2012年8月27日月曜日

大曲花火5/湯倉温泉


会津柳津は古い町だ。朝の散歩をかねて虚空蔵尊円蔵寺へ行ってみる。立派な寺だ。特に奥只見に向かう国道252号から川越しに望む舞台付きの建物は存在感大きい。その奥に「奥の院弁天堂」の案内発見。向かってみた。その奥の院は紅葉の木々に囲まれた茅葺の小さなお堂。紅葉の時期はさぞ美しかろう。

会津柳津から田子倉湖方面に国道252号を1時間ほど走ったところに湯倉温泉が有る。今回の旅では東北へ来たものの温泉らしい温泉には湯野浜温泉以外は入っていない。最後にひなびた東北らしい温泉に入るべく湯倉温泉に入ってみた。想像通り湯倉温泉は素晴らしかった。

脱衣場は男女別だけど内湯は混浴。ちょいと茶色かかった高温の湯が溢れている。私が入ったときは誰も居なくて、一人で潤沢な湯を楽しんだ。浴室、脱衣場、休憩所とも清潔に保たれ、地元の人たちの努力が感じられる。入浴料は100円以上との表示付きのポストが設置してある。奥只見方面にはこのような昔風の温泉が多い。いつまでも残しておきたい日本的な施設だ。

その後、十日町でへぎ蕎麦の昼食。先月に続き1ヶ月もたたずにへぎ蕎麦を食べる。へぎ蕎麦はヌルリとした食感だけど、かみごたえもしっかり有る。そして蕎麦の香りは特に無い不思議な蕎麦だ。野菜のてんぷらとあわせて食べるとなかなかいける。

その後、豊田飯山から豊科まで高速に乗り、豊科から安曇野西側の北アルプスの日陰を選んで南下。木曽路に入ったころはすっかり陽も落ち、涼しいドライブの帰還となった。(2012.8.27)

◆行動記録
 5:00 起床
 6:30 行動開始
 7:20 虚空蔵尊発
 8:15 湯倉温泉(100円)
12:00 十日町・へぎ蕎麦
      小島屋本店(1995円)
16:00 豊科(豊田飯山から1250円)
16:40 波多(377キロ)
      ガソリン(3422円)
18:15 焼肉権兵衛(1900円)
20:40 加子母(全走行距離1581キロ)

 【道の駅・会津柳津】

 【虚空蔵尊遠望

 【奥の院弁天堂】

  【虚空蔵尊山門


 【虚空蔵尊】

 【湯倉温泉】

  【湯倉温泉】


  【湯倉温泉】



2012年8月26日日曜日

大曲花火4/さざえ堂


花火翌日、会津経由で帰ることにする。以前より気になっていたさざえ堂に寄ってみた。さざえ堂は会津若松飯盛山の白虎隊の墓の横にある。初めて見たさざえ堂はなかなかインパクトの有る建物だ。傾いているようないないような不思議な建物。400円払って中に入る。日本建築の匠を感じる。

さざえ堂からちょいと下ると、豊富な流れの水路が有る。その水は山をくりぬいた小さなトンネルから流れ出ている。その脇に説明版。「戸ノ口堰洞穴」と書いてある。白虎隊が城に戻ろうと通り抜けた洞穴だ。話には聞いていたけど、この小さな洞穴を潜り抜けた子供たちのことを考えると哀れさを感じる。小さな洞穴を見つつ、白虎隊の事件が本当にあったんだ、と、妙な感慨にふけってしまった。

その後、柳津温泉「つきみが丘町民センター」で汗を流し、道の駅・会津柳津で車中泊。久しぶりの山の中の車中泊は涼しくて良く眠れた。(2012.8.26/道の駅・会津柳津・車中泊31)

◆行動記録
 6:45 起床
 8:20 道の駅・おがち
11:30 昼食(東根・つるよし)
15:00 会津若松(433キロ)
      ガソリン(3718円)
16:10 飯盛山発
      さざえ堂(400円)
18:00 つきみが丘町民センター(300円)
17:00 道の駅・会津柳津
21:00 就寝

 【東根・つるよしの納豆餅】
【500円、美味かった】

 【東根・つるよしのゲソ天蕎麦セット】
【値段忘れたけど、安くてボリューム満点】

 【会津若松飯盛山のさざえ堂】
【不思議な建物だ】

 【さざえ堂内部】

 【戸ノ口堰洞穴】
【白虎隊がここをくぐって飯盛山に戻ったとか】

【会津柳津つきみが丘町民センター】
【良い温泉だった】

2012年8月25日土曜日

大曲花火3/花火当日


この河川敷駐車場には水場もトイレもある。その水場でベテランから情報収集。ポイントは三つ。
・快適なトイレは市役所に行けば利用可能
・有料の桟敷はすべて完売
・花火本番を見るために事前に無料観覧場の場所をシートで確保すべし。無料観覧場は朝8時半開場

と、いう訳で、朝食後、市役所経由で無料観覧場の場所取り待機場を目指す。早朝とは言え、陽が昇るとジリジリ首筋が焼ける。花火当日となり歩行者に対する規制も始まる。待機場に近づくと新たなテント村が出現した。警備のオニイチャンに聞いてみると、そのテント村が待機場だった。普通、順番待ちの行列は、「もっと詰めてください」などとどんどん詰め込まれるものだが、ここは違う。「ゆっくり座ってお待ち下さい」というのがここの方式だ。したがって、順番待ちはテント、椅子、ビニールシートなどに座り込みのんびり並んでいる。人と人との間隔は当然広い。

私もその待機場の16列目に並んだ。持参のシートを広げ、たまたま持参の傘を差して直射日光を避ける。その待機場も広大なスペースだ。ざっと見たところ一列は幅5m~10mぐらいで300人ほどはいるだろうか?と、いうことは現時点(8時ちょいすぎ)で5000人以上は並んでいる。

当初の情報では8時半から入場可能と聞いていたけど、実際には開場は9時半。1時間以上のんびり待つ。周囲はトランプなんぞやっているグループもある。みなさん並ぶことを楽しんでいる気配。この時点から祭りは始まっているのだ。

9時半、待機場から無料観覧場への入場開始。適当なところにシートを広げ場所を確保。陽射しはますます厳しくなる。そのまま座り込み夕方まで待機する人もいるけど、夕方までここにいるのは私には無理。大曲駅まで情報収集に向かう。この暑さの中どこで時間をつぶそうか・・・?

大曲駅の観光案内所で日帰り温泉情報をゲット。かみおか温泉「嶽の湯」で夕方まで時間をつぶす。その後、ビール、日本酒、食料を買い込み、確保した観覧場へ戻る。日が傾いてくる。さしもの陽射しも落ち着き風が吹きぬける。その後の花火は予想以上の素晴らしさだった。花火も良かったけど、東北の人たちのゆったりした気性に触れることが出来て、なにかほのぼのとした気分になった。

無料観覧場のシートに寝そべり、酒を飲みつつ花火見物。しかし、無料観覧場は有料の桟敷の後ろなので低い花火が見えない。有料の桟敷で見たいとちょいと思ったけど、有料の桟敷ではそんなのんびりした花火見物は出来ないなー。

その中で、ちょいと気になったことが一つ。大曲の花火は普通の花火とは異なり、「全国花火競技大会」と言われている。したがって審査員が花火を審査し表彰する。その審査員紹介に経済産業局原子力安全保安院の名前は聞き取れなかったけど、誰かが紹介されていた。花火も原子力も危険といえば危険なので関係は無くは無いけどねえ。花火の審査をしている場合なの?(2012.8.25/大曲雄物川河川敷駐車場・車中泊30)

◆大曲の花火ミニ情報
・旅行社のツアー以外で行くには宿の確保は難しい
・車の場合、河川敷駐車場のキャンプがお勧め、ただしすぐに出られない。
・前日から入り、駐車場で2泊がお勧め。2泊しても車一台3000円
・河川敷駐車場の一台あたりのスペースは広い(好きなだけ確保可能)
・河川敷駐車場は草地なので雑草刈り用鎌持参がお勧め
・快適なトイレは市役所がお勧め
・市役所の隣の体育館に水道有り(歯磨き可能)
・折り畳み自転車も有効
・無料観覧場の場所取りはシート設置で可能
・その場合、シートの4隅にガムテープを張り、ペグで固定するのがベスト。
・無料観覧場は草地なのでペグが利く

◆行動記録
 6:00 起床
 7:00 行動開始
 9:30 無料観覧場確保
11:00 退出に1時間以上かかる
11:20 昼食(北野水産)
      親子丼・ビール(1550円)
13:00 嶽の湯(300円)
18:00 観覧場再入場
21:35 花火終了
23:10 駐車場帰還

 【無料観覧場への場所取り専用待機場所】
【前日(24日)午後3時から並ぶことが出来る】
【テント設営可】

 【無料観覧場への場所取り専用待機場所
【当日午前8時】
【場所取り入場まで1時間半】
【花火まで後11時間】

 【ソフトバンクの臨時基地局かな?】

 【かみおか温泉「嶽の湯」】
【入浴料金300円2時間】

 【大曲駅にあるJRで帰る人波整理用スペース】

 【木陰で宴会すつ人々】
【花火まで4時間】

 【花火まで1時間】

【花火まで30分】

2012年8月24日金曜日

大曲花火2/羽黒山


一日目の頑張りによって今日はのんびり行動可能。行きがけに羽黒山に寄ってみた。羽黒山は以前、冬に来たことがあるが、大雪により五重塔までしかいけなかった。今回はそこから先、有名な2446段の石段と杉並木を歩いてみた。所要時間1時間。久々の大汗ハイキング。この羽黒山の石段、杉並木ともに素晴らしいものだった。熊野大門坂の杉並木も良かったけど、それ以上だと思う。

羽黒山は出羽三山の中心。出羽三山とは月山、羽黒山、湯殿山の三山で、羽黒山には頂上に出羽三山の三神合祭殿があり、そこをお参りすれば全部お参りしたことになるらしい。それはそれとして、やっぱり本体をお参りしたい。今から10年以上前、月山には登っているので、残るは湯殿山か・・・。羽黒山下山後、湯殿山に行くことも考えたけど、大曲着が遅くなるので湯殿山は次の機会に訪れることとして、大曲に向かった。なぜなら大曲の花火の状況がサッパリ分からない。どのぐらいの混雑なのか?車でいけるのか?車は止められるのか?などなど・・・。

羽黒山から新庄経由で国道13号を北上、秋田県に入ると大曲花火関連の標識が目立つ。「大曲花火の交通渋滞」などなど。とりあえず「道の駅・おがち」の店番のおオニイチャンから情報収集。ついでに「どう行ったら良いのか」アドバイスを求める。オニイチャンの意見としては「遠くの無料駐車場に車を止めて歩いて会場に近づいたら良いんじゃないの」。それやこれやで心乱れつつ、各道の駅で情報収集しつつ湯沢、横手を越え大曲に近づく。そこで、集めた資料の中に「予約駐車場」の文字発見。さらに「テント設営可」の文字も有る。

予約駐車場とはいったいなんなのか?具体的にはどう予約するのか?テント設営可の駐車場とはオートキャンプ場と同じではないのか?分からないことが多く、問合せ先の大仙市役所商工観光課へ電話してみる。その結果、大曲の雄物川河川敷にテント設営可能の駐車場があり、24日(今日)の朝8時から入場可能と判明した。車中泊している私にとって絶好の条件だ。入手したパンフレット片手にその河川敷駐車場を目指す。

交通規制が始まりつつある大曲市内を行きつ戻りつ河川敷駐車場にたどり着く。広大な河川敷駐車場は特に区画も定かでなく、適当な広さに紐で仕切られた草地。係員にどこへ駐車すればいいのか指示を仰ぐも、どこでも空いているところへ止めていいとのこと。隣とのスペースもお互い気にならない程度に止めてください、と大雑把な指示。

今回、しみじみ感じたんだけれど、東北の方々は親切な人が多い。分からないことを聞くと、しっかり教えてくれるし、「こうせねばならぬ」といった制約もほとんど感じない。適当な場所に車を止め、小さな椅子を出してビールのプルトップを引く。周囲を見渡せば、巨大テント、巨大タープ、椅子、テーブル、バーベキューセットなど、まさにオートキャンプ状態だ。中には足元の雑草を刈るため草刈機をぶん回しているベテランもいる。この足元の高さ20センチぐらいの雑草、意外とサンダル履きのふくらはぎに当たるのが気になるんだねー・・・。次回、来る機会があれば、草刈り機までは無理だけど、鎌ぐらいは持って来たい。

明るいうちに車を止められたので、市内偵察をかねて、近くの温泉施設(西遊喜)で一汗流し、暗くなったたころ、前夜祭の花火が上がった。今夜は正式なオートキャンプ駐車場なので警察の職務質問の心配も無い。この時期、陽が落ちると涼しい風が河川敷を吹き渡る。気分は最高。でも心配事は唯一つ。突然のゲリラ豪雨で雄物川の水位が上がったら、この数百台の車は脱出は不可能。まあその時は、体一つで逃げれば良いやね。(2012.8.24/大曲雄物川河川敷駐車場・車中泊29)

◆行動記録
 4:00 警察登場
 7:15 出発
 7:40 鶴岡ガ(313キロ)
      ガソリン 2646円
 8:30 羽黒山(隋神門)
 9:00 二の坂茶屋
 9:45 三神合祭殿
10:40 下山(隋神門)
12:45 道の駅・おがち
      稲庭うどんセット(1100円)
14:53 湯沢 夕食調達(2874円)
      ダダ茶豆、トマト、ボイルイカ、シメサバ
16:15 大曲・36番河川敷駐車場
      協力金 3000円
17:30 入浴(西遊喜500円)

 【羽黒山登山口に有る「いでは文化記念館」】
【無料駐車場あり】

 【爺杉の向こうに五重塔が見える】

 【二の坂の石段】
【ここを上がると二の坂茶屋がある】

 【三神合祭殿】
【屋根の萱の厚みがすごい】
屋根の四方の一面を1年ごとに葺き替え、4年ですべての萱を葺き替えるとか。

 【大曲河川敷駐車場はオートキャンプ場状態】

 【日帰り温泉施設・西遊喜】
【入浴料金500円】
【河川敷駐車場より徒歩30分】

 【さすが東北、ツツガムシ注意】

【河川敷駐車場付近には屋台も出ている】
【こちら側は駐車無料のようだ】

2012年8月23日木曜日

大曲花火1/湯野浜温泉


お盆が終わると夏も終わりだ。今年の夏は何もしないうちに終わりそうだ。意地でもどこかにどこかへ出かけねばならぬ。ネットで見つけた「大曲の花火」をメインターゲットに東北方面へ出かけてみた。4泊5日全泊車中泊の計画だ。でも、大曲は遠い。一日目は一生懸命走らねばならぬ。とりあえず、今日の宿泊地を湯野浜温泉に定める。中央高速中津川ICから新潟を越え日本海東北道中条ICまで久しぶりに高速に乗る。軽ワゴンでの高速長距離走行はさすがに疲れる。帰宅後思うに、高速を80キロでトロトロ走るぐらいなら、一般道の最短距離ルートをのんびり走るほうが楽しい。

村上を越え「笹川流れ」で日没。粟島の肩に落ちる夕日が美しかった。湯野浜温泉到着は夜8時チョイ前。浜に面した無料駐車場に車を止め、背後の公衆浴場へ飛び込む。入浴後、スーパーで購入した食料肴に一杯飲んですぐに就寝。しかし、深夜(もとい早朝?)事件発生。

長距離走行の疲れとほろ酔い気分で完全に寝込んでいたとき、車の外が騒がしい。のっそり起きてみれば、警察が来ている。朦朧とした頭で警察に対応。時間は深夜3時過ぎ。要するに、私の車が不審車両と見なされ職務質問されているようだ。結論としては、駐車場所、その他私の行動に問題は無く、最後に若い警官は「良い旅を!」と一声掛けて去っていった。しかし、寝込みを襲われ、良質の睡眠を妨げられた私の立場はどうなるの・・・?

その後、冷静に状況を分析してみれば、私の車のリキャリアには風呂上りのタオルが干してあり、両サイドの後席窓には網戸の網がマグネットで貼り付けられている。後席ドアの前にはサンダル。干したタオルのうちの1枚が風に飛ばされ周辺に散乱。確かに怪しい車には違いないわなー・・・。今後は車中泊するとき、周囲に違和感を与えないように気を配りたい。(2012.8.23/湯野浜温泉駐車場・車中泊28)

◆行動記録
 9:20 加子母
10:00 中津川IC
12:20 姨捨SA(289キロ)
14:35 米山SA(423キロ)
      ガソリン(3560円)
17:10 中条IC(高速料金6400円)
17:30 岩船港
19:40 湯野浜温泉(200円)

◆夕食
 ジャガイモ
 ソーセージ
 ゴボウサラダ
 ラッキョウ
 ゴーヤピクルス
 ビール、地酒
 【笹川流れから粟島の肩に沈む夕日を望む】

【やっとたどり着いた湯野浜温泉共同浴場】
【相変わらず熱い湯が潤沢に溢れる】
【入浴料金200円】

2012年8月8日水曜日

熱海・浜の湯


夏だ、今年も18切符の季節が来た。行かねばならぬ、と、いう訳で、熱海の公衆浴場へ行ってきた。「チョイと一風呂」って、感じの出撃なので、のんびり出発で熱海着はお昼チョイ過ぎ。夏休みに入り熱海駅前は大混雑。この暑さの中、皆さん物好きなもんだ、と思うも、物好きの最たるのが自分自身と気がついた。

駅で観光案内所を探すも、見つからない。熱海駅はいつ来ても工事中のような気配で落ち着かない。何とか観光案内発見。駅を出て右手奥の仮設事務所の気配。外には「熱海コンシェルジュ」との看板がある。「コンシェルジュ」と言うより「観光案内所」の方が分かり易いんだけどなー・・・。などと思いつつも口には出さず、コンシェルジュで観光ガイドマップをゲット。

私の知識では熱海には公衆浴場が複数あるらしいのだが、一般に開放されているところは少ないようだ。駅前に「駅前温泉」と呼ばれる公衆浴場があり、数年前に入ったことがあるけど、最近は営業しているのか不明。インターネットで発見した「走り湯浜浴場」へ向かってみる。

幸い、コンシェルジュでゲットしたガイドマップには「伊豆山浜浴場」との記載も有る。しかし熱海は歩きにくい。町の中を車が走り回り落ち着かない。さらに熱海の町は駅から浜に向けて急激に下る。さらにさらにこの暑さ。大汗をかき、日陰を選んで歩くこと20分ぐらいかなー。浜浴場に到着。浜浴場は熱海駅から国道135号線で伊豆山方面へ向かった伊豆山神社の階段下にひっそりあった。

ここまで来ると、観光客の姿も無い。地元のジイチャン、バアチャンが数名たむろ。浴室に飛び込めば私一人。温泉のバルブを全開にして一人だけの温泉を楽しんだ。熱海はバブル崩壊後の荒れた施設も多いけど、湯量は豊富だ。チョイと塩気はあるけどサッパリした湯が豊富に供給されている。

風呂上り、まだ強い夏の陽射しの中、海岸方面へ向かって歩く。なぜなら駅に向かうには急坂を登らねばならぬ。お宮の松を越えると熱海サンビーチ。海水浴客の姿も多い。若いオネエチャンの水着姿も見ることが出来て嬉しかった。しかし、暑い。駅に戻る急坂を登る気も起きず、バスに乗ってしまった。バス料金170円。こんなところでバスに乗ってしまう自分自身が情けない。

復路は熱海発6時11分。ホームライナー(追加310円)で浜松、豊橋経由で金山着は9時46分。約3時間半で帰還できるなら熱海も近いね。(2012.8.8)

●主な出費
昼食(シウマイ弁当):750円
東海道線快速グリーン料金(平塚>熱海):750円
浜浴場入浴料:350円

 【浜浴場の小さな看板】

【シウマイ弁当・崎陽軒・750円】
【私はこの伝統的な弁当が好み】
【現在絶滅が危惧されている経木の香りも楽しい】
【東海道線快速グリーンへ持ち込み昼食】
【グリーン料金750円の価値あり】