2023年1月22日日曜日

山の辺の道・後半(2023.1.22)

 二日前に時間切れで撤退した山の辺の道だけど、一日置いて再挑戦。こんなに焦って再挑戦しなくても良いようなもんだけど、早く行かなければ「もう良いか・・・」てな感じになってしまいそう。なんせ自分自身の気持ちがどう変わるか自信が持てない私です。

前回の時間切れ撤退に懲りて、今回は早めに家を出た。JR柳本駅から11時前に歩き出す。心配した天気も今日一日持ちそうだ。とりあえず長岳寺まで戻って、そこから後半を歩き出す。今日のゴールは石上神社。距離も短いし、途中の見るべきポイントも少ないので余裕で歩けると思っていた。


しかし、コースからは少し外れたところにある歴史芸術文化村で想定外の時間を食ってしまった。歴史芸術文化村の話は関西の友人から聞いていた。奈良の文化財の修復を行う工房を一般に公開する施設だという。公開することによって文化財修復の大切さを一般の人に理解させようというのがコンセプトらしい。


その歴史芸術文化村の標識を夜都岐神社の先で見つけてしまった。「せっかく来たので寄ってみるか」とコースを外れて向かってみた。入場無料。さらに係員の説明付きガイドツアーも無料。無料に弱い私は当然参加。


一時間程度のガイドツアーはなかなか中身も濃く、文化財修復の実際が良くわかった。修復の工房は考古、建築、絵画、仏像の四つに分かれており、本物の修復作業を見ることができる。ちなみに仏像工房では当麻寺の仁王像を修復中だった。開口の阿形(あぎょう)像の口の中に日本ミツバチが巣を作り、その修復作業を行っていた。絶滅危惧種の日本ミツバチと朽果て危惧種の仁王像双方を救うには困難な作業があったようだ。


それやこれやで時間がかかり、最後は大急ぎで天理の街を通り抜けた。途中、天理教の本部の巨大木造構造物を見た。京都の本願寺などの巨大仏教建築やヨーロッパの巨大キリスト教会と比べても遜色のない巨大建築だけど、なんとなく違和感がある。初めて見たこともあるけど、これが歴史的な存在感の違いなのかな・・・?


◆行動記録

7:31近鉄名古屋、9:06伊勢中川、10:45JR桜井、10:50歩き出す、中山廃寺、大和神社御旅所、衾田陵、竹之内町環濠集落、夜都岐神社、13:00歴史芸術文化村、15:30発、16:10石上神宮、17:00天理駅、一人打ち上げ(餃子、ビール、チャーハン)、18:51名張、19:44中川


【奈良盆地は広い、左・二上山、右。生駒山】

【竹之内環濠集落】

【不思議な大根の干し方。食べ方を聞きたかったけど周囲に人影無し】

【茅葺の夜都岐神社本殿

【歴史芸術文化村への標識発見】

【歴史芸術文化村は道の駅になっていた】

【内部の建物の修復工房、田原本の??神社の修復中】

【石上神社の鶏はけっこう凶暴だ】

【石上神社】

【天理教本部。日本的なんだけど??】



2023年1月20日金曜日

山の辺の道・前半(2023.1.19)

 山の辺の道に行ってきた。山の辺の道は奈良の東の山裾の南北の道で、奈良で人気のハイキングコースだ。その周辺には海石榴市(つばいち)、金谷の石仏、大神神社、桧原神社、長岳寺、纏向遺跡、箸墓古墳、黒塚古墳など古いものが多い。それらを個別に訪れることも多かったけど、山の辺の道としてつなげて歩くのは初めてだ。

のんびり出発したので桜井からの歩き出しは12時を過ぎてしまった。冬としては暖かい日差しを浴びての歩行は気分が良い。何度も訪れた事のある場所もつなげて歩くことによって、新たな発見もあり興味深い。遠くに見える、金剛、葛城、二上、生駒、そして大和三山の耳成山、畝傍山が美しい。


てくてくマップによれば山の辺の道は桜井から天理まで16キロだが、あちこち寄り道してたら真ん中の長岳寺でタイムオーバー。JR柳本駅へ出て奈良に回り、奈良で一人打ち上げ。けっきょく自宅へ帰ったのは夜11時近くになってしまった。



【桜井から歩き出すと三輪山が美しい】

【金谷の石仏。この中にレリーフ的石仏が二体ある】

【平等寺。大神神社の神宮寺だけど明治の廃仏毀釈で荒廃。今は綺麗に整えられている】

【大神神社。さすがに立派な本殿だ。】

【狭井神社の境内から三輪山への登り口がある。山自体が神様なので規則が厳しい。現在はコロナで登山中止】

【歩くコース脇には無人販売多数】

【桧原神社。神秘的だ。】

【纏向という標識があるもののどこが纏向遺跡か分からない。ここから見える緑の丘が景行天皇陵。この背後には相撲神社もある。ここで当麻蹴速と野見宿禰が戦ったらしい】

【明るい展望台でイイチコを舐める。アー良い気持ち】

【金剛山、葛城山を背景に耳成山、畝傍山が美しい】

【長岳寺、時間切れで行動停止】

【黒塚古墳】

【ここから大量の三角縁神獣鏡が出た】





2023年1月16日月曜日

朝熊山(2023.1.15)

朝熊山(2023.1.15)
朝熊山には2010年2月に登っている。近鉄朝熊山駅から登り伊勢神宮内宮に下り、おはらい町の豚捨で一杯飲んだ記録が残っている。あれから13年。体力も落ち夕暮れも早いこの時期なので、登りは近鉄五十鈴川からのバスを利用して登ることにした。

前日までの雨も上がり、明るい日差しの中を歩くのはとても気持ちがよかった。2023年の発歩きだったけど、毎年毎年体力が落ちてきている事を実感。いつまで歩けるか不安だけど、ただただ頑張るだけだと決意した歩き初めだ。

■行動記録
10:10五十鈴川からバス740円、10:50山頂展望台、金剛證寺、八代龍王寺、朝熊山頂、12:00下山開始、宇治岳道、赤福(赤福、抹茶、ほうじ茶、550円)、五十鈴川15:11発

【バスの終点は山頂展望台。眼下には鳥羽の島島、遠くには知多半島】
【予想以上に大きい金剛證寺】
【金剛證寺は巨大塔婆が有名だ】
【塔婆料金】

【内宮へ向かう宇治岳道。昔はバスが走っていたらしい。距離は6キロ】

2023年1月11日水曜日

鹿島神社(2023.1.10)

名前だけ聞くと関東の神社かと思うけど鹿島神社は兵庫県、加古川と姫路の間の高砂市にある。その鹿島神社に行ってきた。その背後にある山歩きコースの下見も兼ての出撃でもある。そこは播磨アルプスと呼ばれているらしいけど、標高300m程度の可愛いアルプスだ。鹿島神社から登り高御位山までの展望の良い低山コースが有名らしい。

今年の冬は寒さはそれほどでもないけれど、何か不順な感じの日が多く雨も多い。はっきりした冬の天気ではないみたいだ。先日の京都北山も雨や雪に見舞われた。だったら瀬戸内の播磨なら天気も良かろうと出撃を決めた。

ゆっくり出発したので山には登らず、帰りに明石の立ち飲み屋で一杯飲み、舞子公園で明石海峡大橋脇に沈む夕陽を眺めた。天候にも恵まれて大変楽しい一日だった。

■行動記録
7:43金山発、8:40大垣発、9:50米原発、12:15姫路着、えきそば、12:32姫路発、曽根から鹿島神社、柏餅、14:20休憩、15:12曽根発、明石、呑べえ、1380円、酒、オコゼ造り、タコ造り、16:29明石発、舞子、明石海峡大橋、夕日、素晴らしい、17:18舞子発、20:05米原発

【鹿島神社、何故かロウソク、線香を売っている。柏手を打っていいか分からなかったので、小さく打った。】

【播磨アルプス。何故か木の生え方が疎らだ。】

【何故かチタンの大鳥居】

【参道には柏餅屋多数】

【出来立て柏餅、美味い、1個130円】

【明石の立ち飲み屋、呑べえ、酒、オコゼ造り、タコ造り1380円】

【すごい構造物だ。人間の偉大さを感じる。オオゲサダネ。】

【瀬戸内海に落ちる夕陽】



2023年1月2日月曜日

比叡山(2022.1.2)

 京都一周トレイルが後少しだけ残っている。比叡山から大原経由で鷹ゲ峯辺りまでのいわゆる京都北山。とりあえず2023年の歩き初めとして比叡山から大原までを歩くことにした。以前、八瀬からきらら坂を登り大原まで歩いた事があるけど、京都一周トレイルなんて意識してない昔の事なので再度歩くことにした訳だ。

体力も落ち季節的にも日も短いこの時期、辿り着けないリスクを避ける意味からも、八瀬ケーブルを利用して比叡山の登りをカットする計画で行動開始。


しかし、ケーブルを降りて歩きはじめたとき自分の甘さに気がついた。数日前の雪が凍りつき歩きにくいことこの上ない。冬の日差しを浴びつつノンビリ歩く日溜りハイクをイメージして、ワンカップと行動食のみのお気軽装備ででかけてきたけど、すれ違う登山者はアイゼン、ストックの完全装備。さらに北山の山頂近辺は雲に覆われて寒さが厳しい。


アッサリ比叡山延暦寺初詣に計画変更。西塔、東塔、根本中堂を経由して日吉神社へ下山した。その後JR比叡山坂本まで歩いたけど、山頂付近のツルツル登山道を歩くために異常に足に力を入れたため、膝痛に見舞われた。ヤワな体になったものだ。でも帰宅後、何となく良い感じの筋肉痛を楽しんでいる。


■行動記録

勝川発5:14、金山発5:58、米原、山科着8:37、地下鉄、京阪、出町柳発9:37、八瀬ケーブル発10:15、歩き出し10:30、西塔、東塔、根本中堂、表参道下山、日吉神社14:40、JR比叡山坂本、湖西線、山科、琵琶湖線、米原着15:50、米原発16:30


【ケーブルを降り少し歩いたところで計画変更】

【比叡山をじっくり歩いたことなかったけど、山の中に堂塔多数。西塔の釈迦堂】

【根本中道は改修工事中】

【坂本へ下る道は延暦寺の表参道。丁石があった。】

【途中の石仏広場。かなり古い石仏多数】

【日吉神社の脇の石段に出た。すれ違った初詣客から「この石段の先には何があるの?」と聞かれたけど、「何もないよ。不思議だね。」と答えたけど延暦寺の表参道なのだから「延暦寺がある」と答えるべきだった。】