朝5時起床。駐車場から白馬が見える。天気は良さそうだ。白馬尻へ向かって歩きだす。登るにしたがって、冷たい風が吹き降りてくる。さすが大雪渓、涼しい。白馬尻を過ぎ大雪渓に降り立つ。初めて見る大雪渓は素晴らしかった。広い谷筋を一面の雪が覆っている。そして、その雪渓の先の稜線まで見通せる。登山開始早々に、稜線を望めるなんて珍しい。
その稜線に向かって緩やかに登り始める。と、感じるのは甘い。フラットな雪面はついつい歩幅が大きくなって、登るにしたがって息が切れる。振り返れば下から見るよりもけっこう急な坂だ。でも、白い雪、青い空、緑の木々、まさに夏山。歩くのが楽しい。いつまでも歩いていたい心境だ。医者から心臓関係で心拍数を上げないように言われているので、超スローペースで歩く。疲れたらすぐに休む。のんびり歩けばこんなに楽しい登山は無い。
葱平でいったんアイゼンを外す。高山植物が美しい。このルートは花と山の入門コースとして有名で、高齢者と山ガールパーティーが多い。私の超スローペース以上にゆっくり登るパーティーも多い。2553m地点で大休止。杓子天狗菱を眺めつつ吸うタバコが美味い。その時、山ガール三人パーティーが追いついてきた。彼女たちも大休止。とりとめの無い話の花が咲く。山では初対面の娘たちとも仲良くなれるのは嬉しいね。
私は山小屋に泊まるのはできるだけ避けている。以前はテント泊が中心だったけど、最近は荷物が持てない。したがって日帰りピストンが山行の中心となる。しかし、今回、あまりにも快適でのんびりしたため白馬山荘に泊まることにした。白馬山荘は巨大な山小屋で生ビールの飲めるラウンジもある。しかし、結論としては日帰りすれば良かった。夕方から山が荒れた。(2014.7.23/水)
◆行動記録
6:00 行動開始
6:15 猿倉発
7:00 林道終点
7:20 白馬尻
7:45 発
10:00 葱平
10:20 発
12:00 2553米地点
13:00 白馬山荘
13:30 白馬山頂
14:00 白馬山荘
行動停止
【猿倉山荘】
【白馬尻小屋】
【大雪渓遠望】
【キヌガサソウ?白馬は花が多い】
【大雪渓を登る】
【時々ガスが降りる】
【葱平から夏道】
【小雪渓のトラバースルートは地元の人が整備してくれてる。この整備が無ければ危険な場所だ】
【杓子天狗菱?】
【気分の良い登り】
【白馬山荘への道、信仰宗教施設の表参道を思い出す、背後左が白馬山頂】
【白馬山頂】