2020年6月23日火曜日

アユ釣り(2020.6.23)

今から20年以上前、アユ釣りにはまった時期があった。しかしある日突然、その道具の大袈裟さに嫌気がさしてやめてしまった。長竿、アユ缶、鮎タイツ、引き舟、タモ、渓流足袋さらに超極細仕掛け。特に手元の視力が衰え細仕掛けが見えなくなったのがアユ釣り撤退の一番の理由かもしれない。その後、山登りに専念することになったけど、大袈裟な道具から解放されて素晴らしい解放感を感じたものだ。

その後、道具類は私の遊び道具の片隅に放置されていたけど、ある日突然、「そうだ、アユ釣りをやってみよう」と思ってしまった。道具を確認し、仕掛けもチェックして釣りに出掛けた。

久々のアユ釣りにちょっと緊張。オトリを三匹引き舟に入れて川に降りた。竿を伸ばして仕掛けをセット。この段階からすでに大苦戦。竿を伸ばすだけでも容易でない。足元はふらつく。引き舟に足が引っ掛かる。針をハリス止めに容れようとしてもハリス止めの穴が見えない。針がタモの網に引っ掛かる。オトリをタモに入れて鼻カンを通そうとするも鼻の穴が見えない。さらに決定的なのは手が震える。

ふらつく足元で三時間。釣果は二匹。「見えない目」、「震える手」、「ふらつく足元」では「良くやった」と言えるかもしれない。最近、山登りも息が上がる私にとって、アユ釣りも一つの行動の選択肢かもしれない。どちらにしても最近の私にとっての野外活動は「遊び」と言うより「修業」といった方が良いかも知れない。ジム通いと同じ心境で歯を食いしばって出撃している。

【大仕掛けなアユ釣り道具】

2020年6月16日火曜日

信州偵察(2020.6.16)

栂池自然園の水芭蕉が盛りらしい。ネットのライブ中継を見る限り、残雪の白馬乗鞍あたりを背景に木道を囲んで白い花が咲いている。栂池から天狗原を越え蓮華温泉へ行くルートは山スキーで有名だ。今から20年以上前、私も白馬乗鞍に登り尾根を滑ったり、振子沢を経由したりして何度も訪れたことがある。

栂池スキー場からゴンドラ・イブに乗り歩き出す。その途中、天狗原に登り始めるところに、ロープウエイの降り場があった。多分、冬場にはロープウエイは運航してなかったと思う。そこが栂池自然園の入口らしい。そんな時代は栂池自然園辺りには何の興味もなかったけど、今となっては山スキーで天狗原を越える体力は無い。もう山スキーをやることは諦めた。その代わり平らな湿原の中の木道を歩くことに興味が移った訳だ。

最近はコロナ騒動で山小屋の営業もはっきりしない。梅雨の合間に突然晴れた。その晴れを利用して、今年の北アルプス方面の偵察を兼ねて、信州側の登山口を訪れてみた。下道をのんびり走り、中房温泉、有明神社で蕎麦の昼食。栂池ゴンドライブのオネエチャンに水芭蕉の状況を聞き、姫川温泉・瘡の湯で一風呂浴びて深夜帰宅。山には登らなかったけど、楽しいドライブだった。

◆行動記録
7:40 加子母発
8:20 坂下(29キロ)
9:05 木曽福島道の駅(71キロ)
9:40 奈良井(95キロ)
11:10 堀金道の駅(エビカツ巻、おはぎ)143キロ
給油 149キロ
11:40 中房温泉分岐(154キロ)
12:10 中房温泉(169キロ)
13:00 有明神社(182キロ)
くるまや ざるそば 580円
13:40発 中房温泉分岐(184キロ)
14:40 白馬駅
15:00 栂池高原駐車場(242キロ)
15:40 発
16:30 姫川温泉瘡(あお)の湯(274キロ)
17:20 発
19:20 安曇野・餃子(352キロ)
22:50 加子母(499キロ)

【国道19号線からサラダ街道に入ると穂高が見えた】

【中房温泉への道。この道の緑は濃い。サルの群れも多い。登山自粛の立て看多数。ここまで立てなくても良いんじゃない。地元のオッチャンの話では7月になったら自粛も解除ではないかとの情報も・・・。】

【中房温泉は日帰り、宿泊も営業している。日帰り800円?】

【有明神社はなかなか立派だ。】

【境内に土俵もある】

【有明神社前の蕎麦屋「くるまや」は良い。ざるそば580円】

【姫川温泉・瘡の湯、入浴600円、泉質、湯量とも私好み。】

2020年6月5日金曜日

長崎温泉北原荘(2020.6.5-6)

3月ごろからなんとなく始まったコロナ騒ぎも6月に入りなんとなく収まったような?、収まらないような?。とりあえず緊急事態宣言は解除されたものの、県をまたぐ移動は自粛なのか?解除なのか?。熱中症対策でマスクは取っていいのか良いのか?ダメなのか?。感染対策で旅行は自粛なのか?経済対策でOKなのか?

要するに「どうすりゃ良いのか?」混沌とした世の中だ。こんな時こそ「自分自身の冷静な判断が大切」との勝手な言い分で出撃してみた。行先は「郡上八幡>御母衣ダム>白川村>五箇山>長崎温泉>瑞龍寺>八尾>池ケ原湿原>国道41号で帰還」という車での一筆書き。特に毎年GWの水芭蕉の時期に訪れる池ケ原湿原はどんな感じか気になっていた。

コロナ、コロナで街がざわついている間にも季節は進む。新緑はさらに濃くなり、陽射しはさらに強くなる。特に今年はコロナ騒ぎの影響か、自然の力強さを強く感じる。

【北原荘のロビー。太い柱に太い梁。磨き込まれた漆塗りが美しい。富山は一般的に立派な家が多い。さらに使われている建具も良いものが多い。昨今の街場の建築とはチョイと違う。宿泊は「のどぐろ御膳」コースで1泊2食付き12700円。温泉は一晩中入浴可】

【久々に訪れた高岡瑞龍寺。コロナ騒ぎの喧騒とは対極の静かな美しい寺だ。】

【池ケ原湿原。水芭蕉は終わって緑一色。人の姿は無い。静かだ。】


2020年6月3日水曜日

東大寺(2020.6.3)

東大寺へ行ってきた。先週の京都に引き続き、コロナ騒動の最中なら空いているのではないかとの読みでの出撃だ。その読みは的中。素晴らしく楽しい奈良の散歩だった。特に東大寺は修学旅行とインバウンドの姿は無く、きわめて静かな拝観が楽しめた。大仏殿に入ったのは何時以来かわからない。混雑の嫌いな私は、生きているうちに二度と大仏様のお顔を拝見することは無いだろうと思っていたので、とても嬉しかった。

南大門に向かう参道の両脇の土産物屋は半分以上閉まっていたけど、鹿はいつもより行儀が良い。人間の喧騒が無いと鹿の振る舞いも落ち着くのだろう。

最初、JR奈良駅から東大寺、浄瑠璃寺を経由しJR加茂駅まで歩いて、加茂からJRで帰還する作戦。かなりハードな計画を立ててはいたものの、この日は今年一番の暑さ。強烈な日差しではないものの、白い靄越しの日差しは、けっこう厳しい。その日差し以上に蒸し暑さはパンパ無い。あまりの暑さに、五劫院を過ぎ、般若寺で撤退を決意。

東大寺に戻り、裏の講堂跡の切り株に腰かけ、持参のイイチコを舐めつつ大休止。何事か?と不審に思って集まってくる鹿と触れ合いつつ、深い新緑をアテに飲む焼酎は、まっこと美味でした。

ところで、JRで勝川駅を出る時、駅に入ってきた電車がホームの入り口で緊急停止。勤務時間帯だったのでホームには多数の通勤客が並んで待っている。停止した電車はなかなか動かない。駅員からの説明もない。久しぶりの通勤電車なので、さぞ混乱すると思いきや、並んでいる現役世代は平然とスマホをいじっている。トラブルの原因に興味は無いのかなあ?不思議だ。その後、駅の構内放送でどこかで事故があったとの説明。運行復旧の予定は不明。しかし通勤客には動揺、混乱はない。

私の時代と言うのもナンだけど、私の現役時代に通勤時間帯にこんな状況が起きたら、かなりの騒ぎになるの思うのだが、不思議だ。昨今の若者は穏やかなのか?ゆとりがあるのか?感受性が鈍いのか?こんな風潮が私にとって全く理解不能な現政権の支持率が30%程度ある原因なのか?不思議だ。

◆メモ
・勝川-奈良(ジパング往復):3680円
・9:06 名古屋発
・12:00 JR奈良着(歩き始める)
・13:30 東大寺
・五劫院
・般若寺
・東大寺講堂跡(イイチコ)
・大阪王将(ビール、餃子、軟骨唐揚げ):870円
・17:13 JR奈良帰還

【静かな興福寺】

【南大門】

【南大門、仁王像、初めてゆっくり見た】

【南大門の天井、存在感あり】

【静かな東大寺】
【正面の灯篭】

【軒裏もじっくり見ると面白い】

【写真撮影可だった】

【大仏殿裏の講堂跡はいつも静かだ】

【鹿と触れ合う】

【講堂礎石、新緑が深い】

【五劫院】

【般若寺】
【正倉院】