その直後はある程度動けたけど、数日後、朝布団から起きるとき痛みが酷く、ついに近所の整形外科。診断は背骨の圧迫骨折。「出来るだけ安静を」との医者の言葉を素直に守り、オーダーコルセットで事故から一ヶ月半。なんとか痛みはなくなった。でも体の力はまだ復活してない。
「出来るだけ安静」とはどうすることか?自宅でグタグタ、テレビ、読書、昼寝なら別の意味で体に悪そうだ。と、言うわけで、久しぶりに町に出た。例年、この季節は青春18きっぷであちこち徘徊するんだけど、今回は18切符で5回出撃の自信はない。
とりあえず近鉄株主優待チケットで大阪方面に出撃してみた。大阪の町をふらふら歩き、馴染みの店に顔をだし、帰りに大和八木のだんご庄の団子を買って帰還した。一ヶ月半の「出来るだけ安静」の生活でかなり体が弱ったことを実感した。
上半身に力を入れない一ヶ月半の生活はかなり体幹にダメージを与えた。手すりのない階段の下りが不安定だ。年を取って寝込むことによって体が衰えるということをよく聞いていたけど、まさにそれを体感する。
今回の事故を良い経験として、いつまでもしぶとく動けるように暮らしたい。今年は夏にアデノウイルスで1ヶ月、年末に圧迫骨折で2ヶ月の計3か月の不自由生活。一年の4分の1を不自由な時間を過ごしてしまった。そんな不自由な時間を過ごすことが今後増えるのどろうなあとチョイと気にしている。でも来年は行動を慎んで頑張るぞっと、、、。
【話には聞いていたけど大和八木の「だんご庄」は人気店らしい。閉店の一時間ほど前だけど売り切れの看板。しかし店の前には行列ができている。不審に思いつつ行列整理のオッチャンに事情を聞けば、売り切れが近いので今並んでも買える保障がないと言う。行列は十数人だけど、各自何本だんごを買うかわからない。無駄になっても良いなら並んでも良いと言う。チョイと迷ったけどせっかく来たので並んでみた。ちょっとした賭けだけどなんとか十本ゲット。あと残り20本というきわどい状況だった。一緒に並んだオネエチャン二人組と喜びあう事が出来て幸せだった。1本75円、10本購入】