2012年1月3日火曜日

愛宕山

二年前の正月にも登ったけど、初詣を兼ねて雪の愛宕山に登ってきた。青春18切符の最後の1枚を握り締め、朝8時チョイ過ぎのJR快速で京都着は10時13分。京都バスで清滝に向かうも、バスはあちこち寄り道しつつ、清滝着は12時になってしまった。

 昼食用の京都駅購入のホーライの豚マンも冷えてしまった。登るに従い、やっぱり雪となる。今回、凍った石段対策に軽アイゼンを買って来た。途中でアイゼン装着。これで足回りは万全だ、と、思ったけど、問題は下山時に起こった。

 下山時、半分以上下った時、不意に尿意に襲われた。しかし、トイレは無い。愛宕山は神様の山なので、そこらで済ませるのも気が引ける。下山のスピードを上げて、全力で下る。雪も消え、アイゼンも外しさらにスピードを上げる。そんな時、階段の丸太に足をとられちょいと倒れた。まったくたいした転倒でもなく、ちょっと腰を着いたといった感じの転倒だったけど、運悪く横にちょっとした岩が出ていた。その岩におでこをぶつけ、「イテテテ」と言った感じの出来事。

 たいしたこと無いと思いそのまま歩き始めたが、私の顔を見た相棒の顔が変わった。大出血なのだ。そのうち血が滴り落ちるのを私も認識。ほとんど頭の衝撃も無く、痛みも無いのに出血大サービス。

 抑えたタオルも血に染まる。しかし、抑えて止血せねばならない。登山道の脇に腰を下ろし、ひたすらタオルでおでこを押さえる。尿意はすでに無くなっていた。そのうち驚くほど突然に出血は止まった。その後、タオルで鉢巻をしてバスで京都駅。ほぼ満員のバスに血みどろのタオル鉢巻で乗り込んでいるのがちょっと恥ずかしかった。

 今回、単なる愛宕山詣での気分だったので、常に山に行くとき持っている救急セット類を持ってきてなかった。しかし、冬の愛宕山はけっこう危険な山だ。登山口から愛宕神社まで標高差も800mある。気温も10度程度違うと、登山口の看板に書いてあった。

 これからは愛宕山の初詣はちゃんとした装備で、ちゃんと小用も済ませ、落ち着いた気分で登りたい。(2012.01.03/火)

● 行動記録
・  8:02 JR金山発
・ 10:13 JR京都
・ 10:43 京都バスで清滝へ
・ 12:10 登山開始
・ 13:35 アイゼン装着
・ 14:30 愛宕神社
・ 16:00 流血事件
・ 16:46 バスで京都駅へ
・ 18:10 京都駅
・ 19:30 JR京都から米原行きに乗車
・ 21:41 JR名古屋

● 主な支出
・  320円 ホーライ豚マン2個
・ 2300円 青春18切符(一回分)
・  540円 京都バス(清滝往復)
・ 1800円 夕食(食事、ビール)

 【登り始めは雪は無い】

 【登山道の途中から京都の街を望む】
【真ん中に見えるのは広沢の池】

 【雪が現れる】

 【愛宕神社は雪の中】

 【愛宕神社のなんとか門(黒門?)】

【登るのが遅かったので静かだ】

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