2020年12月27日日曜日

飯田線(2020.12.27)

 コロナ、コロナで自粛の嵐。さすがの私も気分が沈む。「イカンイカン、どこぞへ行かねば」と18切符を握りしめ久々の出撃だ。でも「密」は避けねばならぬ。もともと混雑嫌いの私にとって「密」を避けるのは望むところだ。と言うわけで年末のこの時期、絶対に空いているだろうと飯田線で一筆書きの「乗り鉄旅」に出かけてみた。飯田線はこの夏、豪雨被害で不通となり乗り損ねた路線だ。以前から一度乗ってみたいと思っていた路線だが、年末のこの時期、乗る人間も少なかろうと思っての出撃だ。

朝ゆっくり家を出て東海道線で豊橋へ。私の読みどおり年末土曜日の東海道線はガラガラ。窓の外には太陽に照らされた蒲郡の海が光る。豊橋で壺屋の助六、おつまみセット、ピーナッツを購入。持参のイイチコワンカップ3本と合わせて、行動中の食糧計画も万全。一日一本の岡谷までの直通列車に乗り込んだ。

岡谷行の列車もほぼガラガラ。四人掛けのボックスシートは各々一人ずつののんびりモード。のんびりしたローカル線の雰囲気を十分楽しめた。その四人掛けに座る乗客はかなりの割合で岡谷までの18切符客。やっぱり私と同じような考えを持つ「酔狂」な人間は世の中に一定程度存在するんだなあ。

飯田線は広い伊那谷をくまなく巡るようにジグザグに進む。岡谷までの7時間近い乗車はさすがに疲れたけど、座っているだけで車窓からの景色が変わる状況は贅沢な状況と言うこともできる。急峻な中央アルプスや広大な南アルプスを眺めつつ、チビチビ舐めるイイチコが美味い。同乗した乗客とは話こそしなかったけど、岡谷までの長時間、近くにいただけでなんとなく親しみを感じる。本当はいろいろ話をしたいんだけどねえ・・・。

◆行動記録

9:01勝川、10:42豊橋、豊川、11:15新城、11:50本長篠15分停車、13:08水窪、13:30伊那小沢、14:10天竜峡、14:50飯田、15:15伊那大島、16:15駒ヶ根、17:40岡谷駅前徘徊、18:50塩尻、22:00春日井

【この日の行動食】

【ワンカップを飲むとき、ラベルを外す。こうすれば水を飲んでいるように見える。「ソンナコトナイ」との影の声。】

【秘境駅として有名だけど、なぜか天皇ご一家を思い出す。】

2020年12月12日土曜日

タクアン漬け(2020.12.12)

 今から20年以上前に田舎暮らしに関わった時、面白がってタクアンを漬けた事があった。しかし素人の悲しさ。大量の大根を無駄にした。苦い思い出だ。

今年の秋、世間はコロナ騒動で大騒ぎだったけど穏やかな日が続いた。その結果、野菜が大豊作。我が家も大量の大根に見舞われた。知り合いに配り、畑の隅に埋めたりして努力はしたものの8本の大根が行き場を失った。その時、二十年前の記憶が降りてきた。「駄目でもともと、タクアンを漬けてみるか?」とたくあん漬けに再挑戦。さてさてうまく行くかどうか?

◆材料

大根8本(3キロ)、糠600グラム、塩150グラム、砂糖120グラム、鷹の爪3本

◆日程

12/1:干す、12/12(土):漬ける、一週間後:水が上がる(予定)、それから二週間後食べ始め(予定)



2020年12月10日木曜日

高賀山御坂峠(2020.12.10)

 このところの連続出撃のきっかけになったのが12月4日に登った高賀山岩屋だった。時間切れで山頂は断念したけど、本当は体力不足で嫌気がさしたところが大きいと思う。その後、弥勒山、猿ばみ城と連続出撃したところ、徐々に体力回復。それに伴い自信も回復してきた。まだまだ老け込むには早い。

そんな気分で高賀山へ再出撃。前回、時間切れで撤退したので、今回は2時間早く行動開始を目指したけど、朝起きれなかった。結局、登り始めたのは10時40分。50分しか行動時間を延ばせなかった。

岩屋から先の登りは葉の落ちた明るい広葉樹林の森と所々に杉とモミの残る典型的なシンカツコンコウ林。山頂直下の御坂峠まで登り下山した。今回は疲れ嫌気がさして下山したのではなくて、急いで下山するのを避ける意味と来年新緑の頃に登る楽しみを残しておくという気分だった。

◆行動記録

8:40出発、10:40登山開始、12:00岩屋、12:50御坂峠、13:00下山開始、14:25下山

【御坂峠からは御岳が見える】

【藪椿も美しい】

【明るい森を歩くのは気分が良い】




2020年12月7日月曜日

猿ばみ城(2020.12.7)

 2日連続の出撃は良い感じだった。3日連続ならどうだろう?との単純な理由で猿ばみ城に登ってみた。ここはコースタイムは30分程度と短いものの急登が続きけっこうしんどい。今から十年ほど前、ちょっとした宴会のついでに登った事があったけど、宴会の影響か辛い登りの記憶がある。

久しぶりの猿ばみ城なので登山口が心配だったけど、アッサリ登山口に着いた。天気も良い、風もない。ここ数日、ひだまりハイクには最適な日が続く。体調も良いし楽しい汗をかくことができた。

【山頂の展望台から御嶽を望む】

【猿ばみ城はこう書く】

【眼下を木曽川が流れる。対岸に鳩吹山。その左に恵那山遠望】

【なかなか良い山頂展望台】

2020年12月6日日曜日

弥勒山(2020.12.6)

 今日も良い天気だ。昨日の高賀山での体力の衰えが気になり、体を動かしたい。どこぞに行かねば。とは思うものの起床は午前九時。取り敢えず手近な所で弥勒山へ登ってみた。

昨日に続き2日連続の出撃でどんな感じか気になったけど、体調は良い感じだ。やはり怠惰な暮らしを避け、体を動かす事は大切なようだ。

テレビで岐阜金華山や大阪金剛山に毎日登る高齢者が良く紹介されるけど、その気持ちが良くわかる。皆さん毎日登り、体調を確認する生活をしているんだなあ。私も同様の心境になってきた。怠惰な生活を意識で改善して行かねばならない歳になった事を実感しつつチョイと寂しい。思いっきり怠惰な生活は楽しいんだけどね、、、。

◆行動記録

12:50植物園、13;35大谷山、弥勒山、15;30植物園


【良い天気だ。遠くに御嶽が美しい。木に巣箱が取り付けられている。山頂には登山者の手から直接餌を食べる小鳥が多数。名前は解らないけど人に慣れている。】
【後日その鳥は「ヤマガラ」と判明。一年中弥勒山で餌付け可能とか。】


【後日(12月11日)みろく休憩所から名古屋方面の夕日が美しかった。】

【行動記録(2020.12.19)12:15植物園、13:35弥勒山山頂(山頂でミゾレ)、13:45同発、14:45植物園下山、写真:みろく休憩所で持参の焼き芋でヤマガラと遊ぶ】



2020年12月4日金曜日

高賀山岩屋(2020.12.4)

 12月に入っても暖かい日が続く。今日も明るい日の光の中で目を覚ました。コーヒーを入れ、燃えるゴミを出し、ご飯を炊いて朝食をとった。平穏な日の始まりだ。ここでふと思った。「こんな毎日を送っていて良いのだろうか?」どこぞ体を動かせねばならぬ。

取り敢えず散歩気分で家を出た。行き先は先日訪れた高賀神社方面。高賀山への登山口の偵察と、あわよくば高賀山へも登って見るか。でも出発したのは九時半を過ぎていた。

適当に走って昼ちょい前、高賀神社の登山口着いた。駐車場には数台の車。散歩気分で歩き始めたものの、道は徐々に急になった来た。初めてたどる高賀山へのルートは最初は緩やかな歩きやすい道だったけど、登るに従って急になり、落ち葉に埋め尽くされたルートは下山時のルートが気になるほどだ。

大汗かいて岩屋に着いた。聞きしにまさる立派な岩屋だ。日当たりもよく快適で近くに水場もある。気がつけば午後1時過ぎている。山頂までこの先どのくらい時間がかかるかわからない。装備も行動食も持ってないし、この時期日も短い。午後2時すぎると山は寂しくなる。

というわけでアッサリ撤退。はからずも久しぶりの山登りになってしまったけど、体力の衰えを再認識。コリャマズイゾ、なんとかせねば、、、、。

◆行動記録

9:30出発、11:30高賀山登山口、12:50岩屋、13:10下山開始、14:10下山登山口

【登山口にルート図発見】

【歩き出しは平坦な良い道だった】

【岩屋に着いた】

【下山後、高賀山を特定する。鳥居の左が山頂と思われるが確証はない】

2020年11月27日金曜日

御在所(2020.11.27)

 御在所へ来たのは何年ぶりだろう?今まで何度も御在所に登ったけどロープウェイで登った記憶はない。いつもロープウェイ代を節約するために歩いて登るのが常だった。今回はロープウェイで登りそして下り、湯の山温泉の温泉街を歩き紅葉を楽しむ作戦。

ロープウェイから見た御在所の山頂方面の姿は歩くときに見る景観と比べて迫力満点。ロープウェイの搭乗時間15分も長くて楽しめた。さらにロープウェイを支える大鉄塔や見下ろした時に感ずる高度感も素晴らしかった。駒ヶ根のロープウェイより迫力があるように感じたけどうかな、、、。

下山後、湯の山温泉の川沿いを歩いたけど、なんとなく温泉街は静かだ。昔賑わったところがさびれてくるのを見るとなんとなく寂しい。年とともに衰えつつある我が身を振り返りつつ無常を感じてしまう。そうそうロープウェイから見た紅葉はもう終わっていた。

【ロープウエイから望む御在所山頂】

【高度感は凄い】

【振り返れば伊勢湾】

【湯の山温泉大石公園】

2020年11月25日水曜日

上醍醐(20201125)

 私の知る限り京都の宮内庁管轄の見学可能な場所は四か所。御所、仙洞御所、桂離宮、修学院離宮の四か所だ。その中で仙洞御所には行ったことがない。見学が困難と思われた桂離宮、修学院離宮ともにあっさり入れた。「だったら今年は仙洞御所にでも行ってみるか?」と気楽な気持ちで早朝5時起きで家を出た。

順調に9時半チョイ過ぎにJR京都駅着。駅から仙洞御所にのある京都御苑にむかってのんびり歩く。受付開始の11時までには余裕で到着するはずだ。久々の京都の街歩きを楽しみつつ歩くも、京都の町中はほとんど紅葉する木が見当たらない。少しだけ残る銀杏の黄色が目につく程度。テレビその他メディアで盛んに絶賛する京都の紅葉はどこにあるのだろうか。私の知る限りここ十年ほど京都で美しい紅葉に出会った記憶は無いのだが・・・。

丸太町通りに面する御所までは予想外に時間がかかった。駅から丸太町通りまで意外と遠いんだ。京都御苑に入り仙洞御所の塀の先に数人の人影発見。これなら見学できるかな?と思ったのは甘かった。受付のある角を曲がると「当日申し込みは満員となりました」との表示がある。その先に間に合った人たちが椅子に座っている。と言う訳で、仙洞御所は断念。次善の策として上醍醐へ向かった。

上醍醐は醍醐寺の裏の山の中にある。修験道とも係わりが深くて、以前より関心があった。今まで二回訪れるも登れなかった。一度目は時間が遅くなって3時までの開放時間に間に合わなかった。二度目は数年前の台風で登山道が閉鎖された。今回は大丈夫だろうと適当に向かって、仁王門の受付で聞けば、登山可能とのことだった。

仁王門の右側を醍醐寺を回り込むように進み女人道で600円の拝観料を支払い山に入る。歩き出し早々、深い山に入った気配。でも歩きやすい平坦な道が山中に続く。歩き出し早々に「五丁」と書かれた丁石発見。高野山の丁石道は歩くにつれて減っていき、大門で「一丁」だったかな?要するに数字は減るのか増えるのか?関心のある所だが、次に見つけた丁石は「六丁」だった。だったらどこまで数字が増えたらゴールなのか気になる所だが、「十丁」過ぎても丁石は続き、最後ははっきりしないけど十八ぐらいだったかな。

のんびり歩いて一時間半程度で上醍醐の境内に入った。山の尾根に開かれた平坦な場所に多数の堂塔が配置されている。その配置は比叡山を連想されるが、比叡山と圧倒的に違うのはその静けさだ。国宝も含め、昔の建物を静かに眺める時、不思議な気分でだった。

◆行動記録

6:37勝川4300円(勝川京都往復ジパング)、9:45JR京都駅、10:45仙洞御所(断念)、11:10地下鉄烏丸丸太町(地下鉄東西線醍醐まで330円)、12:00醍醐寺、上醍醐徘徊、15:10下山女人堂、地下鉄山科まで260円、16:39山科発

【一時間以上前に満員になったとの情報も・・・】

【裏からタダで眺めた醍醐寺五重塔】

【上醍醐の入り口で空気が変わる】

【女人堂で拝観料600円】

【登山道はすぐに山の中】

【道は平たんだ】

【丁石発見】

【不動の滝、ここで中間、これからチョイと急な道になる】

【国宝清瀧殿、横の山から見ると思った以上に奥行きが深い】

【醍醐水】

【薬師堂、国宝だけど全体を撮影する場所がない】

【お堂の名前は忘れた】

【開山堂、ここも古い】

【開山堂から振り返れば京都南部が見える、宇治方面かな?】

【開山堂の紅葉の下で一人イイチコを飲む。美味い。】

2020年11月24日火曜日

七里の渡し跡(20201124)

 旧東海道の名古屋から桑名へのルートは海上となる。名古屋、三重の県境は木曽三川を含め湿地が続き、陸上の通行が困難だったからと思われる。その名古屋側の渡しの跡が「宮の渡し跡」。天気が良かったので熱田神宮近くの白鳥庭園から宮の渡し跡まで散歩に出た。

宮の渡しの近くに内田橋と呼ばれている橋がある。昔、名古屋の市電の終点で子供の私にとってはるか遠くの場所だったとの記憶だ。でも今となれば一時間程度の歩きで到達。当時の内田橋には冬に向かうこの時期、ハゼ釣りに連れてきてもらった記憶がある。でもハゼ釣りの船宿的な看板は見当たらない。このごろハゼは何処で釣れるのだろうか?正月用のハゼの甘露煮を作ってみたい。なぜなら美味いけど買ったら高い。

【七里の渡し跡はチョイとした公園になっている。白鳥庭園から堀川沿いを歩き、蓬莱軒でひつまぶし、良いねえ・・・。】


2020年11月19日木曜日

六社一観音3(11.19)

 なんとなく始まった六社一観音めぐりも三日目。残すは高賀神社、滝神社、金峰神社の三つだ。この三つは美濃から板取川に沿って直接向かうのが近そうだ。まず高賀神社へ向かう。さすがに中心的な神社らしく大きな鳥居と広い駐車場がある。隣りには円空記念館がある。たまたま円空の直筆の和歌の展示会もあり、熱心な係員の説明もあって面白かった。

その後、滝神社、金峰神社とサクサク回り、帰還途中に「大矢田モミジ谷」の標識発見。この季節の「モミジ谷」に単純に反応する単純な私は標識に導かれて大矢田モミジ谷に向かってみた。何も考えずに向かった大矢田モミジ谷は紅葉の名所らしい。多くの観光客で駐車場も満杯。参道には多数の屋台も出ている。

今回、たまたま始まった六社一観音めぐりだけど、遠くまで行かなくてもまだまだ知らないところが近場であることを痛感した。今回訪れた地域には高賀山、瓢が岳、今淵ガ岳の三つの山がある。高賀三山と呼ばれる事もあるらしい。昔、今淵ガ岳には登った記憶があるけど、ヒルにかまれたこと以外記憶は無い。円空記念館のオバチャンの話では高賀山の山頂からの展望はすこぶる良く伊勢湾まで見えるとのこと。機会があれば次はこの三つの山に登ってみたい。

◆9:30発、11:30高賀神社241キロ、12:15発(4月29日山開き祭り)、13:00瀧神社260キロ(桜並木)、13:30金峰神社272キロ、14:15大矢田神社288キロ、14:45発、16:30帰宅356キロ

【高賀神社の大鳥居】

【高賀神社の銀杏】

【高賀神社の紅葉】

【高賀神社の妖怪退治像】

【関洞戸円空記念館】

【滝神社本殿】

【裏に滝がある】

【参道の石段は急だ】

【近くに今淵ガ岳登山口もある】

【金峰神社】

【金峰神社拝殿】

【金峰神社本殿】

【大矢田神社の仁王門、神社に仁王門とは不思議だけど、仁王様が両側に二体】

【大矢田神社は紅葉の名所らしい】

【石造りの太鼓橋】

【大矢田神社本殿】