【2021.4.5】岡山
最近のコロナ騒動の影響で旅のスタイルが変わってきた。旅先での居酒屋、温泉を避けている。その結果、地方都市を単独で訪れ、食事は地元スーパー、宿泊はビジネスホテルという形に落ち着いてきた。交通手段はJR在来線というのは変わらない。このスタイルでここ一年程は岡山、米沢、山形、新潟、広島、呉と放浪した。
その中の岡山。この街がイマイチ良くわからない。今まで何度も訪れているけど方向感覚の相性が悪いのかも知れない。そんな理由で今回は早めに到着し市内循環バス(100円)に乗ってみた。町の概要を掴むには循環バスが一番だ。
その後、岡山城をじっくり見た。古い石垣と宇喜多秀家の生涯が興味深かった。城から見た後楽園と旭川も美しかった。城から歩いてホテルに戻った。その途中、ビールで喉を潤し駅近くの某巨大ショッピングモールで食料調達。歩きながら見たアーケード街はシャッターが目立つ。街が巨大ショッピングモールで破壊されつつある気配だ。力ずくの巨大ショッピングモールもいつまでもつのか分からない。より巨大な力の前には状況を保つのは困難だ。まさに諸行無常。ナマンダブ、ナマンダブ、、、。
◆行動記録
金山7:09、8:46米原8:48、11:18姫路12:05、駅ソバ380円、13:37岡山、観光案内所、市内循環バス100円、東横イン4550円、岡山城へバス100円、岡山城260円割引券利用、ビール、餃子、うずらスモーク1183円、イオンモール食料2700円
【岡山城は見る角度にって形が変わる】
【石垣もいろいろ変化に富む】
【2021.4.6】小倉
小倉の町には今まで一度も足を踏み入れた事はない。数日前、テレビで旦過市場の事を放映していた。近いうちに再開発の予定だとか。その旦過市場同様、小倉と言えば、無法松、北九州工業地帯、筑豊、遠賀川、青春の門などなど、レトロでセピア色の連想が続く。果たしてその実態は?
などと想いをめぐらしつつ岡山から山陽本線で移動。岩国を過ぎたあたりで海に出た。天気は快晴、穏やかな瀬戸内海だ。山陽本線で西に向かう場合、尾道、宮島、そしてこの柳井港あたりの穏やかさが良い。
小倉に着いた。ホテルにチェックイン後、身軽になって街に出る。駅は新しく小洒落た感じだけど駅前から商店街に入ると懐かしい空気に溢れている。岡山のシャッター通りとは異なり人が溢れている。取り敢えず旦過市場へ向いイワシのぬか炊き(230円)を購入。まもなく再開発で無くなる旦過市場は凄い。今は無き小樽の三角市場、青森、仙台の駅前市場を思い出す。昔の近江町市場もこんな感じだったけど今は観光客対応で変わってしまった。再開発後の旦過市場はどうなってしまうんだろう。まあ時の流れには逆らえないねえ。
その後、ゼンリンミュージアムで伊能図、小倉城なんぞ見て町を徘徊。小倉の街は私の好みに合っている。もっと早く来れば良かった。有名な「角打ち」の店も発見したけどこのコロナ騒動の影響で入る気にならない。私にとってはの旅の楽しみは、地元の方との触れ合いなのだが、今の状況はそれが出来ない。あーあ、そろそろ帰ろうか、、、。
◆行動記録
岡山6:15、コンビニ231円、7:44糸崎7:45、9:24五日市9:52(9:30)、(10:00)10:26岩国10:44、アンデルセン、カツサンド478円、12:42新山口駅13:13、14:20下関14:21、14:35小倉、コンフォートホテル5300円、いわしぬか炊き230円、ゼンリンミュージアム1000円、コーヒー200円、豚まん、夕食、ビール、餃子
【旦過市場は楽しい】
【ゼンリンミュージアムの伊能図】
【2021.4.7】日生経由姫路泊
テレビでは「コロナ感染者が増大している」「不要不急の外出は控えよ」とヒステリックに危機感を煽る。街で飲むことも出来ずホテルでテレビを見るだけの旅先は寂しい。メディアの報道を常に批判的に見る私もついに弱気になってきた。帰ろうかなあ、、、。
小倉からの帰還なら意外と早く帰ることが出来る。朝7時に出れば夜10時頃には帰宅できる。そんな気分でホテルを出た。下関で乗換、岩国手前の柳井辺りの瀬戸内海を車窓から眺めていたら元気が出てきた。こんなことに負けてはならぬ。「人生はそれ自体が不要不急なのだ」と気合を入れつつ、もう一日旅を続ける事にした。
電車の中から姫路の東横インを確保。たまたま赤穂線に日生でカキオコとビールの夕食。その後、姫路の東横インにチェックイン。姫路の街は若者で溢れていた。メディアに支配されず各個人で判断できる人々の多さに何となく頼もしさを感じつ、自分もしっかりせねばと気合を入れ直した。
◆行動記録
小倉7:20、7:35下関8:11、YOUMEマート1265円、11:15岩国11:58、三原14:15、日生17:29、カキオコ、ビール1500円、播州赤穂17:48、姫路18:30、東横イン4550円
【日生でカキオコ】
【日生はなぜか桜が満開】
【2021.4.8】龍野、帰還
以前から気になっていた龍野に立ち寄り帰還した。龍野は小京都と呼ばれる古い町並みのある城下町だ。ヒガシマル醤油の本社もある。姫路の観光案内所でゲットした街歩き地図を片手に姫新線本竜野駅から歩き出す。天気も良好、車も少ない町中を歩くのは楽しい。古い町並みは良くある伝統的建造物保存地区と同じ。その町を抜け龍野城辺りまで来ると素晴らしく綺麗に保たれた公園に出た。
周辺は桜の木が多いけど、花はほとんど散っていた。花は終わりがけだけどモミジの新緑が美しい。特に紅葉谷から御涼所あたりが特に美しかった。龍野藩には江戸時代の一時期、脇坂氏が治めた時代があったらしい。この脇坂氏は信州の飯田から龍野に移ったらしいけど、一週間前に飯田の桜を見た私は、何か特別な縁を感じてしまった。飯田も龍野も桜が多く、同じようなサイズの街なのが面白い。
◆行動記録
姫路8:16、8:37本竜野、揖保川渡る、古い町並み、善龍寺、末広醤油、龍野歴史文化資料館(100円)、龍野城、紅葉谷、御涼所、聚遠亭、野見宿禰神社、龍野神社、霞城館(100円)、矢野勘治記念館、うすくち醤油資料館(10円)、本竜野12:14、12:34姫路14:27、柊御膳、ビール、16:54米原17:00、18:08名古屋
【本竜野駅から揖保川を越えて龍野の街へ入る】
【時間が早いのか町に人影ない】
【龍野城】
【紅葉谷】
【姫路駅前で柊御膳。今回の旅でやっとありついたまともな食事】