季節外れの長雨で天気予報は芳しくない。週間天気予報もほとんど傘のマークが並んでいる。そんな中、明日は前線が南下し天気が良さそうだ。どこへいくか迷ったけど、最近気になっている小浜へ出かけてみた。
とりあえず、前回、開催前日に訪れたため見ることができなかった。「中世若狭の仏像特別展」を見るため若狭歴史博物館を目指した。若狭歴史博物館の係員にいろいろ聞いて、その後、どこかの寺の仏像を一ヶ所だけ見る作戦だ。
候補として気になっているのは羽賀寺の十一面観音か多田寺の薬師如来。どちらも普通の仏像とはちょいと異なる個性的な表情の仏像だ。そしてどちらも古い。羽賀寺はふくよかかつエキゾチックな仏像。多田寺は面長の近所のオッサンのような親しみのある黒くすすけた感じの仏像。かなり対照的なたたずまいなるも、どちらも存在感は豊かだ。
博物館の係員と相談したら、多田寺は予約が必要だとかで羽賀寺に決定。羽賀寺は小浜の寺が多く集まる遠敷方面とは違う海側方向の集落の中にあった。杉木立と立派な石段のある良い寺だったけど。
十一面観音は彩色も残っている美しい仏像。千年以上前の仏像とは思えない。表情もいわゆる仏像らしくない人間的なものだった。どことなく桜井の聖林寺の十一面を思い出す。
今でこそ「裏日本」と呼ばれる小さな小浜の町にこのような立派な寺や仏像が残っていることに改めて驚く。まあ裏日本は千年前は日本の表玄関。そして戦災を受けていないことも大きいね。
◆所の他の情報
- 若狭小浜お魚センターは水曜日休み、七輪焼き可能(300円)、食事処も良い
- 若狭歴史博物館:400円(特別展込み)
- 羽賀寺拝観料:400円
- 小浜漁港波頭で豆アジ大漁(渓流竿でサビキ釣り、餌:オキアミ、ロープ付きバケツ必須
【羽賀寺本堂】
【ここで鐘撞2回】
【良い石段だ】
【行きの途中で鯖街道熊川宿に寄ってみた。平日につき人影なし。】
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