湯田中は懐かしい町だ。今から50年以上前、初めてのスキーで志賀高原に来た。長野電鉄湯田中で降り、バスに乗り換えた。バスで高度を上げつつ、初めて積もった雪を見た。その時の印象は今でも記憶に残っている。
その後、何度、湯田中を通り過ぎたことか。でも、湯田中は単なる通過点。ほとんど気にも留める事も無かったけど、歳を経てふと湯田中が気になってしまった。気になったら行かねばならぬ。と、言うわけで湯田中へ出かけてみた。
目的は温泉と、この時期の北信濃の買出し。具体的に言えば丁子屋(自炊宿)、大湯(共同浴場)、信州味噌(マルセ謹製樽出し一番)、リンゴ(フジ)、野沢菜(郷土屋製)。
初めてじっくり味わった湯田中だったけど、昭和レトロ満載の街はしみじみ味わい深かったし、楽しむことが出来た。郷土屋は大掃除の臨時休業で野沢菜が変えなかったのは残念だったけど、それ以外はすべてクリア。追加で縁ギ純米辛口2本と漬物用酒粕3.5キロも購入。帰宅後、大根及び白身魚の粕漬け作りに励んでいる。
【湯田中大湯。この地域には鍵付共同浴場が多い。渋温泉、山田温泉は入ったことがあるけど湯田中は初めてだ。】
【湯田中の大湯は新しく快適だ。高温の湯が私好みだ。】
【町には大湯の他にも共同浴場多数。ここは丁子屋の隣の「脚気の湯」。どこの共同浴場も同じだけど高温多量の湯が溢れる。】
【一泊自炊4500円(暖房費500円)。以前は高級旅館。部屋は広く、掃除も行き届き快適な湯治宿。キッチンも充実している】
【翌日、天気に恵まれた。北信五岳がクッキリ見えた。写真は飯綱山、背後の北アルプスが白い】