【釜トンネル入口の中の湯案内所は営業中だった】
【標識・冬用トイレ4ヶ所】
【釜トン内部には案内板が整備されていた】
【標識・冬用トイレ4ヶ所】
【釜トン内部には案内板が整備されていた】
【田代池近辺の自然研究路。静かだ。】
【梓川も静かに流れる。遠景は明神岳方面】
【ウエストン碑から望む霞沢岳。薄日が差してきた。】
【こんなズタズタのツエルトでも寒さは凌げる、でも寒い。】
【お約束の河童橋で記念撮影】
【冬用トイレは見つけるのに苦労する。内部はそんなに汚くない。】
【バスターミナルの大屋根の下は風も弱くて昼食には絶好だ】
【帰り道、焼岳のピークが見えてくる】
● 上高地徘徊
一夜明け、天候も若干よくなってきた。宿のご主人に釜トン入り口まで送ってもらう。宿から10分程度。上高地といえば長野側沢渡から入山するのが常識だったけど、安房トンネル開通によって平湯からの利便性が格段に向上。長野側の狭くて曲がりくねったトンネルだらけのアプローチに比べ、平湯からの道の方が断然走り易い。ただ平湯トンネルの路面凍結には注意が肝要だ。私も昔、トンネル内で滑り側壁激突の経験がある。今回もトンネル出口直前で側溝に脱輪した名古屋ナンバーの車が傾いていた。
現在無料の安房トンネルを抜けると釜トン入口。がっちりしたゲート、その前には数台の駐車スペースがあるものの、そこはタクシー専用だ。ゲート横には中の湯関係の案内所が営業中。ちょっとした飲み物、食料も買うことが出来る。その横には複数の簡易トイレが並んでいる。これらを見る限り、冬の上高地はけっこう人が来ていて、受け入れ体制も完備している気配。
トンネル入口脇には「上高地へ入山される方へ」との看板もあるそこには上高地内の複数のトイレの場所が書いてある。大正池ホテル、田代橋、バスターミナル、小梨平キャンプ場の4ヶ所にトイレがあるらしい。
10年以上ぶりに歩く釜トンネル。完全舗装の新しいトンネルは快適に歩くことが出来る。トンネル内の急登は昔と同じ。でも昔の素掘り、未舗装トンネルの味わいは無い。歩くこと30分で釜トン脱出。この釜トンの登りが今回の山行の核心部かもしれない。あとは平らな上高地をのんびり徘徊するだけだ。
大正池ホテルで視界が広がる。大正池越しに焼岳が見える。稜線はガスっているものの雪をかぶった木々が美しい。ひょっとしたら見えるかな?とかすかか期待の穂高稜線は完全に雲に覆われている。大正池から自然研究路に入り、数人の人とすれ違いつつ田代池方面に向かう。
田代池周辺の湿原も完全に雪の下。とても静かだ。夏の喧騒が嘘のようだ。田代橋から望む梓川も夏に比べて静かに流れている。水量も少ない。歩くに従って日が差してきた。ウエストン碑から望む霞沢岳の稜線越しに太陽が弱く光っている。
歩き出してから3時間半。河童橋に到着。風が無ければ河童橋近辺のベンチで「のどかに昼食」との安易な計画。しかし、ベンチに落ち着いた途端、急に強風にあおられる。何とかなると思いつつツエルトで風除けを作るものの、最近開いたことも無いツエルトに設営に手間取る。設営用ザイルも無い。ポール代わりのスキーを立てるほどの積雪も無い。
まあ、ぼろぼろになりつつも、何とかツエルトを木に引っ掛け、小さな風除けを。そんな風除けでも少しは寒さを防ぐことが出来た。しかし、美しい仕事にこだわる私にとって、納得できない。次回は美しく風除けを張りたいものだ。
「楽しい昼食」とは行かなかったけど、とりあえず昼食を済ませ、河童橋でお決まりの記念撮影。たまたまツアーパーティーと出会って写真を撮ってもらったけど、そこまでほとんど人に会わず、静かな山行だった。その後、バス道路をひたすら歩いて釜トン入口に戻ったのは15時15分。宿のオヤジさんに迎えに来てもらい、宿の露天風呂には午後4時前に飛び込んでいた。厳冬期の上高地としては天候にも恵まれ、とても気分の良い山行だった。(2011.01.23)
●行動記録
08:30=>釜トン入口
09:00=>釜トン(上高地側)
10:00=>大正池ホテル
11:00=>田代橋
12:00=>河童橋
12:40=>河童橋発
15:00=>釜トン(上高地側)
15:15=>釜トン入口
● 上高地徘徊
一夜明け、天候も若干よくなってきた。宿のご主人に釜トン入り口まで送ってもらう。宿から10分程度。上高地といえば長野側沢渡から入山するのが常識だったけど、安房トンネル開通によって平湯からの利便性が格段に向上。長野側の狭くて曲がりくねったトンネルだらけのアプローチに比べ、平湯からの道の方が断然走り易い。ただ平湯トンネルの路面凍結には注意が肝要だ。私も昔、トンネル内で滑り側壁激突の経験がある。今回もトンネル出口直前で側溝に脱輪した名古屋ナンバーの車が傾いていた。
現在無料の安房トンネルを抜けると釜トン入口。がっちりしたゲート、その前には数台の駐車スペースがあるものの、そこはタクシー専用だ。ゲート横には中の湯関係の案内所が営業中。ちょっとした飲み物、食料も買うことが出来る。その横には複数の簡易トイレが並んでいる。これらを見る限り、冬の上高地はけっこう人が来ていて、受け入れ体制も完備している気配。
トンネル入口脇には「上高地へ入山される方へ」との看板もあるそこには上高地内の複数のトイレの場所が書いてある。大正池ホテル、田代橋、バスターミナル、小梨平キャンプ場の4ヶ所にトイレがあるらしい。
10年以上ぶりに歩く釜トンネル。完全舗装の新しいトンネルは快適に歩くことが出来る。トンネル内の急登は昔と同じ。でも昔の素掘り、未舗装トンネルの味わいは無い。歩くこと30分で釜トン脱出。この釜トンの登りが今回の山行の核心部かもしれない。あとは平らな上高地をのんびり徘徊するだけだ。
大正池ホテルで視界が広がる。大正池越しに焼岳が見える。稜線はガスっているものの雪をかぶった木々が美しい。ひょっとしたら見えるかな?とかすかか期待の穂高稜線は完全に雲に覆われている。大正池から自然研究路に入り、数人の人とすれ違いつつ田代池方面に向かう。
田代池周辺の湿原も完全に雪の下。とても静かだ。夏の喧騒が嘘のようだ。田代橋から望む梓川も夏に比べて静かに流れている。水量も少ない。歩くに従って日が差してきた。ウエストン碑から望む霞沢岳の稜線越しに太陽が弱く光っている。
歩き出してから3時間半。河童橋に到着。風が無ければ河童橋近辺のベンチで「のどかに昼食」との安易な計画。しかし、ベンチに落ち着いた途端、急に強風にあおられる。何とかなると思いつつツエルトで風除けを作るものの、最近開いたことも無いツエルトに設営に手間取る。設営用ザイルも無い。ポール代わりのスキーを立てるほどの積雪も無い。
まあ、ぼろぼろになりつつも、何とかツエルトを木に引っ掛け、小さな風除けを。そんな風除けでも少しは寒さを防ぐことが出来た。しかし、美しい仕事にこだわる私にとって、納得できない。次回は美しく風除けを張りたいものだ。
「楽しい昼食」とは行かなかったけど、とりあえず昼食を済ませ、河童橋でお決まりの記念撮影。たまたまツアーパーティーと出会って写真を撮ってもらったけど、そこまでほとんど人に会わず、静かな山行だった。その後、バス道路をひたすら歩いて釜トン入口に戻ったのは15時15分。宿のオヤジさんに迎えに来てもらい、宿の露天風呂には午後4時前に飛び込んでいた。厳冬期の上高地としては天候にも恵まれ、とても気分の良い山行だった。(2011.01.23)
●行動記録
08:30=>釜トン入口
09:00=>釜トン(上高地側)
10:00=>大正池ホテル
11:00=>田代橋
12:00=>河童橋
12:40=>河童橋発
15:00=>釜トン(上高地側)
15:15=>釜トン入口
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