2013年5月25日土曜日

能登4(2013.5.25)

本来なら、温泉で一風呂浴びて夕食となるのが理想だけど、今回の旅は夕方ギリギリまで車で走っている。昨日も風呂へ入れなかった。北陸に来たら温泉に入らねばならぬ。ネットで確認してみれば、金沢の奥座敷・湯涌温泉総湯は朝7時から開いているらしい。とりあえず湯涌温泉へ向かってみる。カーナビが故障しているので、適当に金沢中心部を突き抜け山の方へ向かう。ちょいと迷ったけど、なんとか湯涌温泉に着いた。

湯涌温泉は15年ほど前に訪れたことがある。当時の共同浴場はボロボロの建物だったけど、新しくなったとの情報もある。でも、当時もナカナカ良い湯だった記憶がある。たどり着いた総湯・白鷺の湯は立派な建物で、湯量も泉質も良かった。満足だ。

湯涌温泉で朝湯を楽しみ、山越えで城端へ出る。このルートは初めて走る道だ。湯涌温泉のオッチャンに走れるか確認したところ、毎年11月から5月まで閉鎖になるけど、今は通れるとの事。新緑の林道的道路だけど、舗装はしっかりしている。新緑が美しい。途中でウドを取る。

その後、城端から五箇山相倉集落を見学し、高速で高山まで出てワラビを取りつつ帰宅した。今回、能登半島の海岸線を一周したけど、来年この時期に、輪島の北西側・猿山岬の海岸あたりで、魚を釣りつつ、ワカメを取りつつ、山菜とりつつのキャンプをしたいと考えている。(2013.5.25/土)

◆行動記録
 5:00 日の出
 7:00 道の駅・内灘サンセットビーチ発
 8:10 湯涌温泉(715キロ)
      白鷺の湯(350円)
10:40 人形山展望台(753キロ)
10:45 五箇山相倉集落(755キロ)
      駐車場500円
11:40 発
12:30 昼寝再出発
14:30 道の駅・渚
14:50 小坂(858キロ)
      給油
16:15 ワラビ取りつつ加子母着(902キロ)

 【湯涌温泉総湯・白鷺の湯。入浴料金350円。湯量・泉質とも満足】


【五箇山相倉集落。遠景は人形山。今年は6月2日が山開き】

2013年5月24日金曜日

能登3(2013.5.24)

朝6時起床。8時半から始まる朝市を覗く。朝市のオバチャンは元気だ。干物、ワカメ、豆大福、輪島塗のオワンを買う。購入したオワンは輪島塗と言うには申し訳ないほどの安価な物だけど、店のオバチャンが言うには、「塗りむらが有るけど、10年は問題なくモツ」との言葉を信じて買ってみた。帰宅後、ラーメンを作って、そのオワンで食べてみたけど、手触り、口に当たる感覚はほんまもんの漆器の感じだった。

朝市の後、門前の総持寺に向かう。門前は輪島のちょいと隣、直接向かえばすぐに着いてしまうけど、あくまでも海岸線をたどってみる。輪島の北西側の海岸線は道路も狭く、車も少ない。ここまでは開発は進んでいないようだ。能登の秘境かもしれない。途中、上大沢に綺麗な海岸発見。近くにはトイレもあって絶好の車中泊ポイントだ。付近の家々は巨大な竹箒を逆さに敷き詰めたような垣根で覆われている。「間垣の里」との表示もある。出会ったジイチャンからの情報としては、この地域は冬、風が強く、小石が吹き飛ばされガラス窓が割れるほどの厳しいところとか。

小さな漁港の横の岩場を覗くと、足元にワカメ発見。しばらくワカメ採集に励む。そのワカメは車のリヤキャリアで干し、立派な干しワカメとなった。

ワカメ採集の後、総持寺へ立ち寄り、能登半島西海岸をひたすら南下。能登金剛を越えると志賀原発が現れる。思うに原発はどこの原発も素晴らしい景観の海岸線にある。この美しい海岸を汚染することがないように心から願うばかりだ。

そろそろ陽が落ちる。千里浜なぎさドライブウエイを夕陽を背に爆走する計画はとりあえず達成することが出来た。水際ギリギリを車で走るのは不思議な感覚だ。気の小さい私は波打ち際に近づくのを躊躇してしまうけど、地元の車は波が洗うほどの場所にまで車を進めている。その後、道の駅・内灘サンセットビーチで本日の行動終了。道の駅・内灘サンセットビーチは素晴らしい車中泊ポイントだ。河北潟の先に金沢の街が広がり、遠くに白山を望む。振り返れば日本海に夕陽が沈む。翌朝、5時に見た日の出もも美しかった。(2013.5.24/金)

◆行動記録
 6:00 起床
 9:30 輪島発
10:00 上大沢(528キロ)
      ワカメ採取
11:00 門前・総持寺(546キロ)
12:10 発
12:40 黒島
      角海家(300円)
      思いがけず立派な廻船問屋住宅
13:30 発
14:40 世界一長いベンチ(ワカメ干し)
15:40 発
16:30 千里浜(622キロ)
18:00 道の駅・内灘サンセットビーチ(684キロ)

 【輪島朝市、干物、干しワカメ、豆大福、輪島塗オワン購入、8時半開始】


 【間垣の里、上大沢集落】


 【上大沢で見つけた海岸。ここでワカメ採取】


 【総持寺は曹洞宗大本山。永平寺、神奈川鶴見総持寺との関係を寺の坊さんに聞いたけどここでは割愛】


 【門前のチョイ先の黒島にある廻船問屋住宅「角海家」。海の見える当主の部屋。昔、ここで囲碁を打ちつつ戻ってくる船を待ったらしい。窓から見える海は青かった】


 【角海家外観。控えめな外観だけど内部は素晴らしい。こんな家に住みたいものだ】


 【黒島のちょいと南にある阿岸本誓寺。遠目にも巨大なわらぶきの本堂。インパクトのある寺だ。】


 【「日本一長いベンチ」の海岸でワカメを干す。午後の陽射しにパリッと仕上がった】


 【能登金剛の南に「日本一長いベンチ」との表示を見つけた。日本海を見下ろす高台にただ長いベンチがあるだけだけど、素晴らしく開放的で気分の良い所だ。西向きのこのベンチに座って夕陽を眺めればさぞ良いだろうなー・・・。】


 【夕陽を背に千里浜なぎさドライブウエイを爆走】


【翌朝見た内灘サンセットパークからみたサンライズ】

2013年5月23日木曜日

能登2(2013.5.23)

昨夜は、七尾着が遅れ和倉温泉に入れなかった。和倉温泉総湯は朝7時に開くはず。朝食後、総湯へ向かってみる。平日の朝風呂はさすがに空いている。今日も天気は良さそうだ。朝の陽射しに溢れる露天風呂。極楽極楽。湯から上がり、お約束の温泉卵作成に励み、今日の行動開始となる。

今回は海岸線を出来る限り忠実に一筆書きする予定。とりあえず能登島へ渡る。常に海岸線を右に見て能登島を半周して宇出津に向かう。海の色が濃い。遠くに立山が見える。昨夜は海鮮系の夕食だったので、昼食は地元スーパーで確保した能登牛的和牛の焼肉とする。宇出津遠島山公園の桜の木の木陰に車を止め、車の後席のドア全開にしてガスバーナーのフライパンで焼肉開始。ついでにビールも一口。当然、その後昼寝。吹き抜ける五月の風が心地良い。まったくゆるい行動だ。

その後、珪藻土七輪工場、狼煙灯台、時国家、千枚田など能登観光のお約束スポットをめぐりつつ、輪島に着いたのは夕方6時。久しぶりの輪島の町は昔の面影はまったく無し。ひなびた最果ての漁港の町をイメージしていたけど、新しく作られた町並みは「るるぶ的」民芸調家並みが続く観光地となっていた。朝市用駐車場に車を止め、車中泊体制を確立後、街場へ食事に出る。しかし、「朝市の街」輪島の夜は早い。店はあるものの閉まっている店が多い。やっと見つけた小さな寿司屋。遠路はるばる輪島まで来たので、ちょいと期待した寿司屋だったけど、ハッキリ言ってたいしたこと無かった。残り少ない人生、残り少ない貴重な食事の機会を一回無駄にしてしまった。残念だ。(2013.5.23/木)

◆行動記録
 7:30 和倉温泉(315キロ)
      総湯(420円)
 9:00 発
11:30 宇出津(390キロ)
15:30 狼煙灯台(458キロ)
16:00 発
16:30 時国家(600円)(487キロ)
17:15 発
17:30 千枚田
18:00 輪島(510キロ)

 【和倉温泉・加賀屋横の公園にある温泉卵作成施設、10分から15分と書いてあったので10分やったけど、硬めだった。以前も固めに作ってしまった気がする。次回は8分で再挑戦してみたい】


 【珠洲手前の見附島。遠くに立山が見える】


 【狼煙灯台】


 【時国家。見学料600円。17時まで見学可能。近くに上時国家も有るけど、改修中。時国家は壇ノ浦で敗れた平時忠が配流されたのが起源らしいけど、豪農と廻船業で栄えたらしい。同じ平家一門でも五箇山に隠れ住んだ面々は麦屋節なんぞ歌いながら田植えをしていたとしたらえらい違いだ。なにごとにも逃げて問題解決を先送りすることはよくないことなのかも、と、思いはあらぬ方向へ向うも、考えすぎだよね・・・。】


 【能登の千枚田、輪島のちょいと東】


 【輪島港の突堤から見たクラゲ、水は綺麗だ】


【輪島港】

2013年5月22日水曜日

能登1(2013.5.22)

好天が続く今年の5月、どこへ行こうか?迷ったけど、能登半島に出かけてみた。能登は昨年6月、富山経由で七尾から和倉温泉まで訪れた。今回、その続きとして能登半島一周の計画だ。

能登は私にとって縁が深く、学生時代の親しい友人が宇出津出身で、その実家に泊めてもらい夏をすごしたり、また別の友人の家に泊めてもらったりした青春の思い出満載の土地なのだ。さらにまた別の機会に山菜取りで大かぶれして顔が二倍ぐらいに腫れたこともあった。しかしそれらも20年以上前の話、ほとんど記憶の彼方の出来事だ。

今回初日は七尾「道の駅・食祭市場」駐車場での車中泊と定め、国道41号線をひたすら北上。しかし、七尾食祭市場着は夕方5時を過ぎてしまった。食祭市場の営業は夕方6時で終了してしまう。とりあえず、今夜の夕食を調達。イカ、タイの刺身、黒鯛の昆布ジメ、宗玄(珠洲の地酒)のワンカップなどを調達し、外のベンチで夕食開始。

心地良い潮風に吹かれつつ飲む宗玄が美味い。昆布ジメの黒鯛も良い味だ。5月も終盤、日も長くなり、暑くもなく、虫も少なくて車中泊には最適な季節だ。地酒でヘロヘロになり車に倒れこみ、あっという間に熟睡。深夜目覚めて聞いたNHKラジオ深夜便。「昭和42年の流行歌」と言う番組をやっていた。当時の事や、泊めてもらった友人の顔なんぞ思い出しつつ、七尾の夜は更けていく。(2013.5.22/水)

◆行動記録
10:30 春日井給油
12:15 加子母(80キロ)
15:00 道の駅・細入(214キロ)
17:00 道の駅・いおり(297キロ)
      能登観光情報ゲット
17:20 道の駅・能登食祭市場(309キロ)

 【七尾・能登食祭市場には快適なベンチがある】


【食祭市場げゲットした食料、昆布ジメ黒鯛、タイ刺身、イカ刺身で1350円】

2013年5月17日金曜日

天蓋山(2013.5.17)

2013年、今年の5月は爽やかな空気に満ちている。例年、春は天気が良くても空が霞み展望に不満なことが多い。でも、西穂丸山も田立天然公園も展望が素晴らしかった。今回の天蓋山も素晴らしい天気に恵まれて楽しいハイキングだった。まあ、退職して時間が出来たのが天候に恵まれた山行が出来るようになった原因だけどね。「雨の日は登らない」、これが最近の合言葉だ。

天蓋山は北アルプスの西側、山之村にある。位置的に言えば神岡の東、新穂高温泉の西といったところか。通常笠ケ岳はロープウエイなど東から見ることが多いけど、西側、裏から眺めることになる。

国道41号線を北上。下呂温泉を越えると新緑真っ盛り。この時期の新緑は本当に美しい。緑にも色々な色があることを痛感する。平湯経由で山之村に入ると、芽吹き直後の状態になる。この芽吹き直後の緑がまた良い。まだ葉が茂る前なので森全体が明るい。枯れ枝の先の小さな緑の芽が青い空と遠くの山の雪に映える。

山之村は今となっては人も少なく、山深い雰囲気が残っていて私は好きだ。今回、平湯経由で車を走らせたけど、直接向かうのなら、神岡経由の方が近いかもしれない。

その山之村の施設「夕顔の駅」が登山口。登山者用駐車場に車を止め、キャンプ場を抜けて歩き始める。登るにしたがって、背後に白い稜線が見えてくる。北の股岳、黒部五郎、笠ケ岳のピークだ。さらに登るとそのピークのスカイラインがつながってくる。

山頂からの展望は素晴らしい。正面の北の股、黒部五郎、笠ケ岳が近い。その左は薬師、立山、そして剣のピラミッド。右に目を転じると、焼岳、乗鞍、御岳が見える。背後を振り返ると白山が白い。穂高は笠ケ岳に隠れて見えないけど、槍の穂先は笠と黒部五郎の間に遠く見える。天蓋山は飛騨側の北アルプスの展望台だ。

下山後、平湯の「旅荘つゆくさ」に電話してみる。小さな宿なので泊まれるかどうか不安だったけどあっさり「泊まれる」とのこと。久しぶりに下山後の温泉もゆっくり楽しめた。宿のオバチャンが言うには、週末の天気予報が芳しくなく、全員、キャンセルとなってしまったのこと。「つゆくさ」は1泊二食で7500円。この方面ではイチオシの宿だけど、週末はいつも満員。天候が危うい週末前夜のキャンセル狙いが宿泊のコツかもしれない。

翌日の土曜日も快晴。朝の露天風呂からは笠ケ岳のピークが白く光っていた。天候に恵まれ、人も少なく、温泉も良い、とてもついていた天蓋山だった。(2013.5.17)

◆行動記録(5/17)
 7:20 加子母発
 8:40 美女峠展望台(62キロ)
 9:00 板蔵ラーメン(75キロ)
 9:45 平湯民俗館(103キロ)
10:45  夕顔の駅(144キロ)
11:00 登山開始
13:00 天蓋山山頂
13:30 山頂発
15:00 夕顔の駅下山
16:30 旅荘つゆくさ


 【天蓋山登山口は山之村「夕顔の駅」に隣接するキャンプ場。無料の登山者用駐車場有】

 【歩き始めは芽吹き直後の明るい林の中】

 【高度を上げるにしたがい背後に稜線が現れる。左から薬師岳、北の股岳、黒部五郎岳】

 【芽吹き直後の緑は美しいねえ】

 【まだ雪も残る】

 【天蓋山山頂。気持ちの良い頂上だ。背後は右から笠ケ岳、黒部五郎、北の股岳の稜線。】

【旅荘つゆくさ二階の露天風呂。笠ケ岳を望むことができる。】

【平湯の民俗資料館には露天風呂あり。入浴料金寸志(300円)。なかなかお奨め。】

2013年5月5日日曜日

松阪・和田金(2013.5.5)


GWも終盤戦。各地の高速は渋滞しているらしい。でも天気は良いので何処ぞに行かねばならぬ。じゃ、電車で近場へ行くか?てな感じで、近鉄電車で松阪へ出かけてみた。名古屋から約1時間半で松阪駅着。JRと近鉄が同じ改札内に同居する珍しい駅だ。

駅を出て観光案内所で情報収集。松坂城、本居宣長旧宅、御城番屋敷を回り、最後に松阪肉のすき焼きを食べるのがお決まりのコースらしい。松阪肉といえば和田金だ。名前だけは知っている和田金。高いらしい。

常々、280円の吉野家の牛丼を愛用している私としては、普通なら考えることもなく飲食候補の対象外となるところだったけど、今年の異常気象の影響か、爽やかな五月の風に誘われたのか、和田金に入ってしまった。「還暦も過ぎ、和田金に入れないなんてどうよ?」と、強気の私だったのです。

靴を脱ぎ、座敷に上がり、仲居さんがメニューを持ってきた。すき焼きコース、(松)15800円、(竹)13800円、(梅)10800円。仲居さんの説明では値段の違いは肉の部位の違いで、すべてのコースは肉130グラム、厚めの肉2枚。勢いで和田金にあがった私は若干逆上気味。(松)を注文しかけたけど、同席した友人が竹にして肉を追加したらどうか?との冷静な提案。

仲居さんを横に二人で熟考数分。(竹)と追加肉一人分の肉の総量一人195グラムと決定。現役時代、仕事上の重大決定をするより慎重かつ大胆な意思決定であった。コースの牛肉タタキなんぞを摘みながらビールを飲みつつ、待つこと数分。松阪牛が登場した。

和田金のすき焼きは炭火の上に置いた鉄鍋に牛脂を薄く引き、肉を2枚敷き詰め、砂糖をまぶし、醤油を振りかけ、色が変わったら卵に潜らせすぐに食べる方式。食べること以外はすべて仲居さんがやってくれる。初めて噛んだ和田金の肉、一口目は素晴らしく美味かった。

私の場合、一枚が大きいので一枚を三口ぐらいで食べる。最初の一枚を食べた後、野菜(煮えやすいタマネギなど)を食べ、二枚目に突入。二枚目を三口で食べ、シイタケ、豆腐など味のしみにくい野菜を食べる。その後、追加の肉を食べ、ご飯、味噌汁、漬物、デザートで終了。

初めての和田金だったけど、とりあえず美味しかったとだけは言っておこう。しかし、最初の一口目の美味しさが、食べ進むにしたがって小さくなってくるのが不思議だった。最後は、お腹一杯。追加の肉は不要だったかもしれない。

松阪の町はお城を中心に古いものが良く残っていて、日帰り散策には良い所だ。再度、松阪城近辺を徘徊し、次回は「一升びん」の回転焼肉の打ち上げを考えている。(2013.5.5/日)

◆情報
・近鉄(名古屋-松坂): 1230円(特急使わず)
・和田金(竹コース) :13800円
・和田金(追加肉二枚): 9800円
・和田金(ビール)  :  750円
・和田金(サービス料):   10%

 【松阪城はなかなか良い】

 【松阪城から街を望む。松阪の街には高い建物がない】

 【本居宣長旧宅の宣長の部屋は向かいの外から眺めることになる】

 【松阪城の藤棚】

【松阪城のすぐ横にある御城番屋敷。重要文化財だけど賃貸物件でもあるらしい。家賃は月8万円程度。耐震補強、シャワートイレの改修済みとのこと】

2013年5月3日金曜日

田立・天然公園(2013.5.3)


今年のGWは好天が続く。でも、何か変だ。あまりにも快適だし、爽やかな空気に満ち満ちている。時々、気温も25度以上の夏日も有るけど、蒸し暑さは感じない。こんな快適な日々を過ごしているのに落ち着かないのはなぜかなー・・・。畑の野菜が育たないし、芽を出したジャガイモも霜でダメージを受けている。

それはそれとして、あまりの爽やかな五月の陽射しに誘われて、田立の滝へ出かけてみた。田立の滝は50年以上前、私がまだ紅顔の美少年だった頃から有名な観光地だ。その後、今から20年ほど前、山の仲間と登山口の駐車場で宴会をしつつ、滝めぐりした記憶があるけど、どんな滝だったのかほとんど記憶はない。

記憶がないぐらいだからたいした期待もなく、「新緑を楽しむ近場のハイキング」、といった期待で出かけたけど、なかなか面白いコースだった。滝に沿った登山道はけっこうスリルに満ちていたし、メインの天河滝はナカナカの滝だった。

登り始めて2時間程度で、不動岩展望台。すっぱり切れ落ちた不動岩からの展望は素晴らしい。恵那山が大きい。そこからさらに1時間ほど先の天然公園にはちょっとした湿原もあり、木製の展望台もある。その展望台からみた御岳、乗鞍、前穂吊尾根、さらに中央アルプスが良く見えた。空気が澄んでいるせいか、周囲の山々クッキリ、ハッキリ良く見える。ハッキリ遠くまで見通せるのはうれしいけど、やっぱり今年は何か変だ。(2013.5.3/金)

◆行動記録
 8:30 JR田立駅
 8:50 粒栗駐車場(登山開始)
 9:50 螺旋滝
10:20 天河滝
11:20 不動岩
12:30 天然公園着
13:00 同発
15:15 駐車場(行動停止)

 【滝沿いの登山道から不動岩が見える】

 【滝沿いの登山道は吊橋多数】

 【天河滝は田立の滝群のメインだ。左下の人と比べると大きさが分かる】

 【登山道の木道はケッコウ危うい】

 【不動滝(?)】

 【不動岩から見る恵那山は大きい】

 【不動岩から天然公園までは林道をのどかに歩く】

 【途中には素堀のトンネルもある。昭和初期の森林鉄道の名残とか】

 【天然公園展望台から北を望む。左から御岳、乗鞍、穂高】

 【天然公園展望台から北東を望む。空木、南駒方面】

【天然公園にはちょっとした湿原もある】