11月になった。今年も紅葉の季節だ。「そうだ、京都に行こう」、どこぞで聞いたようなノリで京都に行ってきた。特にどこに行かねばならぬなどのプレッシャーもなく、朝、適当に起き、適当にJR在来線で居眠りをして京都着はお昼少し前。
JR京都駅でホーライの豚マン2個購入、駅前のレンタサイクルで自転車を借りる。京都駅観光案内所で泉涌寺の紅葉が最盛期だとの情報ゲット。泉涌寺と紅葉の関係はイマイチぴんとこないけど、東福寺も近いので、今回は京都の東南部、泉涌寺、東福寺、ついでに伏見稲荷方面に向かうことにした。伏見稲荷は私の好きなハイキングコース・京都一周トレイル起点にもなっているので、その偵察を兼ねることにした。
京都駅からとりあえず東へ。今年初めての京都自転車徘徊。なぜか、走りにくい。そこで気がついた。最近の自転車マナーに関するメディアの扱い。去年まで好意的だった行きかう人々の視線がなぜかキツイ。今熊野商店街の歩道脇には「自転車走行禁止」の掲示もある。
特に悩んだのはスクランブル交差点。自転車は車の信号で渡るのか?歩行者の信号で渡るのか?帰宅後、行きつけのバーでその悩みを話題にしたら、「両方、行けるんだから有利だよねー」との意見多数。そうだ、そうだったんだ。
とりあえず、スクランブル交差点を渡りつつ、賀茂川の川原に出た。川原に腰を下ろしホーライ豚マンを食べる。ウマイ!。常々、大量のカラシを塗りたくって食べるのが私の流儀。しかし、今回、食べようとしたらカラシが一袋しか見つからない。いつもは最低でも2、3個入っているのに・・・。
店のオネエチャンの気が利かなさを嘆きつつ、一袋のカラシをチビチビ使って豚マン2個食べ終わる。そのとき豚マン下の箱の隅にカラシ発見。しかし、豚マンは無い。カラシだけ舐めるわけにもいかず、悔しい今回の豚マンだった。
適当に走ったら「今熊野」の標識。なんとなく懐かしい両側にアーケードの商店街。そこから泉涌寺道に入りチョイと登り坂。今熊野観音寺に着いた。結論から言えば、今回の京都徘徊でここが一番、紅葉が美しかった。その後立ち寄った東福寺通天橋の紅葉も美しかったけど、今熊野観音寺の紅葉のは緑から赤へのグラデーションも美しいイロハ紅葉。適当な人出で、いかにも京都らしい風情でありました。
それに対して、東福寺は大混雑。紅葉は美しかったけど、ほとんど初詣状態。「こんな混雑をどこかで経験したなあ」と記憶をたどれば、吉野の桜の最盛期と同じような状態でした。
その後、伏見稲荷、伏見桃山城を回り、街場の居酒屋を探しつつ建仁寺の石畳の道で自転車でコケながらけっきょく京都駅近くのいつもの戸張屋(居酒屋)で一杯飲んで帰宅しました。
戸張屋のお兄ちゃん曰く「この時期、東福寺、清水寺、南禅寺はとんでもないことになっている」とか。そのおにいちゃんにお勧めの紅葉スポットはどこか訪ねたところ「神泉宛」とのキーワードを頂いた。神泉苑は二条城のチョイ南。次回は神泉宛を訪ねたい。(2011.11.24/木)
●主な支出
・ 2940円:JR勝川=>京都
・ 1300円:レンタサイクル
・ 320円:豚マン2個
・ 2290円:戸張屋(酒2、串揚げ5、サバの揚げ付け、トリキモ煮)
・ 2940円:JR京都=>勝川
【賀茂川の川原。静かで落ち着く】
【ここで豚マン摂取。カラシトラブルで残念だった】
【今熊野観音寺。京都らしい紅葉だ】
【泉涌寺。京都駅観光案内には「紅葉最盛期」の表示】
【でも、どこに紅葉があるのか分からなかった。】
【写真は拝観料を節約したので外から撮影した境内】
【泉涌寺から東福寺に向かう途中の悲田院展望台】
【なかなかの展望だ。五山の送り火見物に良いかも・・・】
【東福寺通天橋】
【東福寺は大混雑】
【伏見稲荷・千本鳥居】
【伏見稲荷で見つけた。こんなことあるんだねえ・・・】
【伏見桃山城】
【ちょっと前の遊園地キャッスルランドの遺構】
【歴史的価値は無いとの表示有り】
【本当の伏見城はどこにあったのかね】