若い頃から毎年シーズン初めの初滑り、支度を終えてリフトに腰を下ろし周囲を見渡す時に必ず思うことがある。「今年もスキーに来ることが出来た」。平穏で変わらない一年を過ごした安堵感なんぞもチョイと感じたりもする。
しかしここ数年、そんな呑気な安堵感の他に「今年も体がなんとか動く」と言った切羽詰まった安堵感を感じる事が多くなった。免許証返納も現実的に迫っている。そうなると自分自身の行動も激変する。当然一人気ままに車でスキーにでかけるのも不可能だ。
だったら行けるうちに行かねばならぬ。そんな気持ちでスキーに出た。行き先は我が家から最も近く、リフト券が最も安いアルコピア舟山。片道3時間15分、リフト一日券1000円のお手軽スキー場だけど一年ぶりのスキーはヤッパリ良いね。
今回は最低でもリフト10本を目標に滑り出す。単独でのスキーは「滑る」「リフト」、「滑る」「リフト」の繰り返し。何本滑ったか数えつつ滑っているときふと感じた事がある。これってお百度参りみたいだね。
5本滑った時、ビール休憩。日差しを浴びつつレストランのベンチに腰を下ろす。周囲を見渡すと単独の高齢者多数。隣のオッチャンも「10本やったから今日はアガリ」と話しかけてくる。名古屋からリフト券1000円に釣られてやってきたとか。そんな高齢者で賑わっているスキー場はなかなか居心地が良いです。
⬛行動記録
9.45自宅発、13.00アルコピア、5本、14.15ビール350円、7本、16.00アルコピア発、19:20帰宅