2024年2月15日木曜日

⑤帰還(2024.2.15)木

フェリーの旅は良く眠れる。船の振動と若干のローリングが眠気を誘う。自宅のベッドにもこんな振動機能がついていたら良いなと思ったりする。そんな快適な一夜も明けて、まっすぐ帰宅。午後1時前に帰宅した。

今回は目的の薩摩硫黄島までは届かなかったけど、次回、天候を見て再度の出撃を考えている。私が旅に求める物は「最果て感」かも知れない。歌の文句じゃ無いけれど「遠くに行きたい感」とも言える。そしてそれには時間がかかる。だから私は特急にも乗らず飛行機にも乗らず在来線とフェリー中心のの旅を続けている。

◆行動記録

船内ビュッフェ朝食(750円)、大阪南港フェリーターミナル(7:55)、コスモスクエア、地下鉄中央線、阿波座、地下鉄千日前線、谷九(8:40)340円、近鉄上本町(8:45,8:54)、近鉄快速急行、伊勢中川(10:40,10:41)、近鉄名古屋(12:04)


【サンフラワーの朝食、750円】



2024年2月14日水曜日

④桜島(2024.2.14)水

当初の計画ではこの日の9時30分発のフェリーみしまで薩摩硫黄島へ向かい、島で一泊して明日木曜日のサンフラワーで帰還する予定だった。しかし、天候が芳しくない。雨に打たれて脱衣所も無い東温泉に入るほど物好きでも無い。

と、言う訳で予定を一日短縮して、この日のサンフラワーで帰ることにした。フェリーに乗るためのシャトルバスは午後2時半。それまで桜島へ行ってみた。鹿児島には何度も訪れているけれど桜島フェリーに乗るのは初めてだ。有名なフェリーのうどんなんぞを楽しみつつのんびり海風に吹かれて桜島を眺める。この日は雨の前のせいか暖かい。


船の中にはお隣りの国の人々が多い。と、言うよりほとんどがお隣りの国の人々だ。割合で言うと90%がお隣りさんと言った感じだ。みなさん楽しそうだ。良い顔をしている。お隣りさんが日本に来てこんなに楽しんでいる姿を見ると日本人として誇らしい気持ちになる。


確かにフェリーから眺める桜島は素晴らしい、イタリアのベスビオ火山にも負けないと思う。行ったことないのでしらんけど、、、。


フェリーの中でお隣りさんに紛れ込んで考えた。皆さん日本人とほとんど同じ顔をしている。こんなにも近い関係なのに、何となくギクシャクした関係をメディアは伝えている。本当なんだろうか?本当はそんなに険しい関係ではないんじゃないか?今、日本が頼りにしているどこぞの大国の方が乱暴者ではないのかな?


◆行動記録
天文館観光案内所(9:00)、南埠頭高速フェリーターミナル、桜島フェリーターミナル(200円)、桜島フェリーうどん(500円)、桜島ようがん渚公園、桜島小みかん(320円)、月読神社、桜島フェリー(200円)、昼食(1350円)、山形屋、かるかんまんじゅう、大阪寿司(842)、つぼづけ(350)、サンフラワーライナー(南埠頭高速船ターミナル14:30、鹿児島中央14:40:志布志港16:43)、サンフラワー(志布志17:55大阪7:40)、料金、ツーリスト:10930円

【桜島遠望、何とか雨に降られずに済みそうだ】

【朝の天文館路地裏の繁華街。通常、朝の繁華街はごみが散乱しているものだけど、きれいに掃除が行き届いている】

【桜島フェリーのうどん、さつま揚げ付き、500円】

【桜島フェリーの中はほとんど外国人】

【フェリーから眺める桜島は美しい。外国人観光客も満足そうだ】

【桜島ビジターセンター近くの足湯、もう少し熱い方が私の好み】

【鹿児島山形屋。ここを見ると鹿児島へ来たことを実感する】

2024年2月13日火曜日

③出水麓武家屋敷(2024.2.13)火

 「麓」とは薩摩藩の本拠地である鹿児島の外にちりばめられた薩摩藩の出城の役割を果たしていた物らしい。この形は薩摩藩独特の物で今残っているものとしては知覧と出水が有名らしい。その出水麓武家屋敷群に行ってみた。予想通りと言うか予想以上というか多数の武家屋敷が保存されている。特に石垣と高野槇の生け垣が美しい。以前訪れた事のある知覧の武家屋敷も美しかったけど出水麓武家屋敷の方が範囲が広い。出水は肥後との国境近くかなり重要な「麓」だったようだ。

駅で自転車を借りて公開されている武家屋敷を尋ねた。その施設にはけっこう高齢の案内人がいて話し好き。イロイロ勉強になった出水麓だった。


以前は何処へでも歩いて行ったけど、最近は歩くのがおっくうになってきた。したがって自転車を借りるわけだけど、自転車を漕ぐのが辛く感じる。以前は平場を歩くときザックの重さを感じた事はなかったけれど、最近は重さがこたえる。体力落ちたなー。


◆行動記録

湯の鶴温泉(8:46)、コミュニティバス150円、水俣駅(9:30、9:56),、おれんじ鉄道510円、出水(10:20)、貸自転車(500円)、武家屋敷群(510円)、鶴丸会館(2600円)、出水発(13:18)おれんじ鉄道川内(1480円)、川内(14:19,14:22)JR鹿児島中央(15:12)950円、東横イン(6270円)、霧島温泉(460円)、コーヒー牛乳(140円)、サイダー(130円)、天文館むじゃき本店白熊ベビー(600円)、バッテラ(600)、地鶏刺身(650)


(出水麓武家屋敷群、重要伝統的建造物群保存地区となるといろいろ規制も多くなる。道もきれいに掃除され、生活も大変だ。)

(たまたま訪れた日本一のお地蔵様)

(この日の昼食も鶴丸会館、昨日の刺身が良かったので定食をワンランクアップ。それでも2800円)

(鹿児島の霧島温泉。市内でかけ流しの温泉を楽しめるのはありがたい

(初めて食べた白熊、グーグル先生に「鹿児島」「白熊」で聞いてみたら天文館のむじゃき本店に連れてこられた。オッサン一人で白熊を食べるのはチョイと気になったけど、単独のオッサン多かった。味は満足。また食べたい。)

【この日の夕食、バッテラ、地鶏刺身】

2024年2月12日月曜日

②湯の鶴温泉(2024.2.12)月

今日は、シャトルバス、新幹線、肥薩おれんじ鉄道、コミュニティバスと乗り継ぐ移動日だ。途中、出水で2時間、水俣で1時間の余裕があったけど何もせずに過ぎてしまった。若い頃に比べて自分の行動がスローになっていることを痛感する。

泊まった宿は湯の鶴温泉Tojiya。古い宿を使って再開したと思われるゲストハウスだ。1泊4500円。格安とはいえ個室を取ることもでき、かけ流し温泉も楽しむことができる良い宿だった。若者二人で頑張って営業している姿も好感がもてる。客層もネット利用の若者が多い。ただ若者向けにしつらえているためか、全体に暗くてオシャレ感満載なんだけど、年寄りには案内表示の文字が小さく読み取りに苦労した。Wi-Fiの設定するときのパスワードが読み取れず、持参のヘッドライト装着して何とか読み取った。ヤレヤレ、、、。


◆行動記録

サンフラワーライナー(志布志港9:10鹿児島中央11:13)、鹿児島中央(11:23)出水(11:46)、新幹線3260円、鶴丸会館(2000円ビール大、刺身、アラ煮の定食)、出水発(13:37)水俣(13:55)おれんじ鉄道510円、みなくるバス(14:50)150円、湯の鶴温泉(15:25)Tojiya4500円、電話:0966-68-0008、共同浴場ほたる温泉250円


(志布志到着前右手に都井岬が見える。)

(出水、鶴丸会館の食事。ビール大瓶一本つけて2000円、刺身美味し。)

(水俣駅、なんとなく寂しい)

(湯の鶴温泉Tojiya、こじゃれたゲストハウス)

(宿の向かいの屋台のオデン、豚の軟骨が珍しい、美味い、鹿児島のものらしい)

2024年2月11日日曜日

①サンフラワー(2024.2.11)日

昨年、免許を返納してから遠出する事が少なくなった。特に出かける事がおっくうになった訳でも無いんだけどなあ。イカンイカン。どこぞへ行こう。とりあえず「老人は荒野を目指さねば、、、」。

でも行きたいところが思いつかない。若い頃は行きたいところだらけだったのになあ。チョイと考え、思い出したのが「薩摩硫黄島」。昔、開聞岳に登った時、遠く噴煙を吐いている姿を見つけてから気になっている島だ。五年ほど前にに一度出撃を考えたけど直前にトカラ列島に行き先を変更したためまだ行けてない。


薩摩硫黄島は鹿児島から見てトカラ列島のある十島村の手前の三島村にある。行程も鹿児島から4時間程度の位置だ。しかし、船の便を考えるとけっこうめんどくさい旅になる。まあそれが離島の旅と言うもんだろうね。


しかし、天候が気になる。わざわざ行っても硫黄岳が見えなければ意味が無い。島に渡るかどうかは直前の鹿児島で決めることにする。この旅のタイミングで可能性のある船便は14日水曜日9:30鹿児島港発のみだ。


場合によっては鹿児島周辺の「湯煙ツアー」となってしまうかもしれないけどそれも良い。そんな気楽な気分で大阪南港フェリーターミナルからサンフラワーに乗り込んだ。五年ぶりのサンフラワーだけど以前とほとんど変わらない。のんびりした船旅だ。相変わらずの低周波の船の振動が眠気を誘う。


早めに眠り熟睡して夜中に目が覚めた。久しぶりに良い夢をみた。その夢には小学生の時、好きなだった女の子が出てきた。たったそれだけの事だけど、とても幸せな時間だった。


◆行動記録
近鉄名古屋(10:21)、近鉄難波(13:57)、インデアンカレー830円、大阪寿司844円、地下鉄、コスモスクエアから歩いてポートライナー節約、フェリーターミナル16:00サンフラワー乗船(大阪17:00志布志8:55)料金、ツーリスト:11790円、予約電話:0120-56-3268

(けっこう大きい)

(遠く万博会場のループが見える。ここまできたらやらざるを得ないんだろうね)

2024年2月5日月曜日

唐招提寺(2024.2.4)

近鉄週末フリー切符最終日は唐招提寺へ行ってきた。目的は「唐招提寺のトルソー」と言われる「頭部は無いけどボディ部分の存在感が良い」と言われている仏像を見ること。しかし、その唐招提寺のトルソーは期間限定の展示でこの時期は公開されてなかった。3月から6月と9月から11月の季節の良い時期限定で公開されるらしい。残念だ。しかし唐招提寺はいつ来ても静謐な空気に満ちあふれている。

その後、薬師寺をぐるっと回って帰還した。遠くから薬師寺の塔を眺めるのも奈良西ノ京らしいのではないかと思った訳だ。ここしばらく薬師寺の東塔は解体修理の巨大カバーに覆われていた。その修理も終わったので遠くから周囲の景観に溶け込んだ塔を期待した。しかし、塔の姿は何処からも眺めることができなかった。塔の周囲の木々に妨げられて塔が見えない。

法隆寺の塔は斑鳩の町を歩いているとそこかしこに見えて良い感じなんだけど西ノ京はチョイと残念だった。何となく見えなくなった石舞台を思い出した。

週末フリー切符を余すことなく使い尽くした三日間だったけど、ハッキリ言って疲れた。(8:01近鉄名古屋、9:34伊勢中川、10:58大和八木、11:20西ノ京、唐招提寺1000円、薬師寺周回、12:45西ノ京、12:55大和西大寺、13:40上本町、南海飯店2080円、14:28上本町発)

【何度来ても唐招提寺の金堂は良い。中の千手観音も良い。】

【新宝殿、ここのトルソーを見に来たんだけど・・・。】

【壊れた築地塀の隙間から薬師寺東塔発見】

2024年2月3日土曜日

二見浦(2024.2.3)

 最近、記憶力が減退している。姿は思い出せるけど名前がでない。歌を聞いて知っている曲で歌うこともできるけど題名が思い出せない。そんな状況だけど子供の頃の変な記憶が残っていることもある。

その一つが「キュウカエン」。小学校の修学旅行で泊まった宿の名前だ。今から60年以上前、私の初めての旅が小学校の修学旅行だったような気がする。行き先は伊勢神宮。泊まった所は二見浦だ。二階建ての旅館が並ぶ石畳の道にサザエのつぼ焼きの屋台が出ていた。小学生の分際で「食べたい」と思ったもののそれを食べる気合いも小遣いも持ち合わせてなかった事を思い出す。


今回、その時以来の二見浦だ。伊勢神宮や鳥羽には何度も来ているけど二見浦には来ていない。参宮線二見浦駅から夫婦岩方面に歩き出す。道の両側に数は少ないけど古い旅館が現れる。いまどき珍しいレトロな道だ。良い感じだ。


そんな時、「吸霞園」という小さな標識発見。建物はコンクリート造りに変わっているけど小学校の修学旅行で泊まった宿のような気がする。宿の前の気配も記憶があるような無いような、、、、。でもちょっと感激だった。


【日本中いろいろ夫婦岩はあるけど、ホンマモンはチョイと違う】

【二見興玉神社までの道はレトロだ】

【ここが「キュウカエン」?】

2024年2月2日金曜日

民家集落博物館(2024.2.2)

若い頃関西に暮らしていた事もあって服部緑地の存在は知っていた。でも行った事は無い。そんな所に日本民家集落博物館があるという事を知ったのは数日前の事だ。それもユーチューブを見ていて初めて知った。日本各地の古い民家が移築保存されているらしい。そのユーチューブを見る限りなかなか本格的な施設のようだ。そんな訳で近鉄週末フリー切符を利用して出かけてみた。

近鉄急行を乗り継ぎ、上本町南海飯店で昼食。その後、地下鉄を乗り継いだらあっさり着いた。初めての服部緑地はなかなか大きな公園だ。その中の日本民家集落博物館も広い敷地に多くの古い茅葺き屋根の家屋が散在している。そのほとんどの家には日当たりのよい縁側と風通しの良い掃きだし窓がある。とても住みやすそうだ。日本の家屋はこうあるべき何だろうなあ、、、、。


そんな広縁に越しかけて持参のイイチコを舐めた。目の前にはほころびかけた紅白の梅がのどかだった。


【シオジイ家の長屋門】

【日向椎葉の民家、日当たり、風通し良し】

【居心地良し】

【秋山郷の民家、壁も茅葺き、床板張らず土間にむしろ。いろりの熱で暖かいらしい】

【十津川の民家。吉野杉で屋根を葺く】

【合掌造り、巨大だ】