「寒いところは寒い季節に行くに限る」、良く聞く言葉だ。その言葉は本当なのか?確かめるべく北海道に行ってきた。スキーでも、温泉でもなく、とりあえず18切符で北海道一周が今回の目的。
北海道は寒いだろう。何を履いて行けば良いのか?散々迷ったあげく、20年物の軽登山靴を履いて家を出た。この靴には苦い思い出がある。初めて履いたのは南アルプス塩見岳に夏登った時。足に合わずに泣きながら下山した苦い思い出。そしてそのまま20年近い長い眠りについた。いつかは履く時もあるだろうと思っていたけど、突然の出番となった訳だ。
家を出て歩き出して数分、足元を見れば靴の底のビブラムが心なし広がって見える。そして、あっという間に左足のソールが剥がれた。一瞬、家に戻り履き替えることも考えたけど、時間に厳しいLCC。遅れちゃならぬとそのまま歩く。
ビブラムが剥がれた軽登山靴は底が柔らかく舗装路を歩くにはまことに具合が良い。ただ左右の高さが異なるのが難点だ。そのうち右側の底も剥がれたのでやっと歩きやすくなった。とりあえずこのまま行けるところまで行こうと思っているけど、いつ本当の底が抜けるのか?心配だ。でも、インナーまで壊れることはないだろうから、最悪インナーで歩くことを覚悟しておくか・・・。
その後もトラブルは続く。先日の関空、松山空港の搭乗検査でアーミーナイフを2個失った。そのままの装備で出撃したので、今回は完璧と思ったのは甘かった。今度はパイプ喫煙用のダンパーが引っかかった。パイプの煤をこそげ落とす部分がナイフの刃と見なされたのだ。ここで放棄するのか?手荷物として預けるか?の選択を迫られる。
と、何だかんだあってその後、更なる困難が待ち受けていた。予定の便が天候不順につき成田へ着陸する可能性ありとのこと。もし成田へ行ったならどうなるんだろう?急ぐ旅でもないのでそのまま成田に下りることも少しだけ期待しつつ流れに乗ったけど、あっさり千歳に到着。ちょっと残念だった。(2014.3.6)
◆行動記録
8:45勝川
9:07金山
9:40中部国際空港(名鉄790円)
13:40千歳着
14:50札幌
ポッポ屋駅員遭遇
アナゴ天ぷらそば(850円)
16:57滝川発
18:40旭川
居酒屋大船(2000円)
イクラ、ホッケいずし、カキフライ、ジャがバター、ビール、焼酎
ごまそば鶴喜(770円野菜かき揚げ蕎麦)
三条六丁目の36祭り(「北の国から」的しみじみイベント)
宿泊:東横イン(約4000円)
ホテルの窓から見下ろす交差点は「駅」的景観であった
【靴が壊れた。結局、旭川でスノーブーツ購入。シーズン終わりで30%オフ。良い買い物だった。】
【旭川、鶴喜本店で食べた野菜かき揚げ蕎麦。北海道は蕎麦が美味い。】
【旭川三条六丁目の36イベント。たまたま3月6日で遭遇した。居酒屋は1000円で酒とつまみ二品の晩酌セット。外の会場ではチョイと寂しいカラオケ大会。しみじみ寒い。しみじみ渋い。】
【旭川はまだ冬だ。】