2009年10月28日水曜日

羽島温泉(8-1-31)

湯量が多いこと、湯温が高いこと、空いていること、清潔なこと、安いこと。これが私が温泉に求めるポイントだ。羽島温泉・老人保養センターはそのすべてのポイントを満たしている。入浴料金200円。ただし施設は古い、でも掃除は行き届いている。
 
自宅から片道1時間。現地滞在1時間。秋の気分の良い一日、浴槽の窓から差し込む陽の光を浴びつつ湯に漬かるのはまっこと極楽。頭を持たせかけた浴槽の縁からかけ流される湯があふれる。
 
帰り道、近くの木曽川べりの公園によってみた。木曽川は豊かな水をたたえ、河川敷に作られた広大な芝生の広場では高齢者グループがグランドゴルフ。湯上りのほてった体を川原を吹き渡る微風で冷ましつつ、グランドゴルフを観戦。ナゴヤドームでのプロ野球観戦より何倍も爽やかな気分だった。 (2009.10.28/水)
 
(羽島温泉・老人保養センター)
(木曽川)

(グランドゴルフ)

(馬飼大橋の取水堰)

2009年10月21日水曜日

東北(7-6-30)帰宅

ホテルルートイン長岡インターの朝食はバイキング。和食、パン食と、とりあえずそろっている。その中で、とても感心したこと。大きなジャーに入っているご飯が良かった。まさに「銀シャリ」。さすがに越後長岡だ。最近特に、朝食は暖かいご飯と、味噌汁があればそれで良い。海苔を追加し、大盛りで二杯食べてしまった。
 
せっかく長岡に泊まったので、河井継之助記念館を覗いてみる。そのすぐ近くに山本五十六記念館もあることを発見。河井継之助記念館の駐車場に車を置き、山本五十六記念館にも寄ってみる。
 
山本五十六記念館の受付のオッチャンが説明好き。いろいろ説明を聞く。その後、山本五十六の復元された生家、米百俵の記念碑、長岡城址、長岡戦災記念館をぐるって回る。戦災とは戊辰戦争ではなくて第二次大戦の戦災。当たり前か・・・。
 
山本五十六記念館のオッチャンから聞いたのだけど、河井継之助の評価は地元では必ずしも高くない見たい。戊辰戦争のとき、長岡の街を破壊した張本人だから無理も無いかもね。
 
帰りのルートは糸魚川、大町、、木曾。途中、道の駅・能生で昼食にたら汁定食を食べ、大町近辺(松川)の農園でリンゴを買い、木曾の道の駅で仮眠。午後10時自宅にたどり着く。
 
今回の旅で、特に感じたことは、道の駅で泊まりながら放浪中の高齢者が多いこと。私もその一人だけど。人生の楽しみ方が多様化していることを実感しつつ、高齢者が元気なことも痛感した。一方、社会が若年層にツケを回しているのかもと、若干複雑な気分。来年度予算も国債発行らしいしね・・・。
 
(河井継之助記念館入口)


(山本五十六記念館内部)
(山本五十六が撃墜されたとき乗っていた飛行機の回収された翼)

(長岡城址、ビルの裏にひっそりと)

●メモ
・走行距離合計 1,535キロ
・ガソリン代合計 10,691円
・滑川温泉2泊 7,560円
・ルートイン長岡インター1泊 6,600円
・柏屋薄皮饅頭 800円(8個入り)
・峠の茶屋力餅 1,050円(12個入り)
・峠の茶屋ずんだ餅(5個入り) 800円
・栄村の米5キロ 2,500円
・吾妻高湯ゆったり館 250円
・道の駅・千曲川 枝豆150円、ネギ100円、味噌450円
・河井継之助記念館入館料 200円
・山本五十六記念館入館料 500円
・道の駅・能生たら汁定食 1575円
・松川の農園の自宅用リンゴ(傷あり)1キロ 200円
・松川の農園のちゃんとしたリンゴ(世界一)大2個 650円
 
(2009.10.21/水)

2009年10月20日火曜日

東北(7-5-29)長岡泊

昨夜は質の良い眠りだった。早朝5時ごろ隣の部屋の目覚ましの音で目が覚めるも、再度熟睡。激しい雨音を聞き、「今日はアカンなー」と思いつつ、気がつけば8時チョイ前。8時に朝食がくる。あせって、とりあえずの風呂へ行く。
 
その時、妙に外が明るい。雨の中で紅葉が光ってる。 雨という立派な理由が出来て、山に登るのをキッパリあきらめ、帰還することとする。峠の茶屋で「力餅」を購入、峠駅の列車監視業務中のオニイチャンと雑談。日本海側が天気が悪そうなので、関東、日光方面経由で帰ることも考えたが、この紅葉の時期、関東への接近を避けて、新潟経由で小川温泉へでも行ってみるか・・・、。
 
昼食は喜多方でラーメン。雨の中のドライブ。グダグダ話しているうちに出発はお昼近く。米沢、喜多方、五泉市を経て、三条あたりで夕方になる。これも運命、三条で宿を探す。しかし、三条の駅がわからない。西三条駅(?)、何とか三条駅、、、、とりあえず三条駅にカーナビセット。たどり着いた駅はひなびた小さな駅。当然、観光案内所も無い。要するに三条の中心地がわからない。さらに燕との関係も不明。
 
「困ったときの道の駅」との考えも心をよぎるが、今回の旅行中、一泊ぐらい普通の宿の泊まるのも良かろう。 結局、なんとなくわかっている長岡に行くことにする。河井継之助ゆかりの地でもあるし・・・。明日は河井継之助に関わる場所を訪ねてみるか。
 
河井継之助と昨今人気沸騰の直江兼続とは共通点が多い。ともに、「敗軍の将」、ともに「家老」、ともに「理性的」、ともに「後世の高い人気」。そしてともに「越後」。今回、米沢から出発し長岡で時間切れ。これも何かの縁かもね・・・。
 
●宿泊
ホテルルートイン長岡インター
●夕食
ホテル横の和食屋で寿司、テンプラ、うどん、茶碗蒸しのセット、アナゴのテンプラ(別注)、熱燗1本で計2300円ほど。
(2009.10.20/火)


2009年10月19日月曜日

東北(7-4-28)周辺徘徊

朝6時起床。とりあえず風呂。大浴場の窓を全開。相変わらず紅葉は見事だ。その紅葉をしきりに感心しているオッチャン一人。なんとなく話してみれば、神奈川から来た67歳。前日帰宅予定なるも渋滞を恐れての連泊。仕事はまだ現役。私の見るところ大手企業の役員風。ただならぬ気品と落ち着き、そして、現役ならではの緊張感。
 
いろいろ話しつつ、当人いわく「仕事やめたいナー」。でもきっと70までは働くだろうなー。ご苦労様です。 風呂から上がり、ビールなんぞチョイト引っ掛け、8時の朝食を待つ。その朝食が良かった。
 
塩ジャケ、温泉卵、焼き海苔、茄子の味噌汁、ほうれん草のオヒタシ、カブの漬物、熱いご飯。まさに正しい日本の朝食。箱膳に正しく設置され、部屋まで持ってきてくれる。ただただ嬉しい。 ちなみに二日目は、シシャモ、焼き海苔、ふきのとうの煮びたし、たけのこの粕漬け、ブロッコリーのマヨネーズ、ワラビとあぶらげの味噌汁、炊き立てご飯。
 
 1000円の朝食なるも二日目はメニューがほとんど変わる。しかも地元の食材。なかなか出来ないことです。食後、宿の背後の吾妻連峰方面の雲が気になり山に登るのはあっさり中止。この時期、黒い雲を見るだけで登山意欲が萎える。膝も不安だし・・・・。そんなわけで今日は吾妻連峰周辺を探索することとする。
 
峠駅へ向かってみる。奥羽本線「峠駅」、なんと素晴らしい名前なんだろう。普通名詞を固有名詞として使っている。駅の横には「峠の茶屋」もある。名物は「峠の茶屋の力餅」。こここ「峠の茶屋」が商標登録を申請したらどうなるのだろう?妻籠と飯田の間の大平峠の「峠の茶屋」はどうなるのだろう?などとつまらないことを考えつつ、これまた名物の「ずんだ餅」(5個いり800円)を購入。朝食を大量意摂取したため昼食用にテイクアウト。
 
峠駅は以前来たときも訪れた。何か非常に不思議な駅だ。隣の板谷駅からほとんどトンネルで駅のすぐ横まで。そのトンネルの出口を覆いつくす巨大な建屋の中にホームがある。雪囲いだそうだ。停車する列車は一日6往復。山形新幹線が頻繁に通過する。周囲に人家無し。峠の茶屋ともう一軒の食堂があるだけ。でも人気は無い。この違和感は何か?よく考えて気がついた。ほとんど人気が無いところにある巨大な人工物。普通、巨大な人工的な構造物の近辺には人の気配があるものだけどそれが無い。
 
 駅の中に入ってみる。珍しくオニイチャン発見。話してみれば峠駅の少し米沢寄りののところで線路にかかる恐れのある樹木を伐採中。その工事のための列車通過の監視員だとか。そのオニイチャンが話し好きだった。いろいろ話してるうちに、山形新幹線通過の写真を撮ることになってしまった。
 
私もついに「トリテツ」にまで手を広げることとなった。前原国交大臣には及ばないけど・・・。 まあ、なんやかんやとこんなような行動を一日中しつつ、気がつけば暗くなってきた。本当は今日の夕食は「米沢牛のすき焼き」と考えていたけれど、買い物する時間も無く結局、備蓄食料で夕食を済ますこととなってしまった。明日は旨いものが食べたい。
 
 そうそう、今日の特筆すべき事件は、素晴らしい紅葉を見たこと。吾妻高湯に入り(ゆったり館250円)、裏磐梯、桧原湖、白布峠、白布温泉を経由して宿の戻ったけど、その白布峠への登りの紅葉が素晴らしかった。特にブナの黄色が美しい。私が今まで見た紅葉の中で最高の紅葉かも。今年は紅葉が綺麗だとか・・・・。
 
●その他
福島柏屋の薄皮饅頭800円を2個(こし餡とつぶ餡)購入。吾妻高湯の泉質はチトキツイ。肌がピリピリする。でも、ひどくは無い。私にとってダメなのは酸ヶ湯温泉の四分六分の湯。いつ入っても三日目ぐらいから痒みがひどく、いわゆる「湯ただれ」、でも入りたい。

●夕食
枝豆(大量)、ねぎとサラミのグリルイタリアン黒胡椒風味(道の駅・千曲川で買ったネギとサラミソーセージをオリーブオイルで炒めたもの)。日本酒(高清水)
●宿泊
滑川温泉連泊
(2009.10.19/月)


(浴室の窓からの紅葉)




(チョイト白濁)

(朝食・二日目)


(峠駅)


(峠の茶屋)

2009年10月18日日曜日

東北(7-3-27)滑川到着

午前6時起床。昨夜の雨も上がり気分上々。道の駅にて野菜購入。枝豆150円、ネギ100円。友人へのお土産用の手作り味噌450円。今日はこのまま十日町方面から奥只見、会津を経由して滑川温泉に入る予定。
 
出発早々、栄村で秋の収穫祭に遭遇。米5キロ2500円、シメジ100円、しいたけ200円を購入。まるで買出しだね。
 
十日町、小出から田子倉ダムを越え奥只見に入る。昔から何度もこのルートで東北を行き来したが紅葉の時期は初めて。この道は昔、河井継之助の時代、六十里越えと呼ばれていたらしい。河井が実際長岡から会津に逃れたのはこの道ではなくて、これより西の八十里越え。厳しい山道なので1里が10里に相当するので、実際は8里。
 
いろいろ買出しに励んだ結果、滑川温泉着は17時30分予定とカーナビは言っている。それじゃ暗くなる。最後の山道は暗くなるとうっとうしい。明るいうちに到着を目指し、一生懸命走ることにする。
 
まじめに走った結果、明るいうちにつきそうだ。 米沢から西栗子トンネルを越え、板谷から滑川温泉への山道に入る。明るいうちに着いてよかった。その理由は、はじめて見る滑川温泉の紅葉。「この綺麗さはなんだろう」と、思うほど美しかった。
 
特にブナの黄色が目立つ。それが林全体を明るくしている。途中に「峠」という奥羽本線の駅がある。この峠は昔、上杉鷹山が江戸から下るとき米沢を眺めた峠なのかなー・・・。藤沢周平の小説に有ったような無かったような・・・。
 
ブナ林の紅葉に目を奪われつつ、対向車とのすれ違いに神経を使いつつ、滑川温泉到着。久しぶりの福島屋。これで3回目。以前来たのは一回目が15年ほど前の夏、そして二回目が5年ほど前。その湯治棟は昔のままだった。廊下に置いてある椅子も同じ。石造りの大浴場も昔と同じチョイト白濁した湯に満ちていた。
 
1泊2500円の料金も同じ。襖一枚隔てた部屋の作りも昔と同じ。昔と違うのは少しサービスが向上している。以前は湯治棟には豆炭のアンカの貸し出し程度のサービスがあっただけだけど朝食、夕食、その他サービスの範囲が向上。
 
私はその中から朝食1000円(2泊分)、浴衣300円(2泊以上は250円)、豆炭12円を5個を注文。豆炭は共同の台所のガスで火を起こすらしいけどなかなか難しいとかで、宿のオッチャンが火をつけて部屋の隅の箱火鉢に入れてくれた。とても親切でうれしかった。
 
落ち着いてから、久々の滑川温泉大浴場に漬かった。外は暗くなっている。薄明かりの中、昔と同じ湯があふれている。この温泉は混浴。女性専用の風呂もあるが、多分、この石造りの大浴場が良いのだろう。女性も入ってくる。ただ、入ってくる女性はほとんどそれなりの女性だ。最近テレビで見た「こまどり姉妹」をなぜか思い出す。
 
夕食には八坂村で自分で打った手打ち蕎麦を食べた。八坂で打った手打ち蕎麦を吾妻連峰の水で茹で、締める。不味いはずはないよねー。
 
●夕食
 枝豆(大量)、金時草の酢の物、野沢菜、かんぴょう巻き、手打ち蕎麦 
●宿泊
 滑川温泉 (2009.10.18/日)

(福島屋の玄関)

(部屋の中1)

(部屋の中)


(部屋の中)




2009年10月17日土曜日

東北(7-2-26)蕎麦打ち

朝6時ごろ明るくなってくる。車の窓から首を出す。空は曇っているが高曇り。常念のピークが見える。道の駅・ほりがねの里はなかなか良い宿泊地だ。
 

(道の駅・ほりがねの里から常念を望む)


最近年のせいか、朝起きるとすぐにオシッコ。そのトイレで歯磨きしているオッチャン発見。 その時、気がついた。この道の駅には車中泊している車が多数。その数10台以上。おしなべて私と同じ世代。半分以上は男女2名。私も歯を磨き、コーヒーを沸かしつつ、じっくり観察。 

カップルのうち、男性は嬉々として堂々とガスコンロを外で使いオートキャンプ状態。一方、女性は人目をはばかる気配。なんとなくその気持ちわかるような気がする。どちらにしても、道の駅には今後ともお世話になる可能性大。
 
朝食はドーナッツ、野菜サラダ、牛乳、コーヒー、柿。家にいるときの朝食よりバランスが取れている。ところで、道の駅にてもう一つの発見。近在の農家が早朝から大量の野菜・果物を運び込む。そしてオープンの8時半、それらを目指してお客が殺到。道の駅は地産地消のメッカとなっている。
 

(開店直後の道の駅・ほりがねの里)

 
大町近辺で北アルプスの写真を撮り、八坂村手前の鷹狩山に登ってから午前10時半、八坂村到着。蕎麦の収穫体験、2回目の蕎麦打ち体験、ともに学ぶ点は多かった。
 
長野近辺で夕食をとり、出来れば野沢温泉に漬かってから車中泊、と、考えていたが、野沢温泉は土曜日の夜。雨にもかかわらず観光客であふれている。車を止める場所にも事欠き、けっきょく、今夜も道の駅・千曲川。これぞまさしく「困ったときの道の駅」。
 
●夕食長野近辺の喜多方ラーメン「蔵」でモツ煮込み定食(ミニラーメン付き)、餃子、約1300円
●宿泊道の駅・千曲川
(2009.10.17/土)

2009年10月16日金曜日

東北(7-1-25)滑川温泉へ

退職したら滑川温泉に長期逗留して山に登りたいと考えていた。それも紅葉の時期に。たまたま今週末土曜日、大町八坂村で蕎麦打ち体験。それじゃ、ついでに滑川温泉まで足を伸ばすか。と、言う訳で、福島県吾妻連峰まで長い足を伸ばすことにする。
 
いろいろ家の整理なんぞして、出発は夜8時。とりあえず以前パーキングビバークした、安曇市役所駐車場を目指す。夕食を摂り損ない、堀金村近くのガストで夜食。そのチョイ先に絶好のビバークポイント。道の駅・ほりがねの里。
 
車の中を整理後、箱酒「真澄」を飲みつつ、持参の携帯ラジオで深夜放送。車のラジオに比べ雑音の多い音質は、まっこと味わい深い。学生時代、ボロ下宿で聞いた深夜放送の風情。さらにラジオからはパープルシャドウズの「小さなスナック」が流れてきた。自分のこれまで歩いてきた道のりを少しだけ思い出し、チョット、ショッパイ気分でなんとなく寝てしまう。
 
●夕食安曇野近辺のガストにて「和風あんかけご膳」(?)約1000円
●宿泊道の駅・ほりがねの里
(2009.10.16)