2017年8月31日木曜日

金毘羅参り1(2017.8.31)

8月も最終日。しかし18切符が三枚残っている。このままでは残ってしまいそうだ。どこへ行こうか迷った結果、四国方面に出撃することにした。上越土合の「モグラ駅」にも重大な関心があったけど、東方面は台風の影響がありそうだ。

知人に教えられた丸亀のゲストハウスに電話して見れば難なく宿は確保できた。9時過ぎのJRでのんびり出発。丸亀着は四時半頃。駅から2分のゲストハウスは良い宿だった。宿のオヤジが親切で、シーツも快適。これからの四国入りにはかなり利用すると思う。

オヤジに教えられた銭湯で汗を流し、教えられた居酒屋でカツオタタキ、骨付き鳥、ビール、焼酎でホロ酔い気分。港の大灯籠にかかる月を眺め夜風に吹かれる。極楽極楽。

■情報
  • 丸亀ゲストハウス「うえるカメ」:個室利用で3500円
  • お勧め居酒屋:三太郎
【丸亀港の大灯篭に月がかかる。秋だなあ・・・。】


2017年8月26日土曜日

白馬3(2017.8.26)

雨が上がった。宿の外へ出て山を眺めれば稜線が見える。これで何とか当初の目的は達成できるかも・・・。しかし、子供との付き合いは一筋縄ではいかない。黒菱林道を車で詰めて、リフト2本乗継、八方山荘から歩き出す。


歩き出す前に「トイレは良いか?」と聞いたところ、「行きたくない」との返事。しかし、歩き出し早々、ズボンの尻を押さえる挙動が気になった。途中で「トイレ」と言い出したら事件だ。この日は久々の好天に観光客が数珠つなぎ状態。道端に隠れてことに及ぶことは不可能だ。


「大丈夫か?」「大丈夫」との会話を数回繰り返すも、孫の態度に落ち着きがなくなってくる。とりあえず「八方山」と書いてある最初のピークを山頂として、登山開始後1時間もかからず下山開始。八方山荘のにたどり着いたときには孫は小走りにトイレに駆け込み、事なきを得た。


その後、ミニトレインパークで鉄道関係で遊び、孫のわがままを叱りつけ、孫が大泣き。無言の気まずいドライブ。そして仲直り。ジェットコースターのような一日だった。


暗くなってから孫を家に送る時、孫が言う。「3日間はあっという間だったねえ。次は3泊4日で行きたいね」。私にとっては長い3日間だった。次は一泊二日で許してもらいたい。でも喜んでくれたなら良かったのかもね。

【高度を上げると花も咲いている。鹿島槍、五竜が見える】

【反対側には白馬三山が見える】

【天気が良くて良かった】

【孫は写真が好きみたい】

【このミニトレインパークで気まずい事件発生】

【ここまでは機嫌よく遊んでいたんだけど・・・。】

2017年8月25日金曜日

白馬2(2017.8.25)

恐れていた通り、朝から大雨。八方尾根から八方池へのトレッキングはあっさり諦め、善光寺方面に出掛けてみた。私は晴天の八方池から不帰キレットの展望を孫に見せたかったんだけど、孫はテレビと善光寺門前の七味唐辛子に興味があるようだ。聞けば昔(彼が4歳頼の時)、善光寺門前でオーダーメイドの七味唐辛子を作ってもらったことが面白かったみたい。子供の記憶力及び考えることは解らないねえ。


善光寺門前で辛くない七味唐辛子を購入後、松代温泉の国民宿舎松代荘で温泉三昧。その松代温泉が良かった。源泉かけ流しの高温の温泉。さらに温泉成分はきわめて濃いらしい。しかし、孫は温泉には興味を示さず、風呂上がりのソフトクリームとガチャガチャで手に入れたハンドスピナーに夢中になっている。ここでも子供の考えることは解らない。でもハンドスピナーはなんとなく私も夢中になってしまった。不思議だ。

風呂から上がった頃には雨も上がった。明日は山に登れるのかなー。でも、孫の興味は他にあるようだ。それもこれもすべて受け入れる私自身に、私自身も成長したなあ・・・、と感じている。


【久々に見た善光寺は大きいね。雨なので早々に退散。】

【松代温泉の後、川中島古戦場公園の市立博物館の恐竜展を見学。なかなか美しい施設だ】

2017年8月24日木曜日

白馬1(2017.8.24)

孫と二人で旅に出た。事前の計画はJRで白馬二泊。しかし、朝、我が家に訪れた姿は巨大なリュックを持っている。二日分の着替えとパジャマが入っているとか。その他、雨具、おやつ、タオル類、などなど、ボックスティッシュまで持っている。


こんなに持てるのか?と聞けばフラフラしながら背負って見せた。ハッキリイッテ行動するのは無理。瞬時に車での出撃に切り替えた。イイチコ片手に孫とのんびり電車旅なんて甘かったのね。

お盆過ぎているとは言うものの白馬はリゾート気分に満ちあふれていた。宿にチェックイン後、有名なジェラートなんぞを孫に食べさせてはみたものの、天気は芳しくない。明日は山に登れるのか?不安だ。さらに孫は部屋でテレビを見るのが一番楽しいみたい。複雑な気分だ。

【途中で立ち寄った平出遺跡】

【とりあえず歴史の学習ということで・・・】

【白馬のジェラート屋さん。けっこう有名らしい。】

【この日の泊りは「白馬風の子」、親切で良い宿だった。】

2017年8月14日月曜日

郡上踊り(2017.8.14)

郡上踊りに行ってきた。郡上踊りは昔よく行ったけど、ここ数年は行っていない。アユ釣りを兼ねて河原に張ったテントから、夕方、下駄を両手に這い出して踊りに出かけたものだ。見よう見まねで適当に踊っているだけでも楽しかった。

今回は初めて徹夜踊りに出かけてみた。今までは適当に踊っていたけど、今回は真面目に講習会に参加する作戦。これで自信をもって踊ることができる。3時前に郡上に入り、暗くなるまで講習会で時間をつぶす。1回40分程度の講習会を2講座受け、「かわさき」「げんげんばらばら」「三百」「猫の子」をマスターしたつもりだったけど、終わったとたんにほとんど忘れた。まったく私の記憶力はどうなってしまったのか?、認知症に対する不安が頭をよぎる。

【徹夜踊りは夜8時開始。10時半まで踊って帰宅は深夜。あっという間の2時間半だったけど、講習会終了時に完全に忘れてしまった踊りも、御囃子が流れ、他人の踊りを見ていると、すぐに思い出した。やれやれ・・・。】

【吉田川にかかる橋の横の旧役場の二階で講習会は開催される。一講座40分程度540円。一講座で二曲教えてくれる。当日、現地予約可能だった。駐車場は多数、1000円】

2017年8月8日火曜日

東北夏祭り6(2017.8.8)

前日、四国室戸岬に上陸し、和歌山県北部に再上陸した台風5号の進路予想の中心線は信州から新潟方面を経由して日本海に抜けている。その北側をぎりぎりでかわすのが今回の作戦なのだが、朝テレビで確認してみれば、台風5号は上陸直後大幅に北に進路を変え、琵琶湖から国道8号線にそって北上している。


まさに、私の帰還コースと正面衝突。JRのサンダーバードは運休しているけど、北陸自動車道はまだ通行可能。高速が通行可能と言うことは行けるのだろうとホテルを出た。今回の台風は風より雨が大変らしい。高速ならば水に浸かることもなかろうと出発を決意したけど、甘かった。


北陸自動車道は海岸線に沿っている。したがって半端無い風が吹き荒れていた。雨もひどく視界も聞かない。はっきり言って怖い。さらに高速の武生-木之本間は通行止め。あまりのプレッシャーに小松で高速を下り、8号線を走ることにした。


下道に下りても風、雨ともに激しいけど、高速の吹き曝しよりは安心できる。しかし8号線に出るまで土地勘のない小松近辺を走らねばならない。そのとき、携帯の災害緊急情報がなる。見れば小松のナントカ地区に避難勧告。今どこにいるのか?ナントカ地区はどこなのか?土地勘の無い私にはまったくわからないけど、けっこうビビる。


たまたま渡った川は大増水。堤防に守られてはいるものの激流が橋の下を流れている。はっきり言って周辺の田んぼより、高いところを大量の水が流れている。なんとか8号線に合流。そのとき、8号線の疋田ー木之本間通行止めの表示。


その後も、大雨、大渋滞、渋滞擦り抜け裏技、などなどいろいろな事件を乗り越え、ナントカ16時ごろ自宅に帰り着いた。この最終日の帰還が今回の旅の核心部であった。振り返れば6日間で2089キロ走って、「弘前ねぷた」を見に行っただけのようだけど、なかなか記憶に残る旅であった。


◆行動記録
  • 7:30 金沢香林坊東横イン発
  • 14:10 JR米原
  • 16:00 自宅着

2017年8月7日月曜日

東北夏祭り5(2017.8.7)

太平洋で迷走していた台風5号が直撃している。進路予想は日本縦断。まともに帰れば帰還するまでに必ずぶつかる。だったらどうする?いろいろ思い悩みつつ、ちょっとだけ体をかわすべく金沢へ行くことにした。金沢は台風の進路の左側だし、勢力は強いものの小型の気配。なんとか脇をすり抜け帰還できるだろう。


さいわい東横インに空室があった。朝、新潟のホテルを出たときすでに暑い。台風によるフェーン現象で日本海側は天気は良いものの異常に暑い。途中、道の駅なんぞに寄りつつ戒壇沿いを南下。夏休みに入ってどこにいっても人が多い。日本国民全体が夏旅に参加している感じだ。


ホテルに早めに入り一休み。夕方食事に出たけど、狙っていたおでんの「赤玉」は月曜日休み。ちかくの「いたる」という居酒屋に入ったけど良い店だった。食事を終え、尾山神社から金沢城近辺を歩いてみたけど、すっかり暗くなってしまい、残念だった。明日の朝にでも天気が良ければ散歩したいけど、台風が来ているから無理かなー・・・。


◆行動記録
  • 8:00 ホテル発
  • 9:40 出雲崎道の駅
  • 15:30 金沢香林坊東横イン

【出雲崎道の駅。暑い。】

【金沢、尾山神社、変わった神社だ、在職中に訪れたことを思い出す。】

2017年8月6日日曜日

東北夏祭り4(2017.8.6)

弘前のねぷたと白神の十二湖あたりを徘徊するのが今回の旅の目標だったけど、台風が近づいている。白神はあきらめて帰還することにした。とりあえず今日は新潟で泊まることにした。新潟までなら余裕で帰れる。午前中、弘前の町をぶらぶらすることにした。


以前、10年程前に弘前を訪れたとき、巨大の犬のオブジェがあったことを思い出し、探してみるもなかなか見つからない。観光案内所のオネエチャンがネットで探してくれた。初めて知ったんだけど、その犬は奈良美智と言う人の作品だとか。奈良美智は弘前出身でけっこう有名な人らしい。


そしてその犬は吉野町のレンガ倉庫の中の犬小屋に入っているとか。以前、私が見たときそのレンガ倉庫の横の公園の芝生の上に立っていたけど、レンガ倉庫を美術館にする計画があるとかで暫定的に犬小屋に入っているらしい。


グーグルマップでなんとか犬小屋にたどり着き巨大犬を発見。そのとき、私の車がパンクしているのも発見。旅先での車のトラブルはシンドイ。近くのガソリンスタンドに飛び込んだ。幸いにも小さな釘が刺さっていたとかで、最低限の修理でリカバリできた。でも、久しぶりの旅先の車トラブルに何か不吉な気配を感じた。


新潟に着いたとき、花火の真っ最中。なかなかにぎやかな花火だった。もう少し早くホテルに入りゆっくり花火見物すればよかったと反省した。


◆行動記録
  • 7:30 大坊保養センター発
  • 11:00 弘前でパンク発覚
  • 12:00 大館(花善の鳥飯)
  • 20:00 新潟、コンフォートホテル

【弘前城近くの武家屋敷】

【吉野町の赤レンガ倉庫ここに巨大犬はいた】

【犬小屋にいるより外にいるほうが良いね】

2017年8月5日土曜日

東北夏祭り3(2017.8.5)

やっと二日かけて目的地に着いた。今日は弘前のねぷたを見物。その前に白神方面を偵察しようと思ったけど、この日の宿が確保できない。地元の事情通などから情報収集するも、青森、五所川原、弘前すべてで夏祭りが開催されている週末の土曜日。宿をとるのは至難の業らしい。


最悪、テント泊の装備は持っているけど、暑いこの時期のキャンプは避けたい。そんな時、古遠部温泉で出会った夫婦から「大坊保養センター」なら空いているかも?との貴重な情報。電話してみれば、なんとか宿を確保できた。やれやれ・・・。


要するに、この時期のこの地域は尋常ならざる状況と判断し、そんな遠くに行くのは止めて、弘前城、十三湖、五所川原を覗きつつ、大坊保養センターに投宿。車で大鰐温泉に出て駅に車を止めてから、JRで弘前ねぷたをピストン見物。


初めて見た弘前ねぷたは穏やかなお祭りで、とても好感が持てた。大坊保養センターも良い温泉で泊まるだけなら十分だった。この日、直前にもかかわらず宿が取れたことは幸運だった。


◆行動記録
  • 8:00 古遠部温泉発
  • 10:30 弘前城発
  • 12:00 十三湖(しじみ亭でしじみ釜飯の昼食)
  • 14:20 五所川原立佞武多の館発
  • 15:00 大坊保養センター

【弘前城の桜は古い、太い。リンゴの剪定に通じる剪定技術の賜物か・・・。】

【弘前城は移動中】

【天守台の修復中】

【堀を埋め尽くす一面の蓮。その向こうに岩木山】

【津軽半島の外れの十三湖は予想と異なり明るい観光地だった。もっとうらぶれた寒村の沼と思っていた。カラスも泣いてない。】

【十三湖のしじみ亭のしじみ釜飯。味は普通。】

【五所川原の立佞武多は立佞武多の館で見られる。入場料金600円。時間がないので夜の本番はパス】

【弘前ねぷたはこの大太鼓で始まる】

【上に見える人の頭と比べても大きさがわかる。なかなかしみじみとした祭りだった。】


2017年8月4日金曜日

東北夏祭り2(2017.8.4)

今日の目的地は青森の古遠部温泉。前夜、電話してみればあっさり予約が確保できた。ただ、食事の関係で夕方5時までには入ってほしいとのこと。宿が確保できたのは嬉しいけど、時間が切られているのはチョイと辛い。


行程を検討するとけっこう遠い。そのため早朝5時に起き、6時半に宿を出た。途中、森吉山の近くの阿仁前田で西根鍛冶工場に寄ってみた。ここは阿仁のマタギの本場でマタギ刀で有名だ。私の友人がこの「フクロナガサ」と呼ばれるマタギ刀を買った話を聞き、チョイと寄ってみたわけだが、実際に見たマタギの「ナガサ」は先が異常に鋭く、持てば必ずけがをする感じ。


「君子危うきに近寄らず」って気分で購入をは止めて、話だけ聞いてきたけど、いろいろ面白かった。もう少し穏やかな形状のマタギの伝統的な鉈なら欲しいんだけどなあ。


一生懸命走ったおかげで古遠部温泉には余裕で到着。ここは今から20年以上前にも来たことがある。一泊二食で8300円ときわめてリーズナブルな温泉宿だけど、当時から食事は有名だった。当然、温泉も湯量が多く素晴らしい。


以前はひなびた質素な宿だったけど、最近改修されこじゃれた宿に変貌していた。ただ「全館写真撮影禁止」との表示があちこちにある。いったい何があったのか?気になるものの、最近の何でもかんでもSNSの風潮に逆らう何かがあったんだろうか・・・?


◆行動記録
  • 6:40 やながわや発
  • 10:00 道の駅・おがち
  • 11:00 横手
  • 16:15 古遠部温泉

【わざわざ訪れた西根鍛冶工場だけど面白かった】

【西根鍛冶工場のある阿仁前田駅は森吉山の起点となる町。時間があれば森吉山も覗いてみたいけどなあ・・・。】

2017年8月3日木曜日

東北夏祭り1(2017.8.3)

久しぶりの東北遠征。ここ数年東北を楽しむべく出撃するも、会津、その先の山形置賜辺りで「帰ろうか」となってしまう軟弱な私です。「これではいかん」、今回は必ず目的地 白神近辺まで行くと固い決意。頑張って車を走らせ初日の宿泊予定の小野川温泉に夕方7時に到着。明日は青森古遠部温泉まで行くとの固い決意。そこからじわじわ東北を縦断して帰宅する計画。


◆行動記録
  • 8:00 加子母発
  • 13:30 十日町(小島屋本店・へぎそば)
  • 田子倉湖・奥只見経由
  • 17:15 道の駅・柳津
  • 19:00頃 小野川温泉・やながわ屋着

【十日町小島屋本店のへぎそば、最近、昔よりへぎそばが好きになってきている。】

【小野川温泉、やながわや。自炊素泊り宿泊できるのがありがたい。温泉は良い】