2024年8月20日火曜日

那須湯本温泉(2024.8.20-21)

お盆が終わった。台風も逸れたけれど過ぎ去った。暑さもチョイと収まったかも、と解釈して旅に出た。行き先は那須湯本温泉。那須には昔、山に登るために車で近寄った事はある。遠くから共同浴場鹿の湯を眺めた記憶が有るような無いような、、、。

その近くの北温泉には泊まった事がある。古くて立派な湯治場的宿で混浴の天狗の湯がインパクトがあった。そんな感じで鄙びた雰囲気の湯治場というイメージが那須温泉にはある。


18切符にぎりしめJRの駅からバスに乗る。その時、どこから乗れば良いのか迷う。JR東北線では西那須野、那須塩原、黒磯と関連場所が続くけど黒磯からバスに乗った。とりあえずそれが正解だったようで、なんとか那須湯本にたどり着いた。


ネット情報では民宿的宿があるらしい。そんな宿をなんとか予約。宿には内湯が無くて近くの共同浴場を使うらしい。荷物を置いて共同浴場「滝の湯」へ向かう。街には店も人影も無い。のんびり地元の共同浴場が楽しめると思ったけど甘かった。共同浴場の中にはけっこう人が多かった。近くには「鹿の湯」という有名な共同浴場もある。その鹿の湯の周辺は人が多い。駐車場は満車だ。


要するに街は静かだが、湯治客は多い状態。その湯治客は車で必要な物は持ってくるので地元では何も買わない。町へ向かう道の脇には小洒落たカフェ的レストラン的店は多く、どこの店も駐車場には大量の車が止まっていた。


那須全体では関東周辺の人が集まり賑わっているようだ。その賑わいと温泉街の閑散とした感じに違和感を覚えた。私個人としては古い温泉街の昭和的賑わいが好きなんだけどなあ、、、。


●メモ

金山0529、豊橋0653、島田0832、熱海1023、古河1337、宇都宮1431 14、黒磯1536、那須湯本、壺屋助六を650円、東華軒鯛飯980円、グリーン車宇都宮1550円、コンビニ1006円、バス950円、民宿田中屋1泊朝食付き9980円ビール三本、バス950円、グリーン車1550円、東京国立博物館1000円、シウマイ弁当950円


【那須湯本温泉鹿の湯、大混雑で入浴断念】

【殺生石、松尾芭蕉も奥の細道で訪れているようだ。】

【温泉神社、予想以上に大きい神社だった。那須の歴史を感じる】

【どこへ行っても暑いので東博に寄った】

【有名な遮光器土偶。有名だけど国宝ではない。初めて直接見た遮光器土偶だが、思ったより小さかった。木造駅の遮光器土偶の方がインパクトあるかも・・・。】

【東博は見どころ多い。特に北斎の展示が良かった。時間がなくてゆっくり見られないのが残念だった。】

【奮発して乗ったグリーン車でシウマイ弁当の昼食。今回の旅では豊橋で壷屋の助六、熱海で東華軒の鯛めし。東海道線私の好み弁当トリオで満足満足】


2024年8月8日木曜日

五劫院(2024.8.8)

毎日暑い日が続く。昨年、免許返納したため出かける時、暑さが直撃する。免許返納に少しも未練は無いけれど、夏の外出時の暑さ直撃だけはチョイと辛い。

そんな暑さの中、歯を食いしばって奈良に出かけた。目的は五劫院の思惟阿弥陀如来を見るためだ。五劫院の思惟阿弥陀如来は通常は公開されていないけど、この時期、たまたま公開されている。間もなくその公開も終わりそうなので暑さの中出撃した訳だ。


その阿弥陀如来を見るのは二回目だけど、不思議な仏像だ。形は普通の仏像とはチョイと違う。仏像の時代的な形の特徴がハッキリしない。そんな不思議な仏像だけど不思議な存在感がある。特にその表情が良い。


思惟阿弥陀如来、果てしない長い間瞑想した結果、頭が異様に大きくなった姿で制作年代もハッキリしないけど、宋の影響があるらしい。(購入した絵葉書を接写)】

五劫院、すっきりした良い感じの本堂だ。

【時間があったので奈良博物館の「泉屋博古館の名宝」を見た。泉屋は「イズミヤ」ではなくて「センオク」。したがってクッキー関係ではなくて住友関係。殷時代の青銅器の展示は見ごたえがあった。】