2010年3月6日土曜日

お水取り(27-1-60)

(奈良氷室神社の枝垂桜、まだ咲かない)



(春日神社・砂ずりの藤・まだ咲かない)



(白毫寺・綺麗な寺だ、展望も良い。五色椿も有名)


(お水取り・二月堂は初詣状態)


(松明登場、二週間毎日、最後の方の篭松明は大きいらしい)


またまた18切符。今回は関西線経由で奈良へ出撃。目的はお水取りを見ることだ。夕方までに奈良へ着けばいいのでゆっくり出発。名古屋発11時5分亀山行きに乗り込んだ。しかし関西線の接続は悪い。亀山で長い乗り継ぎ時間。結局、奈良駅着は午後2時30分。でも3時間半以内で着いたので、こんなもんかもしれない。

JR奈良駅から歩いて近鉄奈良駅へ。近鉄奈良駅駅ビルの1Fの観光案内所で東大寺二月堂修二会の資料と奈良公園ウオークマップをゲット。そのウオークマップはとても役に立った。奈良の街は奈良公園で出来上がっていると思うほど、奈良公園は広大な公園だ。日本で一番大きな公園ではないか、と、私は思っている。

お水取りのメインエベント、松明の登場は7時から。6時半ごろ現地に着けば良い。たぶん観客多数なので、早く行っても疲れるだけかも・・・・、。久しぶりの奈良公園。雨も上がったので公園を徘徊することとする。

まず、氷室神社の枝垂桜をチェック。その後、春日神社から新薬師寺をかすめ白毫寺へ向かってみた。白毫寺ははじめて訪ねる。予想以上に綺麗に管理された寺だ。高台にあるため奈良の町が一望できる。有名な閻魔さま、司命・司録さまもなかなか良い仏像だ。怖い顔の中に愛嬌がある。

その後、新薬師寺の少し下の蕎麦屋「観」で一杯飲みつつ夕食。再度、新薬師寺あたりから「ささやきの小道」を通り、春日神社をかすめつつ二月堂に向かうころには真っ暗闇になっていた。

6時30分、二月堂着。二月堂舞台下には人が一杯。近づくことも出来ない。遠くから回廊を見渡せるところで立って見ることとする。先ほど飲んだ日本酒が回ってきた。疲れたのでどこぞ座りたいけど、初詣状態の人並みの中、座ることもままならず我慢することになる。

やっと7時になった。点灯されていた照明が消えた。回廊の下の階段から松明登場。観客から歓声が上がる。予想外に大きな松明だ。回廊から突き出し回転させる。火の粉が落ちる。その火の粉を浴びるといい事があるらしいが、火の粉には近づけない。火の粉を巻き散らかしつつ次々と松明登場。国宝の木造建築舞台の上でこれだけの火を振り回すことに快感を感じる。暗闇に浮かび上がる赤い光は、最近の人工的な青白い光とは異なり日本的な明るさだ。こんなことを3月1日から14日まで二週間続けている。たいしたものだ。(2010.03.06/土)

2010年3月2日火曜日

下諏訪温泉(26-1-59)

三月になった。「青春18切符」が使えるようになる。天気も良いし、行かねばならぬ、との三段論法で下諏訪温泉に行ってきた。下諏訪は岡谷と諏訪にはさまれたつつも、独自の雰囲気を残しつつ頑張っている落ち着いた町だ。特に潤沢な湯量の温泉、さらに、共同浴場が素晴らしい。

朝、ゆっくり起き、8時過ぎのJR中央線で12時半ごろ下諏訪駅着。帰りは夕方6時のJRで22時帰着の予定。行動時間は6時間。駅の観光案内所で情報収集後、今回の計画を確定。春宮、万治の石仏、慈雲寺を訪ね、旦過の湯で一風呂浴び、秋宮、そして湖畔を歩き、上諏訪・片倉館で二度目の入浴後、上諏訪駅で一杯飲んで帰還の全行程10キロ弱。

春宮経由で向かった「万治の石仏」はイースター島のモアイ像と似ていると言われるが、私の友人にも似ている。けっこう良くある顔かもしれない。実際に見る石仏は存在感がある。訪れた時、ほかに人影もなく静かに鎮座する姿には落ち着いた空気に満ち溢れていた。その後、旦過の湯の超高温温泉で大汗かき、諏訪湖湖畔でその汗を鎮め、性懲りもなく、片倉館で二度目の入浴。入浴後、片倉館の前庭ベンチで梅ドリンク飲みつつ暖かい春風に吹かれているのは、まったく気分のいいものでありました。
そうそう、秋宮は現在本殿修復中。大きなシートに覆われている。今年4月は7年に一度の御柱祭。その時また18切符で訪れてみたい。

●各種データ
・青春18切符意:11500円(5枚分)
  (1日分2300円)
・旦過の湯:220円
・秋宮近く蕎麦屋:500円
 (天ぷらそば)
・片倉館:500円
・上諏訪駅いずみ屋:1800円
 (真澄吟醸あらばしり、ワカサギづくし)
・上諏訪駅たなかや:1050円
 (おみやげ湖魚煮)

●行動・朝9時チョイ前にJR勝川発
・12時半ごろJR下諏訪駅着
・春宮、万治の石仏、水月公園、慈雲寺、蕎麦屋(約5キロ歩行)
・14時ごろ旦過の湯入浴・秋宮、諏訪湖半歩き上諏訪へ(約5キロ歩行)
・16時ごろ片倉館入浴
・17時ごろ上諏訪駅横「いずみ屋」で打上げ
・18時ごろJR上諏訪駅発
・22時ごろJR勝川着
・歩行行動時間4時間(10キロ)

(万治の石仏)

(万治の石仏の横顔)

(慈雲寺予想以上に大きな寺。杉木立に囲まれ、苔むした石畳を山門に向かう。禅寺特有の反りの際立った立派な山門だ。)

(旦過の湯浴槽は二つある。源泉が投入されている浴槽は熱くて入れない。熱い湯好きの私でも無理。湯温は48度と見た。私はひたすら桶で汲んだ湯をかけていた。入浴中に3人の地元民が入ってきたけど、全員、隣のチョイと湯温が低い浴槽に入浴していた。その浴槽も45度は超えている。)

(諏訪湖湖畔歩いたり、ジョギングするコースが一周16キロにわたり整備されている。広々して気分が良いい)

(片倉館外観からは温泉施設とは思えない。内部はプールのような深い大きな浴槽。片倉といえば、シルク、女工哀史、ああ野麦峠、と連想は続くが、この施設はその当時の物なのだろうか・・・。)

(上諏訪駅横「いずみ屋」・真澄吟醸あらばしり300ml:900円・ワカサギづくし(テンプラ、フライ、佃煮)の三点もり:900円丁寧な料理でとても美味しかった。/私、いずみ屋のまわし者ではありません)