2017年3月30日木曜日

唐招提寺(2017.3.30)

少年少女日本の歴史(小学館)の奈良編で鑑真和上の漫画に心打たれた知人がいる。大人だけど・・・。その知人のお供で唐招提寺に行ってきた。ひょっとしたら奈良公園氷室神社の桜も咲いているのでは?と期待しつつの出撃だった。しかし、例年、奈良で最も早く咲く氷室神社の桜はまだ早かった。さらに木が弱っているようでてっぺんハゲの様相でちょいと痛々しい。数年前に見たときは素晴らしかったんだけどなあ・・・。

ただ、唐招提寺はいつ来ても良い。特に売店横の喫煙コーナーが良い。堂塔を眺めつつタバコが吸えるのが良い。要するに唐招提寺は人にやさしい感じがする。拝観料も安いし・・・。売店では「天平の甍」を売っていた。知人も当然それを購入。

唐招提寺から平城宮跡を経由して奈良公園まで歩き、奈良ホテルで一服。なかなかのんびりした散歩だった。ただ、桜にはちょいと早く残念だったけど、唐招提寺から平城宮跡に向かう途中に美味しいラーメン屋を見つけたのが嬉しかった。


【氷室神社の桜】


【下の方は咲き始めてる】


【奈良ホテル】


【ここでお茶を飲むなら紅茶がよさそうだ。2~3杯飲める。】


2017年3月29日水曜日

東山動物園(2017.3.29)

以前、東山動物園に来たのは何年前だろう。間違いなく50年以上前のことだったと思う。そんな東山公園に孫と二人で行ってみた。ほとんど記憶の彼方の東山動物園は予想外に広く、見どころも多い。日本の動物園の中で間違いなく一番良いと思う。

最近の調査で日本の主要都市で最も魅力のない街が名古屋とのことだけど、日本中の町を徘徊している私に言わせれば、日本で最も素晴らしく、心休まる町が名古屋だ。まあ。バタバタうるさい観光客に煩わされることなく、素晴らしい雰囲気を持ち続けてほしいものと心から思っている。




2017年3月22日水曜日

万博記念公園(2017.3.22)

今から50年程前、大阪に暮らしていた。大阪万博が開催された前後数年だ。その跡地が万博記念公園となっている。18切符の最後の一枚の使い道を迷っていたとき、その万博記念公園が頭に下りてきた。大阪を離れてから訪れたことはない。何か懐かしいな・・。

JR茨木駅から歩き出し、万博記念公園に着いてみれば休園日だった。とりあえず公園入口から太陽の塔を眺めることだけは出来たので、最低限の目的は達した。50年ぶりの万博記念公園は想像以上に大きな公園で、改めて大阪万博の規模の大きさを認識した。

その後、公園北に隣接する大学に向かい学生食堂で昼飯を食べたけど、学食は安いねえ・・・。最近ほとんど縁のない大学キャンパスは行儀の良い若者であふれていた。そうか、卒業の季節なんだ。特に袴姿のオネエチャンに時代の変化を感じてしまった。私の場合、卒業式に単位が揃わず、単位取得に奔走していたことを思い出す。

その後、モノレールで二駅移動し最後は阪急石橋駅までぶらぶら歩いた。50年ぶりの「懐かし散歩」はそれなりにチョイと感慨深い時間だった。

◆行動記録
  • 10:24 JR金山
  • 11:50 JR米原
  • 13:10 JR茨木
  • 13:50 万博記念公園東口
  • 14:33 万博記念公園駅
  • 17:00 阪急石橋
  • 18:30 JR大阪
  • 20:00 JR米原
  • 21:15 JR名古屋

【毎週水曜日は定休日、入場料250円】

【万博記念公園駅から太陽の塔を望む】

【巨大な観覧車があった。乗ってみたかったけど一人で乗るのもナンなので・・・。】

【近くの学食のカレーと鳥肝煮。これでワンコイン以下は安いね。】

2017年3月16日木曜日

勝沼、塩山(2017.3.16)

三つ峠山から富士山を眺めることも考えたけど、所要時間がイマイチ不明だし、あまりバタバタするのもなんなので、勝沼あたりをぶらぶら歩くことにした。JRの駅は勝沼ぶどう郷。甲府盆地の東の端にあり西向きの斜面からは正面に南アルプスの稜線を望む。

良く手入れされたブドウ畑の間をのんびり大善寺まで歩いてみた。天気は快晴。白根三山その左に見えるのは荒川、赤石岳あたりか。途中で畑で作業している人に「こんな素晴らしい景観の中で作業できるのはうらやましい」と声をかければ、「それはそうだけど、斜面の作業は辛い」とのお答え。しかし、「うらやましい」と言うほどの素晴らしい景観でありました。

そのお兄ちゃんの作っているのはすべて甲州ブドウ。勝沼の白ワインになるとのこと。話をしているうちに無性に冷えた白ワインが飲みたくなった。駅に戻り、冷えたワンカップの白ワインを飲んだ。一汗かいた後の冷えた白ワインは素晴らしく美味かった。

今回、大善寺の後、塩山に戻り恵林寺へ回り、武田氏ゆかりの史跡巡りはとりあえず終了。次回からは南アルプス、大菩薩嶺、三つ峠山、その他、富士山を眺める山に登ってみるか・・・。

【甲府駅の歩道橋から見た甲斐駒】

【勝沼のブドウ畑から南アルプスを望む】

【大善寺の薬師堂は美しい】

【恵林寺の三門。心頭滅却しても火は熱いと思う。まだまだ修行の足りない私です】

2017年3月15日水曜日

またまた甲府(2017.3.15)

先週の甲府出撃からちょうど一週間。再度の甲府出撃だ。前回、甲府名物「ほうとう」を食べそこなった。今回はぜひ「ほうとう」を食べたい。それが目的ではないけれど、天気が良ければ翌日に三つ峠山に登り、富士山をじっくり見てみたい。

でも確固たる目的意識もなく適当に出発。予定の電車に乗り遅れた。甲府着は夕方近くなってしまった。前回と同じホテルに投宿後、草津温泉へぶらぶら向かってみた。数年前に訪れたことがある草津温泉は期待通り良い温泉だった。宿から徒歩30分程度かかったけど、街を縦断して歩くと街の感じが良くわかる。

甲府の町はナンということもない、きわめて特徴のない街だ。そこがまた心が落ち着く。そしてそこがまた懐かしい。入浴後、やっとありついた「ほうとう」ははっきり言って「あれ?」って感じの味だった。大分の団子汁、名古屋の味噌煮込みあたりを想像していたけれど、はっきり言って「あれ?」って感じ。

甲府の町では美味しいものにはありつけなかったけれど、私は甲府の町が好きなような気がする。この何もない落ち着きが良い。そして路地を抜けたとき突然、甲斐駒、鳳凰三山が見えるのが良い。

【市内に源泉かけ流しの温泉は珍しい。入浴料金400円、朝6時~夜10時、湯量も豊富、湯温も高い。「市内を流れる荒川に沿ってどこを掘っても温泉が出る」と地元のオッチャンが言っていた】

2017年3月9日木曜日

身延山(2017.3.9)

身延線に乗るのは初めてだ。甲府から身延に向かう場合、富士山は左側にあるはずだ。などと計算して進行方向左側に席をとる。甲府は典型的な盆地地形で富士山は頂上が少し見えるだけ。その山を越えれば富士山が良く見えると思ったのは甘かった。身延へ着くまでほとんど山の中。富士山は見えない。反対に進行方向右側に白根三山の3000mの稜線が白く美しかった。

JR身延駅に着くとすぐに身延山行のバスが来た。その先に身延山のロープウエイが見える。けっこう遠く見えたのでバスに乗った。身延山久遠寺は大きな寺だ。特に三門の先に現れる菩提梯は凄い。

石段好きの私にとって「国東熊野磨崖仏」「神倉神社」「鳳来寺」「羽黒山」に匹敵する石段だ。時間が無かったので奥の院へはロープウエイで往復。やっと富士山を眺めることができたけど、前の山で広くすそ野を引く富士山ではなかった。ただ、眼下を流れる富士川の先に駿河湾がはるか彼方に見えたような気がした。

初めて訪れた日蓮宗久遠寺だったけど、日蓮宗はほかの仏教の宗派とはチョイと趣が異なる感じがする。他の宗派の「仲良し感」とは距離を持ち、一人横を向いているような気がするけど、これは私の偏見だろうか・・・?でも、菩提梯あたりの杉の木立には清冽な空気が満ちていた。

 その後、身延線で富士に出て、東海道線で帰還した。興津、浜松、豊橋と乗り換え、二日間で一筆書きのぐるっと順回り。一筆書きの順回りはなんとなく無駄がないような気がして嬉しかった。ナンデダロ・・・。

◆行動記録

  • 7:16 甲府発
  • 8:45 JR身延駅
  • 8:50 バス
  • 9:00 身延山久遠寺
  • 12:10 発
  • 12:34 JR身延発
  • 17:44 JR金山



【久遠寺三門】

【菩提梯と呼ばれる石段、標高差100m以上。山を登る時標高差100mは15分と見積もる。今回は登り切るのに20分ぐらいかかったような気がする。】

【菩提梯は見下ろすと高度巻がひとしおだ】

【久遠寺境内は広い。シダレザクラの巨木があった。花に時期には混雑しそうだ。】

【奥の院へのロープウエイから富士川を見下ろす。標高差736m、搭乗時間7分。歩けば2時間程度らしい。】

【七面山も登るのは厳しそうだ。次回、機会があったら登りたい、と言うことにしておこう。】

【富士山が見えた。でも裾野は見えない。ちょいと残念。】



2017年3月8日水曜日

甲府(2017.3.8)

やっと両足のマメも固まってきた。靴が履ける。鞄の中には購入したもののまだ使ってない18切符。ひょっとしたら使い切れなくなるかもしれない、との不安も起きてきた。そんな訳でユルユルの履き慣れた靴で何とか出撃。行先は甲府から身延山。

小淵沢までは八ヶ岳関連で馴染みはあるけど、その先の甲府には今まで一回しか足を踏み入れていない。きわめて土地勘のない地域だ。

JR鈍行でのんびり甲府に向かうのだが、甲府は意外と近い。お昼チョイすぎに甲府に着いた。駅の観光案内所でマップをゲット。オネエチャンに勧められた舞鶴城、武田神社を覗いてから、一番安そうなホテルに飛び込む。運よく部屋は空いていた。

ホテルで紹介された居酒屋で一杯飲みつつ、店のオヤジさんから甲府の情報収集。そのオヤジさんは80過ぎの話好き。出てくる肴は特段美味くもないけれど、旅先で楽しく飲むことができることは一番だ。

甲府の町を歩いてみたけど、とりたてて見るところは少なかった。舞鶴城の南に広がる飲み屋街も寂しい状況。ただ駅前の歩道橋から見える甲斐駒は立派だ。甲斐駒はやっぱり甲斐の山だね。

◆行動記録
  • 8:52 春日井発
  • 9:45 中津川
  • 10:00 発
  • 11:58 塩尻
  • 13:50 甲府着
  • 舞鶴城、武田神社
  • 16:30 ホテル菊富士(4300円、TEL:055-252-7308)
【駅前にはお約束の武田信玄】

【舞鶴城は武田家滅亡の後に築かれた物だが、けっこう大きい】

【武田神社、躑躅ケ崎の武田氏館跡】

【武田神社からまっすぐ南に下っていく武田通り。町の中心を貫く2.5キロ続く道は珍しいと思う。途中に山梨大学。戦災で焼けたので古い建物は少ないけど、信玄にまつわるものは多そうだ。】



2017年3月6日月曜日

滝山寺(2017.3.6)

先日の野伏で作った両足のマメがなかなか治らない。靴が履けない。風呂にも入れない。遊びにも行けない。テレビの前で日がな一日ごろごろしている。こんな状態が本格的な認知症寝たきり老人のきっかけになってしまうのではないか?これではイカン。

と、言うわけで、以前から気になっていた滝山寺にサンダル履きで行ってきた。滝山寺は岡崎にあるらしい、程度の事前知識だったけど、グーグルマップで一発で着いた。

県内最古の木造建築とのことだけど、石段を上がった小高い山の上の本堂は素晴らしく立派だった。こけら葺きの屋根の反りが美しい。遠出しなくても近場に十分素晴らしいものがあることを再認識。嬉しかった。

その帰りに、豊川稲荷にチョイと寄り、夕食用に稲荷ずしを購入。はっきり言って、現在、豊川稲荷の門前の稲荷ずしが寿司の中で一番好きかもしれない。

◆行動記録

  • 10:25 自宅発
  • 12:10 滝山寺 44キロ
  • 12:40 発
  • 14:00 豊川稲荷 79キロ
  • 14:30 発
  • 15:50 デンパーク 129キロ

【滝山寺に行くにはまず鳥居をくぐる】

【急な石段を登る】

【登りつめると突然本堂が現れる。美しい本堂だ。】

【本堂の内部は渋い】

【本堂の横には東照宮がある。岡崎と言えば徳川家。古くなった極彩色はそれなりに味わい深いね。】

【滝山寺のかなり手前に三門(仁王門)がある。これも古い。昔はここまで寺域が広がっていたんだろうなあ・・・。】