昨夜は素晴らしい満月だった。引き続き、今日も素晴らしい青空だ。昨日の網張温泉ビジターセンターでゲットした情報によると秋田駒八合目まではマイカー乗入れ規制によって、この夏、ほとんど車での入山は出来ないらしい。ただし、今日と明日の二日間はは乗り入れ可能とのこと。これは登らねばならない。
6時40分、滝ノ上温泉発。8時40分駒ケ岳8合目駐車場に着いた。天気は快晴。空気は爽やか。乳頭山への伸びやかな稜線が美しい。岩手山には雲が掛かっているが徐々に晴れてくる気配。気分良く歩くに従い、田沢湖が見えてくる。鳥海山が白い。岩手山の雲も切れてきた。
東北の山には良く登っているが、こんなに見晴らしが良い登山は初めてだ。早池峰、和賀山塊、遠くに栗駒。北を見れば八幡平のなだらかな稜線の向こうに岩木山、八甲田のでこぼこも見える。要するに東北北部のすべての山が見える。近くに見えるのは森吉山だ。
楽しい気分で秋田駒を4時間ほど歩き回り、駐車場に戻ってベンチに陣取り、ニンニクの芽入りラーメンを作って昼食とする。その横で 地元の観光的爺さま婆さまたちがタケノコを採っていた。この時期は根曲がりダケの最盛期らしい。
とりあえず、田沢湖まで戻り、玉川温泉方面から北八幡平の温泉群を目指すことにする。以前後生掛温泉に泊まったことがあるので、今回はその近くの古びた宿に泊まりたかった。走っていたら「銭川温泉」の看板発見。いろいろ考えるのも面倒なので、銭川温泉に飛び込んだ。
銭川温泉は国道から少し下った谷沿いの一見宿。自炊泊のみの小さな宿だ。今回の震災でお客が少ないと、宿のおばちゃんは嘆いているけど、昨夜の滝ノ上温泉よりは泊り客は多そうだ。16:40行動停止
夕食の準備をしていたら、隣で大量の岩魚の処理をしている二人組みがいた。聞けばテンカラで釣ったとか。「食べますか?」との申し出に、「食べます、食べます」と二匹貰い、ニンニクの芽とごま油で焼いてみた。信州新町の道の駅で購入したジンギスカンに加え、なかなか贅沢な夕食となった。
● 主な出費
・ 3470円(銭川温泉素泊まり)
・ 360円(ジュース)
・ 560円(ワンカップ2杯)
● 走行距離:174.7キロ(延べ1117.8キロ)
【岩手側から望む秋田駒からの稜線】
【秋田駒8合目には立派な小屋がある】
【眼下に田沢湖、遠くに望む鳥海が白い】
【男岳から望む岩手山。雲が切れてきた】
【秋田駒山頂】
【7月10日にはここらあたりはコマクサの群落だとか。遠景は岩手山】
【銭川温泉は渓谷沿いの一軒宿】
【銭川温泉の一人用の部屋。三畳程度の小部屋。若かりし時の下宿を思い出した】
【テンカラ二人組から岩魚2匹頂いた】
【岩魚のごま油焼きニンニク芽添え黒胡椒風味】
【私の自炊調味料セット。これさえあればなんとかなる】
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