2020年9月30日水曜日

東北へ出撃(2020.9.30)

 久しぶりに遠征した。最初、平湯温泉から新穂高方面の山にでも登ろうかと考えて家を出た。とりあえず平湯温泉の状況を偵察すべく平湯民族館に立ち寄った。コロナ騒動でインバウンドが激減し大苦戦中とテレビのニュースは伝えている。早朝8時。どこもやってないだろうと思っていたけど、どこもやっていた。露天風呂もオープンしていたし、隣の食事処も営業している。朝早くから皆さん凄い。ダメージが大きいと伝え聞いていたけど現場は頑張っている。私もたまかけ御飯(500円)の朝食でささやかな協力。再度の訪問を考えている。

その後、何処へ行こうか迷ったけれど、思い切って遠出することにした。最近、免許証の返納なんて言葉も頭によぎり消極的になっている私にとって、若い頃、好き勝手に行動していた所は懐かしい。行く気になって、行く体力がある内に行くことにしたわけだ。と言うことで、大好きな只見から滑川温泉を目指すことにした。平湯温泉から安房トンネルをぬけ、安曇野、飯山、小出、只見、会津坂下、喜多方、米沢経由で滑川温泉には暗くなる前についた。まだまだヤレルゼ!

久しぶりの滑川温泉は携帯もワイファイもつながる。以前来たときは何もつながらなかったんだけどなー。多分5年以上来てないような気がするけど、この数年間で沿道の景観は随分変わった。その変化も今回のコロナ騒動で、新しい空気が流れ始めている。この機会に、今後の社会のありようについて考え直すことは大切なような気がする。

◆行動記録

4:00加子母発、6:20平湯温泉民俗館(朝食:禄次、たまかけ御飯500円)、7:00発、安房トンネル630円、8:30安曇野ICから高速入る、9:30松代ガソリン353キロ16.55L、10:00豊田飯山IC1850円)10:30道の駅千曲川:食料購入1150円、12:15小出、15:00早戸温泉(場合によっては泊まることも考えたけど休業中)、15:30会津坂下(食料購入:ビール他3225円)17:30滑川温泉

【平湯民俗館・禄次で玉かけご飯の朝食

【今や絶滅危惧種の福島屋湯治棟】

【露天風呂】

2020年9月27日日曜日

小谷城跡(2020.9.27)

 最近、運動不足だ。「少しは歩かねば」との気分で小谷城跡に向かってみた。小谷城跡はちょっとした山の上に展開する山城で、数日前に行った雨森芳洲庵のチョイ手前、長浜市にある。30年ほど前に一度訪れたことがあるけど、古い野面積の石垣の記憶しか残っていない。当時は訪れる人も少なかったけど、最近は大河ドラマ関連で整備も進んでいるようだ。麓の国道沿いには「三姉妹の館」との道の駅もある。

自宅から下道で2時間30分。小谷城への標識に導かれて、それらしき駐車場に到着。けっこう車は多い。開いていたスペースに車を止めると、ボランティア的なおばちゃん登場。すぐにシャトルバスが出るという。そこからはすべてオバチャンの指示に従い説明付きシャトルバスツアー(参加料500円)に参加。運動不足解消の山歩きは出来なかったけど、地元の方の説明はとても面白かった。

シャトルバスツアーは10分程度、山を登り番所跡と言うところで下車。そこから30分程度、尾根に沿った曲輪を本丸まで歩く。そこで気になっていた30年前の唯一の記憶の石垣のことをガイドさんに聞いたら、本丸の上の山王丸跡にあるという。そこでツアーから分かれて単独で山王丸跡まで登ってみた。

たどり着いた石垣は説明標識には大石垣となっていたけど、予想外に小さいものだった。しかし自然石を積み上げた「これぞ野面積」って感じで存在感は十分あった。山の尾根に沿って展開する曲輪も趣深いものだった。シャトルバスから脱落したため駐車場まで歩いて下山。それはそれで当初の運動不足も解消できて楽しい一日だった。特に夕日を反射して光る琵琶湖に浮かぶ竹生島が印象的だった。


◆行動記録

11:30出発、14:00小谷城駐車場着、16:30小谷城駐車場発、17:30上石津でラーメン(510円美味し)、19:00帰宅


【たまたま運航していたシャトルバス。通常はバスの道を歩く】

【番所跡に案内図】

【途中、展望有り。姉川方面を望む。横山城の位置が分かって嬉しかった】

【山王丸跡】

【大石垣。いい味出してる】

【夕日に光る琵琶湖に竹生島が浮かぶ】

【今年、ヒガンバナは遅いかも。】

【上石津のラーメン屋は良い。ラーメン510円。美味い。】

2020年9月24日木曜日

雨森芳洲庵(2020.9.24)

 名古屋から若狭敦賀に出る場合、関ケ原で高速を降り伊吹山の麓を木之本に向けて走るのが楽しい。高速をそのままま米原経由で走ることに比べると、三角形の二辺の代わりに一辺を走るような気がするけど距離は思うほど節約してない。ただ北近江の雰囲気はなぜか優しい。

その途中に以前より気になっていた看板がある。「こちら雨森芳洲庵」の指示標識だ。なんとなく記憶に残っていたその雨森芳洲の名前をテレビでちょいと目にした。「だったら行ってみるか」と出かけてみた。シルバーウイークの4連休の混雑も終わり、楽しく走って雨森芳洲庵に着いた。

着いてから理解したのだけれど雨森芳洲は江戸時代の儒学者。この地に生まれ対馬藩で朝鮮通信使がらみの仕事をした学者らしい。入館料300円を支払い雨森芳洲庵のオッチャンから詳細な説明を受けた。面白かった。雨森芳洲の時代は秀吉の朝鮮出兵後の厳しい時代だったと思うけど、外交的な努力で穏やかな関係を保っている。現在の日韓関係は厳しいけれど、歴史に学ぶことは重要だ。

雨森芳洲庵のある雨森地区はなかなか落ち着いた地域だ。家々の生け垣は綺麗に保たれ、綺麗な水が側溝を流れる。観光地でもないところだけれど美しい町だった。

その後、若狭小浜へ出て、伊勢屋で丁稚羊羹を買い、諦応寺銀杏観音を見、敦賀でニシン昆布巻きを買ってから帰宅した。夏の暑さも収まり気分の良いドライブだった。

◆行動記録

11:00発、一宮経由高速1100円、12:25関ヶ原50キロ、12:35道の駅60キロ、14:00雨森芳洲庵出発、15:30小浜伊勢屋、16:00諦応寺銀杏観音、18:00木之本、仮眠、20:30帰宅

【雨森芳洲庵。特に古い物ではないけれど地元の人に守られている気分の良い施設、入館料300円】

【綺麗な地域だ】

諦応寺入口。小浜の寺は各地域ごとに守られている

【やっと見られた銀杏観音】

2020年9月9日水曜日

金沢(2020.9.9)

 今回のコロナ騒動の中の旅先で控えるように心がけている事がある。「地元の人の生活圏に無遠慮に入り込む事」「地元御用達のちいさな居酒屋に入る事」「宿泊先もできるだけ人との接触を避けること」などなど。

その結果宿泊先はビジネスホテル。食事は地元スーパーへの買い出し。そんな中で注目している場所がある。それは伝統的な地元の市場だ。コロナ騒動勃発前はそんな市場はインバウンド、国内旅行者で大混雑の異常事態。

と言う訳でそんな市場の典型である金沢近江町市場を偵察に出かけてみた。交通手段は18きっぷの最後の一枚。使用期限を一日残して無駄なく使えた事だけでも嬉しかった。

福井を越えると北陸感が増してくる。高曇りの空の下、遠く白山が見える。白山を見て加賀の国に来た事を実感。金沢駅の観光案内所で情報収集。街巡りバスのある事を確認。一日乗車券600円を購入。とりあえず近江町市場へ向かう。

現役時代金沢出張の帰りにツマミを調達しJR「しらさぎ」で飲みながら帰った事を思い出す。空いていると思った近江町市場は意外と若者で混雑していた。店の脇に急ごしらえ的に作られた屋台的な食事処には若者が群がっていたけど、地元の人の話では人出は例年の半分以下だとか。

でも、私の知っている地元感満載の雰囲気よりは観光名所的空気に満ちていた。要するに物事は「変化」することはあっても「元に戻ること」は無いらしい。その後、駅に戻り駅構内のスーパーで食料調達。それを持って金沢城公園へ行ってみた。金沢城公園は素晴らしい。ベンチに座りつつ五十間長屋を眺めながら飲むビールはまっこと美味であった。ツマミは最近その旨さに目覚めたニシン昆布巻き。スーパーで240円で購入。

◆行動記録

06:47 勝川

07:08 名古屋(金山7:09米原行乗換可能)

07:16 発

08:46 米原

09:00 発

09:33 近江塩津

09:37 発

09:50 敦賀

09:53 発

10:49 福井(24分)

11:13 発

12:42 金沢(約4時間)

16:41 発(17:17福井行きでも間に合う)

19:06 敦賀

19:53 発(47分)

20:44 米原

21:07 発(23分)

22:11 名古屋

【石川門】

【五十間長屋】

【金沢城の石垣は渋い】

【三十間長屋】

【玉泉院丸庭園、奥に見えるのは三十間長屋】

【尾山神社の神門】


2020年9月6日日曜日

正倉院宝物再現模造展(2020.9.6)

 再現模造とは文化財を作成当時の材料、技法で忠実に再現したものらしい。当然、作成時の色彩、質感を味わう事ができるらしい。奈良博物館で正倉院宝物の復元模造展を見に行ってきた。展示されている品々の意味はわかるんだけど、古くて今にも崩れ落ちそうな本物は素晴らしい。時間が作る価値を再認識。

帰りは奈良から京都にまわり、京都駅のデパ地下で鯖寿司購入。けっこう高い値段の鯖寿司だったけど、味は「あれっ?」て感じだった。

◆行動記録

9:26勝川

10:05名古屋発

11:07亀山

11:14亀山発

12:35加茂

12:43発

12:58奈良

奈良博物館見学後、京都周りで帰還



2020年9月4日金曜日

イカ丼(2020.9.4)

 挑戦すること三回目。やっとイカ丼にありついた。ゲソの天ぷらがついて1900円。やっとありついたイカ丼は想像どおりのイカとトロロの味だった。帰り道、スーパーで買った昆布巻きが美味しかった。大きなニシンが昆布からはみ出し二本で400円。昆布巻きの美味しさが初めて分かった。



2020年9月2日水曜日

遠征再開3・小海線(9.2)

 さしもの酷暑も峠を越えたか。朝の長野駅には爽やか的な風が吹いていた。今日の行動を色々検討した結果、小海線で小淵沢へ出て帰還することにした。このコースで気になる事は小淵沢の鰻屋、飯田線踏破、諏訪での温泉などなど。さて、どれだけコンプリートできるやら、、、、。

小諸で小海線に乗り換える。この時点でも学生中心に人が多い。しかし佐久あたりで学生群は下車。右手遠くに八ヶ岳を眺めつつの楽しい時間が始まる。車窓からは刈り取り直前の稲穂の田んぼが続く。美しい。イングリッシュガーデンのバラの花より秋の稲穂のほうが段違いに美しい。こんな私は典型的な日本人かもしれない。

小淵沢が近くなり目指す鰻の井筒屋をネットで調べて見れば火曜水曜は定休日。次善の策として下諏訪を目指す。下諏訪で飯屋を探すも、ウナギ屋もチャボ丼も休み。コロナ騒動の影響か、町自体何かひっそりしている。そんな中で総菜屋発見。地元のバアチャンに交じってメンチカツ、白身フライを購入。突然の旅人の乱入に気の毒に思ったのか、そこのオバチャンがおにぎりを作ってくれた。コロナ騒動の最中、異常に警戒する地域もある中で受ける親切は心にしみる。コロナに対する感覚は人それぞれなんだなあ・・・。

メンチカツをアテに駅の売店で買った真澄のワンカップを飲みながら飯田線で豊橋経由で帰ることにした。以前から乗りたかった、飯山線、小海線、飯田線に乗ることが出来て幸せだ、と思ったのは甘かった。飯田線は水窪辺りが先月の水害で不通になっていた。

天竜峡の駅員のニイチャンとあれこれ協議の結果、飯田まで戻り、高速バスで名古屋へ戻ることにした。図らずも飯田で2時間ほど時間をつぶすことになった。飯田は今から30年ほど前、山に登っているとき何度も訪れた街だ。昔よく行った「〆清」(おでん屋)も健在。入ってみたかったけどカウンターでオデンという気分でもなかったので、一人焼肉ということにした。まあ、どっちもどっちだけどね・・・。

◆行動記録

7:00長野発

8:01小諸

8:16発

10:40小淵沢

10:45発

11:37下諏訪

12:21発

12:25岡谷

12:28発

15:09天竜峡(ここで重大事件。飯田線が平岡ー水窪間普通。これは事件だ。)

16:14発

16:30飯田

焼肉2800円

18:34高速バス2600円

20:35名古屋バスセンター

【小海線に入ると八ヶ岳が見えてくる。八ヶ岳は雲の中。】

【清里駅】

【天竜峡駅】

【天竜峡は駅から近い】

【懐かしいおでん屋】

【飯田の真ん中の通りのリンゴは実をつけている】


2020年9月1日火曜日

遠征再開2・長野泊(9.1)

 本当は秋田、弘前方面への転進を考えていた。18切符は5日分ある。しかし、その気持ちが変わった事件があった。事件とは大袈裟だけど昨夜チェックイン時に検温があった。その時思ったんだけど、「万一検温で引っかかったらどうなるんだろう?」と単純に思ってしまったのだ。

「ホテルの入室を拒否された場合どうなるのか?」「だれに聞いたら良いのか?」「発熱を隠して公共交通機関で帰宅して良いのか?」でも新潟から直接帰宅するのは苦労だ。「病院に駆け込んで相談するのか?」考えればきりがない。心千々に乱れ遠出する意欲が減退。まったく意気地のない性格の私です。

と、言う訳で直帰するとき苦労が少ない範囲で行動することにした。観光案内所で相談し、とりあえず新潟の町巡りバスで市内を巡ることにした。何度も新潟には止まっているけど、万代橋を渡って古町に足を踏み入れたことは無い。市中循環バスでのお手軽観光だけど新潟の街の概要は理解できた。見どころも多い。次には時間を取って、訪れる場所の計画を立てた。

早い時間帯に長野のホテルに投宿。善光寺へ向けて夕方の散歩を楽しむ。善光寺境内は閑散としている。コロナのせいなのか?時間が遅いからなのか?理由は分からないけれど、静かな境内は好きです。

◆行動記録

9:00行動開始

9:30市内循環バス

11:09新潟発

12:21長岡

12:34発

12:56越後川口

13:10発

15:01戸狩野沢温泉

17:00長野・東急REIホテル(GOTOで4063円)

【越後平野の秋は美しい】

【夕暮れの善光寺】

【善光寺の塔頭、世尊院。学生時代にここに泊まり合宿をした記憶がある。】