2020年1月30日木曜日

太郎坊宮(2020.1.30)

腰の調子はイマイチだけど、家でグダグダ暮らしているとさらに悪くなりそうだ。どこぞに行かねばならぬ。と言う訳で、八日市にある太郎坊宮へ行ってきた。八日市と言えば彦根の先にある。通常なら名神で関ヶ原を越えて行くところだけど、鈴鹿竜ヶ岳脇の石榑峠の石榑トンネルを越える国道421号ルートがあることに気がついた。

養老を南にかわし、いなべから宇賀渓をかすめ、石榑トンネルえを越えたら太郎坊宮は以外と近かった。往復ともにのんびり下道で三時間。近江というと遠い感じがしていたけれど、時間的にいえば木曽福島と同じぐらいだ。

太郎坊宮のある東近江は古いものも多く、興味深い土地柄だ。太郎坊宮も天狗を祀る不思議な神社だけど地元の人々の信仰を集めているらしい。700段以上の石段を上った先の本殿からは八日市あたりが見通すことができる。約一時間700段の石段あたりの行動が現時点の負荷としてはちょうど良い。ちょいと汗ばみ、帰宅後気分が良かった。

◆行動記録
・自宅発(12:00)
・いなべ公園(13:40 51キロ)
・道の駅奥永源寺渓流の里(14:10 72キロ)
・太郎坊宮(15:00 95キロ)
・同発(16:10)
・自宅着(19:05 186キロ)


【このピラミッドの中腹に本殿がある】


【立派な石段が続く】


【この岩の割れ目を進むと本殿】


【岩の壁に寄り添うように本殿は立つ】


【八日市方面遠望】

2020年1月27日月曜日

市之倉さかづき美術館(1.27)

名前は知っていたけど、多治見と瀬戸の間、正確には多治見の市之倉に焼き物の美術館がある。名前は「市之倉さかづき美術館」。隣には「幸兵衛窯」という窯元があり、陶芸体験もできるらしい。

月曜日だけれども学校がなぜか休みの孫を預り幸兵衛窯へ行ってきた。その理由は孫が陶芸体験をしてその作品を取りに行きたいという。そんな消極的な理由で訪れた市之倉さかづき美術館だけれども、なかなか美しい茶碗が展示されている。志野焼はあまり好みでないけど、荒川豊蔵の志野の茶碗はチョット良いなあと思ったけど、気のせいかもしれない。

陶芸体験館では数人の方が陶器を作っていた。機会があったらやってみたい。一時間半程度で茶碗2個作って3300(?)ぐらい。ちなみに孫の作品は子供向けイベントで作ったとかでもっと安かったらしいけど、なかなか良くできていた。かなり指導のオネエチャンのサポートがあったと思うけどね。

【市之倉さかづき美術館】

【幸兵衛窯】


2020年1月22日水曜日

閑谷学校(2020.1.22)

岡山に泊まった翌日、閑谷学校に寄ってみた。以前一度だけ訪れた事があるけど、その時は有名な国宝の講堂に入ることができなかった。しかし、周囲の丸く整えられた石の塀が印象に残った。

この日は事前に電話で確認して、ボランティアガイドもお願いして現地に向かった。岡山から山陽本線各停で吉永駅で下車。そこからバスで閑谷学校へ向かう。バスは一時間に一本。

この時期の平日の閑谷学校を訪れる人は少ない。最近、日本全国大量発生しているインバウンドの姿もなく、静かな閑谷学校はしみじみ美しかった。周囲の明るい庭は前日に訪れた後楽園を思い起こされる。それも当然で、閑谷学校の庭と後楽園の造営を任された人物は同一で名前は津田永忠。それらを作らせた藩主池田光正の見識は高い。そしてその時代、江戸時代の文化度は高いね。

【閑谷学校講堂遠望】

【講堂内部、美しい】

【後楽園と同じ芝だ】

【左側の丸く整えられた塀は草一本生えてない】

2020年1月21日火曜日

後楽園(2020.1.21)

後楽園は日本三名園の一つと言われている。高校の修学旅行で行ったことがあるような気もするけどハッキリしない。そんな曖昧な記憶だけど、写真等の先入観から広大な芝生広場をイメージしていた。

そんな気分だったので、訪問に積極的にならなかったけど、訪れてみて良さを初めて認識した。広大で明るく開放的な庭だ。周囲に配置された木々は大きく、池や川の流れもよく考えられている。それらの間にある東屋も日本的だ。この開けた庭は修学院離宮の庭にも通じるものがある。

この日は昼食は日生のカキオコ、夕食は岡山の瀬戸内料理、夜食は岡山ラーメンの計画だったけど、カキオコでほぼお腹一杯。食べる力が落ちたのがクヤシイ。中途半端な夕食となってしまった居酒屋「樽げん」には再度の出撃を考えている。

【明るく開放的な庭だ】

【池越しに見える岡山城もいい味だ】

【茅葺き屋根が美しい】

【この庭の芝は日本的で葉が大きい。そして綺麗に管理されている。冬場の枯れた芝も良いもんだ。】

2020年1月19日日曜日

下呂温泉(2020.1.19)

温泉は好きだけれど病気や怪我に対する効果にはイマイチ懐疑的な私です。しかし、昨年末の脚立事故を受け、医師の勧めもあって温泉に出かけてみた。行き先は下呂温泉。

そろそろ安静生活から抜け出し、健常者の生活に向かわなければならない。山登りやスキーはまだ無理。適当なところとして、無理ない範囲の田舎作業をすることにした。加子母小屋周辺の薪整理で汗を流し、最後に下呂温泉で仕上げる作戦だ。

最初の出撃は15日。久々の体を動かした後の温泉は気分が良かった。腰の状況もそれなりになかなか良い感じだった。温泉効果か、たまたま治りかけた時期だったのかわからないけど、なんとなく効果があるよように感じた。

というわけで1日おきに通っている。腰の状況は改善しているようだけど、古傷も右膝の調子が悪い。こんな感じで体の部品が消耗していくのかなあ、、、、。ヤダネエ

【もう三十年以上愛用している下呂温泉幸の湯。愛用し始めたころ300円だった入浴料も消費税に伴い値上がりして400円。しかし、湯量も増えたようで下呂温泉特有のヌメヌメ快適な温泉が楽しめる。】

2020年1月13日月曜日

伊賀上野(2020.1.13)

今から50年ほど前、私が紅顔の美少年だったころ、週刊朝日に全国の老舗に関する連載記事があった(記憶違いかも知れないけど)。前回の東京五輪の時代だったので、まだ戦後の気分も若干残っていたような気がする。JR(もとい当時は国鉄)中央線にはD51が走っていた。そのむき出しのデッキにぶら下がり高校へ通っていたことを思い出す。

そんな昔のことなので間違っているかもしれないけど、その週刊朝日の連載記事で伊賀肉の金谷が紹介されていた。まだ食料事情も厳しく、その反対に私の食欲は絶好調のその時代、金谷のすき焼きの写真は私の前頭葉か頭頂葉か知らないけど記憶領域の奥底に消え去ることもなく永久保存ということになっている。

その金谷のすき焼きを食べるべく伊賀上野に行ってきた。伊賀上野は近いわりに行ったことはほとんどない。ただ一度だけ車で出かけ上野城の石垣の上から下を見下ろした記憶がかすかにある。しかし、土地勘はほとんどない。その理由を考えるに、いつも利用する近鉄も関西線も町の中心部を避けて走り、セントラルに到達するには伊賀鉄道を利用しなければならないからだと思う。

というわけで、ほとんど初めての伊賀上野の町はなかなかいい感じの町だった。古い町並みも整備され楽しい町歩きだった。この三重の山側、奈良との県境に近い地域は古いものも多く興味深い所だ。これを機会に再度の出撃を考えている。

【なかなか渋い外観だ。肉の小売りもやっている】

【二階へ上がると奥が深い。座敷に通され、中居さんにすき焼きを作ってもらう方式は松阪の和田金と同じ。違いはこちらの方がかなりリーズナブル。そしてすき焼き用の鉄鍋が和田金は磨き上げられたような金属肌だったと思うけど、金谷の鉄鍋は油まみれで黒光り。鍋から十分ダシが出そうだ。】

【上野城は高石垣がウリらしい】

【俳聖殿の形はユニークだ。中には暗くてよくわからなかったけど松尾芭蕉の像があるような・・・。】

2020年1月9日木曜日

福田美術館(2020.1.9)

年が明けた。背中は順調に回復しているが、まだ違和感が残っている。年が明けたら行動開始と思っていたけど、事故から二カ月弱。まだ万全でない気がする。山に行くのはまだ早そうだ。当然、スキーも無理。まあ今年は雪不足なので諦めは付く。けっきょく行き場を失い窮余の策で京都嵐山の福田美術館に出かけてみた。最初は6日(月曜日)に行く予定だったけど、急に孫を預かることになり9日(木曜日)になってしまった。

福田美術館は昨年秋に新設された私設の美術館。当初、そんなに話題にもなっていなかったので、のんびり美術館を楽しみつつ、冬の京都の散歩を楽しむ作戦。しかし事情はチョイと異なった。出撃する二日前の火曜日にBSの番組「ぶらぶら美術館」で取り上げられていたらしい。その結果、小さな施設美術館は大混雑。月曜日の孫のお守が悔やまれた。

展示内容は大観、若冲、北斎、応挙、夢二からマリーローランサンまで大御所がラインナップ。今回の目玉の100年以上前公開されたきり行方不明になっていた屏風はなかなか美しかった。でも名前も作者も忘れてしまった。

混雑する美術展は腰に負担がかかる。適当に切り上げ観光客の溢れる嵐山からJR花園駅に戻り、妙心寺辺りを徘徊した。昔ながらの食堂で昼食、その後、昔ながらの喫茶店でコーヒー。京都の街には落ち着いた店がまだ多く残っている。しかし、そんな店も絶滅寸前かもしれない。店主も客も高齢化が進んでいる。

◆行動記録
6:00 自宅発
6:37 勝川発(嵯峨嵐山往復ジパング:4300円)
7:10 金山(米原行に乗換、平日は米原行はこの一本のみ)
9:50 京都
10:17 嵯峨嵐山
福田美術館:1300円

【小さな美術館だけど、いろいろ多数保有しているらしい。】

【渡月橋は近い】

【妙心寺近くの食堂でビールを飲みつつ定食を頼む。懐かしい感じの食堂だ】