梅雨は明けたかどうかははっきりしないけど暑い日が続く。テレビでは「外出は避けエアコンの利いた涼しい室内で暮らせ」と声高に叫ぶ。しかし、終日家でゴロゴロするのも不健康だ。18切符も使えるようになってきた。だったら、「涼しい室内の代わりに涼しい車内で日がな一日過ごしたらどうか?」と、18切符の旅に出た。何の目的もなく、自宅の電気代節約のみを目的とする旅なんだけど、どうなるのかなあ・・・。
【一日目7.20(木)春日井から新潟】
今年の春の18切符では始発の中津川行きに乗れば長野で調子よく乗り継ぎ、夕方6時頃には新潟に着いた。しかし、今回調べてみれば長野での乗り継ぎが上手くない。長野到着の直前に飯山線は出発してしまう。だったらゆっくり出発すれば良い。新潟着は2時間程遅れるけど、遅れたところで何の問題も無いことに気がついた。
というわけでノンビリ出発。電車の窓の外は眩しい程の日差しにあふれている。暑そうだけど車内は快適。久々の「乗り鉄旅」が楽しい。特に水量の多い千曲川を眺めつつ走る飯山線は楽しい路線だ。
◆行動記録
春日井8:48、中津川、塩尻、松本、長野13:49 14:04戸狩野沢温泉行きアリ、15:04発、豊野15:19、越後川口、長岡、新潟19:58
夕食:ピア万代佐渡弁慶2004円
東横イン新潟駅前(ポイントで宿泊)
【7./21(金)新潟から青森】
早朝のJRに乗ったけど各乗換駅の乗り換え時間が短い、効率的で有りがたいもののチョイとせわしない。午後2時の弘前まで食料補給は無理のようだ。新発田から村上までの間は学生が多い。そんな地元感、生活感を感じることが18切符の楽しみだ。それに加えて在来線の良さは世間に近い事だ。一例を挙げれば、山際を進むとき、木々の間の枝に触れ合い掻き分けるように列車は進む。
朝6時に新潟を出て夕方4時過ぎに青森に着いた。宿に荷物を置き街に出た。観光案内所で聞いた「まちなか温泉」でこの旅初めての温泉に入ったけど、湯量豊富の源泉かけ流しの銭湯的温泉は素晴らしかった。湯上がりに夕方の風に吹かれて港近辺を歩くのは気分が良い。夕食は久しぶりの回らない寿司屋を奮発。ホタテの貝焼き味噌が美味しかった。
◆行動記録
新潟6:06、新発田、酒田、秋田11:37、弘前(72)煮干し中華そば、餃子1080円、15:34発、青森16:25、観光案内所
東横イン青森駅前6080円
大黒寿司4700円
【7/22(土)青森から新潟】
ラッセの横の広場でラジオ体操が始まった。その音を聞きながら早朝の秋田行のJRを待つ。今から30年以上前の花巻台温泉で聞いたラジオ体操をふと思い出す。「あれも夏休みの東北だったなー」と思い出の感慨にふけってしまった。
昼食は秋田市民市場の回転寿司。過去、全国的に市場があった。その代表的なものが金沢の近江町市場だ。そんな市場は札幌、函館、釧路、小樽、青森など北の町には必ずあって、旅人の私としては訪れるのが楽しみだった。しかし、いつのころからかそれらの市場は観光客相手の地元の観光名所となってしまった。そんな中で昔の風情を残しているのが秋田市民市場だ。なんでここだけそんな空気が残っているのか不思議だったけど理由がわかった。秋田市民市場は日曜が休みなのだ。そんな単純な理由だけで地元の生活感が残るのではないかとふと思ってしまった、それが正しいかどうかは知らんけど、、、、。
◆行動記録
青森7:04、秋田10:29(98)、観光案内所、秋田12:07発、新発田、新潟18:32
アートホテル新潟駅前7140円
【7/23(日)新潟から帰還】
最終日、ゆっくり新潟を出て帰還する事も考えた。そうすれば朝8時開店のバスセンターカレーを楽しめたけど、朝6時発のJR乗り継ぎが余りに良い。昼間の暑さのせいもあって早朝の帰還に決定。夕方4時チョイ過ぎに帰還した。一昔前は夏の暑さもものともせず、あちこち動き回っていたけど、最近は暑さがこたえる。年を取ったのかなあ、、、。
◆行動記録
新潟6:04、長岡、越後川口、戸狩野沢温泉、豊野10:33、長野11:10、松本、塩尻、中津川、春日井16:15