2023年6月27日火曜日

北海道支笏洞爺(6/27-6/30)

 2020年3月から始まったコロナ騒動もやっと収束。久々の飛行機での旅に出た。行き先は北海道。昔の常識では6月の北海道は梅雨もなく快適な気候と認識していたけど、昨今は違うみたい。旅行中の天気予報はすべて雲と傘のマーク。格安チケットを手配していたためキャンセルもままならず出撃を決意。しかし、行く先々でマダラな好天に恵まれた。結局、一度も傘を差すこともなく気分の良い旅になった。

前回訪れたのは2019年の9月だったからほぼ4年ぶりの北海道だ。今回、気になったのは外国人(得にお隣りの国の方々)が多かった事だ。以前のお隣りさんはけっこう振る舞いに気になる点が多かったけど、最近はずいぶんスマートな方々が多い。大声で話す人もほとんど見当たらないし同行する子供達も行儀が良い。逆に耳が遠くなりつつある日本人高齢者グループの会話の方がうるさかった。


遠い昔、海外で「眼鏡をかけてカメラを首から下げチョコチョコ動く」と揶揄された日本人が経済的にある程度成功したように、ここ数年でお隣りの方々に日本は追いつかれ、間もなく追い越されて行くのではないかと、複雑な気分も少々感じた。(P51320R26950①14820②42000③37500)


◆行動記録

●6/27(火)

12:00 金山発(名鉄830円)

14:30 セントレア発

16:15 新千歳空港着

17:00 にっぽんレンタカー借りる

18:00 苫小牧ホテルルートイン

19:00 なか善(7500)活ホッキホタテ枝豆ポテサラホッケ半身うまし


【苫小牧の飲食店は良い。何を食べるか迷う】


●6/28(水)

09:00 苫小牧ルートインホテル発

観光案内所、科学センターミール展示館、マルミ商店(ホッキカレー1300円、二階フードコート)、スーパーステイ、支笏湖ビジターセンター、山線鉄橋、ソフトクリーム

13:30 支笏湖丸駒温泉


【支笏湖から見る風不死岳山頂は雲の中」】

【山線鉄橋】


●6/29(木)

09:30 丸駒温泉発

洞爺湖、しろしるこ、昭和新山

14:00 登別グランドホテル

地獄谷

16:00入湯

17:30バイキング参加、美味し。


【昭和新山はなかなかだ】

●6/30(金)

08:30 登別グランドホテル発

大湯沼、倶多楽湖

11:00 新千歳空港にっぽんレンタカー返却(2300円ガソリン)

食事、味噌ラーメン豚丼セット、ジャガバタ塩辛ハイボール2600円、空港重量トラブル、チケット紛失トラブル

14:40 新千歳空港発ピーチ

16:30 セントレア着


【新千歳空港でラーメンと豚丼の昼食を画策するも、朝食のビュッフェ食べ過ぎで食欲無し。やむなくハイボールとジャガバター塩辛付きの昼食。昔の食欲が懐かしい。】



2023年6月23日金曜日

願徳寺・如意輪観音(2023.6.23)

 先週の安産寺地蔵菩薩に続いて今週も仏像を見に行ってきた。行き先は京都の願徳寺。場所は京都の西、向日町の北、嵐山の南にある。昨今、インバウンドでごった返している京都を避けている私だけど、ここまで来ると普通の住宅街の風情。JR桂川駅からバスに乗り、洛西ニュータウンから歩き出した。

この日は雨こそ落ちてないけど非常に蒸し暑かった。大汗かきつつ30分程歩いた先に願徳寺はあった。その寺は町に普通にある寺の風情。入口の木戸の脇のインターホンを押して拝観希望を伝えると、「見るべきものは仏像しかないけど良いか?」との返事。仏像を見に来たので「それで良い」と答えたけれど、そのやり取りが不思議でない程の普通の街中の寺だった。


拝観料400円を払い本堂の中に勝手に入り、勝手に電気のスイッチを入れた。お目当ての仏像はちょっとした逗子の中に入っている。如意輪観音と言われているけど如意輪観音かどうか定かでない。作られたのは平安前期。いわゆる弘仁貞観期の仏像であることは確からしいけど、中国からの渡来仏なのか、渡来人によって作られたか二通りの説があるらしい。どちらにしても日本的な仏像とは異なる写実的ではあるけれど掘りの深い神秘的な表情。素晴らしい仏像だ。二週続けて素晴らしい仏像を見ることが出来て幸せだった。


帰りは洛西ニュータウンまで歩いてバスに乗った。今まで京都の西側には関心がなかったけど、この洛西ニュータウン辺りは日当たりも良くて住むのに良さそうな土地だ。この近辺に古いものがあまりないのがチョイと不思議だ。


【木戸を開けて境内に入ると立派な本堂があった。さすがに国宝の仏像を収納するためには頑丈な収蔵庫が必用なのかな】


【国宝願徳寺如意輪観音、榧の一木造り】


2023年6月14日水曜日

安産寺地蔵菩薩(2023.6.14)

 奈良の東端、隣は三重県名張市という位置に安産寺という寺がある。寺と言っても正式な寺ではないようで、地域の公民館的集会所といった感じの施設だ。最寄の駅は近鉄室生口大野と赤目口の間にある三本松駅。

ここを寺と呼ぶのは知る人ぞ知る地蔵菩薩があるからだ。その仏像を見に行ってきた。事前に地域の方に連絡して説明を受けつつ拝観した。


その仏像は素晴らしい仏像だった。室生寺との関係が深いことを聞いていたけど、見た瞬間に室生寺金堂の十一面観音を思い出した。ふっくらした優しい丸顔だけど目から鼻にかけての神秘的な鋭い雰囲気は弘仁貞観期特有の物だ。こんな素晴らしい仏像を極めて近い位置で見ることが出来て幸せだった。


この室生寺近辺の地域はまさに日本の原風景といった感じを残している。この仏像を守り続けている地域の雰囲気も極めて日本的だ。昨今の効率重視の世の中の風潮とは違う。毎月9日の午前中に拝観することができるそうなので機会があったら再訪しこの地域の方と話をしたい。




【重文安産寺地蔵菩薩、榧の一木造り】