2018年10月31日水曜日

正倉院展(2018.10.31)

10月も後半になりやっと天候も落ち着いてきた。秋の行動計画をたててみたら以外と日程がタイトだ。ようするに天候が落ち着かず秋が短い。里芋、大根を収穫し、大豆を乾かし、畑の天地返しもせねばならない。12月末までの近鉄株主優待券が十枚残っている。正倉院展の開催期間も以外と短い。榛原戒長寺の銀杏も見に行かねば、、、、。

と、ちょいと追い詰められたけど、何事も一つ一つ片付けるしかないと、現役時代の心境に立ち返りとりあえず正倉院展に出掛けて見た。オオゲザダネ、、、。

急行を乗り継ぎ奈良には午後二時半に到着。いつも正倉院展はオータムレイトチケットを利用している。要するに終了間際の遅い時間帯のチケットだ。これなら料金も安いし人も少ない。オータムレイトチケットの販売開始は午後三時半。

まだまだ時間はあるので東大寺周辺をぶらぶらして時間を潰す。奈良公園から東大寺への道は奈良観光のメインストリートでいつも大混雑。しかし東大寺の裏を回る道はいつもひっそりしている。奈良博物館に戻りチケットを購入後、隣りの仏像館を覗いてみる。昨年は室生寺の釈迦如来像に驚いたけど今年も釈迦如来像は展示されていた。室生寺にはもう帰らないのかな,、、、。

仏像館を出たとき4時半。4時半からオータムレイトチケットが使えるけど、この時間は絶対に混んでいると判断して、近くのファミマでイイチコのワンカップとミックスナッツを購入。暮れなずむ奈良公園で鹿を眺めつつ一杯飲む。ほろ酔い気分で五時ちょい過ぎに正倉院展に入った。残り時間は一時間を切っている。

残り時間は少ないけど、この作戦は大正解。さすがに残り一時間では観客は少ない。当然、どの展示も余裕で見れる。音声ガイドを聞きながら回れば一時間で十分だ。今年の展示は有名なものは特になかったけど見所は多かった。図録の代わりにいつも買う来年のカレンダーも買うことができて、一つ仕事を片付けた感じだ。

正倉院展を出たとき外は真っ暗。近鉄奈良駅に向かって興福寺の境内を突っ切る時、完成した中金堂をライトアップするイベントに遭遇。何か得した気分だった。


◆行動記録
10:41 近鉄名古屋
12:03 伊勢中川
12:57 名張
14:30 近鉄奈良
戒壇堂、正倉院、二月堂、三月堂、南大門を経由して東大寺を一回りして奈良博物館
15:30 オータムレイトチケット販売開始
チケット購入後常設展を見る
16:30 入場可能
17:15 入場(残り一時間切るものも人が少なく快適)
18:00 閉館
18:30 近鉄奈良発(特急1610円)
夕食:柿の葉寿司
21:00 ちょい前近鉄名古屋着

【東大寺へ向かうメインロードから一歩路地に入れば静かになる】

【戒壇堂の石段】

【東大寺を背に鹿が遊ぶ】

【正倉院は立派だ。良く残ったものだ】

【二月堂。以前ここからお水取りを見た】

【三月堂、美しい建物だ】

【今年の目玉は玳瑁螺鈿八角箱(たいまいらでんはっかくのはこ)、その他、特に有名なものはないけど、見どころは多い】

【興福寺のライトアップショー。なかなかの見ものだった。無料で楽しめて嬉しかった。】






2018年10月25日木曜日

藤原岳(2018.10.25)

昔の山仲間から「藤原へ行かないか?」との誘いがあった。しかし所用があり行けなかった。その時から藤原岳が気になっていた。藤原岳は昔から有名な鈴鹿の山だ。私の若い頃には新聞のスキー積雪情報も掲載されていたような記憶がある。スキー場もないのに積雪情報とは不思議だけどね。

しかし、私はまだ登ったことがない。だったら行ってみよう。と言うわけで、前日、京都で買った和菓子六個を行動食として持ち、出かけてみた。この秋一番の好天に恵まれた楽しい山歩きだった。先日の白山での異常な消耗に若干自信喪失の私だったけど、今回は楽しい山歩きが出来て自信も少し回復した。まだまだ頑張れそうだ。

冷静に考えれば、前回の白山の行動時間は十時間以上。今回はその半分程度の行動だった。要するに若い頃と同じ行動は無理で、年相応の行動をしなければならないのかもしれない。それはそれで少し寂しいけどね。

今回、藤原岳大貝戸登山口へカーナビに導かれて向かったけど想定外の養老越えの山岳ドライブだった。峠から見下ろす濃尾平野は広かった。思っても見なかった養老からの展望も経験して嬉しかった。まだまだ知らない場所がある。

◆行動記録
6:20 自宅発
養老越え
8:20 大貝戸登山口、56キロ
8:45 登山開始
10:45 八合目
11:45 山頂小屋
12:30 山頂
14:45 大貝戸登山口へ下山

【大貝戸登山口には立派な休憩所がある、無料駐車場も完備】

【最初はスギ林の中の緩い道を進む】

【八合目を過ぎると展望が得られる】

【山頂小屋、ここから頂上まで20分】

【小屋から山頂へ行く途中から岩をまとったピークを望む】

【カレンフェルトは霊仙と同じ。この地形を作る石灰岩はヤマビルも育てる】

【広大な山頂部の小さなピークの一つが藤原岳山頂だ】

【山頂から下界が良く見える】

2018年10月24日水曜日

養源院(2018.10.24)

最近の京都は異常な混雑だ。京都を散歩するときは静かな場所を見つける事が肝要。そんな時、友人から養源院と相国寺承天閣美術館の情報をゲット。俵屋宗達と伊藤若冲の襖絵が良いらしい。素直な私はその言葉を信じて、京都駅から養源院、ついでに京大博物館を経由して相国寺承天閣美術館、京都駅と京都の東半分を一日かけて歩いて回った。

天気も良く楽しいハイキングだったけど久々の歩きは少々疲れた。でも次回の山登りのトレーニングとしては良かったかもしれない。やっぱりある程度の体への負荷は必要だね。

◆行動記録
7:16 JR名古屋発
9:45 JR京都着
京都駅でホーライ豚まん二個購入(340円)、その後賀茂川河原で摂取
11:00 養源院
13:00 京大博物館
14:30 承天閣美術館
15:45 三条西洞院の古いうどん屋にて天ぷらうどん(600円)
六条西洞院で和菓子6個購入
16:45 京都発
米原でラーメン
19:05 米原発
21:20 帰宅

【七条大橋を眺めながら河原に腰かけ豚まん二個】

【養源院は浅井長政の菩提寺、浅井三姉妹ゆかりの寺だ、一か月後には紅葉が良さそうだ、拝観料500円】

【京大は観光地だ、でも金閣寺や三十三間堂とは少し違う】

【京大博物館、70歳以上は入場無料】

【相国寺はいつ来ても静謐だ】

【初めて訪れた相国寺承天閣美術館、金閣寺も銀閣寺も相国寺の塔頭と初めて知った


2018年10月22日月曜日

明星山(2018.10.22)

昔、山仲間から糸魚川の近くにロッククライミングの有名なゲレンデがあることを聞いていた。でも、名前も忘れて数十年経過した。笹倉温泉の帰り道、たまたま立ち寄ったヒスイ峡でその場所に遭遇。名前は明星山。展望所から望む四百メートル以上の石灰岩の壁は凄い。車で乗り付けその全貌を眺められるところは珍しい。

その後、晴れた山々を眺めながら道の駅で野菜やリンゴを買いながら帰還した。紅葉は山の稜線あたりに始まったばかりだけど、天気の良いこの季節のドライブは実りの秋を実感できて楽しいものだ。

◆行動記録
8:40 笹倉温泉発
9:45 能生漁港発、305キロ
11:50 ヒスイ峡、345キロ
13:20 道の駅小谷、371キロ
15:00 道の駅堀金
18:30 加子母。579キロ

【ヒスイ峡へ直接行く道は不通で高波の池経由で向かう】

【明星山の岸壁は道の横】

【近づくと迫力がある】

【小谷の道の駅から望む山の稜線の紅葉が始まっている】

2018年10月21日日曜日

笹倉温泉(2018.10.21)

笹倉温泉に泊りその前後に能生漁港のアジ釣りと山の紅葉を楽しむべく、ジックリ計画を立てて出撃した。当然、車の中には新しいサビキ釣りセットと百均で買ったバケツ、ロープなど準備万端整っている。さらに最近の餌のオキアミはチューブ入りで常温保存可能。これなら臭いの心配もない。便利な世の中になったものだ。

能生漁港は家族連れも多く、特に女性の釣り人が目立つ。その釣り方は一般的な釣り人とは異なり、肩の力を抜いたオバチャンがスーパーで魚をゲットするのと同じ空気でアジを次々とあげている。まさに食料調達としての本来あるべき釣りの姿だ。

私も負けずに釣りを開始するものの、初めての釣り場に戸惑い、なかなか釣果があがらない。夕方までねばりアジ三匹とサヨリ十匹ほどをゲット。釣果はさておき、秋の明るく温かい一日を楽しく過ごすことができて幸せだった。

その後、能生の町のスーパーで食料を調達し笹倉温泉に投宿。釣りの時間が不確定だったので朝食付きで税別7000円。今から25年前ぐらいに訪れたことがあるのだがほとんど記憶はない。紅葉にはちょいと早かったけど、翌日帰り道で振り返れば噴煙をあげる焼山の丸いピークと、隣のなだらかな火打の稜線が美しかった。

◆行動記録
7:15 加子母発
9:30 今井道の駅、118キロ
11:30 白馬そば神 189キロ
12:00 発
14:00 能生漁港
17:00 釣り終了
18:30 笹倉温泉279キロ

【この秋一番の晴天、八方尾根を挟んで五竜と白馬三山】

【笹倉温泉からの帰り道、火打と焼山が良く見える】

【帰宅後、釣果を処理、新鮮な干物は美味い】

【関係ないけど最近我が家に野良猫が現れる。帰宅した時もお出迎え】

2018年10月13日土曜日

能生から帰宅(2018.10.13)

昨夜は夕方六時頃から眠りにつき、起床は朝6時。深夜時々目が覚めたものの睡眠は十分だ。家ではテレビえお見ながらの宵っ張りだけど、車中泊なら暗くなったやることない。これが健全な夜と言うものだ。寝起きのコーヒー楽しんだ後、車の窓から漏れるラジオ体操に合わせて体を動かす。海を見ながらのラジオ体操はオツなものだ。

遠くの堰堤に釣り人多数。能生漁港に車を回し覗いて見る。アジを中心にイロイロつれている。港の横には「しおさい公園(かな?)」もありトイレもある。したがって家族連れの釣り人も多い。テーブルと椅子を出してのどかな気配だ。気候の良い秋口の過ごし方としては良い感じだ。

その後、富山八尾でお土産用昆布締めを買い、大長谷の今日の庵でソバを食べて帰った。今回の行動の目的の一つに大長谷から楢峠経由で岐阜県河合へ抜ける国道471号線の状況の確認があったんだけど、夏前に「秋には通行可能になる」と言われた楢峠は現時点では通行止めだった。

◆行動記録
6:00 起床
7:15 道の駅能生出発
8:00 能生漁港 アジ釣り、潮風公園
   朝日から富山まで高速利用
10:30 八尾スーパー 502キロ
11:30 大長谷温泉蕎麦屋「今日の庵」
13:00 発
14:00 41号合流神通峡 568キロ
16:45 下呂 680キロ
19:20 帰宅793キロ

【能生漁港は釣人多数、アジ、カワハギ、サンバソウ・・・】

2018年10月12日金曜日

燕温泉(2018.10.12)

今年の8月は暑かった。9月になったら雨が続いた。毎週のように台風が襲来した。雨の日は歩かない私にとって、出撃の機会がほとんどない。10月になっても天候は落ち着かない。そして10月10日を過ぎてやっと天候も落ち着きつつある。山に行かねばならない。たまたま二日間暇がある。というわけで行き先も決めずに家を出た。

とりあえず国道19号線を北上。安曇野の道の駅で大雪渓の純米吟醸と土つきネギ一束購入。信州中野農産物直売場でリンゴ、信州味噌購入。その後、燕温泉へ向かってみた。本当は妙高に登りたいと考えていた。しかし、自由時間は二日間。登るのは無理だけど、登山口の確認と温泉は楽しめるだろうと燕温泉に向かったわけだ。

今から二十年以上前に燕温泉や関温泉には頻繁に来ていたが雰囲気はほとんど変わらない。しかし、燕温泉のスキー場はなくなっていた。燕温泉を徘徊しつつ、山葡萄取りつつ、最後に針村旅館の内湯で総仕上げ。幸せなハイキングだった。

燕温泉の紅葉を改めて見たけど、予想以上に色付いていた。出会った地元のオヤジの話では、後一週間後が最盛期とのこと。燕温泉の紅葉は以外と早い。その後、テレビで見た妙高市のとん汁屋でとん汁定食の夕食。初めて食べたとん汁はとてもおいしかった。今まで食べたとん汁とは全くの別物だった。その時、「妙高市」を初めて耳にし、あれっ?って感じだったけど、妙高市は以前は新井市だったようだ。その新井の時代に巨大なスキー場と豪華ホテルがあったけど、バブル崩壊とともに消えてしまったようだ。そのアライスキー場の山を眺めつつ、上越から能生へ向かう。その能生の道の駅で行動停止。秋になりとても快適な車中泊だった。

◆行動記録
5:15 出発発
7:15 大桑道の駅 99キロ
9:30 堀金道の駅 191キロ
12:30 信州中野農産物直売所 281キロ
13:10 野尻湖 302キロ
13:45 燕温泉 321キロ
15:45 徘徊、山ブドウ、温泉、発
16:20 妙高たちばな 上越 とん汁定食950円
16:45 発
17:45 道の駅能生 387キロ

【野尻湖、子供のころから名前だけは知っていたけど訪れたのは初めて】

【燕温泉は標高は低いけど紅葉は始まっていた】

【惣滝を展望所から眺める。近くに山ブドウ多数】

【燕温泉の無料露天風呂。週末を前に掃除が終わったばかり。お湯がまだ溜まってない。しかしオヤジ三人組が頑張って入っていた。】

【針村旅館の内風呂、ちょいと白く濁った湯はなかなか良い】

【妙高のとん汁屋「たちばな」、また食べたい】

2018年10月7日日曜日

大阪散歩(2018.10.7)

友人から貰ったものを含めて近鉄の株主優待チケットが8枚ある。有効期限は12月末。そろそろ使わなければ無駄になる。そんなプレッシャーから京都へ行くことにした。とりあえずの目標として養源院、相国寺承天閣美術館を目指し近鉄の急行で名古屋を出発。電車が出たとたん熟睡モード。目が覚めると「塩浜」だ。まだまだ先は長い。再度の熟睡。その後、目覚めと熟睡を数回繰り返し、現在位置を確認するとまたもや「塩浜」。あれ?

要するにずーっと塩浜に止まっているらしい。車内放送をじっくり聞けば、この先の「高田本山」で人身事故。そのまま電車はずーっと動かない。ほぼ満員の電車の中は皆さん平然としている。ひたすらスマホに向かい行儀が良い。この日は鈴鹿で何か大きなレースがあるらしいけど、不満をこぼすこともない。日本人はおとなしいねえ・・・。

やっと電車は動き出す。伊勢若松で大勢降りた後も、運行と停止を繰り返す。こりゃダメだ。アッサリ京都は諦めた。伊勢中川に着いたら大阪上本町行の急行が待っていた。面倒なので何も考えず上本町行に乗り込む。結局、八木で京都方面に行くことは止めて、そのまま大阪へ。

鶴橋で降りて、玉造日出商店街から京橋の立ち飲み屋を覗く。今から50年程前、数年間大阪で暮らした私にとって、環状線から見た鶴橋から京橋までの夜の暗い家並みはいかにも大阪的だったけど、今はそんな気配もない。大阪城公園も整備され、寝屋川沿いには高層ビル群もできている。

京橋の立ち飲み屋は休日でもあり大混雑。混雑した大阪の立ち飲み屋に入る体力は私の体には無い。そのまま大阪城を回り込み三光神社など覗きつつ上本町まで戻った。京橋の代わりに上本町のハイハイ天山閣に向かってみたけど、天山閣は休日休み。大阪の立ち飲み屋は楽しめなかったけど、なかなか気分の良い大阪散歩だった。


【玉造日之出商店街】

【日之出商店街の中できつねうどん。最近、年とともにきつねうどんが好きになってくる】

【大阪の町も渋い】

【三光神社】

【真田幸村の抜け穴かも・・・】

2018年10月3日水曜日

苗木城(2018.10.3)

以前から名前だけは知っていた苗木城に行ってみた。場所は中津川の木曽川沿いの山の上。典型的な山城らしい。竹田城、岡城、備中松山城、岩村、高取城などにも負けない良い城だった。天守閣跡の岩に組まれた展望台から眼下に流れる木曽川が美しい。狭い山の中の地形を巧みに利用した石垣も面白い。身近な所にも面白い場所があるものだ。

【小さいけれど複雑な石垣】

【本丸から見下ろした二の丸の礎石群】

【天守後に展望台が作られている】

【天守後展望台から木曽川を見下ろす】