2017年7月27日木曜日

礼文島5(2017.7.27)

【7月26日・木】五日目・総括

昨夜は宿が見つからなかった。結局、北防波堤ドームでの強硬キャンプを決行。用心深い私としては事前にその近くで車中泊をしているオッチャン連中の宴会に乱入。彼等はほとんど私と同世代。暑い内地の夏を避け北海道を長期間放浪している人がほとんどだ。


オッチャン達はみんな元気で明るい。でも後ろ姿に疲労の色がにじみ出る。着ているものもどこかくたびれている。若者が貧しい身なりで放浪していても、体内部からにじみ出る生気が感じられるものだ。しかし、老人の粗末な身なりは粗末なだけだ。今さら若者のバンカラを気取るには無理がある。などと自分自身をかえりみつつ、私も今後の服装計画を見直した方が良さそうだ。


今回、四泊すべて屋外で泊まった。なかなかインパクトの大きな旅だった。自分自身まだまだやれると感じた一方で、多くの車中泊をする高齢者と出会った。20万キロ以上車中泊で放浪している自分が言うのもナンだけど、車中泊はまさに通常の生活を公の場所に移している。そんな姿を垣間見て、自分の反省も含めて、今後は車中泊を控えたい。旅って生活とは異なるものだ。


◆行動記録
  • 5:20 稚内発(18切符2370円)
  • JRの車内でジャケット、長袖、長ズボンを脱ぎ捨て夏世界に備える
  • 宗谷本線の名寄以北は良い、窓から手を出すと危険なほど木々が近い。JRの気動車は時々、野生生物を避けるべく、長い警笛を鳴らし超スローペースにスピードが落ちる。
  • 11:35旭川
  • 昼食(牛肉そば:780円、サーティーワンアイス:480円)
  • 旭川で3時間ほど市内徘徊
  • 常盤公園は良かった(珍しい木:どろのき、きたこぶし、はるにれ)
  • 15:36 バス(620円)

  • 17:30 旭川空港発(21180円)
  • 19:30 中部空港着

【稚内港からみた朝焼け】

【宗谷本線は良い。でも本数が少ない】

【JR旭川駅南駅には礼文島より綺麗な花畑があった】
【常盤公園は良い公園だ】

【北海道の植生は内地と違うね】

【常盤公園にある県立美術館のオブジェが面白かった】

2017年7月26日水曜日

礼文島4(2017.7.26)

【7/26・水】四日目・ちゃんちゃん焼き師匠登場

今日は礼文島を離れる日だ。フェリーの出発まで時間がある。桃岩展望台まで行ってみた。天気は最高。花は盛りを過ぎているけど楽しい歩きが楽しめた。

フェリーターミナルに戻り昼食。ホッケのちゃんちゃん焼きを食べた。実は島に到着した時、地元のニイチャンにこの島の名物を聞いたところ「居酒屋ちどりのホッケちゃんちゃん焼き」「わざわざ島外から食べに来る人もいる」とのこと。だったら食べねばと店が開く午前11時に入店。


店にはすでにアンチャンが一人いた。ガンガンにおこった炭火の大きないろり風テーブルが数台。「相席でお願いします」の言葉にそのアンチャンと向かい合う。


何をどう頼めば良いのかわからないのでそのアンチャンに聞いてみた。彼はベテランのようだ。ちゃんちゃん焼きの師匠登場に安心して師匠と同じものを頼む。さらにビールは自主的に追加した。


サケのちゃんちゃん焼き同様に開いたホッケを皮目を下にして網に乗せ上に甘めの味噌と小口切りのネギが乗る。強力な火力の上にのっているににも関わらずホッケの皮は完璧にフライパンの役割を果たしている。身の薄い尻尾の方から熱が通り箸でつつくとホロリと外れる。その外れた身に味噌をまぶして食べる寸法だ。


炭火の暑さに耐えつつホッケの置く位置を調節し、箸を持つ指を直接の輻射熱かから守りつつ食べ進む。その時、気がついた。師匠は皮まで食べている。したがって網の上にはなにも残ってない。


これは皮まで食べるのか。素直な私はなかなか切れない皮を箸で小さくつまみ上げ食べてみた。はっきりいってまずい。生臭い。わざわざ島外からこのちゃんちゃん焼き目当てに食べに来たという師匠の味覚を疑ってしまうが、ベテランには初心者の意識を越えた何かがあるのだろう。師匠は無料のどんぶり飯をお代わりして満足そうであった。


稚内に戻り、今夜の宿を探す。しかし、宿は見つからない。事ここに至り、市内強硬キャンプを決意。その前に携帯の充電、副港市場の「港の湯」で入浴、「居酒屋うろこ市」で夕食。うろこ市では店のオバチャンから大ホッケの開きを強く勧められ、ちゃんちゃん焼きに引き続き食べた。二食連続のホッケだけど、美味しかったかどうかは良くわからない。


最近、美味しいものになかなか出会わない。今回の旅ではキャンプ場の船泊りで買ったウニ瓶詰、と双葉食堂の塩ラーメンが美味しかった。


◆行動記録・主な出費
  • 7:40 キャンプ場発
  • 香深までのバス:960円
  • 桃岩展望台(バス270円)11:00 ホッケちゃんちゃん焼き(2000円:ちゃんちゃん焼き定食、ビール)
  • 12:25 フェリー香深発
  • 稚内の観光案内所で携帯充電。親切だった
  • 港の湯:750円
  • 夕食:うろこ市2500円(ホッケ、シメサバ、ビール)

【桃岩】

【花畑の向こうに利尻山。花の盛りは過ぎていて秋の花が目立つ】

【ホッケのちゃんちゃん焼き。単品なら900円。定食にしてビール追加で2000円。定食にはご飯、味噌汁、タコの酢の物が付いていた】

【香深フェリーターミナルではユースのアンチャンが旗を振って出迎え。昭和的光景が懐かしいし好感が持てる。しかし、フェリーから降りてくるのは若者ではなく高齢者。青春の甘酸っぱい出会いは少ないと思う。】

【帰りの船から見た利尻山。今から20年程前に登ったことは思い出すものの、細かいことは思い出せない。】

【稚内港に入る直前、数十隻のイカ釣り(?)船団とすれ違う。壮観だった】

2017年7月25日火曜日

礼文島3(2017.7.25)

【7/25・火】三日目・岬めぐりトレッキング

昨夜は前日の睡眠不足を取り戻すべく熟睡。ウニ入り利尻昆布ラーメンの朝食。昨日買った高級エゾムラサキウニ100%瓶詰め完食。素晴らしい朝食だった。

バスでスコトン岬に向かいトレッキング開始。のどかな道をのんびり歩く。天気は大快晴。なかなか気持ちの良いトレッキングだった。


途中で出会った地元のニイチャンの話では最近、海流の関係で日本海の海流が強く昆布が育たない。その結果ウニも少ない。「それじゃ漁師も大変だね」と言えば、「そんなことは無く、ウニが高値なので漁師には影響がない」とのこと。そういえば、帰りの食堂で「うに丼5000円」との表示があったなあ・・・。


最近、テレビのグルメ番組の影響か、猫も杓子もウニ丼。こうなりゃ絶対うに丼は食べないぞ・・・。


トレッキングコースの周辺は山にはほとんど木が生えてない。見渡す限り緑の笹原が続く。キャンプ場の管理人の話では、山火事で木が燃えたとのことだけど、ほんとかなあ・・・。そのキャンプ場にはカラスが多く、油断すると食料を漁られる。しかし、なかなか愛嬌のある行儀良いカラスで、食料を袋ごと荒らすのではなく、隣のオッチャンの朝食用パンの袋の口を静かに広げ、アンパン1個咥えて飛び去った。


トレッキング終了後、食べた双葉食堂の塩ラーメンはとても美味かった。昨日出会ったオネエチャンも「塩ラーメンは北に行くほど美味しくなる」と言っていたなあ。


◆主な出費
  • スコトン岬までバス:400円ぐらい
  • 双葉食堂塩ラーメン:700円


◆行動記録
  • 4:30 起床
  • 7:40 スコトン岬(トレッキング開始)
  • 8:16 鮑古丹
  • 9:00 ゴロタ岬
  • 9:45 ゴロタ浜(大休止)
  • 10:15 発
  • 11:25 西上泊
  • 12:15 浜中(トレッキング終了)

【スコトン岬は観光地だった】

【岩の上に一羽のカモメ】

【鮑古丹からスコトン岬を振り返る】

【ゴロタ岬から見たスコトン。ゴロタ岬はけっこう登る】

【ゴロタ岬の下の海はなぜか色が変わってる】

【とりあえず礼文的花越しの山々。花はシシウド的、しもつけ草的だけど名前は不明】

【ゴロタ浜から見たゴロタ岬。ゴロタ浜には大きな丸い石が多数】

【電柱、電線が無いことがこんなに気分が良いこととは・・・。ここでバイクのコマーシャルが撮れそうだ】

【レブンアツモリソウは厳重に管理されている。】

【礼文島には昔から人が住んでいたらしい。さらに礼文島は日本海の海流の影響でそんなに寒くないらしい】

【キャンプ場の裏山に登り久種湖を望む。右手奥に見えるのは利尻山】

2017年7月24日月曜日

礼文島2(2017.7.24)

【7/24・月】二日目・久種湖キャンプ場


礼文島へのフェリーは大混雑。高齢者の団体ツアーが多い。フェリーターミナル前の店のニイチャンの話では6月のレブンアツモリソウの時期はさらに混んだとか。昨夜の稚内野宿の影響で船内で爆睡。礼文島のバス停で知り合った単独のオネエチャンと久種湖キャンプ場辺りでおしゃべりしてその日は終わった。


彼女は結婚を前に最後の自由を満喫すべく2ヶ月ほど北海道を放浪するとか。車で一人で回っているらしい。この日は利尻に宿を取ったので午後の便で帰っていった。私のテント泊に興味があるらしくテントの張り方その他テント泊にまつわる装備をじっくり教えてあげた。前夜の睡眠不足の影響でどこにも登る気もなかったので楽しい時間だった。


夕方、キャンプ場近くの漁協直営スーパーで瓶詰のウニ購入。そのウニで酒を飲み〆はウニ雑炊。自分で言うのもなんだけど久々に美味い食事だった。


◆主な出費
  • フェリー(稚内ー香深)2370円
  • バス(香深-久種湖):960円
  • 久種キャンプ場:600円
  • 粒ウニ瓶詰:1713円


◆行動記録
  • 6:20フェリー稚内発(6:20)
  • 2時間程度で香深着、1時間ほど待ちバスでキャンプ場へ

【久種湖キャンプ場でテント設営。一日600円、シャワー100円】

【久種湖キャンプ場は明るく開放感があるキャンプ場。虫は少ないけどカラスは多い】

【現地調達の食材】

【翌朝作った、利尻昆布ラーメンウニ入り】

2017年7月23日日曜日

礼文島1(2017.7.23)

【7/23・日】一日目・稚内野宿

久々の中部国際空港は今まで経験したことのないほど混んでいた。夏休みになったばかりの日曜日だ。私にとっては夏休みも日曜日も関係ない。ただ天気の様子を見ながら出てきたら混雑のピークにあたってしまったと言うわけだ。シニア割引チケットを求めて購入カウンターで聞いてみれば21,810円。2年前は16,000円だったんだけどな、、、。

旭川から名寄行きのワンマンは懐かしい気動車。北海道らしく扇風機もエアコンもない。でも窓は開く。発車前の車内は最近の高温気候の影響でムシムシ状態。発車して窓から爽やかな北海道の風が入ってくると考えるのは甘い。北海道の風も愛知県とほとんど変わらなかった。

音威子府で1時間停車。乗り合わせた若者から稚内の幕営情報ををゲット。今夜の宿はまだ決めてない。名寄で電話した稚内の民宿にすべて断られた私としては有り難かった。彼等は天塩中川の先の問寒別にある北大の森林関係の研究所でこの夏2ヶ月過ごすらしい。

音威子府発は夕方五時過ぎ、この頃になると涼しい風が吹いてきた。北海道のJRはトンネルが少ないけど、珍しく長いトンネルで日本海側に出た。まもなく日が沈む。その夕日が灰色のピラミッドの肩に落ちて行く。利尻山だ。その頃になると車窓から吹き込む風も寒くシャツを長袖に代えた。

稚内で宿を探すもどこも満室。やっと見つかったビジネスホテルも一泊12000円。夏のこの時期どこもそうだとか。「ちょっと考えます」と引き下がるも絶対泊まりたくない。稚内と言えば北堤防ドームのテント泊がライダー方面に有名なんだけど北堤防はテント禁止の表示。あえてテントを張っている強者もいるけど小心者の私はそこまでしたくない。

稚内駅は道の駅と共同運営している珍しい駅だ。駐車スペースの脇には広大な芝生広場もある。そこには數張りのテント。私もテントを張るこことを考えるも何か面倒になってきた。気候も良いし最悪ドームの下で横になれば良いや、とのんきな考え。

しかし、甘かった。夜が更けるにつれてどんどん気温が下がってきた。カッパを着る。非常防寒用のダクロンジャケットも着る。しかし寒さはますます厳しくなる。とくに海沿いの風が辛い。コンクリートに当たるケツが痛い。段ボールが欲しい。昔、ダンボールを奪い合って事件になったホームレスの方がいたようないなかったような、、、。

だったらテントを張れば良いのだが、テントもマットもザックの底。めんどくさい。それもこれも北堤防のキャンプ場禁止の張り紙が原因だ。景観上問題があるなら死体のように転がって寝ている私の方が問題のような気がする。北堤防に夏になると発生するテント村はまさに稚内の夏の風物詩。関連各位に再考を求めたい。


◆主な出費(7/23)
  • 名鉄(金山-中部空港):810円
  • ANAシニア割引(中部空港ー旭川空港):21,180円
  • バス(旭川空港-JR旭川駅):620円
  • 昼食(カツサンド、イカリング、鯖寿司高菜巻):783円
  • 旭川ー稚内(18切符):2370円
  • 夕食(稚内の中華屋でビール、餃子、チャーハン):2050円


◆行動記録
  • 6:57勝川発
  • 7:24金山発
  • 7:48中部空港着
  • 8:40 中部空港発
  • 10:25 旭川空港着
  • 10:50 旭川空港発
  • 11:25 JR旭川駅着
  • 12:31 旭川発
  • 19:49 稚内着

【宗谷本線は電化されてない。当然、架線はない。スッキリしていいね】

【北海道のJR駅舎は昔の貨車を再利用か。】

【原野の向こうに利尻山。その方向に夕日が落ちる】

【稚内港北防波堤ドーム。昔は夏になるとテント村出現。今は稚内駅の道の駅で車中泊村に代わっている。ここのテント泊は若いときの北海道への憧れと重なっていたけどなあ・・・。】

2017年7月17日月曜日

鳳凰三山3・撤退(2017.7.17)

当初、南御室小屋に泊まった後、薬師、観音、地蔵の鳳凰三山を越え、白鳳峠から広河原へ下山。その後、バスで夜叉神峠登山口に戻る計画。白鳳峠からの急な下山ルートが厳しそうだ。


前夜のテント泊は快適だった。良く眠れた。気分よく薬師岳への登りにかかる。登山道は展望は無いものの南アルプスらしいコメツガの樹林の中の道。しかし、急な登りが続く。天気ははっきりしない。1時間半ほどで樹林が切れ展望のあるピークに到達。北岳は雲の中。でも振り返れば富士山が見えた。


当然、写真を撮る。そんな数分間に富士山も雲の中に隠れた。これからの天候に不安がよぎる。雨の中は歩きたくない。そのうちに雨が落ちてきた。風も強くなる。カッパを着込む。この雨の中、地形図を見るかぎり最低4個のピークを越え、最後の急な下りを下らねばならない。ずぶぬれになってバスに乗るのも気が進まない。


てな感じで、撤退の理由をあげ連ね二人で今後の行動を検討。けっか、あっさり撤退を決定。いままで歩いてきた道なので様子もわかる。お散歩気分で帰れる、と、思ったのは甘かった。久しぶりの登山だったので消耗が激しい。登山口まで戻った時はヘロヘロ状態。雨のせいで撤退したのは正解だった。あのまま進めば、とんでもない苦行を強いられていたと思う。


今回、いろいろ学んだことが多かった。体力、特に筋力の低下ははなはだしい。下り道で自分の体重を確保できない。加齢により予想以上の体力が落ちている。一時摂取していたサプリメントも飲まなくなっているし、山にも行ってないし、食生活も不健全だ。これからは真面目に体を鍛え直して、山に入ろう。しかし、今更体を鍛えることはできるだろうか?単に消耗するだけだったりして・・・。不安だ。


■行動計画
  • 4:00 起床
  • 5:30 出発
  • 6:50  富士山展望(砂払岳)
  • 7:15 下山開始
  • 8:15 南御室小屋
  • 9:00 発
  • 9:40 苺平
  • 11:10  杖立峠
  • 12:20 夜叉神峠
  • 13:30 夜叉神峠登山口
  • 16:10 芦安市営駐車場発、229キロ
  • 18:20 諏訪大社前宮分岐、292キロ
  • 高遠、権兵衛峠経由
  • 21:50 加子母、435キロ

【薬師岳手前のピークから富士山が見えた。でも、すぐに雲の中。】

【地蔵岳方面も雲がかかり始める】

【夜叉神峠へ戻った時には天候は回復していた。でも、撤退してよかったと思っている】

2017年7月16日日曜日

鳳凰三山2・南御室小屋(2017.7.16)

深夜、寝つきは良かったけど、朝起きたときの気分はイマイチだ。なんとなく頭がふらふらする。登山口からカラマツの間の緩やかな道を歩き始める。歩きやすい道だけどなぜか調子は上がらない。


コースタイムを大幅に遅れて夜叉神峠にたどり着く。峠は予想外の展望だった。北岳、間ノ岳、農鳥岳の3000mの稜線が一望できた。梅雨明け前の天候不安の時期としては上々の天候だ。


夜叉神峠に上がれば南御室小屋まではお散歩気分、と勝手に思っていた。しかし、それは私の勝手な思い込み。久々のテント泊装備を担いでの登山はなかなかハードだった。それにコース自体けっこう遠い。さすが南アルプスの一部だけある。


■行動記録
  • 6:30 夜叉神峠登山口発
  • 8:00 夜叉神峠
  • 10:30 杖立峠
  • 13:00 苺平
  • 13:30 辻山
  • 14:00 南御室小屋
  • 暗くなるまで宴会
  • 20:00  就寝

【夜叉神峠への道は緩やかな良い道だ】

【夜叉神峠は思った以上に展望が良かった。白根三山の展望台】

【樹林の中の展望のないルートだけど唯一苺平の隣のピーク(辻山)から展望が得られる。北岳方面は雲の中だったけど鳳凰三山方面はかろうじて見えた。地蔵岳のオベリスクも見えたような見えないような・・・。】

【南御室小屋は古風な山小屋だ、でも水は良い】

【テン場も賑わっていた】

2017年7月15日土曜日

鳳凰三山1・前泊(2017.7.15)

テントを買った。最近、重い装備のテント泊はあきらめていた。もっぱら軽量装備での日帰りピストン。しかし、たまたま覗いた山道具屋で軽いテントを発見。重量1キロ。私の持っているツエルトより軽い。もちろん私のテントとは比べ物にならないほど軽いのだ。最近の装備の進歩に驚き、思わず購入。


買ったからには行かねばならぬ。知り合いに声をかけ、行先は鳳凰三山に決めた。私は最近年のせいか睡眠に難がある。当然、小屋泊は絶対避けたい。そんな気持ちもテント購入のきっかけでもあった。おりしも夏の三連休。アプローチのバスは大混雑の予感。鳳凰三山なら登山口まで車で入れるし、小屋もテント泊で快適だろう。


今まで諏訪湖の東は東京の勢力範囲。したがって意識的に避けてきたけど、今年の春、甲府へ向かうJRの車窓から眺めた鳳凰三山は美しかった。


初めて、訪れた芦安駐車場は北岳登山の拠点だけにさすがに車が多かった。その先の夜叉神峠登山口の駐車場も車は多かったけど、余裕をもって駐車できた。そこで友人と合流し、車中宴会。就寝は深夜になってしまった。


■行動記録
  • 10:45 加子母発
  • 仮眠
  • 12:50 楢川道の駅、96キロ
  • 16:00 芦安市営駐車場、203キロ
  • 16:30 夜叉神峠駐車場、209キロ

【南アルプス林道の途中にある芦安市営駐車場。駐車無料。日帰り温泉あり。ここからバスが出るけど、甲府からも直通のバスが多数】

【夜叉神峠登山口にも駐車場がある。収容台数100台、無料】