2013年11月16日土曜日

仏頭展(2013.11.16)

「仏像の中で何が好き?」と聞かれたとき、「仏頭」とこたえたことがあるほど仏頭好きの私です。でも、あまり一般的ではないらしい。そんな微妙な仏頭だけれど、その仏頭がメインとなる仏頭展が開催されるらしいと知ったのは今年の春。

みうらじゅん氏も仏頭大使1号となっているらしい。ネット情報によれば彼と仏頭の出会いは今から45年前だとか。私の出会いは大学受験の直後、奈良を旅した時なので47年前。みうら氏より古い(イバッテドウスル)。興福寺国宝館(だったと思う)で阿修羅と共に見たのが最初だ。そのときの感想はみうらじゅん氏が書いているのとまったく同様の気分だった。

その仏頭がセンターのイベントなら行かねばならぬ。などとAKBファンと同様のノリでわざわざ東京芸大美術館へ出かけてみた。現役の頃は毎月のように東京へ出張していたが、引退後はそんな機会は少なくなった。ついでに1泊二日の東京見物。仕事抜きの東京はなかなか楽しかった。

1500円支払い会場に入る。平日にも関わらず、かなりの混雑だ。一般的でないといったのは間違いで、仏頭はかなりの人気者らしい。仏頭は白鳳仏の代表と言われている。インドの修行僧みたいな飛鳥仏とむっちりギョロ目の天平仏に挟まれた白鳳仏だけど、なんとスッキリ、美しい仏像なんだろう。不思議だ。

同時に展示されている興福寺の十二神将もなかなか見ごたえがあった。特に板彫り十二神将ははじめて見たけどインパクトのあるレリーフだ。でも、十二神将と言えば新薬師寺かなあ・・・・。(2013.11.16)

【上野公園の奥にある東京芸大美術館。周囲は落ち着いた雰囲気で良い所だ。こんなところで芸術に関わる学生生活ができたら幸せだろうなー・・・】

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