2010年2月21日日曜日

信貴山(24-1-57)

(仁王門から望む信貴山本堂)


(なぜか寅、ここで記念撮影)



(恩智神社からの登りで振り返れば大阪)


(恩智越えののどかな山道)

(信貴山奥の院の横の石碑)


(信貴山からの下り、ケーブルカー跡)


(上本町ハイハイタウンほてい寿司)


信貴山は奈良と大阪の間、生駒山の南。高校以来の日本史で名前だけは聞いていたがイマイチ馴染みの無い寺だ。聞くところによると今年は寅年。なぜか信貴山が賑わっているらしい。「寅」と信貴山の関係を調査すべく信貴山に行ってきた。前日、近鉄ホームページから「てくてくまっぷ」をゲット。関西のハイキングにおいてこの「てくてくまっぷ」はなかなかのスグレモノ。

前日にチケットショップで買った株主優待券をにぎりしめ、朝、8時21分発の急行に乗込む。今回は特に急ぐわけでもないので、「特急には乗らないぞ」との固い決意。その浮いた特急料金で大阪で一杯飲む計画なのだ。

しかし早くも伊勢中川の乗り継ぎで挫折。急行の連絡が無い。やむをえず八木まで急行に乗ることにする。悔しい。870円出費してしまった。八木で普通に乗換え11時30分ごろ近鉄大阪線・恩智駅下車。

ここから生駒山から南に伸びる尾根を越え(恩智越)、奈良側へ回り込み、信貴山朝護孫子寺を目指し、生駒線・信貴山下駅まで歩く予定。てくてくまっぷによれば9キロの行程。ついでに信貴山城址にも行きたいので、もう少し行程は長いかも知れないけど、夕方、大阪で一杯やる時間はあるだろう。

歩き出すとすぐに恩智神社。この周辺は古くて立派な家が多い。神社の脇から山に入る。気温が高い、汗が流れる。振り返れば大阪の街が良く見える。登山道の両側には桜の木。花の時期はさぞ綺麗なんだろうなー。のどかな山道を2時間程度歩いて信貴山朝護孫子寺到着。

さすが寅年。人が多い。大きなトラの前で記念撮影の人並みがゆれる。奈良の「せんとくん」同様、なんとなく愛嬌のあるゆるめのトラだ。本堂の彼方に金色に光るお地蔵さんも見える。ありとあらゆる仏様、さらにお稲荷さんのような赤い鳥居が延々と続く。これだけ多くの「神様」「仏様」がいらっしゃればそのご利益はいかばかりであろう・・・。

本堂の脇から赤い鳥居を延々とくぐり、急な山道を登ると、山頂に出る。そこに信貴山城跡の石碑。ここで松永久秀がナントカ言う「茶釜」と一緒に爆死したのか・・・。信貴山縁起絵巻ともども、なんとなくドラマチックな信貴山でありました。

信貴山からは廃止されたケーブルカーの跡を一直線に駅まで下り、チョイと心地よい筋肉痛を楽しめたハイキングとなりました。帰りは近鉄上本町のハイハイタウンの「ほてい寿司」で寿司を摘みつつ、ビールと冷酒。ヘロヘロになりつつ18時20分発の鳥羽行き急行。中川で寝過ごしそうになりつつも夜9時30分ごろ近鉄名古屋駅に帰還しました。

●上本町ハイハイタウン
近鉄上本町駅から直結している、昭和の香りを残した飲食街。再開発の荒波にもまれつつも頑張っている気配。さすが大阪だけに、その中の飲食店のコストパフォーマンスおよびクオリティーは高い。その中でも私は「ほてい寿司」と「ハイハイ天山閣」(立飲み、椅子あるけど)を愛用

●各種データ
・近鉄株主優待乗車券2枚:3000円(1枚1500円、売却するときは1000円)
・近鉄特急券(中川ー八木):870円
・近鉄生駒線信貴山下駅ー上本町普通乗車券:480円
・歩行行動時間4時間
 (多少のアップダウン。チョット汗かいた)
・夕食「ほてい寿司」:3500円 寿司、テンプラ、ビール、冷酒

●近鉄「てくてくまっぷ」
関西のハイキングにおいては非常に有効なイラストマップです。特に大阪、奈良方面が充実している。情報の内容も頻繁に更新している模様。今回の恩智越え信貴山のマップも2009年3月時点の情報で更新と記載。そのハイキングコースの最寄り駅で無料で配布していたが、最近はネットからダウンロードできる。URLは
(2010.02.21/日)

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