小坂から濁河温泉までの山道はいつ来ても遠い。30キロ以上、1時間程度かかる。でも昔に比べて道路は良くなっている。冬にも行ける。そんな山道だけど、その中間点あたりの展望台から望む御岳は素晴らしい。今回、雲も多そうなのでほとんどあきらめていたけど、御岳のすべてのピークを望むことが出来た。
濁河温泉スキー場近辺には山菜取りの人。天候不順のこの時期、人影は少ない。でもウド、ワラビはこの時期豊富だ。アスファルトの隙間から伸びている「根性ウド」も多数目にする。山菜状況を調査しつつ、胡桃島キャンプ場を覗いてみる。数年前から立派なコテージが作られ、かなりしっかり管理されたキャンプ場となった。立ち入る人は管理人の了解が必要らしいけど、人影もないので勝手に場内を散策。
テントサイトは御岳ピークを望む明るく快適なところだ。ここにくると必ず寄る展望台に行ってみる。この展望台はいつ来ても気分の良い所だ。針葉樹(名前はハッキリしないけど、コメツガみたいな)の樹林を眼下に、まだらに雪の残った継子、魔利支天がよく見える。こんなに天気が良くなるのなら登ってよかったかな、との考えもよぎるが、昨夜の豪雨から今日の好天は予想できないよね。
【胡桃島キャンプ場】
【胡桃島キャンプ場展望台】
【胡桃島キャンプ場展望台】
久しぶりに濁河温泉に漬かってから帰ることにする。数年ぶりにいつも立ち寄っていた某山荘に向かってみると「なんとかを守る会」の大提灯が玄関に掲げてある。個人的な感想なんだけど、「なんとかを守る会」の宿は私の感性とチョイと違う。とりあえず入浴料を聞いてみると一人800円。貸切なら2時間3000円だとか・・・。私の記憶では数年前までは貸切なんて制度もなく、勝手にどの風呂に入っても500円ポッキリ。宿のおばちゃんとの話も楽しかった。「温泉入浴は500円以下でなければならぬ」(場合によっては600円も可)という私の確信的決意もあって、ほかの宿をあたってみることにする。
そこで素晴らしい宿と出会うこととなる。名前は「ひゅって・山の仲間」。山好きの夫婦でやっている小さな宿だとか。当然入浴料は500円。温泉も熱い源泉かけ流し。内風呂から露天風呂に直接つながり、その露天風呂の脇には、今流行りの九輪草とミヤマオダマキが咲いている。この濁河温泉近辺で見かけるミヤマオダマキは鮮やかな青だ。園芸品種なんだろうか?
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