2009年9月16日水曜日

北ア・朝日岳(6-2-22)

昨日の小屋の女将の「意外と時間がかかるので6時前には出発したほうがいい」とのアドバイスもあり、5時過ぎに起床。さすがにこの時期、まだ暗い。車の中でごそごそ明るくなるのを待っていたら出発は6時過ぎてしまった。

たまたま私の車の横に止めた車の人が話しかけてくる。聞けば彼も朝日小屋を目指しているとか。 彼と前後して歩き始める。木道が霜ですべる。非常に歩きにくい。まあ、今日は小屋までたどり着けばいい、と、甘い考えで、のんびり歩く。

テントの代わりに果物を沢山持参。休むたびに、トマトを食べる、梨を食べる、お菓子を食べる。天気は良好、気分は絶好調。

すれ違う人も無く、栂海新道との合流点到着。後は朝日岳に登るだけ。時間はかかったけど気分良好。6時間以上は歩いている。そこで膝、太ももに違和感。私も年をとったものだ。


(栂海新道との分岐) 
 
一登りで朝日岳山頂。大きな標識、石の方位盤がある。周囲は背の低い潅木。あまり展望は無い。頂上付近は広い草原、潅木が広がっている。人はいない。後は朝日小屋へ下るだけ。
 
(朝日岳山頂)
 
蓮華温泉から見た朝日岳はのびやかな稜線を広げている。すぐ着くだろうと思っていたけど、甘かった。なかなか着かない。そのうちに急な下りとなる。ガスの切れ目からこの先の登山道、および朝日小屋が見える。足元から急激に下っている。想像していた雰囲気と違う。

(朝日岳を越え朝日小屋を望む)
 
その急激な下りの途中、右膝が痛くなってくる。我慢して歩くうちに痛みはさらに酷くなる。何とか小屋にたどり着いた。右足はもう上がらない。今回、ダブルストックで登ってきた。ストックが無ければ途中で動けなくなっていたかも・・・。

朝日小屋は朝日平の真ん中にある。花の時期に来ればさぞ綺麗なところだろう。小屋の前のベンチに腰を下ろす。人は誰もいない。結局この日の泊まりは3人。食事も秋のメニューとかで、鍋も出た。ワインも富山名物の白身魚(カジキ)の昆布ジメ出た。食事は満足。小屋もゆったり。でも、明日は下山できるだろうか。(2009.9.16)

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