正倉院展に行ってきた。ここ数年、秋の恒例行事となっている。こうなるとやめることが出来ない。まあ、正月の初詣と同じ心境だ。ただ、時間はある。小さなバックにイイチコと文庫本。近鉄特急には乗らず急行で久しぶりのうたた寝と読書の一日を楽しむ計画。
今回は薬師寺、唐招提寺から奈良博物館のレイトタイムの正倉院展を見る予定だが、近鉄中川で接続の急行が上手く繋がらない。毎時1分名古屋発の急行は唯一中川連絡可能なはずなのだが到着直前に発車してしまった。最近不祥事が続く近鉄もヤキガ回ったのか?私の行動にヤキが回ったのか?それとも企業的見地からの特急利用の推進か?出だしそうそうトラブルに見舞われ計画への不安がつのる。
西ノ京着は午後1時半。とりあえず薬師寺を覗く。東塔は改修中で巨大な覆いの中。拝観料は1600円。施設は拡大しているので拝観料が高い。東塔なしの1600円は納得できないし時間もないので薬師寺はパス。
唐招提寺に向かう。唐招提寺は静かで良い。特に鑑真和上のお墓あたりの空気は清らかだ。気分の良い散歩になった。拝観料600円にも納得。そこから歩いて正倉院展会場の奈良博物館へ歩いて向かう。秋の奈良の郊外の畑の間の道は日本の秋を感じる。畑のじいちゃんが草を焼いている。遠くに若草山が見える。高い建築物もないので若草山方面に適当に向かえば奈良博に着く。
正倉院展のレイトタイムチケットは800円。4時半から入場可能。4時に現地に着いたので5時ごろまで奈良公園のベンチに座り残ったイイチコを飲みつつまったり休憩。風もなく、寒くもなく、喧騒もない公園でミックスナッツをアテに飲むイイチコはしみじみ美味い。遠くで子供たちがはしゃぎ、鹿が遊ぶ。幸せな時間だった。
5時に入場した正倉院展は人も少なく見どころも多くて満足な展示を楽しめた。その後、近鉄奈良駅の立ち飲み屋で隣り合ったあっちゃんとの会話も楽しく、満足な一日だった。
◆行動記録
- 10:01近鉄名古屋
- 株主優待券1500円二枚(駅西の自販機は午前6時から購入可能)
- 11:44中川発
- 12:43名張発
- 13:15大和八木発
- 13:35西ノ京
- 薬師寺拝観料:1600円
- 唐招提寺拝観料:600円
- 正倉院展:レイトタイムチケット800円
- 音声ガイド520円
- 17:00入場
- 18:00退場
- 近鉄奈良駅(立飲み豊祝:レンコン天ぷら、シウマイ、きずし、ラフテー、酒2合:1500円ぐらい)
- 19:30奈良発
- 22:00名古屋帰還(特急利用)
【今年の目玉は漆胡瓶(しっこへい)】
【唐招提寺の金堂、国宝の仏像多数】
【中学の時に習ったエンタシスの柱?】
【唐招提寺の境内は静謐だ】
【今まで気づかなかったけど戒壇があった】
【萩の花の色も濃い】
【開山堂裏の小道】
【鑑真和上御廟の道の周りの苔は美しい】
【いろいろな石畳が面白い】
【奈良郊外の畑の間の道を歩く。遠くに若草山】
【夕方の奈良博。さすがに人も少なくなってきた】
0 件のコメント:
コメントを投稿