2018年1月21日日曜日

円空館(2018.1.21)

ここ数日、暖かい日が続いている。久々の遠出を画策していたけど、数日後に全国的に雪の天気予報。あっさり出撃は諦めた。昔は時間があれば天気予報のことなんぞ気にも留めなかったけど、最近は天気が気になる。寒いのは嫌だ。

最近、やっぱり家が一番快適としみじみ思う。「これじゃイカン、体を動かさねば」と歯を食いしばって出撃した。とは言っても行先は近場。先日、時間切れで入れなかった関の円空館。車で行けるお手軽コースだ。

関の町を越え長良川を渡るあたりは昔の風情が残っている。小瀬の鵜飼、関観光ホテルあたりから見る長良川は懐かしい雰囲気だ。近くは弥勒寺跡として整備され広い駐車場もある。そこに車を止め案内標識に導かれて円空館へ向かった。

特に円空仏に興味があるわけでもないんだけど、初めてじっくり見た円空仏は素晴らしかった。生涯に一万体以上の仏像を残すことの信仰心の一端に触れた気がした。特に初期の丁寧に彫られた仏像は円空の基本的な技術の高さを物語っている。

帰りに、気になっていた武芸八幡宮へ寄ってみた。予想以上に立派な神社で古く苔むした石の太鼓橋から大きな杉木立の参道が良い感じの神社だった。

【駐車場から円空館への竹林の中の道】

【円空館、入場料250円、15分のビデオを見てから係のオッチャンの説明を聞きつつ見学】

【円空館近くのピークから長良川を見下ろす】

【長良川の脇に円空が即身仏となった入定の地がある】

【武芸八幡宮の石の太鼓橋は渋い】

【参道は綺麗に保たれていた。参道脇には赤松も多い】

2018年1月18日木曜日

葛井寺(2018.1.18)

葛井寺と書いて「ふじいでら」と読む。その葛井寺に行ってきた。場所は大阪の南、藤井寺「ふじいでら」にある。この南大阪は先日訪れた仁徳天皇陵の百舌鳥古墳群にも近く、なかなか古いものが多い。仏像としては葛井寺の千手観音、道明寺の十一面観音、観心寺の如意輪観音など個性的な国宝が有名だ。

藤井寺から古市にかけては百舌鳥古墳群と並ぶ古市古墳群がある。どちらも大和政権以前の古い時代の気配がある。今回、葛井寺から古墳周辺を歩き道明寺の十一面観音も見る作戦。しかし、道明寺の十一面は現在、東京国立博物館へ出張中。なかなか観音様も忙しい。

葛井寺の千手観音は毎月18日に開扉される。なぜ18日かと不思議だったけど、道明寺で聞いてみたら18日は観音様の日だとか。したがって、すべて開扉は18日と言うことらしい。道明寺は25日も拝観できるらしいけど、その理由は聞かなかった。

初めて見た葛井寺の千手観音は美しい仏像だった。写真で見た感じとは異なり、現代的な「シュッと」したイケメンだ。立った仏様を想像していたけど座った姿だ。千手観音は坐像の方がバランスが良い。立った姿に千本の手を背中に背負うと、宝塚の舞台を思い出すもんねえ・・・。

予想以上に良い感じの仏像を見て満足だった。残すところは道明寺と観心寺だ。しかし、観心寺は年に一度の開扉なので拝観は難しいかもしれないね・・・。

【葛井寺は18日は縁日】

【葛井寺(ふじいでら)】

【仲哀天皇陵。近くの応神天皇陵は工事中。古墳って特に見るところもないけど、なぜか惹かれるものがある。千年以上前に確かに何かがなされたということが実感できるからなのかな・・・・。】

【道明寺天満宮】

【シュラ。古墳時代に巨石運搬用の木の橇。道明寺天満宮にあった。】

【道明寺。道明寺ってなんとなくなじみ深い名前だ。桜餅、そして大阪夏の陣。後藤又兵衛が討ち死にした場所らしい。大阪城からかなり離れた場所だったんだねえ・・・。】

2018年1月9日火曜日

仁徳天皇陵(2018.1.9)

昔、教科書で仁徳天皇陵と学んだけれど最近は大仙古墳というらしい。その大仙古墳へ18切符の最後の一枚を握りしめて行ってきた。大仙古墳は堺にあるとは知っていたけど、まさに堺のど真ん中にあった。

天王寺からチンチン電車で堺まで210円。とりあえず堺市役所の21階にはある無料展望台に向かう。展望台のボランティアガイドのオッチャンから話を聞けた。世界遺産登録を目指しているとかで、ボランティアのオッチャンにも力が入る。

初めて見た仁徳天皇陵は巨大だった。写真で見る前方後円墳のイメージは感じることはできない。ただただ巨大な森がのっぺり続くのみ。千年以上前、なぜこんな巨大な墓が作られたのか?不思議だ。これを古代の歴史ロマンというのだろうけど、ただただ不思議だ。

時間がなくて、あれこれ歩き回ることはできなかったけど、堺から南大阪を経て奈良へ続く地域には巨大な古墳も多くなかなか興味深い。いろいろな疑問は多いけど、巨大な古墳が多数あることだけは事実だ。暖かくなったのんびり歩いてみたい。

【新学期も始まりJRの運転席後ろは子供から高齢者の専用席と変わっていた。その会話の端々に出る「急行比叡」「急行東海」などなど言葉が懐かしい】

【堺市役所21回展望室から仁徳天皇陵を見下ろす】

【堺市役所】

【仁徳天皇陵正面。ここにもボランティアスタッフ多数。】