2020年11月27日金曜日

御在所(2020.11.27)

 御在所へ来たのは何年ぶりだろう?今まで何度も御在所に登ったけどロープウェイで登った記憶はない。いつもロープウェイ代を節約するために歩いて登るのが常だった。今回はロープウェイで登りそして下り、湯の山温泉の温泉街を歩き紅葉を楽しむ作戦。

ロープウェイから見た御在所の山頂方面の姿は歩くときに見る景観と比べて迫力満点。ロープウェイの搭乗時間15分も長くて楽しめた。さらにロープウェイを支える大鉄塔や見下ろした時に感ずる高度感も素晴らしかった。駒ヶ根のロープウェイより迫力があるように感じたけどうかな、、、。

下山後、湯の山温泉の川沿いを歩いたけど、なんとなく温泉街は静かだ。昔賑わったところがさびれてくるのを見るとなんとなく寂しい。年とともに衰えつつある我が身を振り返りつつ無常を感じてしまう。そうそうロープウェイから見た紅葉はもう終わっていた。

【ロープウエイから望む御在所山頂】

【高度感は凄い】

【振り返れば伊勢湾】

【湯の山温泉大石公園】

2020年11月25日水曜日

上醍醐(20201125)

 私の知る限り京都の宮内庁管轄の見学可能な場所は四か所。御所、仙洞御所、桂離宮、修学院離宮の四か所だ。その中で仙洞御所には行ったことがない。見学が困難と思われた桂離宮、修学院離宮ともにあっさり入れた。「だったら今年は仙洞御所にでも行ってみるか?」と気楽な気持ちで早朝5時起きで家を出た。

順調に9時半チョイ過ぎにJR京都駅着。駅から仙洞御所にのある京都御苑にむかってのんびり歩く。受付開始の11時までには余裕で到着するはずだ。久々の京都の街歩きを楽しみつつ歩くも、京都の町中はほとんど紅葉する木が見当たらない。少しだけ残る銀杏の黄色が目につく程度。テレビその他メディアで盛んに絶賛する京都の紅葉はどこにあるのだろうか。私の知る限りここ十年ほど京都で美しい紅葉に出会った記憶は無いのだが・・・。

丸太町通りに面する御所までは予想外に時間がかかった。駅から丸太町通りまで意外と遠いんだ。京都御苑に入り仙洞御所の塀の先に数人の人影発見。これなら見学できるかな?と思ったのは甘かった。受付のある角を曲がると「当日申し込みは満員となりました」との表示がある。その先に間に合った人たちが椅子に座っている。と言う訳で、仙洞御所は断念。次善の策として上醍醐へ向かった。

上醍醐は醍醐寺の裏の山の中にある。修験道とも係わりが深くて、以前より関心があった。今まで二回訪れるも登れなかった。一度目は時間が遅くなって3時までの開放時間に間に合わなかった。二度目は数年前の台風で登山道が閉鎖された。今回は大丈夫だろうと適当に向かって、仁王門の受付で聞けば、登山可能とのことだった。

仁王門の右側を醍醐寺を回り込むように進み女人道で600円の拝観料を支払い山に入る。歩き出し早々、深い山に入った気配。でも歩きやすい平坦な道が山中に続く。歩き出し早々に「五丁」と書かれた丁石発見。高野山の丁石道は歩くにつれて減っていき、大門で「一丁」だったかな?要するに数字は減るのか増えるのか?関心のある所だが、次に見つけた丁石は「六丁」だった。だったらどこまで数字が増えたらゴールなのか気になる所だが、「十丁」過ぎても丁石は続き、最後ははっきりしないけど十八ぐらいだったかな。

のんびり歩いて一時間半程度で上醍醐の境内に入った。山の尾根に開かれた平坦な場所に多数の堂塔が配置されている。その配置は比叡山を連想されるが、比叡山と圧倒的に違うのはその静けさだ。国宝も含め、昔の建物を静かに眺める時、不思議な気分でだった。

◆行動記録

6:37勝川4300円(勝川京都往復ジパング)、9:45JR京都駅、10:45仙洞御所(断念)、11:10地下鉄烏丸丸太町(地下鉄東西線醍醐まで330円)、12:00醍醐寺、上醍醐徘徊、15:10下山女人堂、地下鉄山科まで260円、16:39山科発

【一時間以上前に満員になったとの情報も・・・】

【裏からタダで眺めた醍醐寺五重塔】

【上醍醐の入り口で空気が変わる】

【女人堂で拝観料600円】

【登山道はすぐに山の中】

【道は平たんだ】

【丁石発見】

【不動の滝、ここで中間、これからチョイと急な道になる】

【国宝清瀧殿、横の山から見ると思った以上に奥行きが深い】

【醍醐水】

【薬師堂、国宝だけど全体を撮影する場所がない】

【お堂の名前は忘れた】

【開山堂、ここも古い】

【開山堂から振り返れば京都南部が見える、宇治方面かな?】

【開山堂の紅葉の下で一人イイチコを飲む。美味い。】

2020年11月24日火曜日

七里の渡し跡(20201124)

 旧東海道の名古屋から桑名へのルートは海上となる。名古屋、三重の県境は木曽三川を含め湿地が続き、陸上の通行が困難だったからと思われる。その名古屋側の渡しの跡が「宮の渡し跡」。天気が良かったので熱田神宮近くの白鳥庭園から宮の渡し跡まで散歩に出た。

宮の渡しの近くに内田橋と呼ばれている橋がある。昔、名古屋の市電の終点で子供の私にとってはるか遠くの場所だったとの記憶だ。でも今となれば一時間程度の歩きで到達。当時の内田橋には冬に向かうこの時期、ハゼ釣りに連れてきてもらった記憶がある。でもハゼ釣りの船宿的な看板は見当たらない。このごろハゼは何処で釣れるのだろうか?正月用のハゼの甘露煮を作ってみたい。なぜなら美味いけど買ったら高い。

【七里の渡し跡はチョイとした公園になっている。白鳥庭園から堀川沿いを歩き、蓬莱軒でひつまぶし、良いねえ・・・。】


2020年11月19日木曜日

六社一観音3(11.19)

 なんとなく始まった六社一観音めぐりも三日目。残すは高賀神社、滝神社、金峰神社の三つだ。この三つは美濃から板取川に沿って直接向かうのが近そうだ。まず高賀神社へ向かう。さすがに中心的な神社らしく大きな鳥居と広い駐車場がある。隣りには円空記念館がある。たまたま円空の直筆の和歌の展示会もあり、熱心な係員の説明もあって面白かった。

その後、滝神社、金峰神社とサクサク回り、帰還途中に「大矢田モミジ谷」の標識発見。この季節の「モミジ谷」に単純に反応する単純な私は標識に導かれて大矢田モミジ谷に向かってみた。何も考えずに向かった大矢田モミジ谷は紅葉の名所らしい。多くの観光客で駐車場も満杯。参道には多数の屋台も出ている。

今回、たまたま始まった六社一観音めぐりだけど、遠くまで行かなくてもまだまだ知らないところが近場であることを痛感した。今回訪れた地域には高賀山、瓢が岳、今淵ガ岳の三つの山がある。高賀三山と呼ばれる事もあるらしい。昔、今淵ガ岳には登った記憶があるけど、ヒルにかまれたこと以外記憶は無い。円空記念館のオバチャンの話では高賀山の山頂からの展望はすこぶる良く伊勢湾まで見えるとのこと。機会があれば次はこの三つの山に登ってみたい。

◆9:30発、11:30高賀神社241キロ、12:15発(4月29日山開き祭り)、13:00瀧神社260キロ(桜並木)、13:30金峰神社272キロ、14:15大矢田神社288キロ、14:45発、16:30帰宅356キロ

【高賀神社の大鳥居】

【高賀神社の銀杏】

【高賀神社の紅葉】

【高賀神社の妖怪退治像】

【関洞戸円空記念館】

【滝神社本殿】

【裏に滝がある】

【参道の石段は急だ】

【近くに今淵ガ岳登山口もある】

【金峰神社】

【金峰神社拝殿】

【金峰神社本殿】

【大矢田神社の仁王門、神社に仁王門とは不思議だけど、仁王様が両側に二体】

【大矢田神社は紅葉の名所らしい】

【石造りの太鼓橋】

【大矢田神社本殿】

2020年11月18日水曜日

六社一観音2(11.18)

 六社一観音とは新宮神社、本宮神社、高賀神社、滝神社、金峰神社、星宮神社の六社と白谷観音の一観音のことらしい。これらの社は長良川と板取川にはさまれた地域に適当な間隔で配置されている。そしてそれらを結びつけるキーワードが「妖怪退治」「藤原高光」「高賀信仰」。図らずも現在、その中の本宮神社をクリアした状況。そうなったら残り五社一観音をクリアしたいと思うのは人情だ。

とはいうものの、相変わらずのんびり起床して、おっとり家を出たのは10時過ぎていた。とりあえず長良川側粥川から星宮へ向かう。この粥川の星宮はアユ釣りにはまっていたころ良く訪れた場所だ。当時と比べると圧倒的に整備が進み、森や苔が美しい。社周辺も綺麗に保たれている。しかも観光客の姿もなく素晴らしいところだ。

パンフレットのはそこから山越えで新宮神社へ向かうルートが示されている。そのルートをそろりと新宮神社に向かう。道路の舗装状況は良い。大量の落葉に覆われた林道を車で進むのは楽しいけれど、初めての林道は心細いものだ。途中、瓢が岳登山口や八王子峠などを越えて、新宮神社到着。杉の大木に囲まれた静かな社だった。

次の目標は白谷観音。以前、板取と郡上の往来を妨げていた山越えの道はタラガトンネルに変わり快適に板取地区に入ることができる。トンネルを抜け洞戸方面に左折すると白谷地区に到達する。白谷観音を探しつつ車を走らせると、「臨時駐車場」の看板多数。そこには最近巷で話題になっている「モネの池」があるらしい。せっかく来たのでとりあえずモネの池を覗いてみる。錦鯉の泳ぐ綺麗な池だ。この池を「モネの池」として売り出した知恵には頭が下がる。その一言で臨時駐車場、臨時トイレ、臨時屋台が生まれる事実にこの世の不思議を感じた。

そのモネの池の隣りに白谷観音はあった。高賀山関連の六社には納得できるけど、そこに加わる一観音の意義がイマイチ腹に落ちないけど、モネの池も見ることができたので良しとするか・・・。

このモネの池がある洞戸地区は昔、我が家の子供が小さかったころ家族で良く訪れた場所だ。川で子供たちを泳がせ、私が釣った鮎を河原で食べた。その河原がどこだったのか今となっては特定できないけど、昔を思い出すと胸がチョイと切なくなる。

◆行動記録

10:40発、11:00給油、12:40星の宮粥川62キロ、13:30新宮69キロ、14:00白谷観音・モネの池88キロ、高賀神社神水庵、17:00帰宅165キロ

【星宮神社の紅葉は盛りを過ぎた】

【星宮本殿】

【なぜか鎌の絵馬多数】

【星宮の紅葉】

【星宮から新宮神社へは峠を越える。その峠の紅葉】

【新宮神社入口】

【杉に囲まれた石段の参道】

【新宮拝殿】

【新宮本殿】

【モネの池】

【モネと言われればモネだ】

【白谷観音】

【白谷観音の銀杏は散っていた】

2020年11月17日火曜日

六社一観音1(11.17)

 世の中コロナコロナで大騒ぎだけど穏やかな日が続く。天気も良いし寒くもない。紅葉も真っ盛り。どこぞへ行かねばならぬ。と言う訳で行先も決めず家を出た。何となく車を走らせ郡上八幡。日本初の木造再建天守の郡上八幡城は紅葉の盛りらしい。近づいてみれば観光客で大混雑。「密」は避けねばと早々に撤退。

最近年をとるにしたがって昔を懐かしむ気持ちが強くなる。今から30年以上前、渓流釣りに凝っていたころ訪れた川浦谷の事を突然思い出した。川浦谷は美濃で別れた長良川の支流板取川の上流にある。深いゴルジュ状の渓谷で上から眺めた記憶が残る。以前は郡上八幡から板取川上流に直接入る道は無かったけど、時が経ち国道が通ったとの話を聞いたことがある。

相生橋で国道265号線に入り高畑温泉を目指す。このまま進めば板取川上流地域に出られそうだ。途中、「本宮神社」の標識発見。ほんの出来心で標識に導かれて向かってみた。杉林の中の林道的道の舗装はしっかりしている。しかし山は深い。突然、古びた社が出現。名前もわからないけど道が行き止まりなので、ここが本宮神社と思われる。山は深いけど周辺の整備は行き届いている。しかし社の能書きその他説明板も名前を表すものもない。


帰り際、拝殿の前にパンフレットがおいてあり「自由にお取りください」の表示があった。そのパンフレットが「六社一観音めぐりの」きっかけとなった。特に六社とは高賀神社を中心とする六つの神社で妖怪退治と修験道にまつわる古い土着信仰の神社らしい。その結果、三日連続の日帰りピストン出撃となった。


◆行動記録

郡上八幡、相生橋、高畑温泉、本宮神社、板取川温泉、川浦渓谷、郡上大和へ向かうも状況不明時間切れで断念、帰宅

【国道からの分岐に立つ石柱】

【本宮神社が現れた】

【拝殿、この奥に本殿、神社名は解らない】

【板取温泉の紅葉、メタセコイアかな?】

【展望台から川浦谷を見下ろす】


【昔はこんな警告はものともせずに林道を爆走したけどなあ・・・。】