2011年6月18日土曜日

八幡平遠征-6

● 2011.6.18(土) 帰還・総括

 湯野浜温泉駐車場で爽やかな目覚め。6時から始まる共同浴場に行ってみる。そ のとき、浜の公園に人だかりを発見。朝市だった。とりあえず温泉につかってから、朝市を覗いてみる。なかなか新鮮そうな魚、干物、乾物、珍味系、野菜なんぞが並んでいる。お土産用に庄内メロンと干物のセットを購入。

 土産も買ったし、あとは帰るだけだ。たまたまこの週末が「ETC高速何処まで行っても上限1000円」の最後だったので、村上近辺から一気に高速で帰還する計画。湯野浜温泉から海岸沿いを笹川流れを目指す。笹川流れの観光船の乗り場で鮭の醤油干しを追加購入。瀬波温泉辺りで高速の入口を発見。そのまま高速に乗り一気に帰ってきたけど、やっぱり高速のロングツーリングは疲れるねえ。

● 主な出費(18日)
・ 2000円(お土産用メロン2箱)
・ 2000円(お土産用干物2箱)
・ 1150円(笹川流れ、鮭干し、ハタハタ田楽)
・ 750円(黒崎SA、団子)
・ 3690円(ガソリン25.1L)
● 走行距離(18日):671.9キロ(延べ2095.3キロ)加子母経由

● 総括
・ 走行距離:2095.3キロ
・ 補給したガソリン:117.6L
・ 経費合計:58,550円

 【湯野浜温泉駐車場にて朝、八郎潟産シジミの味噌汁を作る。朝はシジミの味噌汁に限るねえ】

【帰宅後、お土産用に購入した岩ガキと悪戦苦闘。血みどろになりつつ殻を開けることに成功。味はもちろん満足満足。】

2011年6月17日金曜日

八幡平遠征-5

●2011.6.17(金) 湯野浜温泉車中泊

 【大湯・環状列石】

 【レプリカらしい】

 【大館花善・駅前にある弁当屋なんて昭和的だ】

 【湯野浜温泉の駐車場。トイレ、お風呂完備、お値打ちですよお客さん】

 【湯野浜温泉共同浴場、入浴料200円也】

【湯野浜温泉の夕日】

 朝6時25分、銭川温泉発を出発。大館方面に向かう。途中、大湯環状列石との標識発見。何か聞いたことがある。確かストーンサークルだったっけ。とりあえず寄ってみる事にした。

 環状列石到着は8時前。当然、関連の資料館的施設もまだ開いておらず、何がなんだかよく分からないけど、広大な敷地内に、何かいわくありげな石が並んでいた。縄文時代の遺跡らしいけど、特に歴史ロマンも感ずることも無く、その後、大館に向かい、駅前の花膳の鳥飯で早めの昼食とすることにした。花善の鳥飯は美味しいねえ。

 大館から森吉山を回りこむようにマタギで有名な阿仁、五城目、秋田を経由しで車を走らせ、湯野浜温泉へ向かった。湯野浜温泉には円形の特徴的な共同浴場があるはずだ。しかし、有ると思われる場所にそれらしい建物が発見できない。それらしい場所を行ったりきたり、共同浴場との看板のある建物発見。海岸の駐車場に車を止め行ってみる。聞けば、去年の7月に共同浴場を同じ場所に立て替えたとか。見つからない筈だと納得。

 湯野浜温泉の湯は相変わらず熱い。風呂上り、缶ビール片手に夕日を眺める。素晴らしい夕日だ。今まで見た夕日は海に落ちるまえになんとなく雲に吸収されてしまい姿を消すけど今日の夕日は直接海に落ちるうような気がする 水平線まで雲は無い。

 豊かな温泉に浸かり、美しい夕日を眺め、酒田のスーパーで買ってきた寿司を肴にビールを飲む。極楽極楽。この湯野浜温泉駐車場は第一級の車中泊ポイントだ。駐車場の隅には夜も明るいトイレもある。

● 主な出費
・ 3269円(ガソリン22.7L)
・ 850円(大館花善、鳥飯)
・ 840円(おみやげ木製パズル、道の駅かみこあに)
・ 200円(ハバヘラアイス、秋田港セリオン)
・ 200円(アイス)
・ 955円(五城目、シジミ、山椒、味噌)
・ 3500円(お土産用岩ガキ)
・ 1218円(夕食、酒田スーパー)
・ 200円(湯野浜温泉共同浴場)

● 走行距離:305.6キロ(延べ1423.4キロ)

2011年6月16日木曜日

八幡平遠征-4

● 2011.6.16(木) 銭川温泉泊

 昨夜は素晴らしい満月だった。引き続き、今日も素晴らしい青空だ。昨日の網張温泉ビジターセンターでゲットした情報によると秋田駒八合目まではマイカー乗入れ規制によって、この夏、ほとんど車での入山は出来ないらしい。ただし、今日と明日の二日間はは乗り入れ可能とのこと。これは登らねばならない。

 6時40分、滝ノ上温泉発。8時40分駒ケ岳8合目駐車場に着いた。天気は快晴。空気は爽やか。乳頭山への伸びやかな稜線が美しい。岩手山には雲が掛かっているが徐々に晴れてくる気配。気分良く歩くに従い、田沢湖が見えてくる。鳥海山が白い。岩手山の雲も切れてきた。

 東北の山には良く登っているが、こんなに見晴らしが良い登山は初めてだ。早池峰、和賀山塊、遠くに栗駒。北を見れば八幡平のなだらかな稜線の向こうに岩木山、八甲田のでこぼこも見える。要するに東北北部のすべての山が見える。近くに見えるのは森吉山だ。

 楽しい気分で秋田駒を4時間ほど歩き回り、駐車場に戻ってベンチに陣取り、ニンニクの芽入りラーメンを作って昼食とする。その横で 地元の観光的爺さま婆さまたちがタケノコを採っていた。この時期は根曲がりダケの最盛期らしい。

 とりあえず、田沢湖まで戻り、玉川温泉方面から北八幡平の温泉群を目指すことにする。以前後生掛温泉に泊まったことがあるので、今回はその近くの古びた宿に泊まりたかった。走っていたら「銭川温泉」の看板発見。いろいろ考えるのも面倒なので、銭川温泉に飛び込んだ。

 銭川温泉は国道から少し下った谷沿いの一見宿。自炊泊のみの小さな宿だ。今回の震災でお客が少ないと、宿のおばちゃんは嘆いているけど、昨夜の滝ノ上温泉よりは泊り客は多そうだ。16:40行動停止

 夕食の準備をしていたら、隣で大量の岩魚の処理をしている二人組みがいた。聞けばテンカラで釣ったとか。「食べますか?」との申し出に、「食べます、食べます」と二匹貰い、ニンニクの芽とごま油で焼いてみた。信州新町の道の駅で購入したジンギスカンに加え、なかなか贅沢な夕食となった。

● 主な出費
・ 3470円(銭川温泉素泊まり)
・ 360円(ジュース)
・ 560円(ワンカップ2杯)
● 走行距離:174.7キロ(延べ1117.8キロ)

 【岩手側から望む秋田駒からの稜線】

 【秋田駒8合目には立派な小屋がある】

 【眼下に田沢湖、遠くに望む鳥海が白い】

 【男岳から望む岩手山。雲が切れてきた】

 【秋田駒山頂】

 【7月10日にはここらあたりはコマクサの群落だとか。遠景は岩手山】

 【銭川温泉は渓谷沿いの一軒宿】

 【銭川温泉の一人用の部屋。三畳程度の小部屋。若かりし時の下宿を思い出した】

 【テンカラ二人組から岩魚2匹頂いた】

 【岩魚のごま油焼きニンニク芽添え黒胡椒風味】

【私の自炊調味料セット。これさえあればなんとかなる】

2011年6月15日水曜日

八幡平遠征-3

● 2011.6.15(水) 滝ノ上温泉泊

 高速を使わず一般道での八幡平はさすがに遠い。二日走ってもまだ着かない。瀬見温泉から新庄までチョイと戻り、湯沢、横手と通って八幡平滝ノ上温泉へ向かう。途中、横手焼きそばに若干関心はあったものの、今日中の滝ノ上温泉到着を目指して素通り。

 そんなちょっとした努力のかいもあって、滝ノ上温泉到着は15:30。ネットで見つけた竜峡荘を覗いてみる。声をかけると気の良さそうなオッチャン登場。建物も木造の味わい深いもの。宿泊は素泊まりのみでクリーニング済みのシーツと枕カバーがついて一泊2500円。この宿が素晴らしかった。

 当日の宿泊客は私のみ。掃除も行き届いているし、炊事場も使いやすい。ガス、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器も清潔に保たれている。私が知っている自炊宿の中で最も良い宿の一つだ。宿泊の予約をしてから食料の買出し及び付近の探索に出かけてみた。

 網張温泉のビジターセンターで秋田駒登山の状況を聞き、小岩井農場を突っ切って雫石で食料を買出し宿に戻った。小岩井農場を突っ切り走るドライブは快適だった。5時半日帰り客も帰り静かになる やっと一人で湯船に浸かる 外はまだ明るさが残っている 一人でいるのがなんでこんなに心地良いのだろう 不思議だ。

 夜、一人で食べる自炊の夕食。さすがにあっという間に夕食終了。部屋の天井からは二又ソケットの電球大小2個が下がってる 紐を引っ張り 大から小に切り替えた瞬間 外の景色がうっすら浮かび上がった。何かライトアップでもしているのか?と、窓から外を見ると、山の上に満月。月の明るさに驚いた。夜中 目が覚め風呂に行く 電気を消しても明るい月の光の中で湯に浸かるのもオツなものだ

 部屋にもどって電気をつけると 小さな裸電球でもまぶしく感じる 電気を消してビールを飲む

「静かな夜更けにいつもいつも・・・」
と 思わず口ずさむほどの静かな夜だ、でも
「思い出すのは、おまえの事」
のくだりで、思い出す相手がほとんどいないのがチョット寂しかった。
● 滝ノ上温泉 竜峡荘(りゅうきょうそう)情報
・ 素泊まりのみ
・ 1泊2500円
・ 入浴:400円
・ 電話: 019-676-2175(長谷川さん自宅らしい)

● 主な出費
・ 約2000円(食料、道の駅・おがち)
・ 2821円(ガソリン20.3L)
・ 500円(八幡平ガイドマップ、網張温泉ビジターセンター)
・ 1056円(食料、雫石)

● 走行距離:255キロ(延べ943.1キロ)

 【田沢湖近辺で今回の最高の燃費計測】

 【滝ノ上温泉・滝峡荘。なかなか渋い建物だ。掃除も行き届いている】

 【温泉から上がり地元で調達した山菜とポテトサラダで冷たいビール。美味い。】

 【岩手山遠望】

【さすがに岩手の宿だ。宮沢賢治の気配が多い】 

 【木造りの浴槽。今回の旅の中で一番良い風呂だった】

 【翌朝、温泉卵作成場所を見学。ついでrに割れた卵をサービスで頂く。さらに挽きたて入れたてのコーヒーもご馳走になる。ウレシイ。また行きたい。】

2011年6月14日火曜日

八幡平遠征-2

● 2011.6.14(火) 瀬見温泉泊

 豪雨の一夜だった。でも、車の屋根を打つ雨音もなかなか心地良いものだ。コンビニの缶コーヒーで目を覚まし、午前4時15分、行動開始。常々、朝、9時起床の私なれど、旅に出るとなんと早起きのことか・・・。でも運転していると、すぐに眠くなっている。眠気に襲われれば車を止めて寝れば良い。まったく気楽な一人旅だ。

 朝8時。五頭温泉の出湯到着。この出湯の共同浴場は華報寺というお寺の境内にある。弘法大師が見つけたという歴史ある寺湯である。無料駐車場もお寺の境内。無色透明大量の湯が浴槽の縁から流れ出している、まさに正しい温泉だ。これで入浴料200円。そのお寺の門前には湯治宿が数軒並んでいる。

 酒田で昼食。酒田港の海鮮市場で刺身定食。ついでに勢いで缶ビールを飲んでしまった。今朝の早起きに加え缶ビールで完全に昼寝体制。港の駐車場で熟睡。これ以上の行動は無理と判断し、今夜の宿を探すことにする。

 どうせ泊まるなら酒田に近い温泉で、今まで行ったことが無い所が良いだろうと、瀬見温泉喜至楼へ電話してみる。一番安い料金を聞いてみれば、本館一泊2食付き5900円の湯治プランがあるとのこと。もちろん即決。喜至楼と言えば瀬見温泉で最も老舗の旅館のはずだ。

 夕方4時半、瀬見温泉着。行動停止。瀬見温泉喜至楼はすごい。ほとんど文化財だ。でも最近の女子供には理解されないだろうなー・・・。宿のおばちゃんに案内を請うと、本館(古い湯治宿)の方ではなくて別館(新しい旅館部)部屋を5900円の料金でサービスするとのこと。どうもお客が少なくあっちこっちに泊めるより一ヶ所に集めて泊めた方が効率的と判断したようだ。どちらにしても安価で良い部屋に泊まれるのは嬉しかった。部屋は次の間付き、窓から見える庭の風情も一流旅館の気配だった。

●主な出費
・ 3378円(ガソリン 24,3L)
・ 350円(出湯温泉入浴料、お茶)
・ 415円(朝食、おにぎり)
・ 1020円(海鮮市場刺身定食、缶ビール)
・ 7040円(喜至楼一泊2食付き、冷酒1本)

●走行距離:346キロ(延べ688.1キロ)

 【出湯温泉共同浴場はこの華報寺の寺湯なのだ】

 【出湯共同浴場。透明の湯が潤沢に溢れる】

 【出湯共同浴場の中の注意書き】

 【瀬見温泉喜至楼。ほとんど文化財だ】

 【喜至楼ローマ風呂。アールデコ調円形風呂。源泉は高温なのに若干ぬるめなのが残念だった】

 【温泉街には共同浴場もある。200円。朝一番に入ってみたけど高温の湯で気持ちが良かった】

 【喜至楼の客室。一泊2食付5900円の湯治コースとしては良い部屋だ】

【喜至楼の夕食】

2011年6月13日月曜日

八幡平遠征-1

● 2011.6.13(月) 十日町車中泊

 梅雨に入った。天気予報をにらみつつ、比較的天候の良さそうな、東北方面に出かけてみた。東北といっても八幡平方面。八幡平は今から20年近く前、私が始めて東北の山に登った時の思い出の山域だ。当時は60Lのザックを担ぎ、早池峰、岩手山、八幡平とピークを登り、台温泉、松川温泉、後生掛温泉、黒湯、大沢温泉の自炊宿。私が自炊温泉フリークになったきっかけを作った山行だった。今回はまだ訪ねてない滝ノ上温泉に泊まりできれば秋田駒が岳に登ることが最低限の目的だ。
 
 車に家財道具一式搭載。「何処でも寝たるぜ」との覚悟の出撃。何処でも寝ると言う事は、何時までに何処そこへ行かねばならぬ、ということも無い。したがって朝早く出発する必要もない。ということで、朝9時、おっとり出発。

 ガソリンを入れ、ついでにオイルも交換。トリップメーターをゼロにセットし国道19号線を北上。特に急ぐ理由も無いので高速も使わずのんびり走る。有り余る時間を有効に活用するため、今回、省エネドライブに挑戦してみることにする。エンジンの回転数を出来る限り抑えて、燃費の向上を図ってみたい。さてさて、わが愛車はリッターあたり何キロ走ってくれるのか?

 街乗りではリッター当たり12キロから13キロの実績だけど、燃費を意識して走るとけっこう走行距離も伸びる。車の燃費表示がリッターあたり15キロを越えてきた。そうなると欲が出てくるもので、何処まで伸びるのか意欲が高まる。

 塩尻手前、北桔梗が原からサラダ街道へ入り、松本市街をパスして明科あたりでリッター当たり17キロを記録。信州新町から長野、飯山を越え、野沢温泉あたりでリッターあたり18キロ。

 その野沢温泉で今夜は一風呂浴びて車中泊の予定なれど、野沢温泉には落ち着いて駐車できる場所が見つからない。駐車場はあるものの、「勝手に止めると処罰する場合もある」というような趣旨の看板多数。要するに無料の共同浴場が多数有るため、「地域住民及び宿泊者以外の入浴は制限するもんね」といった気配が充満している。ほとんど経済的貢献をしてない私のひがみかもしれないけど・・・。

 と、言うわけで、朝、シャワーをゆっくり浴びてきた私にとって、どうしても温泉に入らねばならぬ状態でもなっかったので、野沢温泉泊は諦め、十日町で泊まることにした。車中泊するとき、私が狙う場所は地方都市の市役所の駐車場なのだ。一般的には「道の駅」に泊まる人が多いけど、地方都市の役所の駐車場方が快適だ。道の駅は車の出入りが多くけっこううるさい。それに対し役場の駐車場は静かで、明るさもちょうど良い。

 午後7時、十日町市役所駐車場着。近くにコンビニも有るのでトイレ問題もOK。居酒屋も近い。本日の行動停止、駅方面へ居酒屋関係を探索に行く。
 
● 主な出費
・ 5990円(ガソリン25.2L・オイル)
・ 530円(昼食、天麩羅蕎麦、道の駅信州新町、旨かった)
・ 892円(食料、酒、飯山のスーパー)
・ 2650円(夕食、十日町志天、ビール、天麩羅、くみあげ豆腐、手打ち蕎麦ふのり入り)
● 走行距離:342.1キロ


【道の駅・信州新町の蕎麦屋。天ぷらそばがうまかった】 



【十日町駅前の蕎麦屋、志天。寿司も天麩羅もあるけれど蕎麦が専門と見た】