今年も正倉院展が始まった、と思っていたら残り2日となってしまった。特に今年は天皇陛下のナントカ記念とかで展示される宝物も充実しているらしい。特に目玉は鳥毛立女屏風。その他、例年より分かりやすいものが多数並ぶ。
当然、混雑しているだろうと、レイトタイムを狙って出撃してみた。これにより混雑緩和とコストカットを図るつもりだった。レイトタイムは夕方4時半から。それまで時間を正暦寺の紅葉見物でつぶす作戦だ。
奈良に着いたのは12時チョイ過ぎ。正暦寺への臨時バスは11時40分が最終だった。だったら歩けば良いやと、奈良公園を横切り正暦寺方面に歩きだす。ついでに正倉院展会場の奈良博を覗いてみた。入場のための大行列を予想していたけどほとんど列は出来ていない。待ち時間の表示は20分。昼食時間帯は空いているとの友人からの情報もあったので急遽予定を変更して正暦寺は後にすることにした。
ちょっとした列に並び、待つことも無くアッサリ入場。しかし、会場内は例年以上の大混雑だった。要するに多数の人出を予想して、例年なら制限する会場内入場者数を大幅に増やしているようなのだ。初めて見た鳥毛立女屏風はナカナカ良かった。しかしあの唇の赤さは本当に1000年以上前のものなのだろうか・・・。その他、見所の多い正倉院展だった。鳥毛立女屏風は昔教科書で習って以来「トリゲダチオンナビョウブ」と読んでいたけど、正しくは「トリゲリツジョノビョウブ」と言うらしい。正しい呼び方が分かって良かった。
その後、正暦寺へ歩いて向かった。正暦寺は行ったことがない。観光案内所で貰った奈良のウオーキングマップの範囲からもそれている。山辺の道の北部辺りにあるのではと、なんとなく当りをつけ適当に向かってみた。途中で数回人に聞き、何とか正暦寺にたどり着いたけど、帰るときは暗くなってしまった。でも、夕闇迫る山の中の寺は静かで落ち着いた空気に満ち満ちて良い感じだった。期待した紅葉はまだ早く、それが少し残念だった。
◆行動記録
9:01 近鉄名古屋
株主優待チケット
10:19 伊勢中川
11:40 大和八木
12:05 西大寺
12:10 近鉄奈良
柿の葉寿司(778円)
12:50 正倉院展(1100円)
音声ガイド(500円)
14:00 歩きだす
16:10 正暦寺
17:10 柳茶屋バス停
みかん(500円)
かきもち(250円)
17:43 柳茶屋バス停発
近鉄奈良駅立飲屋(豊祝)
酒 天ぷら2 ジャガイモ牛すじ
18:46 近鉄奈良発
株主優待チケット
18:55 西大寺
19:23 大和八木
20:51 中川
22:16 JR名古屋発
【今年の正倉院展は見所多し】
【正暦寺の手前の円照寺。とりあえず覗いてみたけど手入れの行き届いた美しい寺だった。でも拝観し出来ないみたいで立ち入ることがはばかられる。こう見えても私、気が小さいのです。】
【円照寺への参道には山辺の道の標識があった。でも、何処から何処へ向かうのか分からない。】
【やっとたどり着いた正暦寺本堂】
【ちょっとだけモミジも色付いている。】
【正暦寺からの帰り道、立派なサツキの生垣があった。】