梅雨が明けたら山に行こうと思っていたけどなかなか山に行けない。天気が悪い、コロナで小屋の状況が分からない、などなど理由はイロイロあるけれど、一番大きいのは自分自身の問題だ。体力が衰えた。気力が衰えた。特に睡眠に関する問題が大きい。小屋泊にしろテン泊にしろ夜中にオシッコに起きるのが辛い。少なくとも10年ぐらい前には、夜中のオシッコ問題は存在しなかったんだけどねえ、、、。と、言うわけで日帰りの山行を中心に考えている。
そのターゲットとして北アルプスの鏡平を思いついた。天気が良ければ槍の展望が良いはずだ。新穂高温泉から双六岳方面に進み5時間程度で到着しそうだ。当然日帰りなので早朝から歩き出したい。とりあえず3時起床の計画だったけど出発は5時半になってしまった。これも前夜の睡眠問題が影響している。要するに私の場合睡眠問題がすべての元凶と言うのは言いすぎかも、、、。
午前8時、久しぶりの小池新道左俣谷に沿った登山道を歩き出す。見上げる稜線は黒い雲に覆われている。当然陽射しはない。でも左側の笠ヶ岳方面の展望はなかなか凄い。穴毛谷の堰堤群も良く見える。昔はわさび平小屋への道を辿るとき周囲には目もくれずひたすら歩いていたものだけど、この年になると今まで見えなかった物が見えてくるってことかもしれない。
雨が降ってきた。空も暗い。わさび平小屋で撤退を決意。「雨の日は登らない」というのは私のモットーだ。久しぶりの左俣谷コースの状況もよく分かったので次回は3時起床6時行動開始で動きたい。そうそう、今回は新穂高温泉の登山者用駐車場は満車だった。今まで満車で止められなかったことはなかった。そして今回感じたのは単独の登山者が多いこと。そして出会った人と何となく話しにくくなっていることが気になった。疫病としてのコロナはたいしたことはないけれど、こんな雰囲気がボディーブローのように世の中を蝕んでいく。怖い怖い。
◆行動記録
05:30. 加子母
06:30.49キロ 渚
07:30.100キロ 平湯
08:00.119キロ 新穂高温泉
09:30.ワサビ平小屋
10:00.発
11:00.119キロ 新穂高温泉、駐車場600円
12:00. 神岡
13:30. 萩原大安トンちゃん定食800円
15:00.261キロ 加子母
【小池新道入口の厳重なゲート、昔はこんな風だったかなあ・・・。】
【予約が必要な小屋は行きにくい】
【風穴は昔と同じ】
【笠ヶ岳側は険しいね】
【穴毛谷の堰堤群】
【笠新道入口。昔、この道を下るとき膝を痛めて苦しんだことを思い出す】
【ワサビ平小屋前のベンチは快適だ】
【ワサビ平小屋の登山道を挟んだ反対側に川が流れる。昔はこの水を炊飯に使ったけど、今はそんな雰囲気はなく、飲用の水は小屋の横に蛇口があった。】
【ワサビ平小屋】
【持参のトマト、ブドウを食べる】
【ワサビ平小屋のテント場、今は駐車場】