2011年1月29日土曜日

有馬温泉

【有馬名物・金の湯。褐色の湯が浴槽から溢れる】


【有馬名物・銀の湯。入ってないから分からない】

【温泉街。けっこうにぎやかだ】

【温泉寺。有馬には古いもの多し】

【鼓滝。出合ったオバチャンハイカー情報「この上流に氷結した滝がある」とか】

【稲荷神社への登りから隣の山に大きなお寺発見。吉野の金峯山寺遠望の気配】

【銀の湯の源泉は炭酸泉。炭酸泉と称するものはいろいろ飲んだけど、ここの飲用炭酸泉はほんまもんの炭酸泉だ。ウイスキーと氷があればハイボールの作成可能】

【なんばの名居酒屋・二色。】

 昔から名前だけは知っていた有馬温泉。でも、なぜか「行ってみたい」感が湧かなかった。東の横綱・草津に対しての西の横綱との情報もあるらしい。それやこれやで、とりあえず出かけてみた。

 しかし、行き方が良く分からない。はっきりした最寄の駅が分からない。六甲山の北側にあるとの漠然とした位置だけは分かっているけど、どこからどう行けばいいのだろう。ネットであれこれ情報収集。梅田、宝塚、西宮、夙川、芦屋、三宮、神戸電鉄・・・、など、いろいろなところからバスが出ている。いろいろあると言うことが一番分かりにくい。要するにどうすりゃいいの?どこから行けばいいの?

 結局、次のルートに決定。名古屋からチケットショップでゲットした割引チケットで近鉄難波。そこから地下鉄経由で乗り入れている阪神電車で阪神西宮。徒歩5分程度の「西宮えびす」バス停から路線バスにて有馬温泉。

 朝名古屋を出て、午前中に有馬温泉着。観光案内所にて情報収集後、まずは「金の湯」に飛び込んだ。街には旅行者があふれていたものの「金の湯」は意外と空いていた。浴槽は二つ、熱い湯と適温の湯。その両方とも潤沢な湯が浴槽から溢れていた。大阪近辺の温泉でこんなに大量の湯が掛け流されているとはチョイと予想外。そしてちょっと嬉しかった。

 その熱い湯に入りつつ無念夢想の境地。とつぜん、あるメロディーが私の頭に降りてきた。そのメロディーは有馬温泉を歩き回っている間中私の頭を駆け巡っていた。「アリマ・ヒョーエノ・コーヨーカクエー」・・・・。

 金の湯から出て食べた、昼食のカレーうどんがなかなかインパクトがあった。その後、六甲山へのロープウエイ乗り場にて六甲方面のハイキング事情なんぞ情報収集。鼓滝、稲荷神社、温泉寺、温泉神社、あたご山公園などアップダウンの連続の有馬温泉大徘徊。

 稲荷神社への登りで近くの山頂に大きな軒の反り返ったお寺風構造物発見。見つけたからには行かねばならぬ。観光協会でもらったウオーキングマップにはそんな大きなお寺の紹介は無いものの、その方向の山頂に「妙見寺」との記載発見。

 その妙見寺への登りがきつかった。時間も残り少なかったので大汗かいてやっと到着。有馬温泉の中で最も高い場所のような気がする。風が冷たい。先ほどいた稲荷神社が眼下に見える。初めての有馬温泉だったけど、歴史にあふれた落ち着いた町だった。

 夕方、4時ごろ路線バスにて往路をそのまま帰還。難波で大阪方面徘徊時愛用している居酒屋「二色」にて酒、おでん、串揚げ、てんぷら、きずし(酢さば)、なまこ、鯨のベーコン。一人分約2500円弱。あいかわらず安く旨い。

 今回は初めての有馬温泉だったので名刺代わりの単純徘徊。次回は六甲山を越えて灘へ下り、灘の酒蔵見物(酒の試飲付き)、あるいは神戸側から登って有馬で一汗流すか、チョイと工夫したハイキングをしてみたい。どのちらにしても名古屋からの日帰り圏内であることは確認できた。(2011.01.29)

● 主な出費
*近鉄(名古屋>難波・割引):3200円
*阪神(難波>西宮):350円
*バス(西宮=有馬温泉):650円
*金の湯:650円
*カレーうどん(温泉卵ご飯付き):800円(?)
*バス(有馬温泉>西宮):650円
*阪神(西宮>難波):350円
*二色(難波・居酒屋):2500円近鉄(難波>名古屋・割引):3200円

2011年1月24日月曜日

上高地(三日目)

【大正池ホテル横から焼岳方面を望む】

● 総括
 久しぶりの冬の上高地。以前訪れたときは、いつも工事車両が目について、あまり静かな良い印象は無かったけど、今回はとても静かで気分の良いハイキングだった。穂高の吊尾根が望めなかったのは残念だったけど、この時期ならこんなもんだろう。最終日、朝8時半に宿を出て、自宅には午後1時前に帰宅した。(2011.01.24)

● 旅荘つゆくさ
*1泊2食 7350円(一人一部屋は8350円)
*冷酒(くすだま300ml) 840円
*冷酒(氷室吟醸300ml) 1570円
*釜トン送迎 2000円
*スノーシューレンタル 2100円
*電話 0578-89-2620

● 上高地の冬季用トイレは4ヶ所
*大正池ホテル
*田代橋
*バスターミナル
*小梨平キャンプ場
 
● 当日の入山者は50名程度か・・・
● 釜トンのアイゼン不要。ヘッドライトは必要
● 上高地徘徊にはバックカントリースキー、スノーシューはあると快適
● 上高地のバスターミナルの大屋根の下は昼食に最適

2011年1月23日日曜日

上高地(二日目)

【釜トンネル入口】


【釜トンネル入口の中の湯案内所は営業中だった】

【標識・冬用トイレ4ヶ所】

【釜トン内部には案内板が整備されていた】

【田代池近辺の自然研究路。静かだ。】

【梓川も静かに流れる。遠景は明神岳方面】

【ウエストン碑から望む霞沢岳。薄日が差してきた。】

【こんなズタズタのツエルトでも寒さは凌げる、でも寒い。】

【お約束の河童橋で記念撮影】

【冬用トイレは見つけるのに苦労する。内部はそんなに汚くない。】


【バスターミナルの大屋根の下は風も弱くて昼食には絶好だ】


【帰り道、焼岳のピークが見えてくる】

● 上高地徘徊
 一夜明け、天候も若干よくなってきた。宿のご主人に釜トン入り口まで送ってもらう。宿から10分程度。上高地といえば長野側沢渡から入山するのが常識だったけど、安房トンネル開通によって平湯からの利便性が格段に向上。長野側の狭くて曲がりくねったトンネルだらけのアプローチに比べ、平湯からの道の方が断然走り易い。ただ平湯トンネルの路面凍結には注意が肝要だ。私も昔、トンネル内で滑り側壁激突の経験がある。今回もトンネル出口直前で側溝に脱輪した名古屋ナンバーの車が傾いていた。

 現在無料の安房トンネルを抜けると釜トン入口。がっちりしたゲート、その前には数台の駐車スペースがあるものの、そこはタクシー専用だ。ゲート横には中の湯関係の案内所が営業中。ちょっとした飲み物、食料も買うことが出来る。その横には複数の簡易トイレが並んでいる。これらを見る限り、冬の上高地はけっこう人が来ていて、受け入れ体制も完備している気配。

 トンネル入口脇には「上高地へ入山される方へ」との看板もあるそこには上高地内の複数のトイレの場所が書いてある。大正池ホテル、田代橋、バスターミナル、小梨平キャンプ場の4ヶ所にトイレがあるらしい。

 10年以上ぶりに歩く釜トンネル。完全舗装の新しいトンネルは快適に歩くことが出来る。トンネル内の急登は昔と同じ。でも昔の素掘り、未舗装トンネルの味わいは無い。歩くこと30分で釜トン脱出。この釜トンの登りが今回の山行の核心部かもしれない。あとは平らな上高地をのんびり徘徊するだけだ。

 大正池ホテルで視界が広がる。大正池越しに焼岳が見える。稜線はガスっているものの雪をかぶった木々が美しい。ひょっとしたら見えるかな?とかすかか期待の穂高稜線は完全に雲に覆われている。大正池から自然研究路に入り、数人の人とすれ違いつつ田代池方面に向かう。

 田代池周辺の湿原も完全に雪の下。とても静かだ。夏の喧騒が嘘のようだ。田代橋から望む梓川も夏に比べて静かに流れている。水量も少ない。歩くに従って日が差してきた。ウエストン碑から望む霞沢岳の稜線越しに太陽が弱く光っている。

 歩き出してから3時間半。河童橋に到着。風が無ければ河童橋近辺のベンチで「のどかに昼食」との安易な計画。しかし、ベンチに落ち着いた途端、急に強風にあおられる。何とかなると思いつつツエルトで風除けを作るものの、最近開いたことも無いツエルトに設営に手間取る。設営用ザイルも無い。ポール代わりのスキーを立てるほどの積雪も無い。

 まあ、ぼろぼろになりつつも、何とかツエルトを木に引っ掛け、小さな風除けを。そんな風除けでも少しは寒さを防ぐことが出来た。しかし、美しい仕事にこだわる私にとって、納得できない。次回は美しく風除けを張りたいものだ。

 「楽しい昼食」とは行かなかったけど、とりあえず昼食を済ませ、河童橋でお決まりの記念撮影。たまたまツアーパーティーと出会って写真を撮ってもらったけど、そこまでほとんど人に会わず、静かな山行だった。その後、バス道路をひたすら歩いて釜トン入口に戻ったのは15時15分。宿のオヤジさんに迎えに来てもらい、宿の露天風呂には午後4時前に飛び込んでいた。厳冬期の上高地としては天候にも恵まれ、とても気分の良い山行だった。(2011.01.23)

●行動記録
08:30=>釜トン入口
09:00=>釜トン(上高地側)
10:00=>大正池ホテル
11:00=>田代橋
12:00=>河童橋
12:40=>河童橋発
15:00=>釜トン(上高地側)
15:15=>釜トン入口

2011年1月22日土曜日

上高地(一日目)

【旅荘・つゆくさの夕食】

【平湯温泉 旅荘・つゆくさ露天風呂】


● 平湯温泉・旅荘つゆくさ
 冬の上高地に行ってきた。今を去ること10年以上前、山の仲間と数回行ったことがあるが、最近は特に気に留めたことも無く、現状の情報も無い。その間、安房峠のトンネル開通、釜トンネル開通など周辺の状況も一変している。以前は入山前夜、坂巻温泉先のトンネルの中に車を止め、その横に張ったテントで仮眠。そのまま車をトンネル内にデポして歩き始めたものだ。要するに釜トンネルへの国道は通行止の行き止まり。駐車が可能だったのだ。しかし、現在は松本・高山間の国道が通行可能になったため駐車するスペースが無い。それが一番の問題だ。

 さらに、事前の情報収集で昨今の熟年登山ブーム。冬の上高地の受け入れ体制(トイレ問題)もあって何か議論が起き上がっているとの未確認情報も・・・。そんな状況を明確にするためにも直接出かけてみたわけだ。

 とりあえず、情報収集も兼ねて、平湯の宿へ問い合わせてみた。以前より重大な関心を持っていた「旅荘・つゆくさ」。ホームページを見る限り、最近流行の言葉で言えば「何か持ってる」宿と見た。そして結論。「旅荘・つゆくさ」は素晴らしい宿だった。そして「冬の上高地」も素晴らしいスノーハイキングだった。

 
 若い頃、冬の上高地は前夜発・日帰りが基本。でも、時間に余裕が出来た今、前泊、後泊の二泊三日。出発は一日目の午前11時。途中、下呂温泉で鰻なんぞ食べ、平湯温泉に着いたのは夕方4時前。さっそく飛び込んだ旅荘つゆくさの露天風呂。遠くの稜線は見えなかったけど、雪をかぶった山を見ながらの温泉はテレビの旅番組の気配。丁寧に出される夕食、冷酒(くすだま)もケッコーでおいしゅうございました。(2011.01.22)

2011年1月5日水曜日

東海自然歩道(八曽山)

【今井集落から尾張富士が見えた】


【時々道を失うも、この標識を探すのも楽しい】

【時々、このようなベンチあり】

【八曽山山頂からの展望は予想以上に良かった】

【内津峠近辺は高原状でいい感じなるも、各種資材置き場多数で若干気分悪し】

【内津神社は清浄な空気が流れていた】

【内津神社の」庭園、新緑の頃、再度訪れたい】

 
 正月、ずっと飲み食い、そして寝てばかりいるのもなんなんで、友人と二人で歩くことにした。行き先は東海自然歩道の尾張東部丘陵方面。下山後の公共交通機関が不便なので車2台で出撃し、終点の内津神社に一台置き、出発点の善師野に向かい、そこから歩く作戦だ。善師野で車の置き場に若干苦労したが名鉄善師野駅裏に強行駐車して歩き出したのは午前8時40分。
 
 冬枯れの田んぼの間をすり抜けつつ、山に入る。どんな歩きでも最初の一汗かくまでけっこうシンドイ。東海自然歩道の標識を探しつつ、尾張パークウエイに絡みつつ、奥入鹿方面「開拓パイロット」と表示されている方面を目指す。詳細な地図もないので途中、何度も道を失うも、歩き回りつつ東海自然歩道の標識を探す。その標識探しも東海自然歩道を歩く時の楽しみの一つかもしれない。
 
 奥入鹿では東海自然歩道の正式ルートから外れ、八曽黒平山に登り、その後、東海自然歩道に戻る。八曽山の登りではチョイと汗もかき、山頂からの展望も楽しめた。行動時間6時間強。午後3時に終点の内津神社へ到着。内津神社は新年の気配を漂わせ、なかなか清浄な気分に浸れた。(2011.1.5)
 
●行動記録
07時50分:下山後の車を内津神社にデポ
08時40分:善師野を歩き出す
10時20分:奥入鹿開拓パイロット
12時07分:八曽黒平山山頂
12時35分:奥入鹿八曽キャンプ場
13時10分:犬山小牧市境
14時24分:内津峠付近
14時50分:内津神社
15時40分:善師野で車回収