秋になった。この季節は毎年富山の祭りに足が向く。暑さも収まり、暮れていく山里の冷気を感じるのはしみじみ季節の変化を感じられて趣深い。
今回の目的地は五箇山下梨のむぎや祭り。むぎや祭りは9月中旬に城端でも行われるが、城端の方は人出、規模ともに大規模で何かニギニギしい。しっとりとした秋の気分を味わうにはこの五箇山下梨そして引き続き行われる上梨のこきりこ祭りが私は好きだ。
ゆっくり昼頃、春日井を出て郡上、ひるがの、御母衣を経由して下道を走る。かってよく走ったこのルートも最近はご無沙汰だ。四時間チョイで五箇山に着いた。まづは観覧券を購入し、その時貰った近くの食堂の10%オフ券を握りしめ地元の堅豆腐、山菜なんぞをアテにゆっくり夕食。その後、車に戻りうたた寝しつつ六時半の舞台共演の開始を待つ。
気がつけば外は暗くなっている。のっそり車から出て会場に向かう。観客もぼつぼつ集まりだした。この「ぼつぼつ」の人出が好ましい。なにかとても懐かしい空気に満ち溢れている。会場は地主神社の境内片隅。テントで覆われた舞台と客席。舞台の背景にはすすき。こじんまりした会場にむぎや節が響き渡る。今年も秋恒例のむぎや祭り見物ができて、幸せな気分だった。来年も見れるかなー・・・。
◆12:00春日井
- 14:40大日岳道の駅(111キロ)
- 16:15五箇山下梨(182キロ)
- 観覧券1000円
- 坂出食堂2000円
- 20:20発
- 23:00加子母(325キロ)
【4時の地主神社、向かって右側に舞台共演会場】
【6時半、開演直前、適度の人出で落ち着いた雰囲気】
【お約束のむぎや踊り】