昼寝タイムの大休止に突入。車のとっぱらった後部座席スペースに横たわり、冬の陽射しを浴びつつ、持参のトランジスタラジオで感度の悪い放送を聴く。まっこと、しみじみとした喜びに満ちた午後だった。(2012.2.12/日)

 【花白温泉駐車場の横にホームへの階段】
【周囲には桜の木が多い】

 【桜柄の明るい列車到着】

 【花白温泉】

 【途中、御岳が良く見える】
【剣が峰から継母岳への稜線が特徴的だ】

【ついでに根ノ上高原に寄ってみた】
【根ノ上高原は子供のころから名前だけは知っていた】
【でも来たのは初めて】
【恵那山が美しい。保古の湖は半分凍っていた】


2012年2月5日日曜日

熊野古道・馬越峠

昨夜の就寝は夜8時ごろ。早朝、腹痛で目が覚めた。昨夜、特に悪いものを食べたわけでもなく、飲みすぎたのかなー・・・。しかし熊野古道センター駐車場にはトイレが無い。

しかし、用心深い私はトイレの場所を確認してあるのだ。それは尾鷲漁港駐車場だ。車を動かし尾鷲漁港を目指す。尾鷲漁港のトイレは清潔だった。気分良く用を足し落ち着いて周囲を見渡せば、港の正面に日の出。とても美しい日の出だった。

そのまま、コーヒーなんぞ沸かし、車の中の寝袋でグダグダし、7時ごろから漁協の「競り」を見学に行ってみた。漁協の「競り」は昨夜、熊野古道センターの説明員の方に勧められていた。尾鷲漁港には多種多様な魚が並び、とても活気にみちていた。プロの仲買人の方のすぐ横での見学で、最初は少々遠慮してみていた。漁協の方々もそんなに邪険にするわけでもなく、けっこう穏やかに見学を許していてくれる。

ところどころ観光客の姿もあり、その中には尾鷲市長が案内している一団もあった。尾鷲市長はさすがにすべての魚の名前に精通していて、とても勉強になった。

その後、熊野古道センターで得た情報を元に馬越峠を歩くことにした。国道42号線を名古屋方面にチョイと戻り、道の駅海山に車を止め馬越峠から天狗倉山まで登ってみた。馬越峠への道はパンフレットどおりに落ち着いた石畳の道で歩き易かった。しかし、峠から天狗倉山まではかなりの急登だ。久々に大汗をかき、筋肉痛も味わえて、とても気分が良かった。冬のこの時期、熊野古道を歩くのはとても楽しい。これに味をしめ、他のコースも歩いてみたいと考えている。(2012.2.5/日)

● 馬越峠行動記録
・  8:20 道の駅・海山
・  9:20 馬越峠
・  9:50 天狗倉山頂上
・ 11:10 道の駅・海山

 【尾鷲港の日の出】

 【尾鷲漁港の競り】

 【尾鷲漁港の競り】
【小さな黒い札に書かれた多数の値段を瞬時に判断】
【一瞬に決定】
【素人の私には何がどおなっているのか?】
【良く分からない】
【でもとにかく、魚種は多い】

 【馬越峠への石畳】

 【天狗倉山山頂からは尾鷲の町が眼下に広がる】
【暖かくて良い天気だ】

 【山頂には大きな岩がある】
【その岩に登り北を望む】
【雪の大台ケ原だ。多分・・・。】

【お土産は42号線沿いの「おとと」が良い】
【特にここの「サンマ寿司」500円は美味しかった】

2012年2月4日土曜日

尾鷲

今週は寒気も一段落。でも北の雪道を走る気はなかなか起きない。そんな訳で熊野方面へ出かけてみた。今から15年ほど前、吉野川源流の渓流釣り、大台ケ原、大杉谷、大峰山系の山登りなんぞで良く出かけた地域だけど、最近はあまり行ってない。久々の紀伊半島は相変わらず山深く、懐かしかった。

 国道169号線で川上村に入ると一気に山深くなる。蜻蛉の滝(せいれいのたき)をチョイと覗き、大滝ダム、大迫ダムを越え入之波温泉に寄ってみた。もう10年以上行ってないので「どうかな?」と心配していたけど、入之波温泉・山鳩湯の内湯は茶褐色の潤沢な湯に溢れ、とても気持ちよかった。

 ただ、入浴料700円は「あれ?」って感じ。信州の共同浴場の料金に慣れてしまったので、チョイと違和感。でも関西の温泉としてはこんなもんかもしれない。

 新伯母峰トンネルを抜けると吉野川水系から熊野川水系に入る。気のせいか陽射しも強くなってきた。熊野経由で尾鷲には明るいうちに着いた。今夜の車中泊ポイントを探せねばならぬ。とりあえず尾鷲駅に行ってみる。しかし観光案内所的な施設は見当たらない。途中で見つけた熊野古道センターへ向かってみた。

 それが大正解。そこの説明員がとても親切だった。熊野古道の情報、尾鷲の食事処に関する情報、車中泊が出来そうな駐車場などなど、大量の資料と共に、とても親切に教えてくれた。こんな地元の方との触れ合いが、まさに旅の醍醐味と言うのだろう。

 夕食を国道42号沿いの食事処「もりば」で取り、その後、熊野古道センターの駐車場で車中泊。夜8時ごろには寝てしまった。(2012.2.4/土)『車中泊8日目』

● 主な支出
・ 入之温泉山鳩湯    700円
・ 夕食(食事処もりば)2400円
・ 翌日用サンマ寿司   500円

 【蜻蛉の滝:上の展望台から望む】
【どおってことない滝に見える】

 【螺旋階段を下ると下の展望台】
【そこから正面に望む蜻蛉の滝】
【ちょっと大きな滝に見える】

 【その下の展望台の手すりから乗り出し滝つぼを見る】
【その時、初めて蜻蛉の滝の全容が見える】
【直下50mの大きな二段の滝だ。】
【私も初めて知った。】

 【入之波温泉・山鳩湯の露天風呂】

 【露天風呂へは内湯から流れてくる】

 【内湯へは天井から滝のように落ちてくる】
【飲泉可、と言うことは源泉かけ流し】

 【山鳩湯の休憩所】
【ここで一日中ごろごろすれば】
【入浴料700円は妥当かも】

 【山鳩湯全景。背景は大迫ダム湖】

【熊野古道センター。説明員の方は皆さん親切】