2019年8月24日土曜日

風吹大池(2019.8.24-26)

■8/24(金)出発
忘れもしない7月25日からアデノウイルス感染をきっかけに長期の自宅軟禁状態。今年は史上まれに見る暑い夏だった。その間、エアコンの効いた部屋でゴロゴロしているのはそれはそれで快適だった。ウットオシイ仕事はドクターストップで断れる。

そんな怠惰な暮らしはアカン。山に登ろうと出撃した。とは言うものの1ヶ月ブランクのリハビリ登山。二三時間程度の登りと下山後の温泉にこだわって行き先を風吹大池に決めた。ネットで見つけた来馬温泉に目的地セット。なんとか明るいうちに来馬温泉到着。取り合えず入浴だけ頼み温泉に入る。

たいして期待してなかった来馬温泉だったけど素晴らしい温泉だった。チョイと硫黄の香りのあるチョイと濁った湯は一級品。湯量も豊富、湯温も適当で素晴らしい。

この日は温泉だけで小谷道の駅に戻り車中泊。道の駅は夜九時まで営業して車中泊の車も多数。車中泊を意識した営業方針で、快適な車中泊が出来た。

◆行動記録
・13:10 加子母発
・15:40 塩尻給油2330円
・塩尻ー安曇野 高速440円
・16:30 安曇野田んぼアート
・18:30 来馬温泉 500円
・小谷道の駅ラーメン天丼セット1200円
・道の駅は九時半までの営業、人多し、温泉は660円

■8/25(土)風吹大池
来馬温泉から土沢登山口までは遠かった。でも未舗装路だけど整備が行き届き走りやすかった。風吹大池は私が山登りを始めた頃から気になっていたところだ。北アルプスのメインルートからチョイと外れたところにあるけどなぜか気になる。そんな風吹大池に行くことが出来て嬉しかった。

登山道は広く歩きやすい。ただこのコースは妙にぬかるんだ場所が多くしばしば滑った。コースは痩せ尾根上をまっすぐに上がる。その両側は切り立った沢だ。やせ痩せ尾根とは言うものの両側は切れ落ちた沢で、要するに大きな沢の真ん中に島のように尾根が続いている感じ。このルートの名前は土沢(ツンザワ)コースと言う。その土沢という名前も分かるような気がする。要するに土の沢なのだ。

展望はほとんどないけど広葉樹林の中の登山道は歩くだけで気持ちが良い。登り詰めた風吹大池は静かな所だった。池の回りには周遊路が整備されている。のんびり牧歌的な路を想像していたけど、けっこうアップダウンのある路だった。

この日は日曜日。少しは登山者と出会うと思っていたけど、誰一人とも出会わなかった。この八月末のこの季節、池周辺の花もほとんど終わり、10月の紅葉の時期まで最も人の少ない季節かもしれない。人の多いハイシーズンより人の少ないオフシーズンの方が好きな私には向いている季節かも知れない。

◆行動記録
・6:00 起床
・7:40 土沢登山口
・10:30 風吹山荘
・風吹大池周遊
・12:00 下山開始
・14:00 土沢登山口
・14:30 来馬温泉風吹荘に投宿


【土沢登山口までは30分以上未舗装路を走る。登山者は少ないようだが整備はされている】


【登山口から歩き出す早々に異様な景観。白い硫黄の沢と思われる】


【登山ルートは展望はないけど深い森の中。なかなか気分の良い森だ】


【マムシに遭遇。登山道からなかなか動かない】


【風吹大池、静かな池だ】


【池の周りは樹林が覆う】


【少し歩くとナントカ池】


【さらに歩いてナントカ田圃】


【さらに歩くと開けた湿原に出た。花は終わっている】


【風吹山荘遠望】


【来馬温泉風吹荘の内風呂、湯温、湯量、泉質、窓からの展望すべて一級品】


【風吹荘の夕食、この他にサザエ、ウナギまぶし、鳥せせり、ザルそば、野菜天が突いた。白馬錦も美味かった。】


【一泊二食税込み9000円は安い。】

■8/26(月)大事件発生
昨日はやっぱりかなり消耗した。歳には勝てない。今日は帰るだけだ。ただ帰るだけも能がないので小谷温泉雨飾登山口辺りを偵察することにした。その登山口近くの木陰に車を止めコーヒーなんぞを楽しむ作戦。

それが事件の元だった。車を止めエンジンを切り後部座席に移って湯を沸かしコーヒーをいれる。後部座席の窓を全開し網戸をセット。山の爽やかな空気に包まれコーヒーが旨い。ここまでは良かった

その後、エンジンをかけようと試みるもウントモスントモ動かない。なんとなく恐れていた事が起こってしまった。山の中でのエンストだ。ただ不幸中の幸いなのはキャンプ場の駐車場で止まった事だ。昨日の風吹登山口で止まったら、これこそホンマモンの事件だ。登山口は未舗装路を三十分以上走った山の中。しかも一日中人に出会わない場所だった。

とりあえずキャンプ場の管理棟に助けを求めた。そのオニイチャンはとても親切だった。ブースターケーブル持参でいろいろ試みるもすべての不調。結局、単なるバッテリー問題ではなくて車自体の不具合と決定。

それから地元の修理工場、馴染みの自動車屋、保険屋、ロードサービス、等など大量の電話連絡をこなして、いまこれを書いている。これを書きつつつくずくこのトラブルが昨日でなくて良かったと思う。昨日の土沢登山口なら携帯も届かない。

その後、いろいろ親切の世話になりつつ、深夜だけど帰宅できた。トラブルも旅の味わいの一つかもしれない。今回のトラブルに関して多くの人と話が出来て、楽しかった。特にレッカーでの移動中に聞いた根曲がり竹の処理方法は勉強になった。

◆行動記録
・10:00 行動開始
・11:00 雨飾キャンプ場駐車場にて事件勃発
・糸魚川へレッカー移動
・17:30 糸魚川発
・高速 安曇野ー塩尻(630円)
・高速 中津川ー春日井(980円)
・24:30 帰宅


【雨飾キャンプ場。事故現場はここより少し下がった第二駐車場】


【バッテリーはシートの下だった】


【ついにレッカー移動。糸魚川から小谷温泉の奥まで出向いてくれた自動車修理工場の社長に感謝。人の親切が身に染みる】

2019年8月13日火曜日

オミナエシ(2019.8.13)

はっきり言うけど、今年の夏は暑い。更に湿度も高い。更に体調も悪い。咳が止まらない。どこにも出撃できず、クーラーの効いた部屋で終日テレビを見つつゴロゴロしている。そんな日々も終わりが見えてきた。加子母近辺を車で走っていたら、オミナエシの群落発見。秋の七草を見つけて、季節の移ろいを感じる。「止まない雨は無い」「止まない酷暑は無い」。体調も戻ってきたので、お盆が明けたらどこぞへ出かけるか・・・。