2010年11月11日木曜日

正倉院展(11日)

【今年の目玉は螺鈿紫檀五弦琵琶】


【最終日なれどそんなに混んでない奈良博物館】

【東大寺はいつ来ても大混雑】


【東大寺裏講堂跡はいつ来てもひっそりしている】

【始めて見た正倉院、想像以上に大きかった】

【奈良の秋、入江泰吉には及ばないけど・・・】

 行こう行こうと思いつつ、最終日を迎えてしまった正倉院展。なんとか時間を作って出かけてみた。天気も良く、絶好の奈良散歩となった。
 
 今回は正倉院展を見るのが目的なので、ゆっくり出発。近鉄車内の昼寝も楽しみたいので近鉄急行でのんびり出かけることにした。名古屋駅近くのチケット屋で株主優待券購入。近鉄株主優待チケットは一枚で近鉄全線1回乗り放題。特急券を買えば特急にも乗車可能。チケットの値段は通常1500円。でも1600円の時もあった。しかし今回の値段は1300円。朝っぱらからちょっと嬉しい。その理由は使用期限が12月末日。要するにあと1ヵ月半で単なる紙切れになってしまうチケット。売り手も追い込まれているのかもしれない。
 
 特急料金節約し、10時1分発の急行に乗り込む。この急行での出撃のポイントは毎時1分溌の急行に乗り込むことが肝要。中川で上本町行きへの接続があるのはこの1本だけだからだ。名古屋から中川方面への急行は1時間に3本あるけど、中川から上本町への急行は1時間に1本しかない。  と言うわけで、中川、八木、西大寺で乗り換えること3回、奈良についたのは13時20分。所要時間3時間10分。特急を使うより1時間ほど時間はかかるけど、別に急ぐ旅でもない。
 
 奈良は平日にもかかわらずかなりの賑わい。正倉院展最終日なのでかなりの混雑を覚悟していたけど、とりあえず入館制限15分待ちとの表示。15分なら良いか、と、そのまま列に並ぶ。覚悟していた混雑だったけれど、意外とスムーズに列は流れる。展示もかなり良く考えられており、気分良く見ることが出来た。

 今回の目玉の「螺鈿紫檀五弦琵琶」は素晴らしかった。1200年以上前の物とは思えないほど美しい。でも想像していたより小さかった。やはり本物を見ると印象が違うものだ。最近、あまり目立った出展がなかった正倉院展だけれど、遷都1300年祭で主催者も力が入ったのか、正倉院で最も有名な宝物の一つである「螺鈿紫檀五弦琵琶」を見ることが出来てラッキーだった。「伎楽面・酔胡王」もインパクトがあった。
 
 解説用携帯端末を借りて、じっくり見ること1時間半。満足の正倉院展であった。関西の知人から正倉院展の期間、正倉院の外構も公開されているとの情報。そういえば、今まで奈良に何度も来ているけど正倉院を見たことがない。これは見に行かねばならぬ、と、正倉院へ向かってみた。
 
 混雑する東大寺をちょいとかすめて講堂跡まで来ると静かになる。この講堂跡、大仏池、戒壇堂、転害門辺りを歩くのが私の奈良のお気に入りの散歩コースなのだ。はじめて見る正倉院は素晴らしかった。想像以上に大きい建物で正倉院展の宝物よりも存在感があるかもしれない。この外構の公開について係員に聞いてみたところ、通常は平日の10時から3時まで公開しているとのこと。休日は通常公開してないとのこと。要するに今まで休みの日にしか奈良に来てなかったので正倉院を見ることが出来なかったと言う事らしい。
 
 その後、4時ごろ近鉄奈良駅に戻り、奈良駅地下の立ち飲み屋で一杯引っ掛け、帰りは特急で熟睡して名古屋帰還は夜7時ごろ。充実した秋の一日であった。2010.11.11)

●特選情報
・近鉄株主優待券 1300円×2(エスカのチケット屋)
・正倉院展入場券 900円(1000円だけど駅で前売り券を売っている)
・正倉院展解説用端末 500円(借りる価値あり)
・近鉄特急券 1560円
・近鉄奈良駅地下立ち飲み屋 550円(純米豊祝1杯と鰯、タマネギテンプラ、安くてうまい)

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