2013年10月18日金曜日

せせらぎ街道(2013.10.18)

例年10月中旬から山の紅葉は盛りになる。でも今年は様子が違う。そんな状況を確認すべく、とりあえずせせらぎ街道の西ウレ峠に出かけてみた。西ウレ峠は郡上八幡から清見経由で高山へ抜ける国道472、257、県道73のぶつぎれ街道だけど、このあたりでは紅葉の名所だ。

加子母から下呂、萩原、馬瀬経由で西ウレ峠まで行ってみたけど、紅葉はマダマダの気配。結論から言えば、今年の山の紅葉はかなり遅れているようだ。

今年はこの時期まで毎週のように台風が賑やかだ。この台風騒ぎが収まった頃に山の紅葉も盛りになるかもね・・・。(2013.10.18)

 【西ウレ峠のチョイ手前にあるこもれび広場】

 【紅葉はまだまだ】

【西ウレ峠からこもれび広場まで遊歩道がある】

2013年10月13日日曜日

恵那山(2013.10.13)

普通、登山口は地味で展望のないところだけれど、今回の神坂峠登山口は笹原の明るい所。途中のピークからは南、中央、北アルプスすべて望めて素晴らしい展望。しかし、登るにしたがい展望はなくなり、鬱蒼とした樹林の中を歩くことになる。まるで北八の雰囲気だ。

恵那山に登るには四つのルートがある。南側の黒井沢ルートが一般的だが、現在は林道が崩壊していて登れないらしい。この神坂峠からのルートは稜線沿いのアップダウンのあるコースで黒井沢ルートよりシンドイかもしれない。でも、変化に富んでおり、展望もすこぶる良くて、気に入ってしまった。

山頂周辺の紅葉は終わっているけど、そのすぐ下(標高1800mぐらい)は紅葉していた。ドウダンツツジの赤とブナの黄色が緑の針葉樹にからんでなかなかバランスの良い紅葉だ。しかし、今年の紅葉はイマイチかもしれない。知床のシラカバも色付く前に枯れたとの情報だけど、赤くなるまえに茶色に枯れたドウダンツツジもけっこう目立つ。

今年の夏は暑かった。あまりの暑さに、「山に行くのはもう少し暑さが落ち着いてから」などと思っていたけど、あっという間に秋になった。秋の山はなぜか寂しい。朝は寒いし、日暮れは早い。登山口に戻ったとき、陽は傾きギリギリの下山だった。あーっ疲れた。(2013.10.13)

◆行動記録
 5:50 加子母発
 6:30 中津川
 7:30 神坂峠
 7:50 登山開始
 8:10 パノラマコース山頂
 8:40 鳥越峠
 9:35 大判山
10:40 尾根上(天狗ナギ?)
12:05 山頂
12:45 同発
13:05 前宮分岐
14:30 大判山
14:45 同発
15:20 鳥越峠
15:55 パノラマコース山頂
16:25 下山

【神坂峠には萬岳荘という立派な浜小屋がある。トイレは有料(100円)。そのデッキ越しに富士見台方面を望む。良い天気だ。】

 【歩き始めてすぐに「パノラマコース頂上」と記されたピークに出る。そこから望む南アルプス。右から聖、赤石、荒川、塩見、間ノ岳、北岳、仙丈(間違ってるかもしれないけど・・・)】

 【パノラマコース山頂から望む恵那山。恵那山は南北側から見るとボリュームたっぷりの大きな山。90度ずらして東西方向から見るとピラミダルな山だ。】

 【御岳、乗鞍、穂高も見えた。】

 【恵那山山頂には展望台がある。でも、展望はない】

【山頂小屋。綺麗に保たれている。近くには水洗トイレもある。しかし水が流れない。「展望のない展望台」「水が流れない水洗トイレ」、文学的だなー・・・】

2013年10月10日木曜日

伊勢神宮(2013.10.10)

式年遷宮は20年前にもあったはずだけど、ほとんど記憶も興味もなかった。でも、昨今のメディアの過熱に誘われて出かけてみた。前日までの台風も去り、晴天の予感に出撃したものの、「何じゃこの暑さは・・・」。空気が澄んでいるせいか陽射しが異常に強い。

小学校の修学旅行は伊勢神宮だった。出発前にお土産用の「赤福」を学級単位に注文し、帰還後学校で渡されたことをなぜか覚えている。それ以来、何度も訪れているけど、イマイチ土地勘がシックリ理解できていない。近鉄を降りる駅は伊勢市駅か宇治山田駅か?内宮と外宮はどのぐらい離れているのか?歩けるのか?などなど、良く分からないままとりあえず近鉄伊勢市駅に降り立った。

伊勢市駅のすぐ近くに外宮はあった。内宮に比べ外宮はイマイチ存在感が薄い。でも、普通の神社に比べ規模は大きい。普通の神社っていうのもなんだけどねえ・・・・。外宮参拝後、お約束の伊勢うどんの昼食。うどんと言えば讃岐うどんで語られるように「コシ」が大切だ。しかし、この伊勢うどんにはコシはまったくない。クタクタ、フニャフニャのうどんなのだ。そのフニャフニャに甘いタレ状の汁がかかっている。薬味はネギ。テンカスも乗っていた。でも、このフニャフニャが妙に美味い。フニャフニャにも関わらずまた食べたくなる不思議なうどんだ。

うどんと共に飲んだビールでほろ酔い気分、内宮行きのバスに乗る。久々の内宮は平日にもかかわらずけっこうな人出だ。宇治橋を渡り境内に入る。木々が大きい。人出は多いものの、まさに神域の気配。玉砂利の参道にはゴミ一つ落ちていない。すがすがしい気分だった。

お参りを済ませ、おはらい町を冷やかしつつ歩き、あまりの暑さにカキ氷、ソフトクリーム何ぞ食べつつ、宇治山田駅前の割烹・大喜で早めの夕食。好天に恵まれ、きわめて日本的な行楽の一日だった。当然、帰りの近鉄は大喜で飲んだ冷酒で爆睡。(2013.10.10)

◆まとめ
・伊勢市駅と宇治山田駅はすぐ隣
・伊勢市駅は近鉄とJR共用の駅だけど、宇治山田駅は近鉄のみ
・外宮には伊勢市駅から正式な参道が延びている。でも宇治山田から歩いても距離はそんなに変わらない
・外宮から内宮までは距離4キロ程度。歩ける距離だけど、時間と酔いの関係でバスを利用した(410円)
・伊勢神宮周辺はバスが便利。でも短距離にも関わらずけっこう良い値段だ。
・帰宅後気がついたんだけど、伊勢神宮参詣フリーチケット(のようなもの)が販売されているらしい。往復の電車と現地バス乗り放題らしい。(詳細は未確認)
・伊勢での食事は宇治山田駅前の大喜がお勧め

 【伊勢市駅。外宮へはここから歩いて10分程度】

 【外宮の参道。木陰に入りホット一息】

 【外宮。ヒノキの香りも清清しい】

 【外宮(ビフォアー)、渋い】

 【内宮、休日にもかかわらず人出多し。】

 【内宮の脇にある荒祭宮。個人的なお願いは荒祭宮にするのが正式だそうだ。したがって参拝客で大混雑。購入した宝くじの当選のような現世利益はこちら。】

 【おはらい町も大混雑。伊勢にはお餅が多いね。そのどのお餅も美味しい】

 【おはらい町の混雑を避けるには一本裏の五十鈴川沿いの道がお勧め。暑い日だったけど午後の陽射しも遮られ、川風が通る】

 【近鉄宇治山田駅。昔と変わらないと思うけど、ハッキリした記憶ではない。】

【宇治山田駅前の割烹・大喜。なかなか良い。】

2013年10月3日木曜日

烏帽子断念(2013.10.02-03)

10月になった。北アルプスの稜線は紅葉に違いない。北アの紅葉と言えば涸沢が有名だけど、最近は退職後の高齢登山者の増加で平日でも一年で一番混む時期らしい。涸沢の小屋は大混雑で横尾に泊まり日帰りピストンで紅葉見物が賢いらしい。

そんな雰囲気だけで涸沢は行く気がうせる。ここ数年は烏帽子岳の紅葉を密かに狙っている。昨年は登山口の七倉まで行き、偵察ついでに、奥の湯俣温泉を訪れた。その時、下山した登山者から「烏帽子の紅葉は素晴らしかった」との情報。「行かねばならぬ」強い気持ちで七倉の登山口に到着。しかし、天気がイマイチだ。

とりあえず七倉山荘の温泉に飛び込み、風呂上りのビールロング缶。運転の疲れもあり、あっと言う間に車の中で熟睡してしまった。深夜目覚めると満天の星。でも、天気予報は芳しくないけどねえ・・・。

翌朝6時半、起床。明るくなった周囲を見渡せば、稜線は厚いガスに覆われている。「雨の日は登らない」信条の私としては、あっさり登山断念。今年も烏帽子に行けなかった。来年こそ、行きたいものだ。でも、体力は年々落ちる。行けるかなー・・・。

烏帽子に登るには、七倉から高瀬ダムまでタクシーで入り、日本三大急登といわれるブナ立て尾根を登らねばならない。でも、出発準備している登山者との情報交換で新しいアイディアが下りてきた。七倉から船窪小屋、烏帽子小屋経由して二泊で行く方が楽しそうだ。船窪小屋はランプの小屋として最近山ガールに人気だそうだし・・・。そうすればブナ立て尾根は下りに取れる。と、烏帽子は来年の課題とあいなりました。翌日、松川の下条農園でリンゴを買って帰還した。(2013.10.3)

◆情報
・七倉山荘入浴料:650円(チョイと高いけど素晴らしく快適、夜7時まで入浴可能)
・烏帽子小屋、船窪小屋は10月第二週まで営業(今年は10月14日)
・野口五郎、水晶小屋は現時点で閉まっている。
・下条農園のリンゴB級品1キロ200円(落ちたリンゴなど、傷もあるけど十分イケル)
・七倉から高瀬ダムへのゲートは朝6時30分に開く(16日からは8時)

◆行動記録
【10/2】
12:15 春日井発
13:15 中津川インター(64キロ)
      (高速料金950円)
14:20 道の駅木曽福島(119キロ)
15:25 サラダ街道口(164キロ)
17:15 七倉(234キロ)
【10/3】
 6:30 起床
 8:15 行動開始
11:00 山形(310キロ)
      水舎(蕎麦、天ぷら1530円)
      昼寝
13:00 道の駅ならかわ(338キロ)

 【七倉山荘。オニイチャンが一人で店番している。当夜の宿泊は一人だった。】

 【山は厚いガスの中。天気予報も芳しくない。当然登らない。】

【駐車場脇のダケカンバは黄色くなりつつあるものの、紅葉はマダマダ。】