と言うわけで、昨日に続き長者温泉での朝風呂の後、缶ビールを引っかけ休憩用座敷で一眠り。地方の温泉には昔ながらののんびりと温泉を楽しむ文化が残っていて風呂上がりの休憩施設が充実している。こんな雰囲気も時代と共に消えつつあるのがチョイと寂しい。
その長者温泉前のバス停で地元のじいさんから聞いた話。この頸城山塊の長者温泉前の谷では岩魚が釣れる。最近、沢の水温が上がり上流に入らないと釣れない。しかし上流には熊が出没するので釣り師も少ない。「熊なら鈴を持てば良いのではないか?」と聞けば、ジイサン曰く「鈴は役に立たない。熊と出会ったとき背中を見せて逃げるのではなく、じっと目を反らさず睨み合うことが肝要。何分でも頑張れば熊の方が目をそらし去っていくもんだ。」との貴重な話を聞くことができた。さらに、熊避け鈴の代わりに殺虫剤キンチョールの臭いが効果があるとも言っていた。妙に信憑性のある話だけどホンマカイナ、、、。
この日も特段の目的もなく能生漁港のアジ釣りも考えたけどあまり釣れてない。釣りは諦め地元のスーパーで小アジ三パック十五匹を300円で購入し自宅で干物を作ることにした。その時、気がついた。突堤でアジを釣るより買った方が合理的。餌代より安く購入可能だ。今回はこれといった目的もなく能生近辺をブラブラ徘徊しただけだったけど、それはそれで贅沢な時間を過ごすことができた。
◆行動記録
・6:30行動開始(早朝の散歩)
・8:00出発(475キロ)
・8:30長者温泉(オープンは十時から)
・9:00月不見の池(498キロ)
・10:00長者温泉(514キロ)昼寝
・11:30発
・12:15糸魚川537キロ(昼食「おだじま」天ざる1600円)
・15:30安曇野イオン(653キロ)
・18:00中津川(762キロ)
・20:00帰宅(826キロ)
【朝の散歩で能生漁港を徘徊。以前から不思議に思っていた浜辺に並ぶ小さな小屋が漁船のウインチの小屋と判明。何事も見れば分かるね。】
【能生の長者温泉。鉱泉だけど潤沢で綺麗な温泉だった。入浴だけなら400円。休憩所利用込みなら500円。川の対岸からホースで源泉を引いている。地元のジイチャンは昔から風呂に利用し、皮膚のかゆみ関係に効能があったと言う。】
【月不見の池。予想したより汚れた池だった。帰りに早川の街にある「月不見の池」の酒蔵で酒を購入。その時、店の女将は「30年ほど前は美しい池だった」との話。なんとか綺麗に保つべく努力したけど、人の手をかければかけるほど汚れて行った。との話。自然を人知でコントロールすることは難しい。池は藤の名所だったらしいけど、現在は「藤まつり」開催中の街中の鉢植えの藤が美しかった。】
【糸魚川あたりで南を遠望。左側が多分「雨飾」だと思うけど確証はない。】
【糸魚川をパスするときに見つけた蕎麦屋。天ざる1600円。美味い蕎麦だった。】
【帰宅後、小鯵を開き、立て塩(3%)に一晩漬けて、一日陰干し。】
この温泉とは関係ありませんが、先日、主人とあなた様からいろいろと伺って、ドバイ経由のヨーロッパ地中海をしてきました小林です。 私どもも、主人はハワイや台湾以来、私は留学、在住などでカナダアメリカ暮らしの経験はありますが、ヨーロッパはホントに初めてでした。そこで、様々な文化に出会い驚くやらボロボロになるわ…。
返信削除カトリック国であるイタリーフランスを訪れられたことは、感激いたしました。それがこの旅の1番のギフトです。
しかし、初めての海外ツアーの過酷さ、不愉快な添乗員、目障りなベタベタ新婚夫婦に気が散り、主人はフィレンツェで太いステーキを食べた時に歯が折れてしまい、痛み止めを飲みつつも乗り切りました。
ナントカカントカ、私どもは、サバイバルしたようです。
日本に帰り、日本は豊か、向こうの国々はレージーだから貧しい、と主人に言うと、主人は、反対に日本は勤勉だが国民総生産の伸び率がヨーロッパより悪い、過労死なんてあるのは日本だけ。結果的に日本の方が貧しい。という、意見でした。ネットライフの会長さんも、ヨーロッパと比べてエピソードでなくエビデンスで見ると日本は貧しいと同じ事を書かれてました。
多くの歴史や文化を経験できて、結果的には、大変有意義な旅だと思っています。