今から20年以上前、この南アルプス塩見岳周辺はよく来たものだ。そのほとんどは大鹿村から鳥倉林道を車で走り入山。そのルートは当時はあまり知られてなくて、鳥倉林道も結構厳しい走りを要求された。そんな鳥倉林道のことをすっかり忘れていたけど、先日ふとした弾みで思い出した。そして当時のことをちょいと思い出し懐かしさを胸に出撃してみた。
前日の野麦峠に引き続き峠二連発。しかし、今回の峠はちょいとシンドイかも・・・。なんせ三伏峠は日本で一番高い峠らしい。さらに今回は出来れば三伏峠の先の烏帽子岳から塩見岳を眺めてみたい。したがって早朝出発が必要だけど、自宅を出たのは朝5時過ぎていた。
この時期、日が暮れるのは早い。どこまで行けるかわからないけど、とりあえず行けるところまで行ってみるつもりのお気楽登山。20年以上前の記憶を頼りに車を走らせ登山口を目指す。当然、道に迷ったり、いろいろあって登山開始は10時30分。こりゃ烏帽子は無理だ。
午後2時下山開始を心に刻み、行けるところまで行こうと歩き始める。秋も深まり登山者は少ない。そのときクマ除け鈴を持ってこなかったことに気が付く。最近、クマの出没が多い。ちょいと気になったけどまあ良いか。
歩き出すと20年前の記憶がよみがえる。30分ほど歩くと小河内岳を望むコルに出る。登山道は尾根の南側の明るいカラマツ林の斜面をトラバース気味についている。3/10の標識のあるコルから登山道は尾根の北側に変わる。植生もカラマツからシラビソ的な針葉樹に代わる。下草も湿った苔的な北八の雰囲気。
三伏峠に着いたのは1時半。烏帽子岳からの塩見遠望はあきらめた。久しぶりの大汗登山だったけど気分の良い一日だった。今回の鳥倉林道コースは塩見岳登山のメインルートになったようで林道は整備も進み完全舗装の快適な道だった。さらにこの季節の林道周辺は黄葉の真っ盛り。夕立神パノラマ公園からの展望も素晴らしい。
◆行動記録
- 5:30 自宅発
- 9:30 駐車場178キロ
- 10:30 登山口
- 11:00 小河内遠望コル
- 11:50 3/10標識 尾根の北側のルートに変わる
- 中間地点に縄文人転落坂確認
- 12:40 ほとけの清水(水場)
- 12:50 7/10標識
- 13:15 塩川分岐
- 13:40 三伏峠
- 1350 下山開始
- 15:00 尾根乗り換えコル
- 15:40 登山口
- 16:15 駐車場
- 16:30 夕立神パノラマ公園
- 16:45 日没
- 17:15 国道
- 18:00 伊那大島駅近くのコンビニ
【鳥倉林道から中央アルプスが見える】
【立派な登山者用駐車場には立派なゲートもある】
【駐車場に車を置いて登山口まで林道を歩く。この道も楽しい。】
【登山口到着。登山カードをポストに入れ登山開始】
【小河内岳遠望。以前はこの山まで日帰りピストン出来たけど、今は怪しい。】
【北斜面のトラバースルートは苔むした暗い道だ。】
【ツララ】
【雪、寒くなってきた】
【水場有、夏は有りがたいだろうね】
【三伏峠で行動停止】
【塩見岳山頂。烏帽子岳まで行きたかったなー・・・。】
【仙丈、甲斐駒】
【帰りの林道。夕日に照らされた紅葉が美しい】
【夕立神パノラマ公園から赤石岳方面を望む】
【夕立神パノラマ公園の日没】
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