老沢温泉は西山温泉にあるかなりディープな湯治宿。以前、一度来た事が有るけど、なかなか渋い温泉なのだ。夕方5時を過ぎていたので、入浴できるか不安だったけど、宿泊者のために「入浴不可」などとの気配はまったく無く、入浴できた。まあ、宿泊者の気配も無かったけどね・・・。
そこで、急遽、車中泊はやめて、自炊宿泊に変更。自炊一泊3500円+入湯税150円。テレビを見つつ、広々とした布団で寝るのは良いねえ。当然、温泉にも数回浸かり、十分元は取った感じ。オバチャンがカボチャの煮物をサービスしてくれたけど、ホコホコの黄色い物体は一見、黄色の土状の塊に見えるけど素晴らしく美味しかった。この日の夕食のメインはいただき物のカボチャであった。
老沢温泉はシンプルなコンクリートの三畳程度の浴槽が三つ。突き当たりの壁には神様が祀ってある。その三つの浴槽に高温の源泉が流れ込む。各流入口には小さな石が置いてあり、その石の置き方で流入量をコントロールする。まともに湯を入れると、熱くては入れない。
その温泉はちょっと塩気を感じる濃厚な湯だ。遮られた陽射しのほのかな明るさの中で、神様に囲まれて入る温泉は、なかなか神秘的。以前、福島県の観光ポスターにも紹介された温泉だけど、いつまでもこんな雰囲気を残してもらいたいものだ。(2013.9.12/木)
◆行動記録
6:30 起床
朝食(クラッカー、コーヒー、桃、梨)
8:00 草津・道の駅出発
9:40 湯宿温泉手前・富沢家住宅(341キロ)
11:30 六日町(406キロ)
へぎ蕎麦、天ぷら(1060円)
田子倉湖手前で道を間違え13キロロス
14:30 旧JR田子倉駅(496キロ)
16:30 会津板下・立木観音
17:15 老沢温泉(600キロ)
【新潟の小出から会津に向かう六十里越えの田子倉湖の脇に只見線田子倉駅がある、もとい、あった。今年から駅が廃止になった。まあ、周囲にまったく人家もない場所に駅があったこと自体不思議だったけどね。ここは冬はまさに豪雪。JRはほとんどトンネルの中】
【老沢温泉はコンクリの浴槽が三つあるだけ。高温の源泉のほかは、水無し、シャワー無し、当然、露天風呂も無し。混浴だけど、神様はいるかもしれない。なぜか写真のピントが合わない。】
【風呂にはこの階段を下る。沢のそこから温泉が涌くらしい】
【建物はしっかりしている】
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